画面のレイアウトが乱れる方へ

チョレート王国ベルギーのブリュッセルとチョコレートへのこだわりを見せるパリで、幾つかのショップを巡って来ました。
 ショーウィンドウの見事なディスプレイとともに、個性豊かなチョコレートたちを御覧ください。旅行の予定がないから関係ないわと思ってはいけませんよ。御紹介するショップ(メーカー)の大半は、今や日本に上陸済みなのです。日本にいて、食べ比べも可能な時代なのですね。
 もちろん、予定のある方はお出かけ前の参考に、あるいはお出かけする誰かにリクエストするお土産チョコの参考としてもお役立てください。
 なお、1部を除いて、チョコレートはこちらの好みで詰め合わせてもらったものです。
                         03/01/23


LA FONTAINE AU CHOCOLAT(ラ・フォンティーヌ オ ショコラ)パリ

 
99年に訪れた時に、偶然に通りかかって見つけたのが、ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラでした。

 当時、我が家ではメゾン・ド・ショコラへの執着がに高まっていた時期で、その他のチョコレートショップへの事前情報は皆無の状態でしたから、短い散策の途中に現れたチョコレートショップに、カルチャーショックとも言うべき衝撃を受けたものでした。
 手持ちのガイド本には紹介されていない店で価格帯も不明でしたけど、遭遇したのも縁とばかりに、チョコレートと、マロングラッセの購入にトライしましたが、結論から言えば、この店はメゾン・ド・ショコラよりも幾分高かったです。パリではチョコも安いだろうと言う安易な期待は、実はこの店で砕かれたのでした。

 ところが、この店、手持ちの...どころか、書店に並ぶ(帰国後にチェックしました。)どのガイド本にも紹介がなくて、わたしは他の店と何度か混同したものでした。 地図上の位置に確信を持っていた主人が「ここだったかも!」というわたしの発見をことごとく却下。ついにチョコレートがダラダラと流れていたあの通りの店という長い通称出語られることになってしましました。
 
 2年後、ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラという店名を確認してスッキリしたのはいうまでもありません。
 美しく彩られたショーケースのなかで、ダラダラと溢れ流れ出るチョコレートのディズプレイも健在でした。
 ガラス越しの撮影で、分かりにくいかと思いますが、3段に重ねられた茶色いホードのようなものの上を流れ落ちている、もっと濃い茶色の液体がチョコレートなんですね。かなりインパクトがあります。ただし閉店後はチョコが止まるので、「なんぞや?」と思われかねない物体に格下げになります。
 

 ブリュッセルからの帰り道故、我が家のトランクには相当量のチョコレートが詰まっていましたし、ブリュッセルでもチョコレート価格になれてしまった後となっては、高くて...ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラでは再会の記念に10粒程を購入したにとどまりました。こちらが選んだ一粒チョコを縦型の袋の上からポンポンと入れてくれるという、値段のわりには大胆な取り扱いも特筆ものかもしれません。(初めての99年は、悲しかった...。)もちろんプレゼント用には箱も用意されていますが、あらかじめ詰め合わされたものも含めて、パッケージは中身の価格程には重々しくはありません。お土産には...ご存知の方向き限定品とした方が無難かもしれませんね。
 

 ただ、さすがに記憶が曖昧になって(少ししか食べていないので)断言するには躊躇があるのですが、ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラのチョコは、パリの他のショップのと比べて、甘めだった印象があります。もちろんフレーバーにもよりますが、ミルクチョコレートのクーベルチュールも多く、子供でもおいしいと思える風味は、ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラのセールスポイントになると考えます。

 残念ながら袋の中に放り込まれたチョコレートのイメージが見当たらないうえに、これがラ・フォンテーヌ・オ・ショコラのものと特定できるイメージがないのですが、おそらく...というところで、撮影日時の合致する中から消去法でピックアップしたのが左の1枚...。
  しっかりめのクーベルチュールが(パリの)他店との違いだったという記憶がたよりの1枚ですが、どうしてひっくり返っているのかが全く不明。無関係のものだと困るので、別のイメージをを紹介しておきます。

 パッケージも、ブランド名も違いますが、MICHEL CLUIZELという名前に見覚えがあったことからつながりました。

 実は、パリの店で入手したカードに記載のHPアドレスにアクセスしても稼働が確認できないのですが、トップページにMICHEL CLUIZELの名前があらわれるんですね。つまりラ・フォンテーヌ・オ・ショコラはミシェル・クリューゼルのブティックなのかも...と推察してたら、もう一歩、踏み込んだ変化がありました。どうやら、パリの店名自体がLa Boutique Michel Cluizelに変わった様子なのです。

 となると...もしかしたらと引き出しを探してみたら、やはり出て来ました。
 バレンタイン時期に購入していた、MICHEL CLUIZELのパンフレットと、念のためにと撮影していたイメージ!


 ひと粒チョコの形が、メゾン・ド・ショコラジャン・ポール・エヴァンのそれと異なっていることをご覧くださいね。
 購入時、ミッシェル・クリューゼルラ・フォンテーヌ・オ・ショコラが繋がっていなかったわたしは、9粒入りのこの詰め合わせを見てガレを連想したくらいです。パリのブランドとしては一粒も大きめです。


 自由が丘にあったはずのラ・フォンテーヌ・オ・ショコラが現在も健在がどうかは未確認ですが、知らないうちに(自由が丘にコンタクトをとるまでもなく)我が家はラ・フォンテーヌ・オ・ショコラのチョコとの再会を果たしていたのでした。
 日本国内にミッシェルクリューゼルのブティックは確認できませんが、デパート等を通じて、出会いのチャンスはそれなりにあるようです。

 下記アドレス上部で>ラ・フォンテーヌ・オ・ショコラのパッケージをご覧いただけます。
 その内に、クリューゼルのHPに統合されるのではないかと思います。

 
 http://www.laboutiquemichelcluizel.com/chocolats/index.php
 http://www.cluizel.com/ (クリューゼルのHP 2005年10月21日確認済み)

                                    05/10/21 


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