画面のレイアウトが乱れる方へ


ディズニーシーのオープンでパワーアップした東京ディズニーリゾート。楽しそうだけど疲れそう、と最初の一歩が踏み出せない方へ、安心材料を提供できるかもしれない、体験レポートです。もちろん、プチトラブルエピソードつき。本編リストはこちらからどうど。
                                                                                                                



TTDR2泊3日 
   
バケーションパッケージ利用レポート

 2005年4月30日から2泊3日の日程で、TDRで遊んできました。
  ゴールデンウィークの混雑をも覚悟して、ミラコスタに予約を入れたのは、ほぼ半年前でしたが、今回はそれをキャンセル。初登場のバケーションパッケージの利用に切り替えました。
 TDRオリジナルのパッケージは、公式HP上からのオンライン申し込みのみの受付になりますが,今後も提供される様子です。特典付きパッケージは、得か否か...。JUNの体験レポートを、ご検討の参考資料のひとつとしてご覧ください。
 
 なお、レポート中のイメージ、取得情報は2005年4月30日〜5月2日のものです。
 バケーションパッケージの申し込みは2月27日で、 ミラコスタにも空きがありました。
 支払いは、予約完了時にクレジットカードから引き落とされました。

                             2005/05/17  

          

sバケーションパッケージ

 2月下旬、主人がTDRの公式HPでバケーションパッケージなるものを見つけました。、t
 TDRのオリジナル商品だったようですが、この時点で6月分までの申し込みが可能でした。宿泊に日数分のマルチデーパスポート(一部、スペシャルマルチデーパスポート)とリゾートラインのパスカード、朝食、オリジナルグッズ、ショー観賞券、ファストパス3枚が特典としてパッキングされた商品で、オリジナルグッズ以下が金額に換算できない「おまけ」になりますね。
 すでに、ミラコスタの客室の予約は済ませていた我が家では、悩みました。
 パッケージの代金からホテルのルームチャージと朝食、パスポート代金を差し引くと、1万円前後になります。割引特典(マジックキングダム等)を利用すると差額はもう少し広がりますね。グッズは、それなりの物に見えましたし、アーリーエントリー(シーには30分前から入園可能、15分前にはファストパスも取ることができるとか...)が実施されるこの時期、ファストパス3枚は必須ではありません。ただ、ショーの指定席券には食指が動きました。宿泊ホテルや実数によって、観賞のショーは異なるようですが、ミラコスタ2泊3日についているのは、観賞席は抽選に当たらなくては確保できないディズニーランドのキャッスルショーだったんですね。つまり、挑戦することなく当たり券がついてくるというわけで,なかなか魅力でした。3枚のファストパスも、シーではなくランドの方で活用すれば、メリットは大きいかもしれません。何はともあれ、連休中、楽して遊ぼうと、我が家は結局バケーションパッケージを選択をしました。

 出発の2週間程前になって、パッケージプランのアイテムが届きました。
 オリジナルグッズ、ガイド、と、予約確認書、そして、左のような特典キットが、旅に出るミッキーのイラスト入り袋(送り状が,このオリジナルデザインの袋にベタンと貼られていました。)に入っていました。
 日程表と、もしかしたら各特典の引き換え券などが届くのかしらと思っていたわたしは(主人は、事前にもらえるのは、通常通りの予約確認書位だと考えていたようです。)すべての特典が出発前に送られて来たことに感激しました。
 1日目から両パークの行き来ができるパスポート、リゾートラインのフリーカードの下には、点線で切り離せる朝食券2枚、その下に宿泊期間中有効なファストパスが3枚、1番下に、ディズニーランドのキャッスルショー、ロック・アラウンド・ザ・マウスの5月1日、11時開催分の指定席チケットがついていました。
 
 舞浜の駅で降りてから、パスポートの購入(今回の場合は引き換え)やリゾートラインのカードをもらう手間が省けるというのは、バケーションパッケージの、予定していなかった大きな利点でした。

初日 2005/04/30

 新大阪を8時前の新幹線を利用。
 舞浜駅到着が11時過ぎでした。
 通常ならウェルカムセンターに荷物を預けて、そのままディズニーランドへと向かうところですが、特典付き、バケーションパッケージでは別の選択ができます。本来ウェルカムセンターのホテルサービスカウンターでもらうべきリゾートラインのカードが手元にあるわけですから、混雑しているはずのウェルカムセンターに立ち寄らなくてもリゾートラインを利用できます。(ま、自動販売機でチケットを購入すれば、フリーカードの有無は関係ないんですが...。無料でいただけるのが分かっているのに、カードをもらう前に、リゾートラインを利用するのは、損した気分でしょ?)
 わたしたちは、ミラコスタに直行しました。

  お昼前のミラコスタのロビーすいていて、手荷物を預かってもらうのにほとんど時間はかかりませんでした。
 ウェルカムセンターではなくホテルに直行した結果、時間は節約できたと思います。ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルが始まるまで、2時間半強。わたしたちはおいしいピッツァが食べたくなって、リストランテ・ディ・カナレットに向かいました。プライオリティー・シーティングに対応したレストランですが、予約がなくても待たされることはありませんでした。
 テーブルサービスのレストランなので、それなりに時間はかかりますけど、この店のピッツァは、我が家好みです。
 家の近くのイタリア料理店が(禁煙席もないのを我慢して利用していたくらいにおいしいパスタとピッツァが楽しめたのに)突然閉店して以来、ピッツァとの縁が薄くなっていたので、なおさら、満足度の高いお昼ごはんになりました。
 
 食後は、ヴェッキオ橋をわたって散策しながら、ハーバーを4分の3周する形で、そろそろとゲストが集まり出したカーニバルの観賞エリアに並びました。今回は主人のお気に入り、ドナルドが上陸するハーバーの右側、トランジット・スチーマラインの発着所近くに陣取りました。ここは、すべて立ち見でした。
 ハーバー正面と対岸では、ゴンドリエのスタッフが 案内や整理担当しますが、ここでは、スチーマーラインのスタッフがその任につきます。ゴンドラと同様、カーニバル開催中は失職しますものね。ただ、ヴェネチア色豊かなカーニバルの始まりを前にして、気分が乗るのはセーラー姿のゴンドリエ達....。とってもドナルドが好き!というのでなければ、ハーバー正面から左側でご覧になることを、わたしはおすすめします。
 
 この日、手拍子の練習はカーニバル開催までもう少しというタイミングで始まりました。(ないのかと思った。)
  茶色のシックなユニフォーム姿のスタッフは「手を10回叩きます。タン、タン、タン、タン..。」と見本を見せてくれましたが....リズムが一定なので、驚きました。『ちがうよ〜』という気分ですね。
  「じゃ、少し早くしましょう。タンタンタン...」
 あ〜、違う、違う、と心に思えど、逆らう術もなく、一緒にタンタンタン...。頭の中のリズムは、タン、タッタンタタン! で、あえて申し上げますが、タンタンタンでは音楽にはのれません。

 踊り子さんの手拍子とも揃いません。

 本番が始まると、わたしたちは『今のお稽古』ではなく『2004年11月のお稽古』を思い起こして、楽しく参加しましたけど...事前のお稽古が、あまり、役に経たないこともあるという事実を知りました。手拍子参加の予定の方は、ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルのテーマを聞いておきましょうね。
 いざとなれば、10回叩いて、タン、タン、タン、のお稽古よりも、適当に音楽に合わせた方が、ノリはいい気がします。

 左イメージは上陸したドナルドダック
 後ろ姿のお兄さんは、ナビゲーター。

 カーニバル終了後、わたしたちは,ホテルのチェックインを済ませ、一旦部屋に入りました。
 夜のディズニーランド・エレクトリカルパレード観賞のために、レジャーシートとフリースの膝掛けリュック詰めて、
私はワンピースに着替えました。(パンツスタイルで座るのが苦手なんです。)
 
 夕方のディズニーランドは、ワールドバザールを抜けるまではまっすぐには歩けない程の混雑でした。

 途中でショップに立ち寄って、この時期のイベンド、ロック・アラウンド・ザ・マウスの限定グッズを購入。ミラコスタに回してもらいました。たまたまなのかもしれませんが、ショップデリバリー利用の際、ディズニーランドのショップでは、昨年あたりから、買ったものをすべて袋につめ終えてからでないと、手続きされなくなりました。手続きというのは所定の用紙に必要事項を記入して、控えをいただくだけなのですが....あの、(持って帰るわけじゃないんだから)袋に入れるのは後で良いので、先に書くものを書かせて、解放していただけません?と言いたくなるのは、わたしのが根気不足でしょうか? 以前は、購入したものがカゴに入れられた状態で、ショップデリバリー手続きが済まされていたので、こちらが待たされる時間はなかったのですけどね。

 ディズニーランドのパレードルートには、17時から開催されるロック・アラウンド・ザ・マウスのショー観賞に備えて、ゲストが並び始めていました。
 わたしたちは、翌日このショーをメインステージ(キャッスルショー)前の観賞席で見ることができるのですが、ついでなので、パレードルートのカーレースも見ておこうかということで、スペースのあった最前列にシートを広げました。
 シートを広げて、座って待つのは初めての試みです。(昔は、そんな時間があったら、乗り物に乗りたかったものでした...。)で、サンダルを脱いで正座してると、整理係のスタッフが近づいて来て一言。
「1分程、 この前を通り過ぎるだけなんですが、よろしいですか?」
「はい。」と答えつつ、どうしてわざわざ確認されたのかしらと、???。 何か、ものすごく気合いが入ってるように見えたのでしょうか?(正直、1分程度とは思ってませんでした。)
 
 パレードルートにもメインステージからの音は、様子が理解できるくらいには聞こえて来ます。
 ただ、確かに、車が通り過ぎるのを見るだけ、ではありました。レース中ですから、停車して踊ったりもしないので、あっと言う間ですね。明日はメインステージを見られるもんね、という余裕があったから、楽しめた数10分(待ち時間込み)でした。

                                         05/05/21 

 ロック・アラウンド・ザ・マウスのレースを見終わった後、わたしたちはプーさんのハニーハントに向かいました。
 オープン当初は、ファストパスを取るのに40分待ちという噂もありましたが、実際には近寄ったこともなかったので、真意の程も分からないまま、数年が過ぎたアトラクションです。
 ただ、確かに人気は持続しているようで、(期待はしていませんでしたが)既にこの日のファストパスは終了していました。バケーションパッケージの特典、3枚のファストパスの1枚目を、我が家はここで使いました。
 ....子供は、楽しいのでしょうねという感想を抱いたプーさんのハニーハントの後、大人も楽しいホーンテッドマンションへ。ここは、昨年11月にはクリスマスバージョンになっていて、180分待ちの表示を前に、初めて諦めましたけど、我が家の定番コースのひとつです。待ち時間はほとんどありませんでした。
  ホーンテッドマンションから出てくると、通路の両側がゲストで埋まり始めていました。エレクトリカルパレード開催までは、まだ1時間40分以上という頃で、いわゆる最前列とおぼしきラインには隙間無くゲストが座っている程度の、埋まり方です。
 「なんで?」
 エレクトリカルパレードを、初めて 座ってみる計画だった我が家は、急ぎシンデレラ城正面エリアを目指して移動しましたが、通路は(この時点ではまだ誘導ロープが貼られていません。)最前列を陣取ったゲストによってしっかりとパレードルートに仕上がっていました。
 わたしは、納得がいきませんでした。 数年前ならいざ知らず、ディズニーシー開業の翌年から、パレードやショー観賞の目的で1時間以上前から場所取りをするのはいけませんという「お願い」の通達があって、その後は確かに、何時間も通路の真ん中(パレードルートの誘導ロープが張られる前は,本当に道の真ん中!)に座り込むゲストを見かけなくなって、歩く際のストレスが少なくなったと思ったものでした。それなのに....まだ1時間40分以上も前だというのに...誘導ロープも張られていないのに、スタッフは「場所取りはいけませんよ。」と、注意しているわけではなく、ゲストを誘導、整理をしているではありませんか!
 「なんで〜?」の疑問に回答を探すのは後回しにして、わたしたちも、とりあえずシンデレラ城を目の前にした位置に陣取りました。パレード出発ポイント(ホーンテッドマンション横)からルートをほぼ半周、残念ながら、最前列に十分なスペースはなく、2列目で妥協することに...。1時間30分程前で、2列目...というのは、昔に比べたらマシになったというべきでしょうか?

 並んでみると、回答も見つかりました。
 「1時間以上前からレジャーシート等を広げて待つことはできません〜。」と、スタッフがしきりと声をあげているんですね。シートを広げてもいいのは“1時間前になって、園内放送があってから”ということで、裏を返せば、シートを広げなければ、場所の確保はいつからでもOKということですね。
  う〜ん、そういうことだったんでしょうか? シート持参で臨んだのも初めてなら、1時間以上前から観賞エリア界わいをうろついたのも初めてなので、確かなことは言えませんが....そういうことなら“1時間”にあまり意味はありませんね。
 帰宅後に、ガイドを確認すると、案内の仕方は微妙に違ってきていました。
 例えば2003年の5月のガイドでは『開始時刻の1時間以上前から待つことはご遠慮ください』だったものが、10月のガイドでは『レジャーシート等を使用して』というフレーズが追加されています。で、2005年5月になると『1時間前からレジャーシート等を使用してお待ちいただけます。とかわってるんですね。...どうも、『ご遠慮ください。』と案内しても、遠慮しないゲストが多くて、結局中途半端に緩和してしまったというところでしょうか?
 1時間ちょっと前に目的地にいれば大丈夫と思い込んでいた我が家は、研究不足でした。
 それでも、ルートの右側2列目ですから、そこで落ち着いていればよかったのですけど...よりによって、スタッフがわたしの目の前に来て、言ったんです。
 「 最前列にまだ若干の余裕があります。こちらでご案内しますから、ご希望の方はお知らせください。」
 「ハイ!」
 ..と手を上げたのは、わたしだけでした。そこで、わたしたちはスタッフに連れられて道路を渡り...3メートほど先に進んで、パレードルート左側の最前列に移動するハメになりました。ま、そうそうおいしい話は無いということですね。(ここの部分、分かりにくい方は、2重丸をイメージしてくださいね。パレードは2重丸の線の間を通るとして、縁の内側のラインよりも外側のラインの方が見やすいというわけです。)

 主人は幾分あきれ顔でしたが、手を上げてしまった手前、わたしは、逆方向から見学するレア体験と最前列のメリットを理由に立ち直りました。
 
 事実、園内放送でシートの使用の解禁が告げられた後、シートは最前列のゲストから順に広げるというルールもあるようで、シートを広げるスペースを考慮して、ゆったりと隙間をあけて待つようにというスタッフからのお勧めがあるのですが、ただ(シートもなく)身体一つでゆったりスペースを確保し続けるには、最前列で、自分の前を広く空けて待つのでもない限り難しいんですね。
  スペースがあれば、一歩でも前に出たくなるのがゲストの心理だと思うのですが、1時間前...前のゲストのシートが大きければ,待っていた位置よりも後ろに下がることになるのが現実...。最前列でなけりゃ、むしろ立ち見の方がストレスがたまらないかもしれませんね。(ただし、座って待つゲストはシートを広げた後の1時間、腹ごしらえができます。ここで夕食を済ませるゲストも多いようです。)
 
 イメージ2点は、予定外のルートの左側、最前列からの見え方です。
 向かい側(ルートの右側)からだと、フロートが遠くからやってくる様も観ることができます。ベストポジションでご覧になりたい場合は、早〜くから場所の確保に努力しましょう。
 プラザテラスの高い位置から視界を広くして観るのもいいけど、近くは近くなりの迫力が楽しめることを実感したので、我が家も機会があればまた頑張りたいと思います。

                                        05/05/29 


 エレクトリカルパレードを堪能した後、わたしたちはミラコスタの客室に戻りました。
 パーク閉園までは1時間を切っていましたが、カメラ、敷物を置いて身軽な状態でディズニーシーに再入園。

  ホテルの目の前にパークがある環境では、初日から両パークの出入りが自由にできるというのは、やはりありがたいものですね。30分あればアトラクションのひとつくらいは消化できそうですものね。
 
 何はともあれ、センター・オブ・ジ・アースには乗っておかなくては(これは、わりと休止、中止になる確立が高いのです。翌日も無事に運行されていると言う保証はありません。)ということで、火山の麓に向かったところ、入り口付近に人影はなし...。「本日最終のご案内になります。」と言うスタッフの声に、急ぎ足でギリギリセーフ。落下のスリルにも目をパチッと見開いて、ミラコスタを正面にしたパークの夜景の美しさに感動しました。
 「よかった、良かった。」「綺麗だった。」と 余韻に浸りながら、帰路につく途中、念の為にと寄り道をしたら、“餃子ドック”のワゴンがまだ営業していました。
 ディズニーシー開業時からの名物スナックで、長蛇の列が当たり前。この日も昼間はパスした“餃子ドック”のワゴンが、なんと、待ち時間なし状態で、営業しているではありませんか! 閉園まで15分少々という頃だったでしょうか。1時間前でもクローズしていることもあったのに、ギリギリまでの営業には驚かされました。
  この機会を逃すのは惜しいので、2本購入。まわりのベンチもガラ空きだったので、座っていただきました。

 ディズニーランドで、エレクロリカルパレードを待つ間にもスナックをパクついていたわたしたちは、マトモな夕食を逸していましたから、ルームサービスで軽めの夜食を予定していましたが、結局、“餃子ドック”の誘惑に負けた為に(当然ながら)夜食もパス。TDR初日の食事は、朝早い(自宅での)朝食のあとは、お昼のピッツァ(リストランテ・ディ・カナレット)以外,すべてファストフードのスナックで終えてしまいました。ちょっと、野菜不足かなと言う気がしました。

 “餃子ドック”でお腹を膨らませている間にも、閉園時間は迫ります。
 閉園5分前という頃合いに、わたしたちはようやくベンチから立ち上がりホテル専用ゲートから退園酢べく歩き出しましたが.その途中で、海底2万マイルの前を通ることになります。
 スタッフが アトラクション入り口に立っているのが見えました。
 本日は終了の案内をしているのかと理解して、お休みなさいの挨拶で通り過ぎるつもりでしたが、何と、呼び止められました。
 待ち時間ゼロで乗れます、というのです。
 ....立ち止まりました。
 乗り場まで、他のゲストとの距離があいていた為に、6人乗りの潜水艇は2人専用! 正面の席に座って楽しめました。(このアトラクションは、正面席と側面席との差がありすぎるので、正面席に当たると本当にうれしい。)
 
 退園は10時を過ぎていました。

                                         05/06/14 
 

2日目 2005/05/01

 5月1日、ディズニーランドシーも開園は8時です。
 ただ、この時期、アーリーエントリーなる企画が施行されていて、ディズニーブランドホテルに宿泊のゲストは、シーには30分前から入場ができることになっていました。
 常も、ミラコスタのゲストはシーのパーク内に早めに入れてもられますが、これは単にゲートを通してもられるというだけの話。入場してすぐのところで,正規開園時間まで待機させられたうえ、開園後もスタッフに途中までは(走らないように)通せんぼされての行進となるわけですが、アーリーエントリーの期間は、待機しなくていいんですね。パークの奥まで進めるどころか、15分前には、ファストパスも取ることができるという、感涙ものの特典がついています。

 ところが、ホテル宿泊の特典と、バケーションパッケージの特典が....折り合わないんですね。
 
 バケーションパッケージには朝食がついていて、しかも、プライオリティーシーティング方式で時間も決められていたのでした。2日目の朝は、 オテェーアノで、時間は8時からだったのです。ま、朝の素早さがパークでの1日を決めると言っても過言ではないピーク時、パーク開園後に食事をしているゲストは多くはないでしょうね。8時からの“予約”は、ゲストの便宜よりもレストランの有効活用の結果とも言えそうですが、朝食券は昼食への振り替えが可能です。パッケージを申し込んだ当初、わたしたちは、2日ともの朝食券をお昼に振り替えて利用するつもりでした。昼食は、やはりミラコスタ内のシルクロードガーデンで、利用は11時30分から15時まででということだったので、休憩をかねて戻れば良いと考えていたのですね。
 ただ、2日目、パッケージ特典のショー(ロック・アラウンド・ザ・マウス)観賞の為にわたしたちは11時前にはディズニーランド、シンデレラ城前の中央観賞エリアにいなくてはなりません。30分少々のショーを観終わってから寄り道をせずにオチェーアノに向かえば、時間的な問題はありませんが....これではディズニーランドでお土産を物色する時間もなくなります。いえ、それよりも、この日はリズム・オブ・ザ・ワールド(シー)の観賞も予定にいれていましたから、そもそも、お昼に時間を割ける状況ではなかったんですね。
 そこで、わたしたちは、早朝のディズニーシーを捨てることにしました。
 おとなしく8時からの朝ご飯をいただいてから、早めにディズニーランドへ。オチェーアノは初めてでしたが、パンはベッラヴィスタラウンジ同様においしかったです(右上イメージ)。ミッキー方のパンケーキはその場でスタッフが焼いていました。また、ここは和食のコーナーも用意されていました。

  ロック・アラウンド・ザ・マウス観賞前に、グッズ探索と、カリブの海賊、そして、バス・ライトイヤーのアストロブラスターを消化しました。

  混雑故に、我が家が避けて来たバス・ライトイヤーのアストロブラスターは2時間待ちの大盛況でした。予想とおりの長時間待ちで、すでにファストパスは19時台に突入していました。午前中で、ファストパスも終了しそうな勢いですね。
 わたしたちは、パッケージについていたファストパスの2枚目をここで使いました。ミラコスタに宿泊していても、ディズニーランドでは有利に動けるわけではありませんから、特典のファストパスは、ディズニーランドで使う方が価値を感じます。

 もっとも、 アストロブラスターファストパスラインでも20分待ちというわけで、驚かされました。特典が無ければ、今回もパスしていたところです。
  アトラクションは単純なシューティングゲームですが、単純なだけに...あきませんね。主人がはまりました。
 特典別に5段階にレベルが分かれていて、主人はわたしよりも1ランク上のレベルで終了。わたしは、わけが分からないままに負けた...という感じで、最後のファストパスを使ってでももう1回乗りたいねという、二人の見解が一致しました。

                                         05/07/02 


 アストロブラスターが思いのほか面白かったので、余韻に浸ってしまったわたしたちは、数分違いで、カントリーベアシアターの開園時間に間に合わず、ロック・アラウンド・ザ・マウスの始まりまで、多少の時間を余すことになりました。
 30分強の持ち時間では、他のアトラクションには挑戦できかねるので(カントリーベアシアターは時間が読める上に、シンデレラ城からの近かったので、旨く行けばロスタイムを消化できたのですけどね。)わたしたちは、仕切ができてチケットをチェックするスタッフが現れているのを見て、多少早めに会場に入りました。

 パッケージの指定席は、中央Cブロックの前から4列目でした。 少なからず、感動。しばらくすると、まわりの席も埋まり始めましたが、Cブロックの前方はパッケージエリアだったようで、お隣さんも前も後ろも斜め目の席も、みんなが限定グッズのオリジナルポーチをお持ちでした。パッケージの利用者が、少なくはないことが分かりました。お揃いのグッズも、数がまとまると目立つというのか...異様というのか...。ポアーチはガイドマップも入る大きさで、ちょっと邪魔な感じだったので、我が家は自宅に置いて来てました。緑のポーチの群のなかで、ミラコスタのパスポートケースをぶらさげているわたしたちは...う〜ん、席を間違えた人の気分でした。オリジナルグッズは、とりあえず持参した方がいいかもしれませんね。

 ロック・アラウンド・ザ・マウスは50年前にタイムスリップ、ということで、ミッキーもスクールボーイに若返り、ミニーディジーもポニーテールで登場でした。なぜか、グーフィーだけがそのままでした。グーフィーミッキーの親友のはずなのに、このショーでは、グーフィーの息子のマックスミッキーの親友!う〜ん、そうか! マックスが大人になって、グーフィーの名前をついだのか?...などと、細かな疑問に引っかかるのはやめましょうね。TDRって、結構なんでもありの世界です。

 レース中のミッキーを応援するダンスはは、ショーが始まる前に練習させられました。

 この後、ホーンテッドマンションカリブの海賊等を素早く消化して、シーに戻りました。この日の、もうひとつのメインイベンド、リズム・オフ・ザ・ワールドに優先案内はありません。主人は2時間待ちもいとわない臨戦態勢でした。

                                         05/07/25 



 リゾートラインで移動したわたしたちは、シーへの再入園の前に一旦ミラコスタの客室に戻りました。
 観賞予定のリズム・オフ・ザ・ワールド約5時10分に開園のもの。3時くらいに現場に向かうとしてもまだ、3時間程は遊べますが、この間には、不要となるセーター、ジャンパー等の上着(昼間ですからね)やフリースの敷物は部屋に置いて、シーには軽装で最入場しました。
 お昼時だったので、主人のリクエストでカスバフードコートで,ナンカレーを食べましたが、これが期待以上の美味でした。カウンターサービス(オーダーした料理をカウンターで受けとります。テーブルの確保、配膳はセルフ)の店なので、ロスタイムが少ないだろうということで選択したのですが、店内はゆったりとしていて、落ち着きたければ、十分に落ち着ける雰囲気でした。(もちろん、素早く済ませることも可能です。)ココナッツプディングがものすごくわたし好みでした。
 
 案外しっかりご飯を食べた後は、ミスティックリズムを観賞。
 予定では、その後に部屋に戻って、リズム・オフ・ザ・ワールドに備えるはずでしたが、(並ぶべき)場所を確認するために寄り道をしたところ、なんとまだ2時間以上も前だというのに、誘導ロープの中には座って待つゲストがドドドド....。整理スタッフのアドバイスでは、席に座って、それなりに観やすい場所での観賞のためには、ぼちぼち並び始めた方がいいかも...ということでした。ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバルが終了した3時以降は並ぶゲストも急激に増えるはずですから、一旦ホテルに戻るのは賢くないように思えました。そこで、主人がそのまま列に参入。わたしが、フリースの敷物と、セーター、ジャンパー等を取りにミラコスタまで急ぎ足で戻りました。(なるべく早くお戻りくださいと、スタッフ言われました。)
 実際に、リズム・オフ・ザ・ワールドの待機場所に戻った時には、主人はまだ見分けられる位置にいましたけど、7時開催分を待つゲストの為に、別のラインもできていたほどで、驚かされました。7時から...だと、4時間前ですもんね。しかも、恐ろしいことに、この日は風が強かったらしく(待ってるゲストは、「たいしたことないよ。」と思いたかった。)ひっきりなしに、ショーの大幅(大幅ですよ!)な変更、短縮、最悪中止もありうることを了解の上お待ちくださいという案内があるではありませんか。そりゃね、事前に最悪の事態を認識させておかなくては暴れ出すゲストがいるのかもしれませんが、中止の可能性があると言われながら待つ2時間はストレスがたまりまくりでした。

 開場になって、席に着いた頃には、安心する間もなく雨も落ちて来ました。
 1分でも早く前倒ししてショーを初めて欲しい気分だった為、ダンスレッスンも楽しむ余裕はありませんでした。ああ〜、もう、おぼえてきたから、早くはじめて!と....。 
 雨は大振りにはならず、ラッキーなことに最後まできちんと見ることができました。.....が、翌日に義妹一家が観たファイナルとは微妙に違っていたようです。もしかしたら,一部変更がなされていたのかもしれませんね。
 ちなみに、ブラヴィッシーモまでに時間があったので、わたしたちはまた部屋に戻ったのですが、その間に大雨が降ったようで、7時からのリズム・オフ・ザ・ワールドは中止になったそうです。
 部屋に戻る前に、センター・オブ・ジ・アースに立ち寄ると、8時30分から9時30分有効のファストパスを取ることができたのですが、ブラヴィッシーモ観賞後にパスを持っていってみると、またしてもトラブルが発生。センター・オブ・ジ・アース1時休止中でした。
 閉園まで約1時間....
 再開までの所要時間の見通しは立たないと言われては、もう、いっか...と言う気持ちになります。間が悪ければ雨に降られそうな雲行きでしたし、朝から昼寝もせずに遊んだわたしたちは、センター・オブ・ジ・アースよりも、ホテルの部屋の方が魅力的に思えました。とはいえ、せっかくのファストパスを黙ってすてるのももったいない、ということで、近くにいるスタッフと交渉を試みました。
  こういう場合、ファストパスは指定のアトラクション以外でも利用はできます。スタッフからもそういう話がありましたが、すでに気分はホテルへと傾いていたわたしたちは,パークの奥に進んでまで他のアトラクションに乗りたいわけではありません。そもそも,この時間ならファストパスも優待券も必要なさそうでしたしね。第一、わたしたちはセンター・オブ・ジ・アースに乗りたいのです。以前に中止になったときには、その時点で並んでいたゲストには、当日有効の優先入場券が配布されたものですが...わたしは翌日の(センター・オブ・ジ・アース限定でいいから)ファストパスと交換してほしかったんですね。翌日も休止してたら、その時に他のアトラクションに利用すればいいわけで、
安易に目標を変えるのは得策ではないと思えました。

 明日、センター・オブ・ジ・アースに (待たずに)乗りたいと主張したところ、スタッフのポケットから出て来ました!優先入場整理券!(右イメージ)これはなんと、ディズニーシーだけではなく、ディズニーランドでも使える、翌日(5月2日)有効の万能パスでした。
 まるで、ドラエモンのポケットみたいだ、と、クレームおばさんと無関係の人を装って、わたしからちょっと放れていた主人はしきりと感心していました。スタッフは、なかなか良いものを持ってるんですね〜。

 ファストパスと交換で手に入れた万能パスをどこで使うか....センター・オブ・ジ・アースは朝一番に頑張れば乗れるもんね...などと、ちゃっかり方向転換した我が家は、カフェ・ポルトフィーノで夕食を済ませて、結局閉園までパークの中で遊びました。

                                        05/08/10 


3日目 2005/05/02

 
最終日、わたしたちの手元に残っている特典は、昼食への切り替えができる朝食券が1枚と、ファストパスが1枚、前日の交渉で入手した万能パスが1枚でした。

 この日の午後には羽田から千歳に飛ぶ予定のわたしたちは、ミラコスタから羽田に向かうバスを予約。パークで遊べる時間は、14時前までということになりましたが、ミラコスタ宿泊のメリット、アーリーエントリーを利用するとなると、パッケージについている朝食券を昼食に切り替えて使うしかありません。何しろ開園30分前に入場できてても、朝ご飯に戻ってたのじゃ“無駄ばかり”ですものね。昼食は11時30分からなので、チェックアウト時間直前にホテルに戻り、荷物をクロークに預けてから、出発までをシルクロードガーデン(昼食指定レストラン)でゆっくり過ごすと言うスケジュールを立てました。
 ちなみに、朝の内に荷物を預けてしまえば、もっと時間が節約できそうですが、部屋をギリギリまでキープしておくメリットは、少なくありません。出発前の身繕いにも便利ですし、なによりセーフティーボックスが使えますから、気を使わずに遊べます。
 
朝は自前で軽く済ませたわたしたちは、開園25分前(少し出遅れました。)に、シーに入園。急がず歩いて、15分前には、センター・オブ・ジ・アースのファストパスを取りました。そのままファストパスの有効時間まで、スタンダードラインに並んで、センター・オブ・ジ・アースの連続乗り。よく休止中になりますから...動いているうちに乗っとかなくちゃ、というわけですね。
 
 その後は、単純故にはまってしまった
アストロブラスターを目指して、 ディズニーランドに向かいました。相変わらずの大混雑でしたが、パッケージの残りのファストパスと、万能パスで、短時間で連続乗り。この日のディズニーランドはこれだけで「おしまい」にして、再びディズニーシーへ。

 残りの時間は、トランジットスチーマラインエレクトリックレールウェイなどで、足を休めながら景観を楽しみました。
 
 ディズニーランドではまっすぐに歩けないくらいの混雑時でも、シーでは、比較的ゆったりとパーソナルスペースが確保できます。散策気分も味わえますし、人ごみを避けて、楽しむことも可能なので、遊びの疲れがたまりにたまる最終日は、シーの景観をボーっと眺めて過ごすのも悪くないですね。

(この日は、夏に開業予定のレイジングスピリットが動いていたので、試運転だ! 試乗できるかも!と一瞬、興奮しました。左上イメージ。試運転だけだったようです。)
 
 しかも、シーではファストパス導入のアトラクションのほとんどは、午後になっても発券が可能で、メチャクチャな待ち時間も発生しません。体力が衰えても、遊べますね!

 シルクロードガーデンの昼食は、多くの単品中から一人5品、二人なら10品を選択するというシステムでした。
 ここは、11月に利用した時も感じたのですけど、料理は、サッサとは出てきません。中華は下ごしらえしてたら早いと言うイメージがあるので、なおさら感じるのかもしれませんが、時間には十分な余裕持って利用しないと、途中で焦ります。料理は、おいしいです。一皿を二人でシェアしても十分なので、種類も堪能できます。で...1500円、だったでしょうか。「やすい〜!」と、素直には喜べませんでした。朝食よりもグンと安い、ということは、パッケージの朝食券を昼食に使うと...考えさせられました。
 
 食後、程よい時間になったので、そのままホテルエントランス前のバス発着所に向かいました。預けた荷物は、予約したバスの時間に合わせてスタッフが運んでくれます。荷物を引き取る時にまた時間がかかるかもしれないから...と、早めの行動を心がける必要がないのが、JR利用との違い。帰りは、バスで空港へ...が楽ですね。
 ホテルで預けた荷物を、舞浜駅前のウェルカムセンターで引き取ることのできるサービスが待たれます。
 
                                            
                                         05/10/07