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ローマ、フィレンツェ、ヴェニスを12日間の急ぎ足で見て参りました。 観光名所やお勧めスポットなどは、美しい写真と共に多くのガイドブックで詳しい紹介を見ることができますから、ココで観光ガイド的な旅行記を展開することには、あまり意味を見出せません。 たとえば、コロッセオの迫力を説明して、それを見たわたしの感想を伝えることよりも、駅前で剣士の衣装を付けたおじさんと一緒に写真を撮ってから、請求された金額が果たして妥当なものだったのかどうか、いつまでも悩んだというようなエピソードを中心に進めていくつもりです。 01/01/16 ![]() |
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![]() もう、かなり前になりますが、英会話のクラスで、話題が海外旅行に及んだ時のことです。アメリカ人の先生の大きな疑問が「日本人は(この場合、多くの日本人は、と言うべきでしょうね。)、どうして、ホテルにそれ程のお金をかけるのか?」という事でした。朝から晩魔で、観光と買い物、清潔なベッド以外に何を望むのかと言うのですね。昼間のクラスにいたのは、(年齢差はあるものの)主婦ばかりで、日本人を代表した(?)生徒側の意見はおおむね一致していました。 「だって、ホテルで旅の印象が決まるようなものだものね。」 リーズナブルなホテルをうまく活用する人も、それなりに知られたアメリカンタイプのホテルなら設備の面で問題がないと割り切る人も、少なくないと思います。 でも、 海外旅行なんて、次はいつ実現するか(次がないかもしれない...。)分からないような、大きな大きなイベントに違いない我が家では、街の景観や美術館の作品と同様に、ホテルにも感動を期待してしまうんですね。パックツアーで紹介される「...同等クラスのホテル」の正規料金に数万円以上の差がある現状では、人任せにしたのでは期待はずれの可能性も大きくなります。今回も、ホテルは自分たちで決める事にしました。 12月末の旅行に備えて、ホテルを検討し始めたのは1月です。 書店に並んでいるホテル案内の中には、会員になるか、あるいは一定の手数料を払うかして、紹介されているホテルを特別価格で利用できるものもありました。この、特別価格というのはカード会社やホテルチェーンなどいたるところに転がっていて、同じホテルでも、予約をする窓口によって料金が違ってくるのですね。 各都市、いくつかの候補を選んで、一番魅力的な料金を提示しているところから問い合わせましたが.....これがまあ、そうそううまい話は転がってないもので、大半が最大の割り引き料金を表示しているのです。電話をかけてみると、部屋の空き状況どころか、料金も問い合わせないとわからないということなのですね。確かに、3ヵ月単位で(取り扱っている)ホテルの料金を日にち別に明示している窓口でも、年末年始は取り扱わないか、料金問い合わせでした。 また、 前回、パリに行った時に利用した窓口は、暮れの31日の料金まで明示しているところで、話も早いのですが、イタリアのホテルについてはあまり得意ではないようで、割り引き率も低い上に、都市によっては候補のホテルがないのです。 結果的には、今回はインターネットが大活躍する事になりました。 ところで、候補のホテルをどう絞り込んだかという話ですが....。なにしろ、治安についてあれこれ言われるイタリアですから、環境のいい場所にあって、バスタブが備わっていて、24時間のルームサービスがあって、トランク2つを一度に広げられる程度のスペースの余裕がある、ヨーロッパタイプのホテルという希望に、ホテルの写真や、説明、ミュシュランの評価を加えて、ピックアップしたものに、価格で折り合いが付かないトコとはお別れをしていきました。 でも、どの本でも、ホテルの説明って、マイナス面は書かれていないんですよね。 そこで、最後に強い影響力を持って登場するのが、某月刊誌に掲載された「泊まって調べた ヨーロッパの一流ホテル 実力ランキング」の結果なのです。これが、何と、92年の8月号なのですが....。 室内の広さ、快適さ、バスルームの備品、立地条件、スタッフの対応(わざと、忘れ物をしたり、コンセルジュに分かりにくい事を尋ねたり、夜中に急に頭が痛くなったりするんですね〜。)などを採点して、総合順位を付けるというもので、ウチではいじわるランキングと命名しています。この後こういう取材費のかかりそうなランキングは掲載されなくて、8年以上も前のものとはいえ、今も貴重な情報源なのです。(昨年、一部の地域でのランキング、最新版が掲載されました。)ロンドンのフォーシーズンズ、パリのブリストルは、このランキングで2位になったホテルで、(一等賞のホテルは、高い料金を払って、気を遣いに行くようなもので、自分達にはくつろげないということが想像できましたから、パス。)実際に、利用しては「やっぱり、いじわるランキングは正しい!」と再認識してきた資料です。残念ながら、イタリアはローマの情報しかありませんでしたが、今回も、すべての条件を満たしていても、いじわるランキングでボロボロにコメントされているホテルは避けました。 以下、最後まで候補に残って、お別れしたホテルとお世話になったホテル、その決め手となった理由です。 ローマ ![]() 代わって、急浮上したのが、8年前は改装の為にクローズしていてランキングのチェックを受けていなかったエデンでした。リニューアルオープンは95年(たっだと...)で、古き良き伝統と歴史を誇る外観はそのままに、客室内部は新しいということで、第一候補になったのですね。ただ、室料は高く、スタンダードルームの広さのそれなりのようでした。 ホームページ上では、割り引き等の案内がないので、(前年度の案内では)割り引き率の高い窓口に、宿泊希望日を告げて実際の価格を問い合わせました。数日後、戻って来た解答はいわゆる正規料金で、「贅沢ホテルに割り引き価格で泊まる」というキャッチコピーはどこへいったのやら...。 ただ、それよりなにより、エデンとお別れする決心をしたのは、予約を入れた時点で全日ぶんをクレジットから引き落とし、キャンセルしても払い戻しはないかもしれないというただし書きのせいでした。 だって、10ヵ月も先の部屋代を全額前払いっていうのも妙なら、払い戻しにも応じられないって.....そてはエデンが言っている事なのか確認しましたけどね。そういうことを言ってくる可能性があるという返事なんです。 立派な本を出している予約代行の窓口でしたけど、ここのせいで、真相はともかくエデンの印象はものすごく悪くなりました。 それで、振り出しに戻るかたちで、候補のホテルをインターネットで検索していて、エクセルシオールの驚くべきプランを発見しました。3泊以上の条件で、朝食付き、60万リラを切るお値段でした。1泊だと同じ日にちでも80万以下では出てこないホテルです。その上、3泊すると4泊目は無料だという...。 主人の帰宅を待って、ふたりで確認しましたが、わたしの英文解釈が間違っていて、4泊目を支払う事になっても、お徳なプランであることに間違いはなく、もともと候補に上がっていて、いじわるランキングも3位のホテルですから、ココに決めない理由はありませんでした。オンラインで予約も可能でしたが、日本の窓口の電話番号が紹介されていたので、翌朝、電話かけました。 最初、「エクセルシオールで、そのお値段では...。」と言っていたスタッフも、インターネットで見つけたと伝えるとすぐに調べてくれました。4日目(ウチの場合は12月31日にあたります。)が無料ということにも、まさか...という思いがあったようで確認してくれたのは、ありがたかったです。電話で、予約番号をもらいましたが、数日後、ホテルの所在や支配人の名前などどいっしょに、宿泊条件が記載された予約確認書が送られて来ました。 上のイメージは、エクセルシオールのロビーです。 ヴェニスと言えば、ホテル ダニエリ! |
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