
飛行機の感想
英国のスカイトラック社...と言われても??ですが、航空会社の評価を行うところで、一位を受賞しているというカタールのビジネスクラス。
そもそもは受賞記念(2019年はフライト部門でも一位に返り咲いたとかで、記念はこちらの受賞だったかもしれませんが)のセール価格が利用決めてでしたが、ただ、このところ、やっぱり狭いという実感を横に置くことが難しくなっていたエミレーツと比較して、広く思える座席も重要なポイントでした。
エミレーツは大阪からドバイまでならごく普通の、シェル型リクライニングの2-3-2並びの座席で、面白みもない代わりに窮屈感もありませんでしたが、その大阪〜ドバイもA380機種が就航になっちゃって、その窮屈感は眠るには不向きとばかりに他を探し、辿りついたカタール航空ですから、座席に関しては興味津々、抑えていた方が無難な期待値も、油断すれば上昇中という状況下での利用でした。
今回利用することになったのは2機種。
羽田〜ドーハが最新と言われるQSuite搭載機種で、ドーハ〜マドリードは QSuite非搭載機種。
どちらの座席もベッドモード時には前列のサイドテーブルの下部空間を活用する1-2-1のレイアウトですが、QSuiteのほうは、奇数列が後ろ向き設定で、後列のテーブル下部の空間にベッドの足元ができる仕様で、扉付き。(下イメージ右端。ジュースをおいたテーブルのしたの空間が前方奇数列のゲストの専有部分。)中央奇数列と偶数列はしきりを開けると4名が向かい合ってすごすことができるボックス空間になることもアピールポイントのようでした。
ドーハ〜マドリードは、座席は行儀よく前へならえですが、まっすぐ前ではなくて斜め前向きで、座席、モニター、サイドテーブルの位置関係が前後列でずれることなく一緒。前列下部空間を活用する長さ分だけ、旧来のリクライニングタイプよりも、シートの前後幅は節約できる様子ですが、座席配置が前後列でずれるスタッガードタイプよりはゆとりがありそうに思えました。
実体験でいえばエミレーツ航空の関空〜ドバイがリクライニングタイプ、ドーハ〜(A380機種)が最初は物珍しく楽しんだものの、すぐに狭さが難となったスタッガードタイプですね。QSuiteもカテゴリーでいえばスタッガードタイプなのでしょうけど、半分が後ろ向き配置ゆえにか、エミレーツほど窮屈ではなさそうに(紹介イメージ等では)見えました。

事前の座席指定は、往路QSuiteは中央偶数列の二人並び、ドーハ〜マドリードは窓側一人席を前後、バルセロナ発の復路は中央二人並び席、ドーハ〜羽田はQSuite窓側一人席を前後で選択しました。あいにくのバルセロナ発がマドリード発になって、復路の指定はリセット、マドリド〜ドーハ、ドーハ〜羽田ともに中央二人並び席になったので、Qsuite一人席の体験は叶わずに終わりましたが、帰路、わたしが利用する予定にしていた偶数列一人席が上イメージ左端。侵攻方向に対して後ろ向きの座席は奥よりにあって、手前通路よりに収納ボックスというレイアウトです。往路の座席選択で迷ったのが、内側よりに席がくっついている奇数列(後ろ向き)にするか席が通路より、つまりは座った状態では並んでいるとは言っても近くはない偶数列にするか、でした。座席が通路よりだと落ち着かないし、無駄なしきりをはすしてダブルベッドにもできる奇数列の方がゆったりしてるんじゃにかとも思いましたが、QSuiteは扉付き、通路よりの座席でも個室間に問題はなさそうでしたし、むしろ、もの入れが内側にある方が、便利に使えそうな気もして、前を向いて行くことにしました。上イメージ左から3枚が我が家が実際に利用した座席。サイドテーブルというにはかなりスペースのあるテーブルは斜め前(このテーブルの下部空間が、前列こちら向きのゲストの足元の空間)にあり、クッション性もある座席横の収納スペースの蓋面は座面と同じ高さ(調節可)にしておけば、座席の一部のようになって、実際以上に座席が広く感じさせられる優良アイテムでした。
もちろんココにお尻を乗っけていてはシートベルトができませんけど、多少はみ出してもノープロブレムなゆとりスペースといったところ...。実際には
機内持ち込みグッズを手元に置きっ放しにしておける優れたスペースというべきでしょうか。またテーブルの下、操作盤との間に厚みのないものなら押し込んでおける空間もあって、使い勝手がよかったです。
左イメージ、バッグをおいている場所が、座席横のもの入れ、蓋面部分。並び席の稼働パーティションを下げてもしきりはガツンとあるうえにお互いの物入れ部分の距離が少々...近くて遠い関係...並び席だからこそのスケールメリットでいえば、完全にしきりをなくせる奇数列の方が大きいかもしれません。進行方向に対して後ろ向きで過ごす感覚を体験できずに終わったので、どちらが...とはいえませんが、空間の快適さは奇数列、レイアウトの優は偶数列というところでしょうか。
どちらにしても、サイドテーブルは座席の横ではなく前方に配置、いわゆるシートピッチにも余裕があって、結果、比較でエミレーツの狭さを再認識させられました。
一方、ドーハ〜マドリードに搭載のヘリンボーンタイプは前列座席横(方向が斜めなので真横ではなく後ろ斜めより傾向)のサイドテーブルの下部空間利用は同じながら、お揃いのレイアウトでサイドテーブルは(座席)よりもコンパクトゆえ、足もとの空間は先細り...この区間で座席をベッド仕様にすることはなかったので、実体験の根拠はありませんが、わたしにはノープロブレムのさ先細り、ゲストの体格次第では、おやすみタイムの足元は少し狭いかも...という空間でした。
先細り感は、中央並び席より一人席の方が強い感じで、中央席では機内持ち込みのキャリーカートを置きっ放しにできる余裕がありました。(右下イメージ 右側)
往路、帰路ともにテーブルは座席前に折りたたみ収納されていて、必要時に引き出して使う仕様。
公開されているシートピッチの数字には多少のバラツキがあるものの、概ね、QSuitの方が広めですが、座席に座った状態での座席前の空間はヘリンボーンタイプの方が広く感じました。 
どの程度の差かと言えば、
テーブルを完全に収納せず(右イメージ左端)に使ってちょうどいいくらい...。
もっとも、QSuiteの方は、固定のテーブルが
大きいので食事時以外に、収納テーブルを引き出す必要もありませんでしたけど...。
機内食自体は、...可もなく不可もなく、カタール航空に限らず、和食は、美味しくないとまで言わずにすむならいいけどの前提でしたが、洋食も“無難”な範疇に収まっている印象で、“らしさ”“特色”は不足している気がしました。。加えて、洋食のマイナスポイントは、パンでしょうか。
HPでは“焼きたての香ばしいパン”との表記はありますが、“焼きたて”とは言にくいと判断しました。エミレーツでは食事中に、最初に提供されたパンとは別に、クルーがカゴ盛りで「如何?」と数種類のパンを配り歩いていて、その香りに食指を動かされた記憶があるので...やっぱり比較してしまいますね。ただ、食事のタイミングが一斉ではなく、個々のリクエストによって、のカタールで、焼きたてパンの香りの刺激は期待しにくいかもしれませんね。
意外と言ってはなんですが、ドーハ〜マドリードで提供されたアフタヌーンティーが、“キチン”としてました。
日本国内での提供ではお目にかかることが(多分)ない、太っ腹な量のクロテッドクリームも感激ポイントでしたが、見た目は普通のスコーンもが予想以上に美味しかったし、サンドイッチが、メニュー表記通りに“フレッシュ”で、食事のパンにテンション下降したあとだけに、驚きました。
全体的には、機種を問わず座席の快適さはさすが!
食事は、不要に期待値をに上げなければ、感動が得られる場合もあるレベル(ジュースは美味しい)で、次の機会の選択の障害にはなりませんが、課題は地上サービスと言えましょうか。
送迎サービスがないのはともかく、ラウンジの利用のしにくさは自分たちの工夫でなんとかなるものでもなく、かといってラウンジを使わない前提で乗り継ぎスケジュールを組むのは、...遅延のリスクがストレスになるというのが、悩みどころです。
20/05/28 
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ドーハの空港とラウンジの感想
行きは乗り継ぎ時間が1時間30分、スタッフによると、45分あれば問題なく乗り継ぎができるとのことでしたが、ネットでは乗り継ぎし損ねた体験談も目につきましたから、(往路の)ラウンジの利用は予定に入れず、空港内でも寄り道なしで乗り継ぎ先のゲートに直行でした。心配していた遅延もなく、羽田発も、ドーハ着も幾分早目でしたが、ドーハではボーディングブリッジの不使用のバス移動で、かつ空港内でもシャトルトレインを利用しなければ出発ゲートに到達できないため、自分たちではどうにもならない消費時間に追い立てられ、気持ちははやり、自然と早足、マスコット(?)のランプベアの正面に回る時間も惜しまれて、歩きつつ振り返りざまにベアの後ろ姿を一応撮影...。
まさか翌日に同じ場所で時間を持て余すとは思いもせず、取り急ぎ確保した1枚が左イメージ。意外とと混んでいないという印象の空港内でしたが、ベア周りは人が集まってはいました。
翌日にわかったことですが、ベアを取り囲ようにショッピングエリアが構成されているようで、ココをはなれて、他に(各出発ゲート近辺に)同じような環境が整えられているかといえば、ここを放れてあるのは搭乗ゲートとシーティングエリアばかり、時間を潰すなら、ベア周りで...最も混雑するのがこの辺りと言えましょうか。
ラウンジもこのエリアの上階にありました。
出発ゲートまではシャトルトレインを利用して、といういうロケーションでしたから、
出発ゲート近くにもラウンジはあるはハズだと思ったんですが、ここだけらしいということで、疑いつつも案内表示を確認しつつエレベーター(エスカレータもあり)で上階へ。レセプションは目の前で、利用に問題はありませんでした。
いえね、エミレーツ利用時、ドバイの空港ではゲート単位でラウンジが設置されていましたし...前回のローマでは、チケットをチェックされてはここではなく...と、搭乗ゲートにより近い場所のラウンジを示され、“正しいラウンジ”に到着するまで数カ所をわたり歩いた体験上、ここではない別の(立ち絵ばシャトルトレインを降りた先の)ラウンジを案内される可能性も少なからずで、ここは違うんじゃにかと...。
ところが、違わなくて、入って見ると、相当広い。
でも、ドバイ空港のゲートAのラウンジのように、搭乗ゲート単位に出口がある様子もなく、入ったところから出る....ようにしかみえないので、わたしたちは出入り口からさほど遠のくことなく席をとりましたが、随分殺風景な感じがしました。
椅子もソファも空間も有り余るほどある、けれど、飲み物以外に対して口にできるものもないし...この時はゲストもまばらだったせいもあってか、広さが...ゆとりを超えて、むしろデメリット要素に思えたくらいというのは、わたしたちがラウンジのチェックを省いてレセプションの近場で落ち着いちゃった結果の印象。
実はレストランは2階に併設されていたようですし、奥の方には、ビジネスエリアやクワイエッテエリア等の目的に合わせて利用可能なブースも設けられていたとわかっッタのは帰宅後でして、活用しきれずに終わって、残念なことだったと少し後悔を抱きました。
...二週間の観光旅行の最終仕上げ、期待と共に往路に持ち越していたカタールのラウンジ利用のはずが、乗り継ぎの時間を潰す間の居場所と化した状況でしたから、“その時”はラウンジを内を見て回る発想も起こらずじまいだったんですよね。
ただ、
視線の届く範囲の印象で、やっぱり、地上サービスとラウンジの快適さを考えると、次(の利用)はエミレーツ?という迷いは、実は...がわかった今も、続いています。
レストランが2階にあると分かっていたとして、利用したかといえば多分、機内持ち込みの手荷物を携えて階の移動はしなかった...。空席が十分にあるのに、わざわざ出口から遠のいて奥へは、は行かない....。奥から出られるならともかく、それでなくてもラウンジから離れている出発ゲートが、さらに遠くなる位置を選んで過ごすことはしなかったと思います。
バッグひとつの身軽さとはわけが違います。
ラウンジの出入り口近くには機内持ち込みサイズのカートを収めることができるロッカーがありましたから、2階のレストランを利用したければ、荷物をあづけて身軽になればいいという考えもあるでしょう。でも、その荷物は、機内に限らずラウンジででも、時間を過ごすのにあったほうがいいグッズが収まっている訳で、側に置くのが基本で、持ち運びしている手荷物です。預けっぱなしにできるものでもなく、レストランの利用を終えたらまた取り出して、居場所を決め直す???
そもそもは、ラウンジの中であちらこちらと居場所を変える利用の仕方は、わたしたちの価値観ではマイナスポイントで、
居場所を決めたら、そこで快適に過ごせるかどうかが重要。その意味では、カタールのラウンジは期待ハズレだったというのが本音でしょうか。 謙虚に言い換えれば、自分たちにはつかいこなせなくて、残念だったと....。
余談ですが、ラウンジに入る前、
ランプベア周りのショップをのぞいて見ましたが、いわゆるヨーロッパの有名ブランドショップはリニューアル工事中で閉店。リヤドロは無理でもロエベくらいはという期待も粉砕されました。もっとも、とくに愛用している訳でもないブランドグッズを、スペインつながりの勢いで購入しても、多分後悔していたに違いない、という根拠が、そろそろなくなりかけていたのでスペインで買ってこようと考えていたシャネルのスキンケアアイテムの価格。欲しいものを記してスタッフに見せるだけにしておくつもりが、昨日の今日で準備は整わず...日本語は全く通じず、わたしの英語も通じてるような..でも会話の完成度はかなり危ういというスタッフにすすめられて、購入した乳液が、実は日本円で5万円の美容液だったという、驚きの事実です。
そんな価格のスキンケア、継続して使えませんって、いや〜とんでもないもの買わされちゃった笑っていられないのが、カタールでの購入価格自体が日本価格とにたりよったり、消費税分だけやすかったという程度でして、そりゃ、中東で欧州ブランドが安い理由もないのに、免税に勘違いしてしまった、わたしの失策なのでした。
あ〜、無駄に高い(乳液じゃなく)美容液を買わされた(勧められた)被害者意識に、追い打ちのお値段たいして変わらなかったという 、衝撃...は、しばらく尾を引きました。
ブランドショップ閉鎖中で、大怪我を免れたことが、不幸中の幸いだった気がします。。
購入は、馴染みのないアラビアのお菓子だけにしておくべきでした。
20/04/20 
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