画面のレイアウトが乱れる方へ

 


                        
 
                               

 2025年10月中旬、7泊10日の日程で、スペイン3都市をめぐるツアーに参加してきました。
 
 マドリード1泊で帰国に追い込まれた2020年から5年半、同様のトラブルを本気で警戒していた訳ではありませんが、5年以上の『時』がもたらしているであろう変化と、自分たちの体力の劣化を思いつつ、今回は、確かさと快適さを優先して個人旅行の選択は早い段階で取り除きました。

 複数のツアーを2年あまりの時間をかけて比較したのちに、我が家は、出発設定日の約9ヶ月前にGLOBALのツアーに参加申し込みの手続きを済ませました。

 各都市2連泊の、ゆとり(と思われた)行程、 利用ホテルのクオリティ、パラドールの客室カテゴリーのリクエストが可能なこと、プラド美術館での居残り観光が可能なスケジュールと、帰国日延長と関空発着の別手配ができるオプションなどが他社ツアーでは揃わないメリットで、決め手となりました。 また、営業所スタッフからツアー参加者の簡単なリストを作成(配布)、自己紹介の時間を設ける予定との案内がありました。
  数日間を共有する者同士、挨拶から始まるのが当たり前、と我が家は思っていましたから、GLOBALのこの姿勢は我が家にはプラス要素になりました。現地発の数時間のオプショナルツアーの集まりとは違いますしね。

 他者情報によると、入場観光対象では軽く1万歩超えの連続。
 移動は効率よく、観光はじっくり...軒並み高値安定傾向の各種ツアーの中にあっても、GLOBALの価格は目立ってはましたが、支払った価格に見合ったと思える、期待値超えのスペイン観光を楽しんで帰国することができました。

                                    25/10/31 

 

  
 更新日  25/11/24    


飛行機の感想

 今回のツアーの指定航空会社はエミレーツでした。

 我が家は約8年振り、ローマ旅行以来のエミレーツですが、その8年前にして、積極的な利用にはブレーキがかかりだしていたエミレーツ....初利用時の評価は長く続かず、醒めてはいたものの、コストパフォーマンスの高さに背中をおされつつの、利用だったことを思い出します。お正月に期間限定で発売されるビジネスクラスが、安かったんですよね。

 それでも、飛行機、地上サービス等に関して、それ以前より一層醒めてしまった結果、5年半前のスペイン1泊緊急帰国の旅では、我が家はカタール航空を選びました。エミレーツの地上サービス(送迎やラウンジ)にはまだひかれる部分は残しながらの、当初は興味深かった座席レイアウトのがマイナス要素になっての、エミレーツからカタールへ、でした。

 でも、エミレーツ利用が確定していることが理由でツアーの申し込みをやめるというほどではなく、航空会社が未定よりもよいし、到着が夜遅くになる直行便よりも、昼間に到着する方がいいし、乗り継ぎから先も最終目的理までビジネスクラスの利用ができること思うと、エミレーツ利用のメリットは残っています。
 個人旅行なら...利用を迷うかもしれませんが、エミレーツで行きますと決められたら、抵抗するほどの低評価ではありません。
 ただ、日本発着便もドバイから先の便も、座席配置は機種に関係なくA 380(2階建機種)で導入された、座席の横のサイドテーブルの下の空間が、後ろの座席がベッドポジションになった時の足受け部分に活用されるという...初めての利用なら、大きなテーブルも便利だし、サイドテーブルが通路よりにある座席は、ちょっとした隔離感もあって(逆パターンは狭い通路を挟んで隣の座席との距離が近くて落ち着かない感じ)印象は悪くはないと思うんですが、2度、3度と利用を繰り返すうちに「わたし、好きじゃない」ことがハッキリしてきたレイアウトなんですね。
 エコノミークラスで3列、4列、3列のスペースに1列、2列、1列とはいえ、窓側の座席番号は奇数列にはA.、偶数列にはB表示が振られています。7A 8B、いづれも窓側の縦1列の左席ですが、7Bに当たる部分がサイドテーブル、その真後ろに8Bの座席シートがあって、サイドテーブルの空間がベッドポジションのためのスペースというわけで、要は、座席の足元がが狭いんですね。もちろん、シートの横巾もサイドテーブルに取られている分狭いです。乱暴な言い方をすれば、ビジネスクラスといっても、シートピッチもシート横巾も決してゆったりとはしていません。占有スペースと使用スペースの差が大きいと言いましょうか。
 ベッドポジションを取らない限りは前の座席のサイドテーブルの下は使いませんし(初利用時はキャリーカートを収納していた記憶がありますが、現在はNG) ドバイ乗り換え後は横になってもくつろげる気がしなくて、横になったことはありませんでしたけど、ドバイまでもがこのレイアウトになってしまったというので、今回は二人並びの中央はやめて窓側の一人席をリクエスト(縦に2席)しました。

 座席やサイドテーブルのサイスが変わる訳ではありませんが、窓側の一人席は収納ボックスの幅だけ空間がひろく、機内で使うものを出し入れしやすいところにに置いておけるメリットがあります。
...と、過去一度だけ利用して、高評価だったはずの窓際の収納ボックスが羽田〜ドバイの機種にはありませんでした。
  その分、もしかしたらシート幅が広くなっていたかもしれませんが、窓際の収納スペースは、A380機種専用のアイテムだったようです。2階部分の機体のカーブの加減で、窓際すぐにに座席を寄せると、圧迫感があるのかもしれませんね。収納ボックスはデットスペースの有効活用と見えなくもありません。そもそも便利に思えるのは座席が窓よりの場合だけ、通路寄りに座る場合は、広いサイドテーブルに阻まれて、安易に使ったら取り出すのに苦労するレイアウトなんですよね。
 ただ、羽田〜ドバイの往路以外の3路線の機種はA380。
 イメージのように、シートピッチを無視したサイズの収納ボックスが並んでいました。あらためて見ると、確かに、ココを活用しやすいのはA座席(と反対側のJ 座席)だけでしょうね。わたしは今回4回とも窓側シートのAに居座ったので(主人は前列Bシート)収納ボックスは、明らかにここは私の場所 というところと、前列との間、半分よりもこちら側によっている部分の2箇所を(主人の私物も一緒に)活用しました。それよりも後方の半分よりもだいぶ後ろよりのボックスの蓋は閉じられたままでした。というより、A席からはかなり前方までみえてしまうのですけど、視界の届く範囲で前方でも活用の気配はなかったです。



 基本の座席レイアウトはかわらずとはいえ、窓際に収納スペースがなかったり(機種による違い)、前席サイドテーブルの下部分にも、シューズボックスがなかったり、足置きがなかったり(新しい仕様にはない)と変化は見られます。
 ただ、 8年前の実感が正しければ、シートピッチは広くなっています。かつては、キャリーケースの中身をとりだすのに、座面にキャリーを置いて座席前に立つと動きが制限されるほど狭かったのが、そこの部分での窮屈さは無くなった気がします。
 結果として、座った状態で、わたしの足は前席下の空間に届かなくなりました。以前のように足置きがある(多分)古いタイプの利用もありましたげど、シートピッチは当時より広げられたと察します。足置きまでの距離が遠い。
 で、これはエミレーツの座席に限ったことではないと思いますが、 普通に腰掛けた状態でわたしの踵は床につかないので、離着陸時階はフットレストを座面と同じくらいの高さまであげて使使っていました。が、今回フットレストをあげようとすると、背もたれのリクライニングが同時に動くので、困りました。フットレストが単独で動かせないのは、4回ともに同じ。不自由でした。
 幸い(というべきか...)復路のドバイ〜関空の機種だけ、座席がそのまま前に動く機能が追加されていて、かつてよりも広くなったはずのシートピッチを自分の脚の長さに合わせて狭く使うという..座席を前に寄せれば、サイドテーブルは横から後ろになって、サイドじゃなくなるし... なんだかんだと使いにくさが気になった、久々のエミレーツでした。
 正直、もう、感激はありませんよね。

 それでも地上サービスが...という微かな期待はも、虚しく泡と消えました。

 もとより往路乗り継ぎはラウンジでゆっくりするほどの時間もありませんでしたけど、 ターミナルBに到着、出発はC、移動の後に少しの時間利用したラウンジには、我が家がエミレーツらしさと思い込んでいた特色はなく、ぎっしり(という印象)並んだソファを見回して空席を探す時間も惜しんでの単なるトイレタイム。復路の乗り継ぎはターミナルAからCという往路どころじゃない移動の果てに、ラウンジは往路と同じ...。
 振り返って見れば、エミレーツの地上サービスに感激したのはエミレーツ初利用のロンドンでした。
 到着地で送迎サービスのために設置されていた専用ラウンジも驚きなら、復路ラウンジに設置されていた専用搭乗口だったんですよね。ラウンジ食のラインナップも、誘惑を自制するのがむつかしいほど、インパクトがありましたしね。
 その時、乗り継ぎで利用したターミナルBのラウンジはとりあえず広さで、その次には階下にある全て(思ってましたが、ほとんどのというのが正しいかも)の搭乗口へのチェックインゲートが設置されたターミナルAのラウンジの広さと利便性に、しばしの呆然から大感激したことを思い出しますが、今回利用のCラウンジには何もありませんでした。ただただ、空間が狭く、人が多く、雑然としていて、なんだか混み合った待合室レベルのクオリティに感じました。

 ラウンジに期待が持てない上に、機内座席もリラックスできず、加えて乗り継ぎ移動距離が異常に長くなるケースがめずらしくなく、おまけにボーディングブリッジ確定ではないとなれば、この先も利用したいですかと問われて、はいとは回答できない気分です。

 エミレーツ利用が謳われているツアーを選択から外すというほどの話ではないとしても、エミレーツ航空利用が優位に働く時代は、我が家では終わったのかもしれないと思う、今回の実体験でした。

 ※ エスニックの軽食は大変美味しく、日本で積載したはずの会席はそれなりに。わたしが毎回オーダーしたフルーツは当たり外れが大きく、主人が常に選んだスイーツは安定の風味だったようです。)


                                              25/11/24 



GLOBALツアーの感想

 
 周遊型ツアーの利用は15年前までに数回(主人は今回が回目)の我が家では、この種のツアーの基本形には詳しくはありません。
  評価の根拠となる事例がGLOBALのオリジナルなのか、今時はどこでも普通に行われていることなのかはわかりませんが、少ない実体験とツアー選びの段階で比較した事実から、GLOBALではいくつか、ありがたいポイントを体験しました。

 例えば、トランクの自宅から空港間往復 宅配サービスは珍しくないことだと思いますが、往路、空港当てに発送したトランクのの受け取りはツアースタッフににお任せで、トランクを確認した集合場所から飛行機のチェックインカウンターに移動する間も、逐次スタッフがサポートしてくれているのが(機内持ち込みのキャリーカートもチェックインカウンターギリギリまで運んでくれました)、同時刻のチェックイン風景でGLOBALだけのように見えました。
 預かり証の控えはスタッフに..と回収されたので、無くさないようにまとめて保管?と思ってたら、到着地バルセロナの空港でまとめられていたのは早々とターンテーブルから下ろされた参加者全員のトランクでしたという手際の良さ。(参加者は、トランクを確認)日本を発ってから後、自分のトランクに触れたのはバルセロナのホテルの部屋でした。
 ポーターがいないというグラナダ空港以外で自分のトランクを運ぶ必要がない(最終日に居残った我が家は帰路、自分のものは自分で...。)身軽に動ける状態は、快適でした。コルドバ〜マドリード列車移動の際も、トランクは当日朝チェックウトのパラドール・デ・グラナダの」客室の前(廊下)からマドリードのフォーシーズンズ・ホテルの客室内まで、別ルートで運ばれました。
 ツアー参加者、人数分のトランクを列車内に持ち込む(各自で管理)との回答があったツアーも少なくはなく、また、現地飛行機移動に備えて日本発着がビジネスクラスであっても、トランクの重量はエコノミークラスの基準にとの回答も大半だった中、GLOBALではビジネスクラスの座席設定はなくても、預け入れトランクはビジネスクラス基準の30キロとの調整が行われていました。
 バス、ミニバス(大型バス侵入不可エリア)利用の際には、飛行機内持ち込みのキャリーカートもトランクエリアに積んで運んでもらえるなど、思ってもいなかった身軽な環境は、旅の快適さを大きく押し上げた気がします。
 
 アピールポイントでもあった利用確定ホテルのクオリティはいうまでもなく、バルセロナの宿泊施設も意外にゆとりのスペースで、好感度が上がりました。
 予約が取りにくいと噂のパラドール・デ・グラナダに連泊する行程にもインパクトがありましたが、そこで客室カテゴリーのリクエストが可能だったことには驚かされました。帰宅後に実際に利用してきた客室の価格をチェックしたところ、時期によっても異なるでしょうけど、今回の日程通りに(個人で)予約をした場合、ホテルだけで(パラドールは2食、他は朝食付)100万円用意しておきましょうとなるわけで、なんだか、「高い!」と言っていたツアー料金が、お得だったかも...?という気分にさせられるほどでした。

 いえ、相対的には高いです。
 ただ、実際に利用してみると、なるほどね...と、決断には少々気合いが必要なツアー価格にも納得してしまったと言いましょうか。

 バルセロナ、グラナダでは大型車両侵入、駐停車の制限があるとの事情で、ミニバン、タクシー等に分乗しての観光になりました。
 販売中のツアーのどのくらいの割合で同種の対応がなされているのかはわかりかねますが、同じツアー会社の商品でも、ミニバスでの観光を謳っている商品もあれば、言及なしのツアーもあります。
 観光対象の、より近くまで車で、というのは、まだ『標準対応』ではないと察せられ、GLOBALでは無駄に歩くことなく負担の少ない観光の調整が行われていたことを実感しています。
 使われたミニバスは向かい合うでの6席タイプ。3台用意されていました。5人あたりに車とドライバーがひとり。現地ガイドこそ1人でしたけど、オプショナルツアーでバルセロナ貸切市内観光を活用したような印象を抱きました。(貴重品意外の手荷物車内沖で問題なし。人数分に水も用意されてました。乗り降りの際、ドライバーは運転席から出てサポートor 待機)
 予約時間の関係で、発売当初のツアー行程に変化が生じた部分もありましたが(出発以前に届けられた『旅のしおり』で説明、日程変更記載あり。)フリータイムと観光が入れ替わったりした結果、自由に昼食とるのが難しくなったグラナダでは、予定にはなかった昼食の配布もあり、対応に不足はありませんでした。細かな配慮も行き届いていたと感じます。

 価格に見合った、贅沢ツアー 、アンケートは“満足”のところにチェックして、返送しようと思います。

                                                25/11/02