慣れがくつろぎを増す
 再訪を楽しむ  ふふ奈良

 2022年10月中旬、ふふ奈良に2連泊してきました。
 予約は6月中旬過ぎ、前回の初利用から帰宅後四日目の決断でした。(ちなみに帰宅直後にふふ京都の予約をしているので.、自覚以上に『気に入っていた』ようです。)
 夕食、日本料理のプランで予約、1日は鉄板焼きプランへの差し替え を要望したところ、かなり早い段階で1日目日本料理、2日目鉄板焼で調整完了とのメールが届きました。で、了解メールの返信の際に、既利用の客室と別の客室(全て仕様が異なるそうなので)への興味を伝えたところ、『前回※※豪失とはとは異なる雰囲気の部屋を用意する』旨の返信も早かったです。

 その、異なる雰囲気の部屋が、右と下記イメージ。
 
 ちなみに、ドアを開けた瞬間の『明るさ不足』の印象は異りません。ただ、慣れなのか、今回に限った話ではありませんが、外が暗くなる頃には気にならなくなって、というか、夜になると照明があかるくなるシステム?じゃないだろうけど、明るくなったと感じるくらいに、気にならなくはなります。ベッドサイド、洗面室、ソファサイド、デスク手元等、『人がいるスポット』の明るさは常には十分なので..もう、暗いとは言わず落ち着きのある室内としましょうか。
 
 客室内レイアウトは前回と逆では、ベッドが入り口寄りに、窓側にソファが配置されていました。床暖房付きの洗面スペースからシャワーブーズを経由してお風呂へ、お風呂場からウッドテラス、テラスから室内へへの行き来も自由な動線は同じでしたが、
洗面室への入り口が、今回はシンクカウンターの右手でした。下イメージ真ん中のカーテンの右側は格子の仕切り、入り口は引き戸で、ソファの後ろの、前回はガラス引き戸の入り口だった部分は動きません。水周りへの主動線はベッドエリア側にというのが基本形なのかもしれませんね。入り口がどちらでも使い勝手にさはないと感じますが、ただ、ガラスの多用は(扉仕様ではない)開放感があっっていい反面、壁がないことの不自由さはあります。バスローブをかけるフック、或いはバスタオルかけが今回は見当たりませんでした。その種のものを設置できるいわゆる壁不足なんですね。

 使ったバスタオルは、例の備品受け渡しBOXに入れておけば、回収されたのとに同じだけ新しいものが届けられるので、タオルかけがなくて不自由だったという話にはなりませんけど、ローブフックはどこかにあった方が...という気はしました。よくを言えばキリがないというレベルのポイントですけど、前回は洗面室横側は壁だったんですよね...。

 でも、前回はなかったデスクは重宝しました。
 ホテルでは標準装備の椅子と机(この高さの机)、久々でした。占有風呂付き和洋室というカテゴリーも珍しくなくなってきて、温泉とベッドの組み合わせを探す苦労もなくなりましたが、机と椅子はフローリングならではの期待可能なアイテムでしょうか。とりあえずは同カテゴリーの他の客室の利用の機会を得たい思いですが、最終的には、デスクと椅子のリクエストに落ち着きそうな予感が芽生えています。

 上イメージが1日目日本料理コースの一部。
 宿泊等からレストランまでは苦行の階段くだり! 段差も幅もまちまちな上に石の突起具合もバラバラですから、やはり、歩きにくいです。ただ、エントランスに向かえば送迎シャが待機してるし、塀の外を回れば緩やかな坂道(デコボコ無し)なので、乗り越えなくてはご飯がもらえないという苦行ではありません。逃げ道がわかったうえでの、あえての不揃いの階段...我が家は初日の夜の往路の他は.....逃げました。

 二日目の夜と、両日の朝は『外回り』、夜の帰路は両日送迎に甘えました。

 往路、エントランスからでようとすれば、車で送りましょうとの提案があり、帰路はデザートが提供されたあたりで、宿泊等までの送迎の希望を聞かれました。

 利用履歴があるからなのでしょう、館内、客室内の説明については省かれました。どうしましょうかときかれたので、わたしが必要ない気がすると答えたからですが、そういえば、『送迎』に関しては初回利用時に説明を受けてなかった(雨だったので外を回ろうとエントランスに向かったら当然のように、車に案内された)ことを思い出しました。
 もしかしたら、『聞いてない』こと、が何かあるかもしれないので...都度、案内は受けた方がいいかもしれませんね。
 たとえば、宿泊等からレストランまで塀の内側にそって敷き詰められている板張りの道(じゃないかもしれない)については、今度尋ねてみようと思います。案外塀の内側で階段を使わずに移動できる通路だったりして...ということはおいて、今回初利用の滴翠。(鉄板焼きは敵翠のコーナーという位置付けではなく、久璃という店名を別に持っています。滴翠は料理長、久璃はシェフ。ふに落ちる肩書きです。
 滴翠では、2名用カウンターテーブル席仕の個室に案内されました。3名以上に対応のtテーブル席も合わせて全席個室仕様のように見えました。
 カウンターテーブルの前は窓。横並びで 庭を眺めながらの食事です。両横のはパーテーショんではなくハンガーラック付きの壁でした。(この時期、備品の半纏はコート丈の綿入防寒具)出入り口は引き戸、扉以外は竹壁で、視界は遮られるけど、圧迫感はないい設でした。
 薬膳の文化を誇る奈良ならではの 日本料理は、なかなかに興味深かったです。おいしい!けど、、これ、なんの味?という...馴染みの薄い風味が潜んでいる感じで『らしさ』が楽しめました。



 オリジナリティの魅力ととるかクセのある創作と感じるかはそれぞれだと思いますが、我が家の場合は、菊茶じゃなくって、ふつう〜のお茶でいいんですけど、とか、和漢ソースよりも塩とわさびの方が(鉄板焼き)好みですという部分はあるものの『魅力的な創作料理』目的で、この後も予約サイトを開きそうです。

 上イメージは鉄板焼きのお肉までのラインナップの一部。
 左のぜんさい、フォアグラを巻いたローストビーフは舞茸や占地。ミックスハーブで覆われていた盛り付けを崩したら現れたもの。品書きではひとくくりになっている魚料理は平目と鮑、今回は別皿。白菜を敷いた平目を包み込むソースもまた、パンがあったら浸して、さらえたい...けど、なんの味?の類の...多分当帰が効いたバターソース。

 ちなみに、久璃の鉄板焼き、お肉を食べる気合いで臨んではいけません。肉は(増量リクエストもできますが)コースのメインの位置付で捉えるのが正解です。
 鉄板で調理するフレンチテイストの創作料理コースは、滴翠の日本料理とかなり趣がことなるので、 初日は和食、次は洋食コースを堪能した気分です。客室30の規模で、いわばふたつのレストラン。贅沢な滞在環境が連泊を後押ししそうじゃありませんか。

 右イメージは朝食。
 右側、朱塗りの器が2日目。器も盛り付けも、素材にも変化を持たせて、昨日と違う朝ごはんの演出に不足はありませんでしたが...個室だし、朝は焼きたてパンの洋食もできますとなれば、いっそうありがたい...かもしれませんね。

      22/10/29 

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