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                 オ−ストリッチのポシェット

 01/04/12

 
 
 忙しい旅程の中でも、やっぱりはずせないのが「お買い物」。
 
 「ま、いいか。」というわけにはいかない義理のお土産には、結構時間をとられるも のの手許には残らないし、土地の名物や旅の記念品は、時とともに、捨てられないけど少々置き場所に困るものに変わってしまうことがありますね。

 自分用のお土産は、何年経っても愛着が薄れず、目にする度にそれと出会った町や店のこと思い出せるようなものなのが一番! そして、その出合いが、新たなおつき合いのきっかけになったりすると、観光で通り過ぎただけの町が、特別な場所になります。
 観る、だけでなく、ちょっと係わりを持ちたくなるような、そんなお土産を紹介したくなりました。

  このページはいわば、わたしの自己満足の「お買い物リスト」のようなものですが、旅行の予定がある方は、覚えておいて損はないものだと思いますし、メールオーダーが可能なものも少なくありません。

 ただ、ごく最近に訪れた店でも、連絡先が今後も変わらないという保証はなく、常に正しい情報を更新していける自信がないので、細かな住所や電話番号の明記は避けました。興味をお持ちになった方はJUNまでメールで問い合わせて下さい。
 現在、メ−ルオ−ダ−等でおつき合いしている店に関しては、正確な連絡先と、必要ならば注文方法を、旅先で訪れた限りの店は、その時の情報をお知らせできると思います。

                        
               

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ビアンキ・エ・ナルディ【Bianchi e Nardi】のオ−ストリッチのポシェット(フレンツェ)

ビアンキ・エ・ナルディはフィレンツェにある革製品のブティックです。
 と、いっても、日本ではあまり馴染みのない店名ですよね。
 わたしも、4年くらい前に日本橋の三越で初めて見かけました。オーストリッチやクロコ素材のカラフルな色のバッグに目をひかれたものの、その時は素通り! しばらくしてから友人と目の保養のつもりで立ち寄ったところ、バッグはともかく、6色くらいあったはずのポシェットがほとんどなくなっていたので、あせりました。で、尋ねてみると、三越ではもうポシェットは在庫限りでおしまいだというのですね。もう、入ってこないと...。(今はどうなっているか分かりませんが。)
 その時のスタッフの話では、イタリアの店でも作らなくなったというので、友人もわたしも、見るだけの予定を返上して買ってしまいました。もちろん、悩みましたよ。在庫処分で、幾分お安くなっていたとはいえ、ポシェットでも17万から23万円! 衝動買いできる値段ではありませんでした。
 でも...買っちゃったんですね。主人もビックリしたと思いますが、その時に理性を忘れたお陰で、ビアンキ・エ・ナルディの住所を知ることができました。
  思いきって買った、黒(しか残っていなかった)のポシェットは、サイドやベルトはもちろん、ふたの裏側にまでオ−ストリッチ革が使われていて、バッグ内部も皮張りというしっかりしたものでした。それまで、国内で買ったオーストリッチ製品と、あきらかに革の質が違うので、いい買い物をしたと思ったものです。
 ただ、お値段が....。 フィレンツェの店なら半分くらいかも、メールで問い合わせようかしらと考えていた頃にイタリア旅行の計画が浮上しました。
 フィレンツェでビアンキ・エ・ナルディに行く、というスケジュールをたてたことは言うまでもありません。ただ、店は、ガイドブックに紹介されていなくて、住所をたよりに主人が地図上で見当を付けました。「ホントに、あるんかい?」と言いながら...。
 出発日が近付いてから、この店が紹介されている本を見つけました。ロベルタのバッグ類を引き受けているファクトリーで、高級素材のオリジナルバッグも多数あるとのこと。心強かったです。

店を(左イメージ、正面奥)訪ねたのは1月2日と3日。
三越のスタッフが「もう。作っていない」と言っていたポシェットも、店頭には2種類、ちゃんとありました。
 クロコ素材のものは、ローズピンクやエメラルドグリーンなど、色も豊富に並んでいましたが、お目当てのオーストリッチは、茶色とキャメルだけ!(お値段はビックリものの3分の1程でした。) 買わなきゃ損だ、という気分と既に持っている色は...という理性の狭間で悩んでいると、店のスタッフが数十種類の色見本を出してきてくれました。
 好きな色で作ることができると言うのです。お値段は同じで、日本への送料が5000リラ加算されるだけだと言うのを聞いて、わたしはほとんどパニック! だって、持っていない色の方が多いんですから。
 レモン色とバイオレット、最後まで悩んでバイオレットを選びました。
 辛抱強く黙ってわたしの決断を待っていたスタッフは、わたしの判断を評価して、レモン色よりもエレガントなバッグが出来上がると言ってくれましたが、レモンを選んでいたら、なんて言ったのかしら?キュートなバッグになる、とか...?

 1ヵ月程かかると言われながら、実際は3ヵ月以上かかってしまいましたが、無事に到着したのが、右上のイメージです。ラベルには飼育だちょうの表示もあって、通関に問題はありませんでした。
 今回は別送品扱いで、無税でしたが、(でも、別送品と分かるように書いてね、とリクエストしたのに、やっぱり忘れられてて、一旦課税されてしまいましたが..。送り状の番号はちゃんと知らせてくれたので、調整することができました。)関税を払っても、お得な買い物です。イタリアでのお値段は112万リラ。 カタログは無いけれど、メールオーダーももちろんできるそうです。
 この店では、ベルトやキーホルダー、カードケースなど、(義理では無い)お土産にできるオーストリッチの小物もいくつか購入しました。

 店頭に並んでいたバッグは1月3日、セールが始まって2割り引きになっていました。キャメルの色を持っていなかったら、飛びついてしまいそうでした。今後の為に、メールオーダーの手順を聞いておこうと思います。

 店はレプリカ広場の近く、(Via del Pzrione 16r) 唯一紹介されていた本は「イタリアのショッピング&レストランガイド」(成美堂出版)でした。

左のイメージは、店のスタッフが奥から出してきて、プレゼントしてくれたオーストリッチ革のキーホルダー。
「バイオレットが、今ないんだよ〜。」とか言いながら...。このグリーンも綺麗な色なので、大喜びしていただきましたが、長く待った御褒美にバイオレットのキーホルダーのおまけも欲しかった。

                        01/04/12 
 
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