画面のレイアウトが乱れる方へ

 2月中旬に初トマムを楽しんでいらしたraideenさんが、上級者限定エリアで目にすることのできるイメージを提供してくださいました。すべてご紹介したいところですが,なにぶん容量の関係で...選別はお任せいただきました。タイトル()内は,raideenさんのお声とご理解ください。イメージのサイズは縮小しています。茶色文字はraideenさんからの書き込みみを引用。                   05/03/08 

おことわり
  トマムに行ってこられた方々が掲示板に書き込んでくださる率直な意見や感想は、実体験以上の参考資料はない、という観点から、できる限り当HP上に保存の上、紹介させていただきたいと考えています。
 書き込みの大半はトマム最新情報のページでご覧いただけますが、イメージや非常に多くのレポートを頂戴したものについては、投稿者の好意に期待して、専用ページで保存させていただきました。トマム関連の全リストを用意してますので、御活用ください。また、HP上のトマム専用ボタンもリストにリンクしています。
                            03/02/24  



 
  いくつかあるトマム山トップのイメージの中からいただいた1枚です。
 
 8番リフトの利用者だけに開かれるパノラマです。アルファキャビンの降り場からとは、相当に違うものですね。

 でも8番リフトの両側は言うまでもなく上級コース、しかも片方は最上級者限定コースなどという色気のないコース名がつけられていますから...8番だけは、わたしはまだ利用したことがありません。
 キャビンを降りてから階段を上ってグローリーを滑ってみると、トマムの雪なら上級コースも大丈夫かも...と錯覚しそうになりますが、キャビン降り場からのグローリーは以前は、すぐにアスペンバーン...つまりは中級コースとなっていた部分で、人が多くてコース幅が狭い初級コースを避けて(雪中行軍もあるし...)わたしもこちらのコースを降りたこともあります。いつの間にやら上級コースに昇格したもと中級コースということで....キャビンを降りてグローリーを滑ることができたからといって,安心はできません。この景色にひかれて8番リフトを“お気軽”に利用してはいけませんよ。


 
 同様に、大半のゲストが気軽に立ち入ることのできないエリアが、右のイメージ。
 今季から登場の『開放地区』です。
 スキー場の運営を担当した星野リゾートが、上級スキーヤーの不完全燃焼対策(?)として、打ち出した冬山開放宣言 ...何のこっちゃ?と思っていたら、上級者限定で、コース以外のエリアを開放しちゃったんですね。昨シーズンまではコース以外を滑走したらゲエンデから追放されるリスクもあったことを考えれば,かなり思い切った宣言です。

 場所は、最上級者限定コースの両横くらいになるのでしょうか?




 

  イメージを拝見する限りは、スペースも十分だし、斜度も....と思えてしまいそうですね。何しろゆったりと遊んでいらっしゃるので...最上級者限定コースよりは、滑り易そうな気がしないでもありませんが、ここはいはば、放置地帯です。圧雪どころか,木々の幹に衝突に備えてのマットも巻かれていませんよね。

 






   『スキーの最大の魅力は圧雪された人工的なゲレンデではなく,自然の冬山でパウダースノーの受けを滑ること (TRENDY2005.3号、トマム再生に関する記事)』と理解、分析した、星野リゾートが、上級スキーヤーのニーズに応えて提供したのが、開放エリア....入山には条件があるそうですが、圧雪車のミゾの後が1番好き!というわたしにとっては、ひとかけらの縁もないエリアです....。
  上級コースが少ないという不評を返上できるはずだった三角沢エリアに今だリフトがかけられない今、開放地区の登場は上級スキーヤーを熱くさせるでしょうか?



 
 
  raideenさんが参加なさった日は、パウダースノーは不足気味だったようですが....。

 トマムでは冬山解放プロジェクトなるもので、解放を行っていますので2日目に参加してきました。今回降雪が全く無かったので、新雪を楽しむ事は出来ませんでしたが、白樺の間を縫って滑ってきました。滑りだけを楽しむのではなく、自然の雪山を楽しんできました。勿論スリルではなく「高原の小枝を大切にね。」を合言葉(笑)に滑りや写真撮影を満喫してきました。

 


 
 う〜ん、木の枝は、なんだかのび方が違っていますよね。

  アルファキャビンに近くで撮影なさったらしい上のイメージと比べても、開放地区の木々は暴れてる感じ...。独特の景観なのかなあ...と、楽して行ける方法があれば、この枝の下に立ってみたい気もします。
 足腰と体力に自信のある方は、夏のトマム山登山に挑戦なさるのもいいかもしれませんね。アルファキャビン降り場から頂上までの行程...でしょうか。所要時間90分のアクティビティーです。

 
  ぬけるような青空の中で、グリーンシーズンは生命の息吹を感じさせられるのかもしれませんね。

 
  開放地区の、横に大きく張り出した小枝たちはどんな色で埋まるのでしょう?







 右は8番リフトから山頂のイメージだそうです。

 この空の色!
  晴天率の高さを誇るトマムでは、 滑るだけではなく観ることをお忘れなくといわんばかりの美しさですね。
 もしかしたら,キラキラとダイヤモンドダストが舞っていたりして... 。

 ...やっぱり8番リフト....とがんばってスキルアップを目指しましょうか?

 もちろん観るべきは山頂付近にだけというわけではありません。
 例えば,初級コースシルバーベルの 途中にも、山の反対側の視界が広がるポイントがありますしね。感動景観は点在しています。

 まずはウェアに着いた雪の形の美しさから...自然を楽しみましょう。

 (ピンク色文字は、ゲレンデコース名です。)                           
                                      05/03/08 

補足
 3月9日、raideenさんから「開放地区」入山の手続きに関してのお話がありました。

 『係りの人と、ヘルメットの装備と携帯フル充電の確認と、口頭でですが滑りの確認。「自在に曲がれ(避けられ)ますか?」と聞かれたので、「一応大丈夫です。」と答え、間髪入れずに「スリルではなく景観を楽しむだけですから・・・。上級者限定コースをかっとんで滑れるかと聞かれたら、答えはNOだけど、歳も歳なので無茶はしません。海外での経験もあります。」と言ったら「じゃあ、大丈夫ですね。くれぐれも16:00までにここに戻ってきてください。じゃないとスタッフが探しに行く事になりますから。」と言われて(脅されて(笑))許可をもらったのです。
でもその後は、解放地区の朝一のコンディションを細かく教えてくれました。
 略 .... 
  さらに小型の発信機のような物をつければ、いざ探す時に便利だと思いました。壊れたり、無くしたりといった事が心配であれば、他の新しいスキー場なんかにあるICカード式のリフト券のように、最初に¥1,000.−を保証金として預かって、返却時にお金を返す。といったシステムにすれば良いなと激しく思いました。』

 わたしとしては、16時まで待たずに探していただきたい時にはどうすればいいの?ということが気にかかりますが... そんな不安を抱えていては『入山不可!』となるでしょうか...。発信器は欲しい気がしますよね。可能な限りの規制を取り払って....という冬山開放宣言が目指すものと,サポート体制とのバランスが、今後の課題になりそうです。

                                      05/03/09