オープンしたては混雑も必至、1年２年でなくなる場所でもあるまいに、急がなくても大丈夫、と分かっていても、感情が...落ち着かない。マスメディアの報道にも、ものの見事に煽られて、“いづれ”と考えていた東京ディズニーリゾートに乗り込んでしまいました。
　時は、オープン後3ヶ月が経過しようかという2001年12月3日から2泊。
　同行者は、掲示板でもお馴染みの、東京在住のTomokoさん。目的は、現地偵察。
　つまり、主人とふたりで行く日の為の下見、と言うわけで...ものは言いようですね。でも“この次”を視野に入れて、常よりは注意力を稼動させたのは事実！
　ガイドブックでは分かりにくかったり、インフォメーションではイメージが掴みにくかったりしたことも、現地で遊んで、クリアにして参りました。細かな発見も侮れません。
　
　また、２回目以降のTDRでの“下見”の効果レポート、アトラクション詳細およびホテル利用レポートも随時UPしています。どんどん変化するTDR の現状に追いつかない部分も少なからず...ですが、当レポートにおつき合いくだされば、初めてのティズニーリゾート行きにも“下見の余裕”がついてくる（はず）です。すぐに予定がない方でも、トラブルエピソード、TDR編としてお楽しみくださいね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 08/02/06

　

　ミラコスタからも直結したリゾ−トライン、ディズニ−シ−駅からひとつ目のイクスピアリに向かったのは6時半前でした。（後で考えると、この時点でディズニーランドに戻って、夜のショーを見るという計画は崩れていたことになります。）
　4つの階で構成されるイクスピアリの敷地は縦長で、各フロアはいくつかのゾ−ンに区分けされていています。1階は駐車場で（ゾ−ンとゾ−ンが）分断されて通り抜けができなかったり、リゾ−トラインの乗り場と降り場の階が違っていたりで.....現在地と目的地との位置関係の把握に手間取りました。ガイド本のペ−ジをめくるよりも、タウンガイド（イクスピアリ内にあります。）の色分けされた平面図を広げる方がよさそうですね。

　最初、わたしたちは3階のレストランのどこかを利用するつもりでした。1階、２回はファストフ−ドやカフが多そうでしたし、4階は“正装した紳士、淑女が似合う”（講談社、東京in Poket10 ディズニ−アンバサダ−ホテル＆イクスピアリガイド）というガイドを鵜呑みにしたわけじゃありませんけど....ウォ−キングシュ−ズにセーターのいでたちがフィットするとも思えませんでしたから。
　ところが、この日、ここでリゾ−リラインから降りる事が初めてだったわたしたちは、降りた時点で階数を間違えて4階に上がってしまったのでした。
　良くも悪くも、パ−クと、その界隈の賑わいからは一線を画したゾ−ンに集結していたのは、通常ならば、数日前から予約をいれて、そこで食事をすることを目的に出かけて行くような店に思えました。少なくても、スプラッシュマウンティンで濡れた髪や顔を自然感想に任せ、足のだるさを持て余した締まりのない歩き方で、通りがかりに覗くような店ではありません。（“正装の淑女”じゃなくても、いいと思いますけどね。）でも、実際にはイクスピアリは主にTDRのゲストを対象にしている訳でしょうから....（わたしたちのように）遊ぶに適したいでたちで紛れ込む事もあるのです。４階といえども聖域ではないのですね。
　わたしたちは、水、ほこりもかぶったし、汗もかいたし、朝からまともにメイクも直していませんでしたけど（これは、わたし。Tomokoさんは直したかも...。）店の前で立ち止まってメニューをチェックしていると、中から出てきたスタッフに招かれました。乾山という江戸前すしの店でした。
　（一応）こんな格好ですが...とお伺いを立てましたが、問題は無かったようです。
　普通なら禁煙席の有無を確かめて、無ければ躊躇するところですけど、スタッフの歓待と寿司の誘惑にあれよあれよというまに入店。他のテ−ブルから離れた席を選ばせてもらいました。花火が始まると（店内の）見やすい場所に呼んでくれたり、感じのいい店でした。

　TDRでは期待できなかったカテゴリーの食事を落ち着いた空間で味わっていると、しみじみとイクスピアリってありがたいなあと感じました。
　日帰りで遊んでいる時には楽しいことが重要だったTDL（今はTDR)も、地方から泊まりがけでやってくると、“旅”ですものね。パ−クは閉園しても、非日常は続きます。楽しかった1日を終えて、コンビニで夜食を買おうか、帰ってからピッツァをとろうかという問題とは無縁のかわりに、食は旅の充実度を左右するポイントにもなるのです。ミッキーの形をしたパンケ−キもいい思い出に繋がるかもしれませんけど.....地方住まいでは縁の薄い銀座や六本木の店が出張して来てくれているわけですから、渡りに舟、鴨にネギ（ちょっと、ちがうかな？）この縁を活かして、旅のグレードアップをはかりたいものですね。
　誤解のないように付け加えると、地方においしいものが不足していると言ってるのではありませんよ。いつもとは違うおいしいものに出会あえるのが嬉しいという話です。
　
　上のイメ−ジは3階に出店しているピエ−ルエルメの特別メニューですが（2003年5月）、ここは食事を終えた後に3階で引き寄せられた店でした。
　ショ−ケ−スには「500円までなら許せるけど...600円は...許せない気がする。」とTomokoさんに言わしめたケ−キが並んでいました。“洗練”という単語を思い起こすシンプルな美しさで、500円のケーキから遠ざかっていたわたしが、600円でも700円でも許せちゃうと喜んだのはいうまでもありません。時間がなくて、この時はテイクアウトのみでしたが、アトラクションをひとつ諦めても寄リたい店でした。

　そして、もうひとつ、偶然の出会いを感謝し続けたいのが、1階、ラビットホールの杏仁豆腐でした。
　いいものがありそうな気がして館内マップを片手に行ったスウィートアリスが閉店で、徒労を嘆いている時に目についたのが“本物の杏仁豆腐”という看板で、屋台を模したのかというような窓口にうさん臭さ（ごめんなさい。店の方はちゃんとしてました。）に抵抗を感じつつも、ここまで来た（イクスピアリ1階の端）ついでにと試し買いしたものです。
　近くにあったベンチで、味わった時の衝撃は忘れられません。
　すぐに店に戻って、もう一個購入しました。パンナコッタとココナッツのブラマンジェとミルクババロアを融合したような食感で、本物の是非はともかく、初体験のおいしさでした。

　ラビットホ−ルはトゥーランドット遊仙境の脇谷シェフのヌードル専門店だそうで、感動の杏仁豆腐がトゥーランドットのものだと理解したのは、少し建ってからのことでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　03/06/02　

　
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　2002年5月の話（イクスピアリ編)　

　アンバサダーに宿泊すると、イクスピアリがかなり身近に感じます。実際にはそれなりの距離があるのですけど、徒歩で動ける気軽さがありますね。

　舞浜駅に着いたのがお昼前だったので、ウェルカムセンターに手荷物を預けたわたしたちは、TDLに直行の予定を変更して、イクスピアリのグレートビームマーケットで昼食をとりました。いろんな国のファストフードが一堂に会したエリアで、短時間でおなかと舌を満足させるには便利なところです。ただ、わたしがクレープ店のレジにいた間に、主人がリトルティーロード（リーフル）のアイスティーの試飲に捕まってしまいまして....思いのほか長居することになりました。試飲に勧められたのはダージリンの水出しでしたが、時は5月、春積みダージリンが店頭を飾る時期です。春積みのイロハから説明をされそうになったので、知ってるという意思表示をかねて各種ダージリンの春積みを購入してしまいました。ここは30グラムから販売されていたので、一瞬お値段がこなれた感じがしましたが、実際にはマリアージュよりも安く、レピシエよりも高めでした。TDLに持っていくのも鬱陶しいので、商品はあとでに引き取りに寄ることにしました。
　 ここの隣にはスーパーあって、わたしたちはTDLの帰りに、翌朝の朝食のヨーグルトや飲み物をスーパーで調達しました。2階のベーカリーもありましたし、次の日にディズニーシーの開園時間に遅れない為には、朝ごはんが勝負ですものね。

　夕食も予約はしていませんでしたし、開いている店で手早く済ませる予定でしたが、休日でもないのに、比較的時間のかからなそうな店には、順番待ちの列ができていました。それで、結局飛び入りで、クイーンアリスを利用することになりました。一応ドレスコードの有無はたずねましたけど、場所柄気軽にどうぞと案内されましたし、実際に店内の他のゲストもカジュアルな格好でした。（ガイド本には盛装して出かけたい...などと書いてましたけどね...。）店内の造りと（私たちを含めて）ゲストの雰囲気にギャップがあって“場所柄”故の違和感がありましたけど、おかげで美味しいものにありつけました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　04/02/26　

　
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　過去の経験から、TDL園内よりもイクスピアリの方が食は充実していると考えたわたしたちは、舞浜駅からウェルカムセンターを経由、ホテルサービスカウンターで必要な手続きを済ませた後、まず，イクスピアリに向かいました。
　そのままTDLに入園すると，アトラクションひとつ消化するかしないかのうちに、いわゆるお昼時になります。それならいっそ、お昼を済ませて入園した方が，効率よく動けますものね。当初は、モノレール乗り場に近いエリアの店でと考えていましたけど....イクスピアリにはね、トゥーランドットの杏仁豆腐があるのです！
　そこで、わたしたちはラビットホールに向かいました。 店の場所はイクスピアリの奥の奥、モノレール乗り場から（つまりTDLからも）どんどんはなれていくことになるので、往復にして数十分は余分にかかります。杏仁豆腐への執着がない方には、おすすめできない選択です。実際，この時間帯にそんなところまで足を逃す人は多くはないとみえて、ラビットホールも，ものすごくすいていました。（休憩時間かと思ったくらい...。）

　上海ヌードルの専門店ということで、メニューはヌードル数種とデザートのみでしたが、その少ないメニューの中にマンゴープリンがあったので、杏仁豆腐一筋の思いはどこへやら...悩みました。ひとつづつオーダーしてシェアしましたが、マンゴープリンもおいしかったです。（右イメージの上）プリンというよりはマンゴー風味のとろとろ杏仁豆腐と言うどくどくの食感で、ここに来たら外せない物がまたひとつ増えた感じです。

　もとより、ピエールエルメのクッキーもはずせません。
　昼食後、TDLでひとしきり遊んだ後、私たちは一旦ホテルにもどりました。比較的込み合わない時間帯を狙ってのチェックインの為と、、TDLの夜のパレード観賞以前にイクスピアリでお土産を購入、 部屋に置いてから再びTDLで夜を過ごす計画をたてたからです。　過去2回、ピエ−ルエルメは閉店前にバタバタと立ち寄って、ケーキもまばらな状態しか見ていないので、今回は選択しの多いうちに寄ろうと.....。ところが，ケーキも選べるけど，サロンも稼働中ということで、部屋に持ち帰る（夕食後のデザートの予定）計画を修正して、サロンでひととき過ごしてしまいました。
　わずかな変更が，その後の計画を大きく狂わせるのは、想像に難くないですね。
　クーキーを置きに部屋に戻る時間はなくなり、店で預かってもらうことになりました。パレード観賞の後、イクスピアリに立ち寄らなくてはならなくなったということです。それなら夕食もイクスピアリで取るのが便利と考え始めたわたしたちの目に前に現れたのが（ピエ−ルエルメのすぐ隣でした。）エスカラ・サイゴンでした。オープンしたてのベドナム料理店でしたが、テレビ番組で紹介されたの見たばかりたっだので、足がとまりました。写真付きのメニューの中になんと！　フレシュフォアグラのソテー、マンゴー添え！
　部屋でルームサービスの予定など最初からなかったかのごとく、わたしたちは迷わず予約を入れました。エレクトリカルパレードの後、ベトナムフレンチを堪能して、隣でクッキーをひきとって（残っていれば，ケーキも買って）、TDRをリゾートラインでぐるりと回ってホテルへ....完璧に思えました。あと1時間、夕食（の予約）までに時間があれば、結果も完璧でしたけど....実際には、わたしたちは、時間に追われて走ることになりました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　04/03/16　

　
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　2003年10月の話（イクスピアリ編)　

　10月に “みんな”でディズニーリゾートに行こうという計画が持ち上がって、ミラコスタの予約を取った6ヶ月前、イクスピアリは両親たちの行動計画には入っていませんでした。

　2泊3日（主人とわたしは3泊4日）の日程で、ディズニーシーとディズニーランドの夜のショー（パレード）を観賞しようとすると、イクスピアリで夕食をとるのは時間的な無理が生じますし（高齢者グループなので、行動がゆ〜ったりなんです！）1日目と3日目は、東京ー大阪の移動日で、朝から晩まで遊べるわけではありませんしね。

　ところが、TDRでのスケージュール（ガイドツアーや食事時間等）があらかた決まってから、横浜在住の義父の幼なじみ（...でしょうか。小学校時代の親友だそうです。）がTDRまで会いにきてくださると言うことになりました。数10年振りの再会ですから、義父も喜んで、では、最終日のディズニーランド見学を少し早めに切り上げて....まではいいのですが、待ち合わせをして会うべきスペースが問題になりました。
　最終日ですから、義父母と父母の部屋はチェックアウトしています。わたしたちの部屋は3家族（と，義父母の知人一人）の荷物とお土産がで浸食されていましたし、そもそも、ゆったりしているとはいってもそれはふたりで使うなら...の話でして、大人数人が昔話に花を咲かせるためのスペースはないんですね。横浜のFさんは、ホテルのロビーででもとお考えだったようですけど（当サイトにお付き合いくださっている方は、察していただけると思いますが）ミラコスタのロビーはホテルのロビーとしての機能をはたしていません。ラウンジは14時までは予約制で、お昼のコースをオーダーすることが条件！　TDRで遊ぶ以外のニーズは想定外なんでしょうね。

　お昼前に大人9人（当方7名、Fさんご夫婦）分の席が予約できる、軽食メニューがあるカフェをイクスピアリで探した結果、千疋屋パティスリーで席の確保ができました。9人の内、4人（義父母とFさんご夫婦）は出発までの2時間強の利用、残る5人は途中で退席する可能性がある等の状況を事前に電話で伝えた結果、スタッフは店内の奥まった一角を提供してくれました。ミラコスタのラウンジと違って、時間無制限！　「ごゆっくり、ご自由にお過ごしください．」と言ってもられて、助かりました。　
　でも、さすがにメロンジュースは高かったです。ジュースなら....オレンジの方がおいしいかも、と思いつつ“年配者”がみんな「メロンジュース」「メロンジュース」...と横並びに選択して，主人までがメロンジュースを選んだので、ここでメロンジュースを飲まなきゃ，損かな...と、無意識の意識が働いてしまったようで、わたしも初めて，千疋屋のメロンジュースを味わいました。
　メロンはジュースにしない方が...と今でも思っていますが， いい経験でした。

　話が前後しますけど、1日目の夜、両親たちがディズニーシーシンフォニーを観ている間に、主人とイクスピアリのラビットホールに7人分の杏仁豆腐を買いに出かけました。すべてトロトロ杏仁豆腐にすればよかったのでしょうけど、5月に食べたマンゴープリンも捨てがたかったので、オーダーしたのは、杏仁豆腐4つとマンゴープリン3つ、それと新商品だというスルスル杏仁豆腐を（自分たちの）味見にひとつ...。
　ホテルに持ち帰って、バランスよく配ろうとしたら、区別がつかなくなってました。客室の照明のせいか、ふたを明けてみても，マンゴープリンの色がハッキリしないんですね。明確に区別がついたのはスルスル杏仁豆腐だけでした。
　結局，我が家にマンゴープリンはこなかった...ということは、バランスは大きく崩れてしまいました。数種類を買う時は、印をつけてね，とお願いした方がいいですね。もっとも、スルスル杏仁豆腐はもう買わないと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　04/07/21　

　
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