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                    Tシャツとサマードレス


 01/04/17

 
 
 忙しい旅程の中でも、やっぱりはずせないのが「お買い物」。
 
 「ま、いいか。」というわけにはいかない義理のお土産には、結構時間をとられるも のの手許には残らないし、土地の名物や旅の記念品は、時とともに、捨てられないけど少々置き場所に困るものに変わってしまうことがありますね。

 自分用のお土産は、何年経っても愛着が薄れず、目にする度にそれと出会った町や店のこと思い出せるようなものなのが一番! そして、その出合いが、新たなおつき合いのきっかけになったりすると、観光で通り過ぎただけの町が、特別な場所になります。
 観る、だけでなく、ちょっと係わりを持ちたくなるような、そんなお土産を紹介したくなりました。

  このページはいわば、わたしの自己満足の「お買い物リスト」のようなものですが、旅行の予定がある方は、覚えておいて損はないものだと思いますし、メールオーダーが可能なものも少なくありません。

 ただ、ごく最近に訪れた店でも、連絡先が今後も変わらないという保証はなく、常に正しい情報を更新していける自信がないので、細かな住所や電話番号の明記は避けました。興味をお持ちになった方はJUNまでメールで問い合わせて下さい。
 現在、メ−ルオ−ダ−等でおつき合いしている店に関しては、正確な連絡先と、必要ならば注文方法を、旅先で訪れた限りの店は、その時の情報をお知らせできると思います。

                        
               

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ピッコーネ【Picone】のTシャツとサマードレス、もしくはナイトウェア(ローマ)

結婚以来おつき合いさせてもらっている、大阪の服地屋さんで、取り扱われていたピッコーネの製品に気が付いたのは主人でした。
 わたしが生地を選んでいる間(時間がかかります。)主人は広くはない店内の奥にある裁断台のあたりで座っていることが多いのですが、その時は生地のディスプレイの反対側に陳列されていた、初めて見かけた商品が印象に残ったようです。それが、帰省中のことだったのですけど、主人が思い出したように、かわいいポロシャツがあったという話をしたのは夕方になってからでした。かれは、わたしも気が付いていたと思ったと言いますが、ちょっと、怪しい...。
 その頃、ゴルフウェアとして重宝していたディオ−ル・スポ−ツが絶滅してしまって、新規開拓の必要にも迫られていたわたしは、翌日、現物チェックの為に再度、梅田の店に出向きました。なにしろ、次の帰省までにはまた間が空きますし...。
 製品のモチーフは団子のような丸い顔に点と線の目、鼻、口。わたしでも、描けそうだなと思えるモチ−フでしたが、確かに、妙に可愛かったです。初ピッコーネはポロシャツでしたが、ロ−マと言う表示があるもののこれは日本製でした。聞いたことのないブランドでしたから、イタリアブームでローマはイメージアップの為の表示かなと...。
 ところが、ホントにローマにピコーネがあると知って、わたしは舞い上がりました。紹介されていたのは、るるぶ一冊だけでしたけど。わたしが団子ボーヤと信じていたモチーフは、修道士だったということも分かりました。なるほど、ローマなのですね。

 Via Sistina 58A、システィ−ナ通りに面したピッコ−ネ本店(というのでしょうか?)の品揃えは、ゴルフウェアという日本でのイメージとは異なって、馴染みのポロシャツもソックスもありませんでした。るるぶ、イタリアのガイドでも修道士がゴルフやテニスをしている、説明していますけど今回見たものは、比較的お行儀よく並んだ修道士のデザインが多かったように思います。季節のせいかもしれませんね。
  Tシャツやニットが中心で、ビニール製のポーチやティーカップ、それに灰皿もキュートでした。 ただ、その後の旅程を思うと、ローマではスペースを取るものは増やしたくありません。購入したのはTシャツとウ−ルニットのセ−タ−(左上イメージ)を自分用に、お土産に柄違いのTシャツを何枚か...。もっとも、85000リラというTシャツは、日本製のものと比べると安いとはいえ、例えばコロッセオがプリントされたお土産Tシャツと一緒にされちゃうと、ちょっと悲しいので、「ブティックのTシャツ!」と恩着せがましく言える相手にだけですが。
 
 う〜ん、でも、Tシャツだけでは寂しいわ(ウールのセーターも、スタッフはセ−ターと言うけど長袖のTシャツにしか見えない。)と思って見回したわたしが、店の奥で見つけたのが、サマードレスです。コットンボイルの涼しそうな生地のドレスは、どれもカラフル色とシンプルなデザインのものばかり! ただ、裏地が付いていないのが気にはなりました。
で、主人が吊るされている『それ』を見るなり「お、かわいい寝巻き!」と言ったもので、ワンピースと信じて近付いたわたしはクラクラ...。 季節は冬! 夏のドレスがあるのも確かに妙な話。
 試着がしたい、なんて言おう? ドレスと言ってナイトウェアなら恥だし、逆なら失礼なことになるかも...。固まりかけてると、スタッフから救済のアドヴァイスがありました。
「ドレスは30パーセント引きのお買得よ。」と。

 やっぱりワンピースなのですね。『ドレス』という言葉でその場は違和感なく会話が成立しました。「そっちのドレスは...。」「ピンクのドレスは...。」「そのドレスのサイズは...。」という具合。
 最終的に選んだのは左のイメージのもので、すこし分かりにくいかもしれませんが、Aラインのシルエットが美しい黄色のワンピースです。
服のシルエットは美しくても、問題なのはわたしのボディーのシルエット!
 上から下まで透けて見えます。ゲストのためらいにはノープロブレムで切り抜けるイタリアのスタッフも、ここではさすがにペティコートをつければという条件付きのノープロブレムでした。
 ペティコートどころか、ガードルに1メートルくらいのロングスリップでカバーするもん、とその時わたしは思いましたが、帰国後、あらためて身に付けてみると
スリップだけでは心もとない気分です。
 相変わらず、「寝巻きがイヤなら、部屋着にすればいいじゃん。」という主人の意見に対抗して、外に来て行く為にはアンダードレスが必要かもしれません。
 右上は、生地の柄のアップ。キーホルダーのモチーフでした。

 ライセンスの日本製品は、どちらかと言えば、関西の方でよく見かけます。難波の高島屋は品揃えも豊富です。
 面白かったのはローマの店頭に TOKYO, OSAKAの表示があったこと。
 直輸入の製品が、どこかで販売されているのでしょうか...。
                                01/04/17  
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