関空のホテルで後泊

　帰国便の関際空港到着は午前中の比較的早い時間でしたから、本来はそのまま、千歳行きに乗り継いで帰宅というところですが、わたしたちは日航ホテル関西空港に後泊の予定をたてました。

　当初は１日の余裕を持って帰宅するつもりでしたが、関空〜千歳便、乗り継ぎが確実なところだと帰宅予定時間が遅くなるのですね。夏なら問題もないのですけど、10日以上も火の気の耐えた北海道の家は寒いのです！　凍結防止の為に水道も元から止めて出るくらいに冷え込むんですね。午後9時を回ってから冷たい家に戻っても、すぐには活動できません。
　下手をすれば、今度はマトモな朝ゴハンが危ぶまれます。パンは冷凍庫にあっても、野菜やハム、卵も処分して家を出ますから、冷蔵庫の中はほとんどなにも入っていない状態なんですね。
　翌日に買い物にでるまでは、自宅といえどもお風呂に入って寝るだけの空間です。
　それならば、いっそ帰宅当日はホテルでクールダウン、きちんと御飯を食べて温かい部屋で寝て、エネクギーを補充してから“日常”に戻ろうということになりました。
　
　当日の乗り継ぎ便で帰宅が可能なのに、こちらの事情で翌日の便を予約したわけですからイタリア旅行に一環とはみなされませんでした。帰りの国内線はしっかりと正規料金を請求されました。お正月休みの最終日とあって、割り引きはなしです。
　エネルギー充填のホテルに日航ホテル関西空港を選んだのは、空港直結の地の利故でした。
　翌日はできるだけ早く帰路に着きたかったので、ホテルの場所が何よりも優先されましたが、ここは利用経験があるので、旅の締めくくりとしては比較的快適な滞在が期待できました。
　
　成田と違って、他に競合ホテルがないせいか、室料はなかなか強気で、カード会社を通しても割引率は成田よりも低めでしたけど、見方を変えれば成田が値崩れをおこしているのかもしれませんね。

　ありがたいことに日航ホテル関西空港にはルームサービスがありました。
　朝も念願（？）の朝粥定食にありつけました
　室内も成田よりは大分広くてくつろげました。利便性とサービスと設備がバランスよく整っていて、旅の始まり（も本当はここから、が希望でした）や終わりに利用するには理想に近いホテルだと思います。
　本当なら、トランクを広げてローマのチョコやマロングラッセでティータイムというところだったのに....ミラノに置き去りにされたトランクを気にかけながらの、大阪の夜でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　02/12/17　

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