画面のレイアウトが乱れる方へ

                    スティイショナリー


05/06/09

 
 
 忙しい旅程の中でも、やっぱりはずせないのが「お買い物」。
 
 「ま、いいか。」というわけにはいかない義理のお土産には、結構時間をとられるも のの手許には残らないし、土地の名物や旅の記念品は、時とともに、捨てられないけど少々置き場所に困るものに変わってしまうことがありますね。

 自分用のお土産は、何年経っても愛着が薄れず、目にする度にそれと出会った町や店のこと思い出せるようなものなのが一番! そして、その出合いが、新たなおつき合いのきっかけになったりすると、観光で通り過ぎただけの町が、特別な場所になります。
 観る、だけでなく、ちょっと係わりを持ちたくなるような、そんなお土産を紹介したくなりました。

  このページはいわば、わたしの自己満足の「お買い物リスト」のようなものですが、旅行の予定がある方は、覚えておいて損はないものだと思いますし、メールオーダーが可能なものも少なくありません。

 ただ、ごく最近に訪れた店でも、連絡先が今後も変わらないという保証はなく、常に正しい情報を更新していける自信がないので、細かな住所や電話番号の明記は避けました。興味をお持ちになった方はJUNまでメールで問い合わせて下さい。
 現在、メ−ルオ−ダ−等でおつき合いしている店に関しては、正確な連絡先と、必要ならば注文方法を、旅先で訪れた限りの店は、その時の情報をお知らせできると思います。

                        
               

                                 01/04/11  
         
                                       












リストを見る

スマイソン【SMYTHSON】のスティショナリー(メールオーダー編)

 2005年5月、スマイソンから春のカタログが届きました。
 
10年前に初めてのメールオーダーを試みてから後、スマイソンのカタログは欠けることなく送られて来ています。

 
個人輸入ブームの終焉、為替の変動に(日本の)バブル崩壊、加えてインターネットの普及等の様々な要因が重なったせいでしょうか、一時期はポストに溢れんばかりだった海外からのカタログの大半が自然消滅していくなかで、スマイソンの律儀さには、感動すら覚えます。
  もっとも、封筒の中はカタログだけ。カタログのお届けに関する案内文の1行も同封されていません。何とも、愛想のない印象はぬぐえませんが、オーダーから商品受け取りの過程においては迅速かつ正確に処理する店で、10年間、トラブルもほとんどありませんでした。 住所変更の連絡に対しても、了解の返事が来たことはありませんが、カタログは1度も転送されること無く、新しい住所に届けられています。“かの国”の“スタンダードなアバウトさ”を考えたら、もしかしたらこれはすごいことかもしれませんね。
 わたしにとって、スマイソンはストレスを感じさせられない、とても安定した店です。


 右は、最新カタログの最初の見開きページ。
 一昔前は、ブラック、タン(下記イメージ)、グリーン、ネイビー、レッド(下記イメージ)の定番色が、各アイテムに揃っていたものですが、数年前くらいから“シーズン色”が登場して来ました。関係がないかもしれませんけど、その頃から定番色にも欠品が目立つようになりました。
 各アイテムをグリーンとレッドで揃えていた我が家には、ありがたくない傾向でしたが(下記バッゲージダクにグリーンはありませんでした。)...新色には,新色の魅力がありますね。
 
 新色は継続的に作られることもありますし、数ヶ月のみで、まさに限定ものとして打ち切られることもあります。アイテムの種類も多くはありませんし、揃えるよりもアクセントカラーとして持つのがいいかもしれませんね。
 
  ペールブルー、ピンク、エメラルドグリーン、ペパーミントグリーンにつづいて、今年はタンジェリン...新規に「淑女」の顧客開発を意識してるようなバリエーションです。
  タンジェリンのトラベルウォレットとピンクのパスポート(ケース)の組み合わせが“淑女好み”かどうかかは疑問ですが...珍しくて..目立ちそう..。

 実は、昨年、わたしはピンクのトラベルウォレットに 食指が動きました。
 スリム型ではなく、マチのあるいわゆる多きなお財布のようなもので、現金、クレジットカード類、日程表、レジートなどをまとめて持ち運べる優れものです。なくすか、盗られるかしたら大事になるアイテムでもあります。
 ピングのそれは綺麗だし、非日常の旅の合間には、非日常の色合いに遊んでみるのも悪くありません。
  でも、あまりに目立ちすぎると言う理由で、ピンクは却下。変わりに使いやすい赤をオーダーしました。(下、イメージ)

 表皮はおなじみのピッグスキン、内側はスウェードで、ペタ付きとは無縁。長く使えそうです。
 それでも、ピンクは捨てがたいということで、ジュエリーポーチのピンクを一緒にオーダーしました。こちらもトラベル用ということで、ケース側面に芯が無く(あるいは薄く)ソフトな仕上がりでした。かといって、折りたたみはできないので...型崩れの心配の無いハードボックスの方が、旅には適している気がしないでもありません。ペールブルー、ジェイドなどの、美しい色で展開されていて、以前にロンドンのショップに立ち寄った時、女性ものが少ないなあと、不満だったのが嘘のようです。

 スマイソンのHPでは、オンラインショッピングのシステムも整備されていますし、EU圏外への発送の場合は、VATを差し引いた金額が請求されます。
 一昔前と比べて、送料の値上がりもわずかで、オーダーのトータルが76ポンド以上の場合は21ポンドとなっています。75ポンドまでが、わずかに9ポンド...。(75.5ポンドの時はどうなるのかしらという疑問は残りますね。)この、75ポンド以下の設定は以前はなかったもので、9ポンドの封筒を買っても、20ポンドの少量が必要でした。ずいぶんと、うれしい改善がなされました。

 もっとうれしいことは、このところの配達業者がUPSになったことでしょうか。
 まあ、これは、EMSでもフェデックスでも良いのですけど...過去、スマイソンの唯一とも思われる問題点が、配送業者でした。英国のローカルな業者から日本の、やはり初めて耳にする日本国内の業者(地域によってちがってました。)にひきつがれていたものの、税関申告の手続きで、わたしはクレームを付けたことがありました。購入金額が前よりも少ないのに、関税が多い...。
 これは、その業者が個人輸入品として手続きをしなかったからのようで、商品代金の100パーセントに課税された結果でした。それが当たり前と言う説明を受けましたけどね...通常は当たり前ではない恩恵を受けていた(課税対象金額は,代金の60パーセントくらい)わたしとしては、嫌な奴、と思ったものです。

 その後、スマイソンにはオーダーの際に(送料に差額が必要なら支払うので)国際宅配業者かEMSの利用をリクエストしたこともありました。
 リクエストは(その時点では)受け入れられず(その件に関しての返答もなし。愛想のない店なんです!)相変わらず、注文品は馴染みのない業者によって届けられましたが、ただ、こちらの住まいが変わったせいで、業者も変わりました。
  通関手続き前に荷物内容の確認の連絡があって、個人輸入ということを告げると、関税も予想の範囲内でおさまりました。この頃のストレスは、事前の電話連絡がキチンと来るかどうかという点で、つまり、個人輸入だということをアピールする機会を逸したら困るんだけど...という心配ですね。そろそろ到着するかと思う頃には、電話が気になったものです。
 実際に、確認の電話で、『個人輸入』だと告げると「あ、そうだったんですか?じゃ、そのように手続きしますね。」と言われたことがあります。う〜ん、同じ物を大量に買っているわけでもあるまし...見当がつきそうなものですけどね、と感じるのは、わたしの身勝手でしょうか?
 でも、 UPSは(EMSやフェデックスも)見当をつけてくれます。
 オーダーから商品受け取りまでの日数も短縮されました。
  HPの開設にともなって、(それまでの)電話、ファクス、郵送の他にEMAILとオンラインでの注文が受け付けられるようになりました。

 メールオーダーを受け付けている多くの店の中で、スマイソンは個人輸入ブームが去った後も、サービスが向上した数少ない店のひとつです。


 http://www.smythson.com (2005年6月9日、確認済み)

                           05/06/09 
 


リストに戻る