期待値超えの安定感
 再びの阿讃琴南でくつろぎ体感

 2020年5月10日に、私わたしの両親を誘って、阿讃琴南に宿泊してきました。

 昨年につづいて今年も琴平花壇で一泊を予定し、かなり早い段階、具体的には昨年10月2日に (昨年利用したのとと)同じタイプの客室の予約は完了していたのですが、その琴平花壇の予約ができずに誘導されるように秋に利用した阿讃琴南が、いい意味で予想外だったので、10月31日に5月10日の予約を入れました。
  父母は琴平花壇に不足もなく、気に入ってはいた様子なので、馴染んだ場所の方が無難かとの思いもあり、しばしの重複予約...琴平花壇のメリットは部屋食にも対応した広い客室ですが、それは一部屋のみで、もう一部屋は..と言えば、専有露天風呂月付きという以外に、評価アップに繋がるポイントがないツインのしか選択肢がないというデメリットが、小さくなかったところに、同じツインならはるかに快適な阿讃琴南...部屋食にこだわらなければ、食事もよかったし...ということで、わたしの『おすすめ』で、琴平花壇をキャンセル、去年ほど広い部屋じゃないけど..という阿讃琴南の利用に決まりました。

 広くはないと言っても二人で利用するには十分だった露天風呂付きツインルームと、もう一部屋必要となると、一部屋は4人が集まってお茶を楽しめるくらいのスペースはほしいということで、まずはDタイプの客室を確保。4人対応のテーブルとソファベッドが設置されたウッドテラスが“開放的でよさそう”に思えた客室です。Dタイプが3階なので、同じ3階で...と思ったら、4室ある様子のAタイプ(昨年利用)は、2階と 3階...同じフロアでというリクエストは可能かもしれないけど、ほかに3階に確定の部屋は...と見比べて、気がつきました。Aタイプが(2名利用で1名あたりDタイプより)1000円お安いんですが、え?1000円差?と疑うくらいに、広さのさが大きいじゃありませんか。
 昨年は確かに和室まではいらないよねとは判断しました。ただ、価格差と客室広さを検討した記憶はないので、予約可能な客室が限られていたのかもしれませんね。(より広い部屋はもちろん価格差もひろがる...)


 選り取りみどりの状態では、流石に、少し広めのツインに気持ちは傾きました。
 3階に限定すれば、(Aタイプよりも )少し広めのツインはB タイプ一室 だけだったので、迷う余地なく予約を完了。
  が、出発直前になって、半年以上前に確保した客室タイプのレイアウトに問題発生!いえ、もちろん客室自体が問題なのではなくて、天気の問題なのですが、当日の予報は雨、それもところにより強い雨風という...ロケーション的には“所により”の“所”にハマる可能性が高い状況で、Bタイプ客室の露天風呂に屋根がないリスク...。
 露天ですからとはいえ、(昨年利用の) Aタイプ、 今回予約したもう一つのDタイプは、壁で外と完全に遮断されていないという類の露天で、屋根はあるんですよね。風向き次第では雨は吹き込むかもしれませんが、まあ、屋根はある...でもBタイブは本気の露天、風向き関係なく雨が降れば雨に打たれての入浴になりそうで、勝手な価値観で雪降る中での入浴は気にならないのに、雨はできれば避けたいよねと
予約センターに客室タイプの差し替えが可能かどうか問い合わせの電話を入れました。
 記載された電話番号の予約センターは、 グループ施設一括対応のようで、スタッフは阿讃琴南に連絡をとって客室露天風呂の状況を確認、折り返しの連絡では、浴槽自体の上にひさしはあるものの、ウッドテラスに屋根はないので、やはり入浴時に雨の影響は受けるという...で、3階で(濡れずに入浴)条件に会うのはAタイプでしたが、部屋のゆとりを優先して、2階Eタイプに切り替えてもらいました。早期予約割引はそのままひきつがれ、差し替えの手続きはセンタースタッフの方で処理してくれました。よく対応してくれたと思いますが、センターのスタッフが各施設の客室状況を把握していないのは、、、まあ、仕方ないかなあ〜と。ただ、もしも、現地の情報ををもう少し詳しく持っていれば、スタッフからは(客室選択に対して)的確なアドバイスが得られたんじゃないかと思っています。
  
 実は、部屋の割り振りを決めないままに到着した現地で、琴南のスタッフは、 荷物の搬入はあとにして、実際に部屋を見てから( 父母の)気に入った方をと、まず“お部屋見学”に誘導してくれましたが、実際に見るまで、(2階の方が広くて、高い)とは言っても、当初から父母の利用を予定して押さえた3階の方がいいだろうと、私は思ってました。 ところが、部屋からウッドテラスへは、テラスに出るというより降りるというだ感じの結構な段差がありまして、3段ですが、段差もそれなりで割合に急...サポートバーもないので、これは...自分たちのいないところで、父母に出入りされるのは、こちらも気になる危うさでしたし、洗面室のシンクも埋め込みではなく据え置きタイプだったので、父母には使いにくいしということで、絶対おすすめと思っていた広いウッドテラス付き客室は自分たちで、父母はもう少し広くて、もう少し価格も高い2階の部屋を使うことに話がまとまったのでした。
  これ、自分たち用だから和室なくても目をつぶろうと予約していたBタイプや、差し替え時に一応候補に上がったAタイプを選んでいたら、ウッウッドテラスにの段差だ危ないからという理由で、狭くて、畳のない部屋を父母に...は、 悩んだに違いありません。

 平面見取り図からは読み取れない段差のうむや、水回りの仕様などがスタッフ情報で得られていたら、もう完璧だったでしょうね。今回、惜しいと思ったのはその一点だけでした。マイナスポイントではなく、惜しいポイントです。念のため、

 前回利用時、改善を望んでも改善できようがないことゆえ、言及していなかったウッドテラス(露天風呂)への出入り口がシャワーブースという惜しいレイアウトは、平面図を見るかぎり、客室タイプによる“マイナスポイント”でした。
  今回最後までAタイプを候補から外した理由の一つが、この、“残念さ”でもあったのですが、室内から直接ウッドテラスに出入りできる快適は、予想以上。 Dタイプの、段差ありのウッドテラスはもちろん快適でしたが、露天風呂に併設のテラスも(上イメージ右端)外気を感じて過ごすに十分なスペースがあり、よかったです。(こちらはバリアフリーアプローチ)

 イメージはいずれも自分たちが利用することになったDタイプの客室ですが、左端イメージの手前が畳スペースになっていて、段差のあるウッドテラスへは枕元側、洗面所横のシャワーブース(洗い場)に隣接の露天風呂の横にあるウッドテラスへは、畳スペースから縁側かバルコニーのように出入りもできて、導線が理想的でした。ウッドテラスと浴槽スペースとの間はスライド扉で仕切ることもできて、浴室を完全に独立させることができる仕様も、平面図からは推せないけれど、露天風呂の開放感と、入浴環境の調整を共に維持できる熟慮の作りだと感じ入りました。
 
 夕食までの時間と、朝食後チェックアウトまでは、父母も私たちの部屋で過ごしましたが、ウッドテラスの心地よさはやはり感動ものだったようです。自宅から車で1時間程度の里山エリアですが、景色がいい、空気が美味しいと、近場の非日常を満喫できた様子で、誘った身としてはホッとしました。
 それにしても..コストパフォーマンスからして、もう、Dタイプを選ばない利用はないと言いたいところですが、 ただ、段差と据え置きシンクに対応できる場合はという条件付きなので、父母世代に、段差がなくて、見晴らしがよくて(原則3階)かつ、雨に対応可の露天風呂仕様との条件を全て満たす客室は、、、ないようなのでどこかで折り合いをつける必要はありそうです。
 それでも、また泊まろうと思わせられた宿、ということで、リピーター宣言いたしましょうか。


 今回、くつろぎすぎて自分たちが利用した部屋以外のの場所での撮影がおろそかになって、父母の部屋に至っては1枚も撮っていなかったことがあとでわかりました。

 上は視覚も刺激される造りの一皿と、ティータイムのウッドテラスからの視界、そのテラスにはツバメ、数羽がちょくちょくおとづれていました。 巣を撤去した跡から察するに、ここから巣立ったツバメたちかと....。

 ツバメファミリーとウッドテラスをシェアする時期もあるのでしょうか???
 
                              20/06/12 

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