画面のレイアウトが乱れる方へ


                 

 2009年のグリーンシーズンを皮切りに我家で定番化したルスツで過ごすゴルフ休暇は、今年5回目を迎えました。

 期待値をほどほどにおさえてのスタートだったこともあって、当初から高かった満足度は安定し、滞在の時間に比例して、ルスツへの愛着も深まりました。幾度かの利用を経て、ルスツリゾートの現状が一過性の物ではないことも確認出来た気がします。言い換えれば、これまでの体験記録レポートはおなじみの情報のくりかえしになる為、今季はリピーター目線の主観と、好意のエッゼンスを加味してスタイル違いのレポートを試みます。
 参考資料としての有益製も意識して、チェックッポイントも判り易く抜き取りました。

 



     



 ゴルフシーズンの滞在日程を決めた我家は、ルスツの公式HP上で、ゴルフプラン、ジュニアスイートの予約を3月下旬に済ませました。スキーシーズン終了前から夏期プランは随時発表されるので、主人の休暇の確定を待たずに、とにかくJジュニア スイート客室の確保しました。この段階で、予約を入れるリスクは、万が一のキャンセルや日程の変更の手間野他にはありません。夏休み前の平日ですし、そう急がなくても満室になることは...とはいえ、ジュニアスイートとファミリールームは数が少ないので、希望の客室の確保は最優先事項なんですよね。
1泊、朝食付き、1ゴルフプレイのプランで5泊、到着した日のプレイは無理なので、ゴルフは宿泊翌日ということになり、5泊目のプレイは6日目、チェックアウトの日になります。そのため、レイトチェックアウトをお願いして、朝一番のスタートをリクエストするのがいつものパターンなのですが....ルスツで5泊は初めてで、(トマム時代にさかのぼっても)5日連続プレイの経験もなく、しかもチェックアウト日は3連休の前日で、フツーに考えれば、レイトチェックアウトも頼みにくい日程になっちゃったんですよね。そこで、一泊はゴルフ無しのプランを希望したい旨を、メールで伝えました。
 予約担当者からは,変更(ゴルフプラン5泊からゴルフプラン4泊、プレー無し1泊)完了の返信が届きました。

 客室以外のコトは、飛行機の手配が済んでからと考えていたところ、担当者からのメールには、宿泊日まで未だ日にちがあるので、(他のプランなども見比べて)変更があれば連絡をという案内といっしょに、ゴルフのスタート時間やコースの希望が決まれば知らせるようにとのアドバイスがあったので、これも、4月2日には決めました。空きがある限り時間の変更は可能で、調整が必要な場合は随時連絡をとの但したきつきで、早めに決めてしまうことへのストレスはありません。予約の窓口はオンラインですが、担当者の対応は早く、丁寧でした。

 飛行機の予約は2ヶ月前。
 往路は予定通りでしたが、帰路野午後便が全滅(選択不可)で、確保できたのは,当初の予定の翌日の11時台の便でした。ルスツから空港に向うバスの最も早い便でも空港到着予定時刻は飛行機のスタートの30分前と言うことで....無理をせず最終日は札幌駅前のホテルに予約を入れました。ルスツ5泊、札幌1泊、ゴルフ4プレイ(タワーコース、ウッドコース、 泉川コース タワーコース)の日程確定後、残すは食事の手配と空港、ルスツ感のバスの予約でしたが、これらは万が一(キャンセルや変更)の場合に迷惑をかけますから、出発2週間程前まで待って、レストラン事務スタッフとコンタクトを取りました。バスはオンラインで予約が出来ましたが、帰路のフライト情報は予約バスの時間にあわせて調整しました。
 レストランは今季から予約が可能になっている風花、風花(鉄板焼き),ベルビューの順に1日置き。2日目と4日目は、オクトーバーフェストかセブンイレブン(?)で軽く済ませる予定をたてました。

チェックポイント
 ルスツでは今季から域部レストランで予約を受け付けています。ピーク時でもない限りわざわざ予約をしなくても...と言う判断もありますが、予約も受け付ける風花、ベルビューとは異なり、鉄板焼は(8席)完全予約制です。また、用意されている3コースの内、2コースは、利用3日までの予約、リクエストが必要とのことで、現地入りしてからでは利用できない(利用はできてもコースの選択肢が無い)という状況が起こりえそうです。興味のある場合は、出発前の予約が安心です。

 旅行会社企画のゴルフパック等でコースの選択不可の場合でも、チェックアウト日のプレイはタイムロスの少ないタワーコースが優先されることが多い気がしますが、ルスツのオリジナルプランでは、スタート時間、コースのリクエストが可能です。ただし、4つあるゴルフ場は、それぞれに定休日が設けられています。滞在の計画段階で、時間的に余裕の少ない日にタワーコースが営業しているかどうかを確認することをお勧めします。自力で動くことができるタワーコースに対して、泉川コースの送迎は随時、リバー&ウッドコースは、一定のスタート時間でくくられて、送迎バスの時間が決められます。



 到着日、空港からルスツに向うバスの前半分程は国際線利用のゲストで締められていました。バス後方座席での移動は、初めてのことでした。ご近所の国からのゲストが多い時期だったようです。(そういえば、昨年のゴルフ、本日の※※ゴルフコースで日本語を話すのは※※さんだけかも...などと言われましたっけね。) 我家を含め、到着したゲストは皆チェックインの手続に案内されました。規約に明記されたチェックイン時間 までは1時間余りはやめでしたが、2009年以来、チェックインの時間まえだからという理由で待たされたことはありません。客室の準備ができてさえいれば、ゲストが到着した時がチェックインの時間という、おもてなし精神が定着したようです。混んでないから出来ることと考えてはいけませんよ。もちろん、混み合っていて出来ないケースもあるでしょうけど、我家も、タワー満室の時期に利用した経験がありますし、今回も、小、中、高校生の修学旅行とおぼしき団体客もおおく、それなりに客室は使われていたと思います。
 そもそもは、かつてルスツではガラすきのときでも、チェックイン時間前に客室に案内されることはありませんでしたし..規定の時間までに準備をすれば良いとなれば、清掃は、たとえば朝食サービスを終えたスタッフが担当すればいいという発想にもなるわけで、つまり、到着時に客室の準備ができているかどうかというのは、ゲストを迎える姿勢の問題なんです。サービスを越えて、ホスピタリティーが存在するか否かという話です。

 我家でも、以前のルスツタワーと国内のホテル2〜3カ所で、チェックインは※時からなので(お待ちください。)と言う案内を受けた経験がありますが、そういう場所で共通していたのは、お待ちくださいというスタッフから謝辞はなかったということでした。ま、サービスの開始時間を伝えただけで、お詫びが必要な落ち度は何もないんですけどね。
 でも、明らかな時間外であっても、迎える準備が整っていないことを申し訳ありませんが...と切り出すホテルもあるわけで(昔のスポルト。9時前に到着してしまった時。)......未だ部屋は使えませんよという、ゲストにとってはありがたくない情報を、あたりまえのこととして伝えるホテルのサービスは、ルールがが作成されたところでとまってるんですね。
 ルスツは、いつの間にか、ちゃんと動き出してました。良かった。


チェックポイント
 チェックインの時間はゲストの承知のことですから、まだだよと言われてなんで?と憤るゲストもいないと思いますが、まだだよと言わない努力をするtころと、そうでないところとに生じる差はスタッフ力です。前者の環境に置いて、対応力、柔軟性、観察力に気遣い、配慮が育ち、かつ活かされることが、個々のスタッフのスキルアップに繋がると、わたしは思っています。そして、今時...と批判の間とになった遅くて古いリフトだって何の園と通い続けた久トマムユーダーにはいまさらですが、ゲストをリピーターに、リピーターをファンにかえる、決め手の引力は、スタッフなんですよね。

 
 ルスツでも、特別なことはなくても、フロントで、レストランで、あるいは通路ででもスタッフと言葉をかわす機会には、ちゃんと相手を見ることが、最初の一歩です。次に訪れた時、前に見かけたスタッフの存在が、ルスツをちょっと、特別な場所に変えてくれるはずですから。



 一期一会の稀少感が魅力を増すことの多い観光旅行とは違って、リピートを前提にした滞在型の、いわゆるリゾート地には、(過渡期はともかく)変化の刺激よりも変わらずに在る安心感が優先されるとわたしは思っています。非日常の中の馴染み感が重要で、利用を重ね、記憶を紡いで、慣れた場所でこそえられる、ゆとりの快適さがあります。
 慣れが理解を、理解が愛着を深めて、多少のマイナスポイントにも、無理せず折り合いがつけられるように....、例えば、一見なら何やってんだよと眉をひそめるところを、苦笑ですませることができるというわけで、馴染み感が気持ちに及ぼす影響は小さくはありません。

 アルファ・リゾート・トマム繋がりのスタッフのおかげで、ルスツへの慣れがとても早かった我家の場合は、その傾向も顕著でした。一昔前ならこんなところにがあるなんて興ざめ!と言ったに違いないコンビニも、あればあったで便利じゃないのとか、レストランの予約ができなくても、料理のリクエストは出来るんだし、物は考え様で、何時までに行かなくちゃと時間に縛られることが無いのも悪くないかも....などと、再訪当初はトマムとは違うんだから我慢しなくちゃと考えていたあれやこれやもたいした問題にはならなくなっていました。

 とはいえ、...だったら良かったのにという話は、もちろんありました。混雑時を避けて利用する以上はやむをえないとはいえ、滞在期間中に、興味のあるし悦やアクティビティが未稼働で、がっかりしたことは幾度もあります。でも、今季から、我家も体験出来るニューアイテムが増えました。一つは対面式の鉄板焼きコーナーです。設備はあるのに...もったいなく思っていた鉄板焼コーナーが、完全予約制ながら営業を開始しました。(鉄板焼きレポートは後述)
 もう一つが要諦ゴンドラ。昨シーズンは週末限定で運行していたウェストゴンドラが、今季は毎日、しかも、時期によっては時間枠を拡大して(早朝、日没)の営業となりました。冬期にイゾラ山頂からの景観に感動して以来、グリーンシーズンも(山頂からの景観を)見たいよね戸言い続けて数年、今年は2日目と最終日に2度、ゴンドラに揺られてウェスト山頂に降りてきました。

 上イメージ(目玉の羊蹄山は左側に見えます。)7月8日と12日のゴンドラを降りて幸せの鐘を正面に見たものですが、夏のピークに向けて、観賞環境が急ピッチで整えられていました。
 鐘に向う道をはさんで、高さに差を付けたテラスが作られるようですね。

 山頂は意外に広くて、イメージと反対側に進んだ先の広場からは(わずかながら)洞爺湖が、ゴンドラを降りて右側に少し坂道をのぼると、ルスツリゾート全景が見渡せます。(右イメー^ジ タワーの右手にタワーコースが続きます。中央奥は多分、泉川コース。)夏期名称が羊蹄ゴンドラといわれるだけあって、羊蹄山側の他は自然な状態で、見下ろすには少々視線の角度が....。高見台などもないので、子供はだっこか肩車が必要かもしれません。自己責任で冊はなし。しげった草が邪魔でも、むやみに前に出るのはやめましょうね。

 帰路のゴンドラからは、遊園地エリアがよく見えました。
 ルスツの夏祭りに(夏休み期間)にむけて、観覧車前に広場に光の迷路も制作されていました。


チェックポイント

 羊蹄ゴンドラ乗り場は、遊園地入り口手前にあります。雪が無いシーズンは階段口までは少し坂を下って、ゴンドラ乗り場までは外階段を上ります。歩行にハンデがあるゲストの為の別ルートがあるかどうか(利用が可能がどうか)は確認してくださいね。この時期は、花壇も整備されているので、入り口までの散歩も悪くはありませんが、建物内を通ってもすぐ側まで移動出来ます。
 
 また、無料のロードトレインを利用する場合は遊園地入り口前が最寄りの停留所になります。ロードトレインは1台が一周を約25分かけて周遊運行しています。方向が逆だからと待つ意味はなく、反対方向に進んだロードトレインが戻ってくるのをその場で待つのも、乗って一緒に戻って来るのも経過時間は同じです。時間節約のために歩くことを選択しないのであれば、どこであっても乗ることをお勧めします。


                   13/07/22 

 





 
 上イメージは初日の風花、お任せでお願いしたコースの造り(2人分)です。長いお皿の下の、色変わりの部分は材質がちがっていて、直置きしたらテーブルに瑕が付くような陶器の皿を置いても大丈夫な仕様になってました。その為にではないでしょうけど、今季は、風花のテーブル(椅子も)が新しくなってました。オクトーバフェストのように、雰囲気もガラリと変わったと言うことではないので、こういう場面では気がつくのは主人の方がはやいんですよね。言われてみると、確かに....全面的に入れ替えられていて、数年前は朝食のビュッフェカウンターになっていた鉄板焼きコーナーも、予約に備えて整えられていました。これまでの備品の痕が全く気にならないことから察するに、床材も張り替えられたかもしれません。 スタッフの話では少しづつ手を入れているとのことでしたが、別のレストラン担当スタッフは、ビックリした!そうで...けっこう大掛かりな内装リメイクが行われたんだと思います。聞くところによると、かかしも掘りごたつ仕様にリメイクされたそうで、レストラン施設は『お色直し』の時期にさしかかっている様子です。
 昔からの常連さんの中には、使い込まれたテーブルの瑕が懐かしいという意見もあるのでしょうか? 
 馴染み感重視の我家でも、例えば風花がビュッフェになったとかならひと騒ぎしそうですが....今のところルスツレストラン施設の変化は歓迎しています。新しいテーブルもしっかりと重量感があって、綺麗になったけど(前のよりも)質が落ちたというデメリットもありませんしね。

 綺麗になったテーブルで頂いたのは、北海道ならではの食材が多用された、風花流創作和会席と命名したくなるようなお任せコースです。
 グリーンシーズンも5回目、しかも同じような時期の利用なので、全部が初めての料理というわけではありません。前菜の一品、とうきびすーぷやズッキーニ寿司、それにご飯のミニ雲丹丼は昨年も感激させられた料理で、今季も再会の喜びをくれました。
 (とうきびの)スープは昨年よりもあっさり目。前菜としてはこのくらい方法がいいという主人と、昨年の濃い味が懐かしいわたしと.....どちらかといえば程度のレベルで、ちょっと好みは分かれましたが、これは1年の間にレシプが改良されたという話ではなくて、素材の持ち味の差だったようです。
 黒サンゴ胡瓜ごま味噌や、人参ピクルスは、素材の力強さを活かしたシンプルな一品でした。そして、前菜で早々と登場した鮑は、ポテネーゼ和え。
 ダジがしみ込んだ沢煮仕立て、玉葱スープを纏った蒸し鮑、海宝漬け...風花では常に(多分)鮑をいただいていますが、今季のアレンジは初物でした。鮑に絡み付くポテトの甘みが、ポテト好きのツボにはまるひと品でした。今回の前菜、まるごと次回も同じでも良いと思う一方で、いつかのルスツ大根ステーキもおいしかった、キノコの酢の物もよかったよねなどと、記憶が蘇りました。

 記憶の中のいつか...は,帰宅後にメニューを調べたところ9月の献立だったことが判りました。昨年も、一昨年も9月には行っていないので、キノコものから遠のいてたんですね。かわりに最近は塩水雲丹をたっぷりいただいてるんですね。あらためてみると、北海道らしさに加えて、季節感も半端じゃありませんでした。
 その、季節が少々ずれ込んで、雪解けが遅かった結果、今年は意外な自然の恵みにも出会えました。例年なら終了している山菜がおくれて収穫されていると言うことで、登場したのが、蕨、地蕗、地竹の田舎煮だったのです。金沢の治部煮を連想させられる仕様で、出汁のおいしさは、言うまでもないですね。
 和牛の煮物がこんなに柔らかくし上がるなんて...とビックリしたことがありますが、今季は、太い地蕗が柔らかくないことに驚きました。いやな繊維質はスッっと切れて、食感は固めのサクサク...。和牛の煮物の添え物であった地蕗とは別ものでした。
 おくれてきた旬の威力を見せられた思いでした。

 その意味では、とうきびの旬は始まったばかりと言うことになるでしょうか...。
 でも、今年の北海焼きには、ちゃんととうきびが入ってました。(下イメージ)北海焼きは、一昨年が初物で、今回は2度目ですが、メイン素材は鮑に変わって今回はタラバ蟹。一昨年は玉葱の甘さに感激しつつ、見えないとうきびがどういうかたちで使われているのか憶測を重ねたものでした。実は....いいとうきびが入らなかったので、とうきび無しだったというオチが付いた料理です。
 鮑の北海焼きは食感の妙が楽しめましたが、玉葱の甘みを吸い込んだたらば蟹の風味に、わたしは一票。選べといわれれば...北海焼きは、タラバ素材でお願いします!と....。とうきびいりで。たらば蟹素材の北海焼きの食感担当はとうきび、甘い味付けは、玉葱に一任ですね。

 もともと日本料理というワクには縛られていない印象のある風花ですが、この日の合肴は、柔らか蛸と帆立貝と北海縞海老のサラダ仕立てでした。(下イメージ中央)烏梅酢入り人参ドレッシングで仕上げられた贅沢サラダは、まろやかな酸味のドレッシングに烏梅酢の刺激が融合した、風花風マリネ。
 烏梅酢は洋食のシェフからの直伝と言うことでした。和食処では、レアな範疇煮はいるひと皿ですよね。

 何が出るかお楽しみの風花の料理ですが、今季、レジの横に、料理の変更(差し替え)に対応するという案内が出ていました。これまでは気がつかなかっただけかもしれませんが.....夕食(日時)の予約を受け付けるようになったのを期に、ゲストの目に付くように提示された案内のようにも思えます。
 食べられない食材や苦手な料理など、残すよりは、差し替えてもらった方がいいですよね。対応のコースは限定されていませんでした。夕食券対応コースをはじめ、定番のメニューは店頭にもだされていますから、必要は場合は時間の余裕を持って、相談することをお勧めします。


 

チェックポイント

 2013年より、風花は、予約が出来るようになりました。 予約しなければならないのではなく、希望があれば予約も受け付けるということで、これまでどおりに予約無しの利用でも問題はありません。ですが、混雑時に順番を待っているところへ、並ばずに案内されるゲストをみて「なんで?」と思わないために、予約が出来ることを知っておいてください。同じことでも、状況を理解できるかできないかで、気分は随分違います。
 行動の予定がたって、なおかつ混んでいそうな気配を感じた時には、積極的な予約がお勧め。

 料理に関して、風花では、ゲストが一般的な和食コースとして思い浮かべる枠を越えて、創造的なものも多く提供されます。
 自分の知る範囲で食べたい物をリクエストするよりも食べられない物を伝えるだけの方がベター。

 ルスツの公式HPでは、食材の旬を紹介しています。旬の食材は多用されます。例えばアスパラが苦手な場合は、滞在時期をを6月下旬ではなく7月上旬で検討するのが、満足度アップのための自衛策です。6月中旬しか行けないという時には、あきらめましょう。ただし、旬食材が苦手と言うことはしっかりと、レストラン担当スタッフに伝えましょうね。(..なんとかしてくれます。)

                                           13/07/31 

 




 

 イメージは風花、鉄板焼きコーナーのコースメニューのひつつ、きんきと蚫です。
 
 鉄板焼きで、用意されているコースは3種類で、鮑、きんき、たらば蟹が組み込まれたイメージのコースは、利用の3日前までに予約が必要でした。
 翌日の席の予約ができたとしても、コースは選択不可の1コースのみと言うのが、7月、我家が利用したときのシステムでした。ルスツHPでは3つのコースの内容が紹介されていますが、3日前までに要予約の案内がありませんね。前菜や食事の内容も少しちがっていますから、情報提供の時期がちがうようです。 HPの情報が最新の状況..かもしれませんが、いずれ予約をしなくてはいけないコーナーです。直前よりも、多少の余裕を持って行動を起こして、困ることはないでしょうから...3日前のキーワードは頭の済にいれておきましょうね。

 ところで、利用日に、わたしはカメラではなくビデオを持参し、撮影の許可も頂いたのですが、実はまともに撮影する間もなく終わって島しました。ビデオでなくちゃ撮りにくいと予想した、パフォーマンスが無かったからと言うのが、理由の一つ目です。炎を観せるフランベとか、調理器具を操ってのソース作りとか...派手な演出はなく、乱暴な言い方をすれば、本当に『焼くだけ』だったもので....。言葉を飾れば、シンプルイズベストの実演、ですね。味付けも塩と胡椒(多分)と、好みで...とレモンが添えられるくらいで、塩にしてもよくあるように高い位置からの振り塩...では無かったような気がします。アンチエイジングリゾートをうたっているルスツの鉄板焼きは、素材の持ち味を最大限に活かしたヘルシー(?)仕様と言えそうですが、それが、最初から意図されていたスタイルかといえば、半分は必然かr生まれた物なのかもしれません。
 というのも、鉄板の幅が狭いんだそうです。それが、設備があるんだからと(鉄板焼きの)営業を臨む声を聞きながら、総料理長が二の足を踏んできた理由だそうで、言われてみれば、四角い鉄板を囲んで座るのとちがって、ルスツの席は鉄板を前にしてのカウンター式なのですが、お客との距離が近すぎて、調理中の(油分や食材の)ハネや飛び散り煮気を使うというのもうなずけます。施設は現調理スタッフがルスツに関わる前のもので、ま、このスペースで、積極的にはやりたくなかったけど、要望におしきられて..という経緯があり様子でした。
 ゲストが被る不利益は何もありませんけど、例えばバターソースや洋酒コクが好みの方には、傾向が違う鉄板焼かもしれません。

 正直、わたしも、あ?ソースかからないんだ、野菜炒めはないんだ、〆はガーリックライスじゃないんだ...と、馴染んでいた鉄板焼きとの違いに多少の驚きはありました。強いて言えば、バタコーンが無かったのが残念だったくらいで、料理はどれも,(過去に堪能した鉄板焼きとと)遜色なくおいしかったです。気持ちは,鉄板焼きならガーリックライス!なんですけどね、身体は、昆〆平目のお茶漬けを喜びました。量的な問題で、わたしは完食を断念しましたが、主人はしっかりと食べたあとのサッパリお茶漬けを大変気に入ったようで、ペロリでした。撮影し損ねたのが悔やまれます。

 で、折角持参したビデオを活用し損ねた理由の二つ目が、食べるのと同時に話にも夢中になってしまったからなのでした。

 この日は、わたしたちの他にゲストはいなくて、野坂総料理長を2人じめ状態での夕食になったんですよね。
 カウンター越し、しかも幅が狭めで距離が近く、料理長はわたしたちの目の前から動かないという状況ですから、そりゃ、写真よりも話に集中するというものです。いえ、一応、ビデオでササッと写真は撮ったつもりだったんですけど、写真を撮るならデジカメだったね〜という結果になりまして....肉も、タラバガニも、以前よりもクセがおさえられて、かなり食べ易くなったヤーコンゼリーも、紹介できるレベルの画像にはなっていませんでした。
 でも、代わりに得たお話の方が、興味深く、有益でした。
 野坂氏が総料理長としてルスツに就任されたのが、およそ13年前、当時は我家の記憶にある通りに、食の評判は良くなかったそうで.....それから現在の状態に落ち着くまで(改善される間まで)5〜6年はかかったというのをうかがって、我家は最適な時期にルスツ再訪問チャレンジを決断したのだと感じ入りました。あと1〜2年早くトマムを諦めていたら....ルスツの食環境も未だ不安定な時期で.....どうしていたでしょうね。定着に至る満足を得られずに彷徨っていたかも知れないことを思うと、星野リゾート単独運営後も、トマムに執着し、諦めきれずにいた年月が無駄ではなかった気がします。
 目に見える部分も、見えない部分でも、 アルファ・リゾート・トマムがとりもってくれたルスツとの縁だったのかもしれません。
 
 食事の悪評判の払拭に取り組まれた総料理長のお話は、言うまでもなく、わたしたちにとって『そのと〜り!!」を連発したくなる内容で、とても、楽しかったです。

チェックポイント (または総料理長談話)
 ルスツリゾートのパンは、完全オリジナルのルスツメイド。クロワッサンがパリパリではなく、クレープのようなしっとり感が残る仕上がりになるのは、クリームチーズを塗っている効果かも...。食パンの素材、メイン小麦粉はゆめちからで、きたほなみ30%、はるゆたは10%の配合バランス 。宿泊者か遊園地利用者でなければ、自慢のパンの販売店(スカーレッツカフェ)に到達出来ないということで、近くの住人にはほとんど知られていないというのは、もったいない話です。
 宿泊利用の特権(?)で、持ち帰る場合は、店の営業時間にご注意を。

 ルスツの食材について、大地の恵みは、近郊農家との契約で、採れたてのこだわり野菜が確保されています。海の恵み尾は、和食の料理長豊浦漁港のセリでゲット。最近では岩内の海洋深層水と、それから作られた塩を使用。岩塩は陸の素材に、海塩は海の素材にマッチするのが原則ながら、岩内の塩はオールマイティーで、使い易いそうです。ちなみに鉄板焼きコーナーにはボリビアの岩塩がディズプレイされていました。ショップで販売されていたのは、ヒマラヤの岩塩(上イメージ.)...陸の素材に最適の塩です。

 ルスツでは宴会料理にも原則外注はなし。(ビュッフェでは少しは、既成ものが使われることもあるらしい..。)海洋深層水を多用し始めたのは、昨今急増している食アレルギーを持つ子供達(修学旅行生)への対応がきっかけの一つだったようです。

 野坂総料理長就任以降、食に関しては、食材の調達、メニュー構成など全般にわたって、調理人(現場)にまかされているそうです。ルスツのような規模で、ここまで自由に出来る(させてもらえり)ところは、もう他にはなくなってるんじゃないかということでした。もっとも、(営業などの)他の部署からは、コストダウンの要望もあるそうですが....それで元に戻っていいなら明日からでも簡単に(安く)できるけどね、と言い切れる総料理長の強気は、今日の結果あってのことでしょうね。

 グリーンシースンの食券対応の夕食の現地価格は、ピーク時4200円、それ以外の時期は4725円。多少のストレスが伴うかもしれない混み合う時期の方がお安く設定されているというのは、見過ごしがちな評価ポイントです。
 事前にオプションで購入出来る夕食券は、3675円。それで、しっかり甘みの乗った夕張メロンだって食べ放題なんですから...もう、充分。これ以上の安さを追究すべきではありません

                                        13/08/15 

 






 昨年、店内がリニューアルされて、ビュッフェレストランとしての環境が改善されたオクトーバフェストの、7月の目玉は夕張メロンでした。
 タラバ蟹が今年のテーマで、それに月代わりの旬の食材が組み合わせられるという趣向で、6月のアスパラにかわって、7月は夕張メロンだったんですね。
 時間制限無し、食べ放題のビュッフェで提供されていた夕張メロンが左のイメージ。相変わらすビュッフェの果物は太っ腹カットで、見栄えも食べ応えも充分でした。メロンの奥にはスイカ、グレープフルーツ、キュウイ(1個を半分にカットして提供) ぶどう....で、キュウイとグレープフルーツの間に在る赤いものは、プラム?でしょうか?
 この日、わたしは、夕張メロン以外のフルーツには手を出さない勢いで臨んだ為、他のフルーツに対する記憶は曖昧なんですよね。

 メロンは、独特の芳香が強烈ではいなかったので
(家の中に追熟中夕張メロンを一個でもおいていたら...玄関開けたら夕張の匂い!漂います。)どうかなあ..と思ったんですが、案ずるのも一口目まで!おいしかったです。香りは確かに控えめでしたが、強烈に香れば逆に弊害にもなり得るわけですから、ほどほどでよかったのかもしれませんね。
 海外客が多かったせいでしょうか、夕張メロンよりもタラバ蟹の方が人気を集めていて、何度も取りに行ったメロンのコーナーは、盛りつけが大きく崩れたり、果肉が傷つけられたり、果汁で回りが汚れたりすることもなく、食指が動く状態が保たれていました。確かにね、馴染みがないと、皮はぼやけた中間色、ペールオレンジの果肉の色素も濃くはないしで、ものすごくおいしそうに見えないんでしょうね。タラバはいつでもたべられるけど、夕張メロンは地域のみならず期間まで限定なのよと、アドバイスする義理もないわたしは、とても喜ばしい環境で、7月のテーマ食材を堪能しました。

 前夜は鉄板焼き、翌日はベルビューが控えていましたから、この日はメロンだけでお腹一杯になっても良い...つもりでしたが、並んだ料理を前にブレーキがゆるくなって、結局は、(懸念した通り)コースメニューの方がヘルシー(?)だったんじゃないの?と言う状況に陥りました。
 シェフズコーナーの天ぷらや焼物は言うまでもありませんが、なぜか...ラーメンやカレーまでもがおいしそうにみえちゃって....。海洋深層水を使った、ルスツ高原ポークと野菜のシャブシャブは、少しづつのを数回繰り返しちゃいましたし、料理長のお勧めのラベル付きパスタは、具は少なく一見は目立たない一品でしたが、さすがに味がよくて、おかわりの誘惑を裁ち切るのに苦労しました。
 アルファ・リゾート・トマム時代には、夕食でビュッフェを利用することはほとんど無かったんですけど(利用予定時期の夕食はビュッフェのみになったのが縁建ちのきっかけだったくらいで....)オクトーバーフェストは、滞在期間中に一度は利用したい気分にさせられる充実のラインナップ! 昨シーズンよりも内容はさらに良くなった(それ以前よりも作シーズンが少しおとなしめだったかも...。)印象を受けました。
 

 朝食は連日、オクトーバフェストを利用しました。
 この時期の朝食営業はタワーエリアのアトリウムと,ホテルエリアのオクトーバフェストにかぎられていましたから、1度くらいは対岸に渡ってアトリスムを利用しても....と重いつつ、思うだけで、終わりました。
 毎日の朝ごはんがおいしかったら、わざわざ店をかえる必要もないわけで、多少は(内容が)違うかもしれないアトリウムへの興味よりも、オクトーバーフェストへの満足度が勝ったのでした。

 和洋ビュッフェで、ご飯もパンも、両方ともいただくのも、オクトーバフェスト以前はなかったような気がします。そもそも,朝食に普通のご飯を選ぶことがなかったわけで、和食なら、おかゆがあるかどうかがポイントでしたっけ。ルスツではとにかくパンがおいしくて、当初は何日かに一度、意識的に変化をもとめておかゆに手を出していたんですけど、ビュッフェで提供される生卵が、(昨シーズンから)滞在中の我家の食生活を変えたのでした。
 
 今日食べたら明日も食べたくなる卵かけごはん!
 卵かけご飯が好きなら、家で食べれば良いじゃないと思われるかもしれませんが、
 大胆にも夏場のビュッフェで登場する生卵に匹敵する素材葉、容易くは得られないわけです。店で入手出来る玉子は種類も豊富で、価格ならなめないだろうと思える者もすくなくないですが、鮮度の問題なのでしょうね。

 かといってシェフズコーナーで焼かれているメロンパンとクロワッサンの目を素通りできるはずもなく、連日、わたしの朝食はイメージのようになりました。生卵をうけとめる北海道ブランドななつぼしのご飯や、フルーツ、ヨークルトの類はうつりそこねてますが、いわゆるおかずに関しては、どうしてもも興味が薄れがちで、数種類づつを日替わりで味わいました。
 苦手なもの意外の全種の味見に挑んでいた(惜敗?)主人によれば、朝食の料理も毎回少しづつ変化がそうで、連日利用をみこした対応も問題無かったようです。.....あるとすれば、機能ハマッた料理が今朝もあるとは限らないということでしょうか?
 (オリジナルの焼きたてパンと生卵は主食の定番。ご安心を!)

チェックポイント 
 
 昨シースンのオクトーバフェストで提供されていたズワイの塩味については、ゲストからかなりの『ご意見』があったそうで、それはちゃんと、総料理長のもとまで届いていました。強過ぎる塩味の原因は....我家は追究する立場にはありませんから、未確認ですが....食べ過ぎ抑制の『策』ではなかったようです。
 生卵は、今回はアイファームとはちがう農園ものでした。黄身の色も、昨シーズンのレモン色とは異なります。これは仕入れ先を変えたのではなく、仕入れ先を増やしたのだそうです。公式HPでは未記載ですが、生産者情報は掲示されていました。

                                          13/08/30 

 



 

 ベルビューの料理長は、ルスツリゾートの食改革を担った野坂総料理長お声掛けでルスツ入り...そのまま当初の予定期間をオーバーしての現在に至たるという話を、総料理長との雑談で知りました。

 ゲストには関係の薄い裏事情ですが、尋ねなくても公表されることの多い経歴よりも、わたしには案外興味ふかい情報でした。料理が自分の口にあえば、シェフの経歴は重要ではない気がしますが、料理スタッフ間の関係が途切れた後、行くたびにシェフが変わっている悲劇を体験した身としては、スタッフ同士のつながりを思わせられる話に、ほっとしたのでした。

 そのベルビューで。今回リクエストしたのは(念のため)フォアグラのポワレのみでした。
 スープの素材や口当りまでリクエストして臨んだ2009年とは、随分様変わりしましたが、お任せすることで広がる(料理の)バリエーションを実感したのは少し前、それでもメイン素材は、フランス料理本来の食材としては......とおもいつつも、やはり無難に和牛を指定してきましたが、今回はそれも取り払いました。
 和牛は鉄板焼きで食べるからということで、メイン素材もお任せしたところ、出て参りました。乳呑み仔牛のフィレ肉。久しぶりの、しかも国産の仔牛は初物だったかも...という、珍しいものを頂くことができました。まあ、残酷な素材ですが、深く考えずに、堪能させていただきました。
 初めて食べた仔牛料理は、ウィンナーシュニッツェル....ウィーンのピアリンステンケラーで、ツアー(初日の観光と夕食だけがついていました)お仕着せのコースのメインが名物料理だったのですが、おいしいねと食べ進む半ばで、唐突に肉の色が見慣れている牛肉の色と違うこと気がついて、なぜ?ということになったのでした。その日1日限りの付き合いの6名、(ガイド不在)誰もこたえを持っていませんでしたっけ。おっぱいを飲んでいる間の仔牛の肉は未だ白っぽいんだと学んだのは帰国後のことでしたが、仔牛肉...国内ではなかなか出会うチャンスの少ない素材で、国内某所で食べたウィンナーシュニッツェルの肉が、白っぽくないので、興ざめした記憶があります。

 ベルビュ=で出てきた仔牛肉は正しき色合いでした。やわらかく、淡白な風味にソースのコクを纏って....お任せした甲斐のあるメインでした。

 フォアグラはリンゴのソテーと一緒に、シードル風味のソースで。フルーツの酸味が後味を完成させる、我家好みの一品でした。
 右イメージの、魚料理ではなく冷前菜として登場した伊勢エビと帆立貝のカルパッチョには、和食料理長にも伝授したという和歌山産梅酢のビネグレット(烏梅酢)が使われていました。スープは初夏らしくコンソメジュレとジャガイモムースのアンサンブル。タラバ蟹と塩水雲丹が彩り役の贅沢な一品は、液体物よりもお腹のふくれ具合が抑えられる感じで,魚料理、えぞ鮑のホワレ,法蓮草のプレゼ、トマトいりベルムニエルソー、も、多少の余裕を持って堪能出来ました。(口直しのレモンのシャーベットを挟んで、上イメージ、仔牛フィレ肉のソテー)
 デザートはアスパラアイスにアスパラのパウンド,フルーツの三点もりでした。
 
 品数は多くても全体量を抑えめに、一品のボリュームは控えめにと言い続けて数年、ようやく適量に....と言ってはだめですね。ただ、昼抜きの効果もてつだってか、無理の無いボビュームに落ち着いてきた気がします。
 昼食を抜いて、夕食をしっかり、満腹状態でそのままおやすみなさい...って、身体のためにはよくない行動パターンですが、こうした無茶もタマのことならゆるしましょうか。年をとれば、あるいはヘルシー嗜好が強まれば、距離も遠のくフランス料理ですけど、非日常の彩りには、やっぱり欠かせません。

 
 初利用の2009年には、 オーダービュッフェ形式で営業していたベルビューで、リクエストしたコース料理を楽しみながら、料理もスタッフも申し分ないのに....(雰囲気が)もったいない....と言ったものでしたが、振り返ってみればそれもその時一度きりで、程よい敷居の高さを持つベルビューは、利用のし易さがありがたい、我家の気に入りの一店になりました。 この内容なら、もっと高くあるべき敷居がほどほどに抑えられていることを、評価すべきかもしれませんね。


 
 ただ、今となっては仕方のない話ですが、ベルビューがあるのがサウスウィング4Fというのが...惜しい。
 風花やオクトーバフェストのように目につくことがないので... 店の様子は伝わりにくいんですね。
 隔離された静かな一角に位置しているとも言えますが、アプローチとなるサウスのロビーは、体育館、大浴場、プール等への通路もなっている部分で、フロントデスクもスタッフは常駐していませんし、ね。
 正直にいうと、最初、本当にこっちにフランス料理のレストランなんて...あるの?と、聞き間違えたんじゃ無いかと思ったくらいです。利用するつもりで行ってもそうでしたから、(利用の)予定のないゲストへのアピールは、ちょっと不利かも...。
 店内から外が見えるロケーションは、ルスツでは稀少で、いい場所なんですけどね。

チェックポイント 

 数年前から、前面に出てきたアンチエイジングのコンセプトは食にも反映されて、ベルビューでも定番のコースには総カロリーの表示されるようになりました。

 少し前までは(グリーンシースンの)営業レストランが確定するのは、2週間程前ということで、ベルビューが営業しないケースも念頭に入れての計画が必要でしたが、夕食の予約賀受け付けられるようになった現在は、通年の安定的な営業が期待できそうです。

                                          13/09/04 

 



 今回、我家は一泊、1プレイ、朝食付きのルスツオリジナルのゴルフプランを利用しました。
 プレイは宿泊当日、翌日どちらでもえらべますが、伊丹ー千歳のフライトも限られているうえに、千歳空港ールスツの専用バスに乗りつぐというアクセスでは、最速でルスツ到着が14時....。当日プレイに挑戦してもロクなことにはならないのは目にみえていますよね。
 それで、これまでも宿泊翌日のプレイを選択し,最終日はレイトチェックアウトを頼んで、朝一番のスタートをリクエストしてきましたが....ハーフは先頭でも折り返しの後半は(アウトイン同時スタートなので)待たされたり待たしたりで、帰りはそれなりに慌ただしいのが常でした。ただ、今回は金曜日、3連休前日のチェックアウトで、レイトチェックアウトが歓迎されない日程でしたし、5日連続でプレイの経験も無いわたしたちは、最終日のプレイは見合わせて、ゆっくり帰りしたくをしようかと言うことになりました。オンライン予約で異なるプランを抱き合わせて手続をすることが出来るかどうかは未確認ですが、ややこしいことはちゃんと、『人間』を相手にした方が安心です。申し込み後、最終日はゴルフプレイ無しプランへの変更や、ゴルフコース、スタート時間の調整は予約センターのスタッフとeメールでおこないました。

 旅行代理店のゴルフパックでは、コースはお任せになっているところもありますが、ルスツの予約センターを通す場合は、コースも時間もリクエスト対応です。

 スキーシーズンはタワーよりもホテル利用が、逆にゴルフをするならタワーに宿泊するのが便利という話は、知られていることがと思いますが、利便性の差があるのはタワーコース、泉川コースで遊ぶ場合で、リバーコース、ウッドコースのプレイに関しては、タワー、ホテル、どちらに宿泊してもアクセス条件は同じです。
 我家は最初と最後に移動のロスタイムが少ないタワーコースを、中日にウッドコースと泉川コースを選びました。
 各コースのレポートは既出なので省きますが、コース選びの参考に『スタート前情報』をチェックポイントにまとめておきます。

チェックポイント 

タワーコース
タワーに隣接。(送迎無し)受付はタワーのフロント。ロッカーあり、大浴場あり(ゴルフプレーヤー専用ではありません。)アクセスの利便性はタワー宿泊で申し分無し、ホテルエリアに宿泊の場合はモノレール移動が必要ですが、モノレール稼働は7時からという落とし穴があります。早朝スタートの場合はモノレールに頼らず徒歩移動が必要になることも...。ルート上に信号機がついたので、国道の横断に問題はありませんが、天気次第でハードワークになるリスクつき。
 2人用の常用カートあり。あまりモノを積めないので、プレイ中不要なものはロッカーに置くのがベター。ドリンク用クーラーボックスは現在は取り外されてありません。自前のホルダーが必要。コース内随所に、また、ハーフをおえて後半に移動するルート上にトイレ、自動販売機あり。


泉川コース
受付はタワーのフロント。ロッカー、大浴場は泉川コース現地にはなく、タワーコースと共有。送迎有り。
タワーフロントで受付を済ませたあと、随時対応。ロスタイムもあまりなく、早めの受付で、余裕の行動が可能。ただし、送迎の発着はタワーエントランスです。ホテルエリアに宿泊した場合のアクセスのデメリットはタワーコースと同じ。帰路は、我家はノースウィングエントランスに寄り道をお願いして(人間だけ)降ろしてもらっていますが....これはオプションサービスでしょうね。ハーフ終了でスタート地点まで戻ってくるレイアウトで、ここでのトイレは建物内です。シューズの草落としなど一手間余分になるので、コース内でのトイレ利用がベター。

リバーウッドコース
ウッドコース、リバーコース共通のクラブハウスがあり、受付は現地で行います。ロッカー、大浴場、レストラン併設で、日帰りゴルフにも不自由のない環境です。
 タワー発着、ウェストウィングエントランス経由の送迎あり。タワー、ホテルどちらに宿泊してもアクセスの利便性に差がないコースです。
 ただし、送迎はスタートの時間帯の近い他のゲストとの乗り合いで、送迎バスの発車時刻はルスツ側で調整され、プレイ前日までにゲストに知らされます。現地到着後、準備に使える時間は、等しく同じではありません。乗り合わせた中で、スタート時間が早い順番に、準備時間も短いと言うことになります。現地での時間節約の為、我家では送迎バスを待つ間に、(エントランス近くの)ベンチでゴルフシューズに履き替えるようになりました。
 クラブハハウスのロッカー、大浴場は階下にあり、時間に余裕の無い状態での利用はストレスになります。

 2人プレイでもカートは通常は4人乗りを使用。ドリンクが4本はいる専用クーラーボックス付き。

                                          13/09/13 

 


  

 ルスツの公式HPでは無料(有料も)貸し出しアイテムが一覧表で紹介されています。
 延長コードや三つ又コンセント、爪切りなどの小物は持参すればいいようにも思えますが、客室に備わっているドライヤーも無料貸し出しアイテムだったりするんですね。ドライヤーは....洗面室に固定されていますし、パワーも弱めなので,借りるメリットが案外おおきいかもしれません。

 いつだったか スタッフがアイロンとアイロン台を持って歩いているのを見かけましたが、必要なら現地でアイロンが使えると言うのは、荷造りのストレスを軽減してくれます。この種のものは終日使うわけではないので、今すぐは無理なことはあっても(数に限りがある)しばらく待てば借りられないことはないと考えますが、ゲストが本気で必要とするのは、おそらくは加湿器ではないかと思います。終日使用されるアイテムですから、リクエストした時点でストックが無ければ、その日のレンタルは期待できないアイテムです。
 

 実は我家ではこれまでリクエストしたことがありませんでした。確約されないモノを当てにしても...というか、リクエストが叶わなかった時の愉快ではない気分が、加湿器ナシで過ごすよりもダメージになる気がしていたからです。昔はね、無かったんですから。
 バスルームにお湯をはったままにしたり、枕元に水を入れたコップをおいたり、冬場はペットボトル用霧吹きノズルを持参して、空中に霧吹きしたりして乗り越えたものでした。で、加湿器がないから加湿対策をするのはあたりまえのことですが、借りたかったのに借りられなかったとなれば、あたりまえの対策がやむをえず...の行為にかわるんですよね。
 バスタブにお湯をためながら、ちゃんと貸してくれたら、こんな手間なことしなくて済んだのに...と、思ってしまうわたしのようなタイプは、リクエストをせずに済ました方がいいじゃありませんか。
 当サイトのレストランレポートなどをご覧頂くと、リクエストばっかりのように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。あるかもしれない、借りられるかもしれないという『カモ』つきのモノは、あてにしないのが自衛策でもあるのです。

 ところが、今回は、上イメージのような加湿機能付き空気清浄機が、部屋におかれていました。
 リビングエリアとベッドルームとにそれぞれ1台づつ、入室した時にはスイッチが入っていました。リクエストが多いので、客室常備品に加えられたのか、スタッフが気を利かせてくれたものかは未確認のまま、我家はルスツで初めて、室内空気の調整を経験しました。グリーンシーズンですから加湿機能は使っていませんし、これまで同様時折窓も開けました。密閉された部屋ほどには(空気清浄機の)効果は無いかもと思いきや、一度も喉が痛くならずの済んだので、もしかしたら...?と驚いています。持参した喉用シロップの封を切らずに持ち帰ったのは、多分はじめてのことでした。(これで油断して、大阪府内のホテルで2泊の準備を怠り、見事に喉をやられました。)結果、あっさりと自衛策を見直すこととなりました。
 これは.....まずリクエストをするべきかも....。そして、するからには『ご要望にお応えできない事態』を避ける努力をしなければというわけで、今後にそなえて、(帰宅後)にルスツ公式HPのレンタル一覧を再チェックしましたが、このページからホームに戻れるもののホームからは貸し出し一覧表になかなか到達できないじゃありませんか。で、あちこち彷徨っているうちに、見つけました。

 ノース&サウスウイング・ルスツタワーの全客室にプラズマクラスター搭載の加湿空気清浄機をご用意いたしております。
※ハイランドロッジ・別館トラベルロッジには常備されておりませんが、加湿器のご用意が何台かございますので、ご利用をご希望のお客様はお泊りのフロントまでお問い合わせください。
 

 客室についての問い合わせに答えるスタイルで掲載されていた一文です。
 まさにこれ! 2013年、加湿空気清浄機は客室の美品になったのでした。


チェックポイント 
 ルスツでの有料、無料のレンタルアイテム一覧は、HOME →ホテル設備→フロントインフォメーション貸し出しのカテゴリーにあります。現在の操作手順は、HOME→泊まる(宿泊施設を選択)→ホテル設備→フロントインフォメーション貸し出しとなっていてトップページ内にホテル設備のボタンはありません。

 レンタル品申し込みの受付時期等、利用に関してのルール表記はありません。必要なものがあれば、とりあえずは早めのコンタクトがお勧めです。
 水着の貸し出しはありません。
 ジュニアスイート利用の場合、リビングエリア窓際に机がありますが、そこは自然光頼りです。日没後にデスクワークの予定がある場合は電気スタンドのレンタルを。

                                         13/09/19