画面のレイアウトが乱れる方へ

E    不備なし不足なし..ストレスやむなし! 
           ウィルス対策進行中 ルスツリゾート・2020夏
                 

 2020年7月30日から5泊、夏の営業が本格化したルスツで過ごしてきました。例年と同じく6月で計画していたものの、 新型コロナウィルスの影響で、日程を変更。夏休みの混雑対策は不要ながら ウィルス対策につきまとわれる『いつもとは違う』状況での滞在は、やがて戻ると期待したい『いつも』のためには無用ながら、『いつも』のありがたみをます経験になりました。
 今季は一過性(のはず)の体験談ゆえ、 記憶に止める目的を優先し、日にちごと、順をおっって書き留めます。
                       2020/08/26
 



     

 

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準備編

 飛行機の予約は1月下旬に完了。6月上旬での計画でした。

 ルスツリゾート、ジュニアスイートの客室の予約をと ルスツ公式サイトを開いたのが、4月はじめでしたが、グリーンシーズンの予約サイトは稼働しているものの、選択肢が少なく、日時を変更してチェックしても、ジュニアスイートは『該当なし』との結果で、イヤな予感に襲われました。 
 どのみちゴルフに関しては電話予約が必要なので、 客室も一緒にと予約センターに問い合わせたところ、夏季営業日スケジュール未確定時期だったようで、話は先に進まず、少しの間様子見のつもりが、4月7日に大阪府を含め7都府県に緊急事態宣言が出されたので、落ち着かなくなりました。予定はまだ先のことと思う一方で、2かヶ月先の予約ができないルスツの状況も気になり、Y氏にコンタクトをとりました。困った時のアルファ・リゾート・トマムの縁...トマム時代の直接接点の有無に関わらず、ルスツに流れ着いたトマムユーザーの価値観に寄り添い、ルスツの滞在環境をサポートしてくれたスタッフの一人です。

 緊急事態宣言が全国に拡大されるのは、それから9日のちでしたが、ルスツでもさすがに『例年通り』の需要が期待できないとの判断があったようで、Y氏によると、7月下旬まではタワー(ウェスティン)のみ営業(実際には6月中はタワーも休業した様子)、エリア全体の営業は7月23日以降という方向で検討中で、6月上旬の5泊は厳しい(ベルビューもしまってますし...)とのことで、同日中に我が家でも飛行機の予約を変更し、日程をルスツのホテル営業間違いなし期間の7月30日からに切り替えました。
新たな日程をY氏に連絡し、ジュニアスイートの確保は(プラン、価格も未決定状況でしたから....)お任せしました。
 
  結果的には6月中はリゾート全面休業、先行してタワーの営業が始まった7月上旬、レストラン等の営業予定のお知らせをうけ、7月17日に滞在中の夕食の店舗予約、食事内容の調整を終えました。

 この間にGo Toキャンペーン の話が持ち上がったため、 一泊朝食つき(夕食は自由度を優先して食券なし)の例年のプランから一泊2食のプランに切り替え、夕食は差額対応で問題なしという 話にのり、 キャンペーンの対象額を増やしました。キャンペーンに関係なく立てていた計画でしたが、さすがに還付の割合が大きいので、『美味しい話』に傾かずにいられませんでした。

 ただ、キャンペーンについてはルスツ(事業者)のほうでも情報不足で混乱した様子でした。7月24日時点の情報として、(ルスツは)キャンペーンに参加申請は行なっているものの、審査結果は8月になる様子との連絡を受け取りました。 承認されないことはあり得ないことで懸念はありませんでしたが、もとよりキャンペーンありきで立てたわけではない計画ですから、結果に左右される予定ではなく、それよりも実は...ホテルの営業時期を見直しなど、当面週末のみ営業...などの恐ろしい方向に向かわないことを願うばかりでした。
 なにしろ、ANAからは6月19日に予約済みの飛行機の往路共に機種が変更になるとの連絡があり、座席指定をやり直し、その後、7月15日には帰路便結構のお知らせが届き、予約の変更を促されるというトラブルもあり、あまり経験の記憶がない不安定要素が、さすがに気がかり.....。

  自分たちの都合に寄らないところでの予定変更の可能性も無視できず
、千歳空港〜ルスツの送迎バスは、受付締め切り直前に申し込みました。

                                          20/08/26                   
 

現地編

7月30日

 千歳空港時発のビックランズ号の乗客は、私たちの他に、ルスツリゾートは初めてのご様子のご夫婦1組。
 グリーンシーズンは団体客は専用観光バスで移動しますし、レンタカーも利用しやすい時期ですから、過去体験済みの『少人数』ですが...、夏休みも始まって...の7月と思えば、やはり、人の移動が控えられている雰囲気がありました。

 空港内は、自分たちの利用経験範囲で一番空いている様子で、常には混雑で近づけなかった ラーメン道場内店舗をゆっくり利用できたものの、毎年購入してきたファーム冨田のカレンダーも、2021年版は作られていないなど(コロナウィルスの影響で...とのショップスタッフの回答)、どこでも『ウィルスの影響』がつきまとうという訳で、ビックランズ乗車時も例に漏れず、体温測定、除菌水消毒、おきまりの手順でした。

 ルスツリゾート到着は14時前。
 ここ数年はいい時間帯の飛行機が取れなくて、諸々後回しにしてとりあえず夕食の予約時間が迫ってるから...と初日はとかく慌ただしいものでしたが、ひさひさに時間にゆとりのある到着でした。


 エントランスでY氏と再開。昨年は、Y氏の長期休暇期間に重なってしまったため、2年振り!
 いらっしゃらなかったからといって、 不都合が生じた訳でもありませんし、他の、見知ったスタッフのおかげて『馴染み感』が織りなす環境も変わらずとはいえ、レストランスタッフでも、“今年は見かけない”“去年はいなかった”という状況が珍しくない中、10年を超えて、なお、“ココ”で、再会を期待できるY氏の存在感は大きいことを、改めて感じ入りました。

 
スタッフの存在が“ココ”をよそと区別して特別な場所にする....今更ですが、その昔、全く馴染めなかったルスツに“行く”ことが楽しみに思えるなんて“スタッフ力”の凄さを証すような再会でした。

 エントランスからホテル館内に入るところで、検温、ロビー階に向かう途中、これまで双方向運行で、時間帯によって上りになったり下りになったりしていたエスカレーターの隣にあった階段がエスカレターに変えられて、上りと下りに専用化されていることに軽い感激。聞けば、サウスウィングやウェスティンから新施設『ことぶきの湯』までの導線を考えての改善だったということです。 
 例えばエスカレーターが上り運行だったら、往路はよいよい、帰路は階段登り...、(逆パターンあり)
なんてこともよくあって、まあ、フロアを出た先にエレベーターもあるので、バリアフリーの導線は確保されてはいるんですけど、密閉、密集を避けましょうのご時世、エレベーターよりはエスカレーターに支持が集まりそう...タイミングのいい改善だったと思いました。

 
ロビー階、フロントデスク周りは、かなりスペースをとって、ロープでしきりが設置されてスロントデスクへの導線が限定かされていました。これは改善ではなくやむなしの対策。しきりの手前(フロントデスクへの入り口?)で検温、一定の距離を保って代表者のみロープの内側に『侵入』。チェックイン手続きを...ということかと... 察しました。 
 実際には、わたしたちの他にチェックインのゲストはいなくて、 『侵入口』まで出てきていたフロントデスクスタッフから封筒をうけとって(館内案内、レストラン営業時間営業時間割表等が入ってました)、チェックイン終了、そういえば、必要事項は書面で、スタッフとゲストとの接触時間を減らす工夫を、と聞いたことを思い出しましたが、1組にかける時間を減らすということは、チェックイン待ちのゲストが重なったりしたときにも『渋滞させない、混雑回避』の対策には有効でしょうから、『アリ』なんでしょうね。
 ただ、積極的接点回避の空気感はなく、言葉はかわしますし、ガイドや営業時間表はこれまでも書面で渡されていましたし、全員マスク着用中という異常事態はやむなしと横に置けば
、書面案内推奨の対策を聞いたときに懸念した『味気なさ』は、無用の心配で、客室への案内も変わらず、ルスツでは行われていました(コロナ対策で案内を控えるというホテルも...)。

 部屋で、荷ほどきを済ませ、一息ついたのが15時までだったでしょうか。 
 今朝は早かったので、ちょっと昼寝...ではなく、昨年 7月オープンのことぶきの湯へ。タワー内施設の大浴場が、ウェステン管理下でロックがかかるようになっなってかは、利用しなくなってたので、いわゆる大浴場の利用は4年、リブランド前にも、控え始めていたので(ゴルフのあと、多勢に無勢と言いましょうか、こちらが異邦人みたいで、リラックスできなくなって...)もしかしたら、5
年振りかもしれません。
 さすがに今は大丈夫(この場合の大丈夫は、日本人は我一人状況にはならないという意味です。念のため)だろうと6階に下り、ノース客室エリア廊下、カーブした連絡通路、ノース新館客室エリア廊下を進んだ先、見えてきたのが左上イメージ。
 公式では、エレベーターホール、待ち合わせにも使える共有スペースと紹介されているエリアで、リラクゼーションルームが併設されているようでした。
 アヴェララが移ってきたのかと思ってたら、アヴェララはウェスティンルスツタワーに変わらずあるようで、ことぶきの湯エントランスにあるリアクゼーションルームに関しての記述が、公式サイトに見当たりません。( 営業はしていた様子なのですけど...)

 で、ここにあるエレベーターは、 4階のコンベンションホールエリア辺りに直通。 
 ノースウィング宿泊していないゲストは、客室エリアを避けてのアプローチが可能な様子です。

 ことぶきの湯の 利用実感は翌日にまわすとして....初日の夕食は、ベルビューで、19時。

 数年前にカジュアル路線に舵をきり、プリフィクスシステムで選択肢をひろげられたメニューは、イタリアンテイストがつよまっていましたが、今年からフレンチレストランの立ち位置に戻ったようで、 パスタ、リゾットはメニューからなくなりました。今年も炎のチーズリゾットを食べるつもりで、ベルビュー、2回のうち1回は夕食兼対応メニューで予定を立てたのですけど、メインのみ選択制のコースに変わってました。
 
 レストラン事務のスタッフから変更情報は聞かされていましたから、現地にて、チーズリゾットがない!という話にはなりませんでしたが、夕食券対応コースで、これ、全部でてくるの?というコースの料理の一部が上イメージ。(現在は公式サイトで、メニューが表示されます。)アミューズ、前菜、メイン(主人が選んだ骨つきラムのグリル)デザート...メインの前にオマールエビのビスク.....。
 確かに、温前菜がないし、魚料理がない分、品数が少ないんですが、メイン料理の選択がサーロインステーキ150g、ラム、あるいはシチューとのだったので、ボリュームに関してイヤな予感はあったんですよね。で、メイン前の、パイ生地の蓋つきで提供されたオマールエビのビスクが右下イメージ。

 コースの一品としては、これもボリュームがありました。ちなみにオマールエビのビスクと、メイン選択の3品はアラカルト対応もしているようで、(アラカルトメニューの前菜やデザートは、本日の**)、サイズに差があるのかどうかは未確認ですが、アラカルトでも『立派』な一品です。それなのに...崩したパイ生地のみならず、容器にくっついていた生地も取り込んで、浸して、完食した結果、一番量が少なそうとの理由でオーダーしたメインのシチューを、わたしは、半ばでギブアップ。例によって、例のごとく、量が多い多いと言いながら、結局食べてるじゃん...とは、今回は至りませんでした。
 ビスクもシチューも ハーフサイズで十分なのにとは、勝手な言い分でしょうけど、魚料理がないからとの油断が、反省点。
 コースのスープは、野菜ベースのサラサラタイプをリクエストしていた過去を思いおこせば、濃厚オマールエビ( エビの塊もあった。)風味のビスクにサクサクでも多分バターたっぷりのパイ生地は、お腹に入っってからの存在感が半端なく、...次の料理のためにスペースを開ける謙虚さもなかったんですね。頑張ってもムリが聞かない年齢になったのかもしれませんが、ファームレストランのプリフィクスコースよりも、フレンチにカムバックした今期のコースの方が、ボリュームアップになってる気がしました。(実は夕食券価格もアップされている?)

 数日後にシェフお任せの『本格フレンチコース』がひかえているパターンでは、厳しいボリュームで、さすがに、次はどうするという話になるわけですが、フレンチ路線復帰のベルビューでは、なんとベジタリアンコースが、あったんですね〜!(そもそもメニューをチェックしないから、気がつかなかった。)
 野菜が美味しい!野菜が美味しい、と何度くりかえしたことか。野菜主流のコースがあればいいのに...と、思ってたら、できちゃってた...。夕食券対応で、ベジタリアンコース!
 来期も同様にとの保証はありませんけど、レシピがあればリクエストもしやすいわけでで、 老いても、今しばらくベルビュー複数回利用の可能性に希望を見た、初日でした。

                                      20/09/10 

 

7月31日

 1年振りのゴルフのスタートは9時30分すぎ、オクトーバーフェストの朝食営業は7時〜、いつもなら、15分程度のフライングでは万が一の不安があって、30分前には(朝食営業開始前の店の外で)列に並ぶことを目安に行動してきたものの、さすがに、今季は、事前に並ばなくても満席で待たされることもないだろうとの確信で、7時をすぎての行動開始でした。
  予想通りに待ち人なし、ロスタイムなく席に誘導されました。ちなみに今季は食券は廃止されていて、部屋番号確認での対応です。国外で利用したホテルではあたりまえ...ルスツでもようやく...と言っても、コロナ対策の試みの一つなのでしょうけど、きっかけとして、このまま標準化して欲しいものです。食券どこだったっけ?とか、食券持ってる?とかの確認から解放されたいです。この後は、本気で、どこかに置き忘れなんていう“事故”を起こさないとも限らない“うっかり年齢”に突入ですもん...。
 客室のカードキーは人数分配布されているので、ゴルフの『お父さん』は早めに、『お母さんと子供』は少しゆっくりということも、可能なのかな?ちなみにキーは差し込み仕様から近づけるだけ仕様に変更されていました。
 新施設、ことぶきの湯に、客室のキーをかざして入り口のロックを解除して利用するシステムが導入されたのを機に、
客室もお揃い仕様にされたと思われます。

 オクトーバの朝食ビュッフェは小さい器盛りとシェフズコーナーでの受け渡しの併用で、いわゆる好きなものを好きなだけという“自由度”はコロナ対抗で少々退化。こんなにはいらないんだけどと思いつつ(小さい器で、量も少なめですが..)取って、残した料理もありました。料理を取るときには使い捨て手袋(店で配布)とマスクの着用を促され、マスクはともかく、つけたり外したりの手袋...不自由さに見合う効果は疑問でしたが、かくあるべきとされた(ルスツに限らず)ルール ...やむをえませんね。

 ゴルフは、バスでの送迎が予約時間に応じて調整から(あまりに多いので)定刻送迎が行なわれるようになっていたリバー、ウッドコースはこの時期おやすみでしたが、タワーコースにも混雑はなく、前後を気にする必要もなしの快適マイペースプレイができました。が、数年前から導入された便利なナビが...「前のチームはこのホールを**分前に通過しました」と知らせてくれるのが、ありがたくなかったです!だって、スタートした時からから前のチームいなかったんだから、後ろもいないんだし...それで、プレイ速度は、標準より早いところでバーが留まってるんだから、 いいじゃないと思いつつ「前のチームは..。」と言われると、急げと促されてる気分で、自分たちのプレイ速度、早めのキープにはこだわってしまいました。
 13時すぎにスカーレッツカフェにたちより、お昼がわりのパンを調達、持ち帰り用のパンを予約注文しようとしたところ、今季は食パンを作っていないことが判明。店内のパンも、心持ち少なめだし、、確かにこの時期に食パンに需要があるかといえば、そりゃ、作らないよねと理解はしつつ、他店との違いがもっとも顕著なのが食パンだけに、しばしショックを受けました。

 受け取りがチェックアウト前日、数日後なので、オーダができないかとの考えもよぎりましたが、食パンは生地も違うし、何かと大変な状況下で、ややこしいことでスタッフに負担はとの気分も生じて、大人しくある物の中から数種類を予約しました。

 遅めのお昼は部屋で、ゴルフの汚れ物をコインランドリーに放り込んだ後は、夕食までちょっと昼寝のパターンですが、今季は昨日につづき、ことぶきの湯へ...。
 わたしたちにとっては、幸いにも“混雑していない”時期、初利用の前日同様に貸切状態の快適さを満喫できるのも今季のみ(これからもと期待してはいけない!)だろうからということで、ノースウィングの端に位置する部屋からは、近くはない浴場へが日課になりました。先へと進んで、手前か奥のエレベータで6階に降りるのがシンプルルートですが、専用のエレベーターを使ってみようと、この日はロビー階まで降りてから4階フロアをすすんだところ、途中で、ことぶきの湯まで100メートルの表示がありました。 なかなかの距離です。
 エレベータホールの突き当たりを折れた廊下の右側に、女湯と男湯の入り口が並んであり、サウナの様式が違うようですが、時間帯等による入れ替えはなさそうです。脱衣所に併設されたパウダーエリアなど、需要に見合った設備を見ると、入れ替え不要で納得です。
 上イメージ左から入り口の下足箱、 内湯、ガラス越しの露天風呂、パウダールム。しきり付き洗い場は湯船とは離れた場所で、エリア分けされています。洗い場のお湯が、勝手に(自動で)止まるのは、止め忘れ防止対策としては仕方がないのでしょうけど、止まるまでの時間、もう少し長めに設定できませんか?と、アンケートがあれば(ありませんよ。)その他の欄に書いてました。
 
 開業1年、清潔感は十分に保たれ、 開放的で、心地のいい浴場です。露天風呂への出入りは、内側から、腰のあたりまでお湯に使った状態で、ガラスのしきりを押し開ければ、内側と繋がった外湯へという仕様、冬場は、仕様のありがたみがますかもしれませんね。

 夕食は風花で19時から。 洗濯物を回収して、身支度の時間も必要となれば、昼寝の余裕はなく、18時30分頃にモノレール乗り場に向かいました。乗り場近くでY氏と遭遇し、短時間言葉をかわしたおり、ゴルフ場担当スタッフに、わたしたちの後すぐにスタートするチームがいないことを確認してくださっていた様子がわかり(1年振りにクラブを握るルスツ限定プレーヤーになっちゃって...。)本当に『お気遣いいただいて...。』のありがたさを再確認させられました。
 
 風花の料理長は、ウェスティン人事で東京のウェスティンからの移動とのこと。
 若手調理スタッフの退職も生じていた様子で、「これまでみたいに」だけではニュアンスがつたらりにくいとの懸念を(窓口担当スタッフから)示され、具体的な要望、情報があった方がとの話も出ました。
 ホテルのレストランで料理長が変わるのは珍しいことではありませんし、店の看板がそのままの場合は、いきなり別の店?というほどの違いはないでしょうし、前任者との接点がなさそうな状況で、これまでを前提にした具体的リクエストは失礼な話で、まずはお任せで、料理をいただくのが筋だと感じました。ただ、和食に関しては、一般的に関東と関西で風味の違いがありますから、こちらが関西味に馴染んでいることは伝えていただきました。

 上イメージ左が一品目のとうもろこし豆腐、 まろみにほのかな甘み乗せの餡に、安心させられたスターターでした。
 造里は生ウニと甘海老の2点盛りかと思ったら、別皿仕立て。甘海老は、そういえば北海道では、甘海老よりは(例えば)ボタン海老の傾向があるので、風花で提供されたのは初めてかもしれませんが、本気で甘さが乗って、 美味しかったです。が、さらえた後に、食べ過ぎを自覚しまして、焼き物の留寿都豚の塩麹焼(右イメージ)きを、わたしはふた切れ残しました。

 と、いうのもこの後の蘭越産丸茄子の揚げ出しに食指が動いて、お腹に余裕を持たしておかなくてはとの自衛でした。
  その、期待の一品が下イメージ。丸なしの器に盛り付けられたナスの揚げ物と絡められた出し餡が絶妙で、期待値を超えて、感激しました。薄衣は餡の中でもカラリとしたハリを保ちながら、ナスはジューシー、餡との出会いで、食感も風味もいい感じにグレードアップして、機会を得られるなら、また、リクエストしたい一品でした。

 ただ、大満足の後の、『本日の反省点』が、食事。

 品書きには北海道産毛ガニ 炊き込みご飯とあったので、最初は、カニは今日はご飯と合体だと思っていたら、終盤で炊き込みご飯イコール釜飯らしいとわかりました。

 釜飯の(一人用と思われる)釜は、かつてアルファ・リゾート・
トマムで、加森観光が運営時に三角で導入された夕食アイテム。
  夕食券価格が3000円台に下げられた一時期に多用された釜飯シリーズの釜と同じ(実際に三角で使われていたモノとのウワサもありますが)サイズです。  釜飯がいわばメインになる食事セット対応ですから、コースの最後にあらわれると、北海道のボリューム!
と喜ばれるゲストもいらっしゃるかもしれませんが、わたしたちには無理な量。で、割合に早い段階で、食事が釜飯の場合は、一つの釜飯を二人でシェアするようになっていたんですよね。
 ところか、 今回、釜が二つ運ばれてきちゃいまして、しかも、できあがっちゃってて...(各テーブルで炊き上げていた時期もありましたっけ)。

 このところ釜飯ご飯もご無沙汰だったので、釜飯の場合は...に、こちらも言及せず、また、厨房でもここの情報はとだえちゃってたのでしょうね。
 次回は、ボリュームに関しては具体的に、釜飯の場合は釜一つで、とお願いしなくてはと感じました。

 この結果が、即反映された訳ではないかもしれませんが...後日、風花鉄板焼きで、ひと一つのコースを二人でシェア、不足部分を追加という変化球の提案を、わたしたちは受けることになります。

                                     20/10/09 

8月01日

 土曜日。
 コロナウィルスの影響で、例年の夏とは比較にならないゆとりの滞在(混雑してません。)とはいえ、週末はやはり、要注意。ルスツでは道民応援キャンペーンなる企画も開催中で、週末は道内客の利用が見込まれる様子でした。
 ゴルフはしない週末のどちらかで、ヘリコプター遊覧飛行体験のサービスを受けるとすれば、土曜日の午前中がいいだろうとの判断で、わたしたちは前日、金曜日にアティビティデスクで申し込みを済ませました。 
 希望日を決めて、Y氏に連絡をする話にはなっていましたが、申し込み場所もモノレール乗り場のすぐそばで、部屋番号を伝えれば、(有料のアクティビティではなく)連泊サービスのカテゴリーで受付は終了。一応、手続き完了の状況はY氏にメッセージで伝えておきました。


 朝は、いそぐ必要もないので、オクトーバフェストではなくタワーのアトリウムへ。
 料理を取る時にはマスク、手袋着用はオクトーバフェストと同様でしたが、手袋が、なぜが主人の手には小さくて、 着脱に苦労してました。もっと手の大きなゲストもいるようにみうけられたんですけど...使い捨て手袋はフリーのワンサイズで......(夕食時に、朝の状況をつたえ、実際に着脱の様子を実践したところ、スタッフは明らかに困惑したあと、別素材の手袋を持ってきてくれました。)???

 朝食の品数は、オクトーバーフェストには及ばずの状況は変わらず、もとより設置スペースも(オクトーバフェストほどには)確保されていませんから、コンパクトなパンを焼いている以外に、シェフズコーナーでの提供はありません。パンは、前日のオクトーバフェスト(一瞬、感激が薄れかけました)よりは、リアルに焼きたてだったので、変わらない風味にとりあえず安心。こちらでは食パンの提供もあったので、レストラン用には焼かれていることを知り、今は作られていないと言われて購入を諦めたスカーレッツカフェで、少しがんばるべきだったかと...ちょっと迷いが生じました。 (頑張らずにおわりましたけど...。) 
 朝食後、部屋に戻ってから、ヘリコプター遊覧体験の予約時間まで暇を持て余すほどの余裕なく、アクティビティーデスクに向かうと、手前でY氏に遭遇。エリア内を回られている様子をよく拝見していたものの、タイミングがよすぎるので気にはなりましたが、連泊サービスの遊覧飛行体験のフライト時間嫌に長く、洞爺湖の上あたりで......もしや...という感じ。。
 昨年はヘッドホン装着でパイロットのガイドが聞けたんですが、今期は無言ゆえ、「その先に見えるのが洞爺湖です。」という説明も受けられないので、より先へ、と飛んでくれているのかもという解釈にも無理があるくらいに長かったので、パイロットに確認したのですが親指を立ててOKの合図...回答になってませんって。
  戻ってきた時にまだY氏がいらしたので、時間が長くて..という感想を向けたのですが、すぐには「実は..」とはおっしゃらない。ただ、館内の戻りながら、(別の方向をさして)そっちの方へと思ってたけど雲が出てきたので....というお話になって、やはりサービスのグレードアップが図られていたらしいと悟りました。

 『配慮』の恩恵を受けていたことに、後になってわかる(そうとう後になって...のこともありましたっけ)のは、これまでにも...ですが、スタッフは「特別にサービスしておきました。」とは教えてくれません。自意識過剰にならず、鈍感に慣れないようにというのもなかなか微妙なところなんですが、このあとゴンドラに乗る予定での別れ際に、朝もぎ茹でとうきびをいただきまして
、しっかりとお礼をいいつつ、もうこのあとはほおっておいていただいて、十分に遊ばしてもらっているので(お気遣いなく)と...。


 とうきびをぶら下げてゴンドラ乗り場までの人出は、ああ、やっぱり週末だという感じ。
 本来なら夏休み中の土曜日、こんなモンじゃない賑わいが...のようですが、利用者目前で言えば、特別な不景気感なく、でも人混みの鬱陶しさもなくほどよい 空間で、本音を言えば快適...。
 山頂では人の多い羊蹄山側を一旦避けて、とうきびを堪能しつつ、青空に舞うパラグライダーを鑑賞するうちに、すっかりお昼もまわってしまって...お昼ご飯は「今日ははとうきび!」で問題なしなんですが、ゆっくりもしていられないのがことぶきの湯。宿泊者が増える予想の週末ですから、お風呂環境も昨日までのような貸切状態は期待できなくなります。チェックアウト時間後からチェックイン時間前の利用が一応の自衛策というわけで、お風呂に行くならそろそろ...と、ゴンドラで下り、羊牧場経由(左したイメージ。ちょっと傾斜もあり)で部屋にもどると、結構な汗をかいていて、予定外の洗濯の必要性に迫られました。

 着ていた服はいづれも乾燥 には向かない素材ゆえ、洗濯のみ、約30分。  
  19時の夕食までの時間配分を検討すると、洗濯はことぶきの湯に行く前に完了した方が昼寝の時間ができそうという結論になり、洗濯が終わるのを待つ間、近くのラウンジ(ドルチェ)でお茶にしました。気になっていたのはかき氷だったんですが(日付タイトル右下イメージ)かき氷で30分超は過ごしにくいと、無難にお茶とケーキをオーダー、ただし気になるかき氷も思ったら、一人に一つはちょっとおおいかも...とのアドバイスがあり、2種類あったかき氷のうちいちごを選んで一つだけオーダー。氷いちごのかきごおりだったかな。解けたらいちごジュースになるような仕様で、ゆっくり味わっても、最後まで美味しくいただけました。

 洗濯、脱水が終わった衣類を回収して、部屋干しを終えた後で、数百メートル先のことぶきの湯へ。流石に、貸切の贅沢は...残念ながら...でしたが、まだまだ(日中は)余裕の快適さ。夕食前に一寝入りして、夕食では初利用になるアトリウムへ。ビュッフェですが少し前から予約も可能になったので、今回はオクトーバフェストをパスしてアトリウムに予約を入れました。正確にはレストラン事務を通じて予約をお願いしたわけですが、ここで、ちょっとしたトラブル発生で、予約がみあたりません...。こちらも、日にちを勘違いしたかと記憶を手繰るも、いやいや、今日がアトリウムで明日が鉄板焼きで、間違いないはずなんだけど、アトリウムの予約がない...。ただ、混雑時でもなく、スタッフの対応も早く、待たされることなく席に案内されまして、予約の有無の影響はないに等しく、ほんの少し、入り口で(予約の)確認に手間取ったという以外に『実害』はありませんでした。
 ただ、その入り口で、日にち間違えてないよねという類のわたし達の“
つぶやき”が要因になったと思われるスタッフの“ホスピタリティースピリッツ”が、多少のややこしさをもたらしました。
 食事は始まってからすこしして、日本語に格別不自由はなさそうな外国人スタッフが 、明日は風花鉄板焼きですかと聞きにきたので、17時30分(19時の時間枠がなく17時30分or19時30分)の予定だとこたえると、少し経ってから17時30分は無理なので遅い時間でなら...と、相談に来られたのでした。いえいえ、17時30分に予約をしている(はず)というと、改めて確認してくれた様子で、「17時10分から予約できました。大丈夫です。」と...。
 わざわざお知らせいただいてありがとうございましたで終わる話なのですが... “予約していることの確認ができた”ではなく“予約ができた(大丈夫です)”という言い回しに一抹の不安が...。
 そもそもは予約できないという時間に、予約済みという話のあとでの(予約)できましたなので、 確認が取れたということだと思うのですが、万が一にも2重予約ってことになってはいないよね...と。 完全予約対応ですから、行き違いがあってはスタッフの気配りもアダで残りかねないので、食後に、わたしは風花にたちょり、17時30分からの予約状況を確認しました。

  “ああ、そういうことだったのか”と、スッキリした様子の風花スタッフの話によれば、明日17時30分からの予約の問い合わせがあったので、17時30分は無理で、遅い時間なら予約を受けられるとかえしたところ、その後すぐに17時30分の予約**さんですとの話になって、さっきの予約問い合わせは??...なかったことでいいんだね ?の状況だったようです。 
 2重予約の懸念なし、時間の確認もできて、 こちらもスッキリ!でしたが、部屋に戻る道中で、ところで...明日、17時30分からは我が家だけと(風花スタッフは)言ってたけど...アトリウムスタッフの勘違い予約はなぜ受け付けられなかったのか(結果、2重予約にならずによかったんですが)、疑問が生じました。 10席限定と紹介されている鉄板焼きコーナですが、一回1組対応になってるのかもしれませんね。

 初めて利用のアトリウム夕食ビュッフェは、もともとビュッッフェは苦手な我が家には、オクトーバフェストよりも落ち着けるねという他は、数ヶ月後の今、思い返してみても特に記憶に刻まれているものがありません。 綺麗に盛り付けられていた料理はどれも美味しくいただきましたけど、どんな料理があったかといえばいろいろ...ただし、これぞ北海道!というインパクトにはこだわっていない感じでしょうか。ロビーフロアのフロントデスク前のスペースで、北海道おきまりの蟹だのうにだの、海鮮丼だのを見たいとは全く思いませんが、品良くまとめられたラインナップのなかで、**が食べたいからアトリウムはやっぱり外せないよねと言わしめるスペシャリテは欲しいかな。

                             20/11/24 

 

8月02日

 日曜日。
 これまで、日曜日を移動日(チェックイン)に当てたことはあっても、 滞在の真ん中に置いた日程を組んだことはなかったので、平日との違いを体感するのは、初めてです。
  混雑必至で避けてきた曜日ですが、連休とお盆休みの間で、飛行機の予約が可能な日程となると、平日移動...選択肢はありませんでした。例年の日曜日とは違うだろうから...(例年を知らない)とはいえ、わざわざ日曜日にゴルフをすることもないだろうと、終日、とくに予定はなし。
 ただ、北海道民応援キャンペーン開催中で、週末は道内のお客が増えると言う情報はありました。
 前日夜に利用したアトリウムでは、翌朝は、朝食時に混雑が予想されるとのアドヴァイスもあり、時間に余裕がないわけではありませんでしたが並ぶリスクを回避して、わたしたちは、臨時営業(日曜日朝のみ)の風花を利用しました。

 風花の朝食営業も久々 なので、、さすがに土曜日の宿泊客が多いんだろうと推してはいましたが、8時30分前、風花に向かう途中でアトリウムに連なっているらしき列の長さに驚かされました。いわゆる朝一番のピークはすぎた頃合いのはずなのに、これまでの滞在(平日です)で見かけたことのない長い列で、あらためて、「明日は混みます 。」情報の精度を知らされました。(ま、スタッフが言ってるんですから、あたりまえですけど....。)ただ、アトリウムはフロントデスク前に位置していて、列の前方はエントランスの正面、ロビーに溢れる朝ごはん待ちのゲスト...の画は、予測はできてもどうにもならないレイアウトの厳しさが悩ましかったです。
 一方、混雑なしの風花は、和定食対応で、落ち着けました。

 風花は、朝食営業があった時でも和食ビュッフェだったので、席を立つ必要なく朝の食事ができるのはは、レア体験です。(冬季にコスタで一度洋食セット提供に遭遇しましたっけ。)ビュッフェも何かと制約がかけられた中での時期でしたから、セットメニューの提供は、我が家はとてもありがたかったのに、意外と、満席にならないのが不思議でした。

 食後は、幹線道路
向かいのエリアまで歩いて戻りました。
 エリアが一般道路で分断されて、リゾート感が損なわれるだの、日常が横たわっていて雰囲気が完成しないだのと、利用しない理由づけにもしていたロケーションにもなれて...折り合いもつけてと言いましょうか、今や道路像沿いのセブンイレブンを便利に利用している変わり身の速さには、わらうしかありませんね。
 
 その、変わり身の後押し要因となったスタッフの一人 Y 氏と、ノースウィング1階のエントランスで朝の挨拶を交わしました。
  1階にある遊園地のチケット売り場と入り口に向かって人だかりができていて、Y氏もゲストの誘導サポートに降りていらした様子でした。今季は北海道の夏休みも短縮されて、始まるのは来週から。遊園地の賑わいが戻るのもその辺りからときいていたので、
建物の外にまで連なるゲストの列にはびっくりしましたが、期待の来週末の天気が芳しくない予報がでたとかで、急遽、予定を前倒しして(多分)おとづれたゲストで予想外の混雑になっていたようです。

 例年の夏休み期間中ならまだまだこんなものでは...なのでしょうけど、わたしたちは、初めて目にする国内客の“集団”...やはり日曜日でした!で、この時に、Y氏から昨晩のアトリウム予約の不手際の“お詫び”がありまして、一瞬なんのことかととまどったくらいでしたが、こちらは全く気にしていないと応じてはなれたあと、??? 昨晩アトリウムでの数分の出来事が今朝の時点でY氏に伝わっているのは、普通何のことだろうかと、気にはなりました。こちらとしてはその場で終わった話なんですが、(そもそもビュッフェだったし)“おおごと”になってるわけじゃないよねと...。

 コトの重要度はわかりませんが、でも、その場では終
わらず“本日の出来事(問題点、こまりごと、etc”のようなかたちで、コトはアトリウム現場からそとへ、出た様子。
 というのも、夕食時風花で、「犯人は私です。」とばかりに予約をアトリウムに伝え損ねていたというスタッフから、改めてのお詫びが(当日のサービス担当ではありませんでしたが、見知っているスタッフの一人)あったりもして、昨晩は『**家の予約が消えた原因』の探索がなされた様子を推しました。
『事件』が少し、拡散したんでしょうね。ただ、我が家の懸念は、再びの『消える予約』のリスクよりも、予約はネットでと言う味気ない方向への流れが加速しないようにということ。ネットの活用は避けられない時代ですけど、受け付けられる間は“人”を介したい(たとえ『事件』に巻き込まれても)気持ちが強いです。

 で、通年営業は定着しても専任シェフが定着しない 鉄板焼きコーナー....。

 日中はゴンドラ、散策、ことぶきの湯 のあと午睡をして、予約の17時30分に合わせて行くと、またもや、鉄板焼きカウンターの中のシェフとは初めましてからのスタートでしたが、 人を介しての予約のおかげで、こちらの状況、つまりは見た目に反して胃袋が小さめで繊細で、分量は抑え気味に...ということはしっかり伝わっていました。

 初対面のシェフからは。全体量を減らすために、造りは外した(毎度...のリクエスト。別の日に風花で必ずいただくアイテムなので。)コース(一人分)を二人で分けて、足りない部分を追加するという提案があり、あれこれ言っても一人前を二人で...とは、あったらいいなと思ったとしてもこちらから言えるオーダーではありませんでしたし、しかも、不足分はお好きに追加でなどとめんどうな...流石にそれでいいんでしょうかと伺いましたが、シェフの何でもOKみたいなノリに甘えて、“一つのコースを二人でシェア”を基本に、肉は少し追加、水菓子は一人分を追加オーダーしました。
 明らかに一人分を分けましたというのが、右上イメージのカリフラワーの冷製スープと 鴨肉とビーツのタルタル。
 スープは少量で、シェフが目の前で仕上げたタルタルは、二つに分けられないからと、取り皿付きでの提供でした。 タラバ蟹(イメージなし)、鮑とスズキのポアレ、ガーリックライスは、一品として完成形で、一人分を半分づつに仕上げられたのかどうかは、微妙です。確かに鮑は一つを半分づつに盛り付けられましたが、スズキは、これの倍量となれば、無理です!というわけで、本気のハーフサイズではない部分もあるかに感じました。

 専門はフランス料理と言うシェフがその場で仕上げる料理は、造りが(本来はコースに組み込まれている)ない方が自然な気がする洋食系で、昨ーズンまでとはかなり雰囲気が異なっていました。滞在中に和食も、洋食もフレンチコースもいただく我が家としては、 和風、洋風、ソースがかかるか、つけだれでいただくか、傾向はお任せで問題なしですが、和食処内の鉄板焼きということで、戸惑うゲストがいるかもしれませんね。
 紹介されているれているメニューのラインナップからは 料理の仕上げまではイメージしにくいので、すこし、コメントが欲しい気もします。
 昨年なら、鉄板焼きとあと一箇所どこにする?となれば...ベルビューでフランス料理を選んだ場合も、今年は、風花か雪花亭で和食のコースをと感じるかもしれないわけで、事前の完全予約制だけに、一般論として、情報不足が気になります。

 1年に一度の利用の我が家は、振り返ってみると毎回シェフが変わっています。営業再開当時は、体が空いている総料理長がお出ましになることもあったようですが、その後は鉄板焼き担当と言う位置付けで人事が行われて、内部移動もあれば、新たに外部から来られたシェフもいらっしゃいましたけど、再会がなくて、毎回新鮮....。

 聞くところによると、鉄板焼き担当で契約でも、料理にかんしての縛りはなく、シェフの自由度が高いそうです。シェフの個性が生かされて良い反面、『店」の味が継承されていない不安定感は、無視しないほうがいいかもしれません。
  今期のシェフも近いうちにご友人と一緒に店を持つ将来図ができていらっしゃるようなので、シンプルな鉄板焼きで美しく仕上げられた料理を前に、またね、と期待できないことが複雑でした。

  つぎも『シェフの個性に起因した変化』に 刺激をいただくのかなと...思いつつ、懐かしさにも感動は湧き上がるんだけどと、付け加えておきましょうか。

                               21/01/22 

 

8月03日

 ゴルフのスタート時間が9時30分すぎなので、朝食はオクトーバフェストを利用。
 前日、日曜日の朝の(この時期では想定外の)大混雑を目撃したあとなので、あまりノンビリと構えるリスクも頭の片隅にあり、
オープン時間には店の前にいる予定で動きましたが、一夜明ければ、様相は全く違っていて、待ち人はなし。最初の朝の、例年とは異なる様子に戻っていました。
 週末の混雑が『救い』といえば救いなんでしょうけど、メリハリが強すぎて、やっぱり『えらいことになってる』感はあります。

 利用者が少なめとは言っても、ビュッフェでは一定以上の品数は揃える必要に迫られるものですが、 それがほとんど小分け盛り対応なので、手間もコストも察してあまりある状態ながら、カウンターに並べられた小さい器の動きも鈍く、利用者の立場としても、先々に向けての不安感を抱きました。31日は、感染防止対策下のビュッフェ初利用で、従来との変化に、感心したり納得したりでおわりましたが、和定食の朝ごはんがいい感じに落ち着いて過ごせた翌日ですから、
どうしても、こういう時期のビュッフェのデメリットが目についたのだと思います。
  無駄になるであろう『量』と『質』の兼ね合いが、難しくなりそうで...こういう外的要素がきっかけで質の劣化が止まらなくなった、某リゾートでの体験が過敏な懸念を招いているだけであってくれたらいいのですが、朝食(のクオリティ)は、本当にわかりやすいので、正直、気がかりです。
.リクエストしました。

 右イメージは、オクトーバフェストのカウンター(朝食)。アクリルボードで仕切られた中に、料理が盛られた小さい器が並んでいます。蒸し物は、小皿ごと蒸し器の中、目玉焼きやボイルドソーセージなどの温かいものは、シェフズコーナーで、提供されていました。
 定評のあるパンは、 焼いた後からなくなるという状況ではなくて、オーブンの休眠時間が長かった気がします。焼いてもも焼いても間に合わないので、あらかじめ焼いていたものが提供されていた数年前とは事情はちがえど、結果が....。誘惑のパンの香りは、しばらくおやすみかもしれませんね。
 
 ただ、いわゆる『常ではない状況』ゆえのデメリットのようなものは、 ビュッフェ利用時くらいで、とくに、自分たちがなにか不利益を実感するような状況はなく、ゆとりの空間と穏やかな時間、ともすればしづみがちはコロナ禍中で、休業開けの『やる気空気感』は、良き刺激要素になっていた気がします。
(ロビーフロアからセルフサービスのヤーコン茶とクッキーが、撤去されたのは、コロナ禍デメリット!でしょうね。)
 ゴルフプレイの帰りにスカーレッツカフェで初日にリクエストしていたパンをひきとり、 食パンがなかったことに再度、テンションを下げました。最高に『違いがわかるパン』ですから...次回は事前に確認して、 入手のために『努力』してみましょう。

 ことぶきの湯、午睡、合間に帰り支度。
 夕食は、 ベルビューフレンチコース。シェフおまかせの1コースのみ、なので、おまかせですが、いわゆるベルビューのラインナップからフォアグラがなくなったというので、温前菜、フォアグラのポアレはリクエストしました。


 ベルビューではプリフィクスメニューが一新されて、  パスタもリゾットもなくなって、傾向の変化を感じましたが、ベルビューフレンチのラインアップは、わたしたちが思うところのイタリアンテイスト健在だったように感じました。
 昔観た古い映画で、料理はイタリア!フランス料理なんてソースじゃない(というニュアンス、正確には覚えていません)というシーンがありましたけど、時代のヘルシー思考もあいまって、バターのを多用したコクのありるソースは避けられる方向かもしれませんね。

 今回も、オリーブオイルの活躍が目立ってました。
 
 わたしたちも 、高齢化のレールにのっかっちゃいましたから、バターや卵からオーリーブオイルへの傾向はありがたい話ではありますが、 ボリューム3分の1カットコースがあるとなおありがたい気が...。 

 ベルビューフレンチは、いまのところ選択肢なしの!コースのみ、北海道価格としてはそれなりに強気の価格で、ボリュームアップの傾向も、要想定かもしれませんが、タラバと赤肉メロンと雲丹のスターターあとに、アワビ、オマール、フォアグラ経由の魚料理を経てのメインですから、 (完食しながらいうのもなんですが)ちょっと、代謝も鈍くなってきた世代には、、悩ましいボリュームにはちがいありませんよね。
 
 右下イメージは、タラバ蟹、メロンと生ハム、雲丹の3種オードブルと、デザート。
 で、叶うならこのうちのどれをパスする?となれば、どれもはずせないわけで...。
 思えば、いつの頃からか、フォアグラのポアレだの根菜素材のスープだのと料理のリクエストをするかたわら、全体のボ決してリュームは 決してふやさないでと、言い続けて何年になるんでしょう?
 残さずいただいて、「ちょっと(量が)多かったです。」 と言っても、本当の適量になるまでは、回を重ねなくては.....の体験はしてきました。
 ただ、この数年は、ベルビュー利用は、一年ぶりのペースゆえ、(前回が参考になりにくく)ボリューム調整は必須といえども難しいです。
 
 特別な空間は、なんとしてでも維持してほいしいけれど、利用頻度アップが期待できない事情が、苦しいです。

 コロナ禍の影響(多分)で、ルスツリゾートは2021年も 7月末まで休業 が決まり、我が家の予定も一旦白紙に戻しました。
 1年振りどころか....。  
 夏休み開け。五輪開けの状況を待たずには、計画もたてにくく、 悩ましき日々は続くのでしょうね。

                            21/06/07 

8月04日

 レイトチェックアウトをお願いして、チェックスト当日も朝一番のスタートでゴルフをして...というパワーが残ってていたのは何年前のことだったか...。 
 
 最終日のプレイを見合わせにしたきっかけがなんだったのか思い出せませんが、 プレイなしの帰り支度を経験すると、『欲張りなパターン』にはもう戻ることができなくて、今期も最終日は『帰るだけ』。

 時間に終われない朝、朝食は ウェスティン、アトリウムで締めくくるの『いつもパターン』でしたけど...ゆっくりできるオクトーバフェストも、この時限定(コロナ禍が治れば、また、自分たちの方が異邦人に見える状況が戻ってくるかも...)の貴重な環境かもしれないしと、ルスツ最後の食事(朝食)はオクトーバフェストへ。
 小分け盛りで並べられた料理、使い捨ての手袋等、最後の景色になればいいけどと思う反面、感染対策の結果として定食(風花)での提供が登場したのだとすれば、きっかけは最悪でも、良い結果が生まれることもあるということでしょうか。

 朝食スタイルはビュッフェのみということが珍しくなくなってから久しいので、朝食のセットメニューが、今後も続けられれば有難いけど、『緊急臨時対応』のレアなサービスの継続は難しいかもしれませんね。ただ、たくさんの小分けようの小さい器は、これきりではないかもしれません。

 必須の対策は『決まり事 』ですから、そこの部分での不自由感や不快感や、まして対策の効果への疑問などは、ルスツとは切り離して感じるべきだと思います。 
  ワクチンができるまでは治められない状況ながら、来年まで続く不自由さでもないだろうし、ことぶきの湯を貸し切り状態も、次はもうありえない贅沢になってると考えれば、今年は今年の『良さ』があったなどと、空港送迎のバスの出発時刻まで、スタッフと、しばらくの我慢と先への期待を話し合いました。
 北海道とはいえ8月、エアコンの聞いた屋内にいる 自分たちはまだしも、屋外の遊園地担当のスタッフに常時マスクを着用させるのがかわいそうで..というスタッフの話に、夏季屋外で他者との距離を保っていられる状態の場合は、熱中症予防でマスクは積極的に外しましょうという一部有識者のコメントの虚しさを感じましたっけ。
 
 (一定の条件下で)マスクを外すようにとの声はいつの間にかがきこえなくなって、ワクチンが日々の状況を変えることなく、2回目の夏が過ぎて、間もなく3度目の夏、接客に従事するスタッフの仕事の環境は感染症対策から逃れられないままと推します。
 
 2021年、ルスツリゾートでは営業期間が限定的となり、わたしたちも利用がかなわずに過ぎました。 
 2022年、グリーンシーズンのジュニアスイートの予約は可能な様子ながら、レストランの営業については未確定部分が多く、『滞在』環境には不安がのこっており、予約に進めない状況です。

                                    22/04/16