画面のレイアウトが乱れる方へ

                         チョコレート


 03/12/16

 
 
 忙しい旅程の中でも、やっぱりはずせないのが「お買い物」。
 
 「ま、いいか。」というわけにはいかない義理のお土産には、結構時間をとられるも のの手許には残らないし、土地の名物や旅の記念品は、時とともに、捨てられないけど少々置き場所に困るものに変わってしまうことがありますね。

 自分用のお土産は、何年経っても愛着が薄れず、目にする度にそれと出会った町や店のこと思い出せるようなものなのが一番! そして、その出合いが、新たなおつき合いのきっかけになったりすると、観光で通り過ぎただけの町が、特別な場所になります。
 観る、だけでなく、ちょっと係わりを持ちたくなるような、そんなお土産を紹介したくなりました。

  このページはいわば、わたしの自己満足の「お買い物リスト」のようなものですが、旅行の予定がある方は、覚えておいて損はないものだと思いますし、メールオーダーが可能なものも少なくありません。

 ただ、ごく最近に訪れた店でも、連絡先が今後も変わらないという保証はなく、常に正しい情報を更新していける自信がないので、細かな住所や電話番号の明記は避けました。興味をお持ちになった方はJUNまでメールで問い合わせて下さい。
 現在、メ−ルオ−ダ−等でおつき合いしている店に関しては、正確な連絡先と、必要ならば注文方法を、旅先で訪れた限りの店は、その時の情報をお知らせできると思います。

                        
               

                                 01/04/11  
         
                                       











リストを見る

シャボネール・エ・ウォーカー【Charbonnel et Walker】のチョコレート(メ−ルオ−ダ−編)

 映画「フォレスト・ガンプ」の中で主人公のフォレストが人生をチョコレートの箱に例えるシーンがあります。
 箱の中には様々な味、開けてみるまで、食べてみるまで分からないというわけですが、そう言えば昔はチョコレートの詰め合わせの缶を(手みやげ等に)頂くことがあったなあと思いつつ、チョコレートの高級化が進んだ昨今は「詰め合わせ」にはとんと縁がなくなったのを嘆いたものでした。
  なにしろ、ひと粒数百円時代ですから....。いえ、もちろん、お値段のこなれたものもあるのでしょうけど、幸か不幸か、わたしも多少の贅沢を覚えてしまいましたし、年とともに選択可能範囲も拡がりました。
 製菓メーカーよりも専門店に目が向いてしまうと.....やはり、チョコレートは高い買い物です。

 ただ、しばしば「宝石のような...」という形容詞が付けられる有名店のチョコレートは,見た目はどれも魅力的なのですが、味が自分の好みと一致するかどうかは別の話。正直なところ、わたしには少し苦味が勝ち過ぎていたり、逆にプラリネの甘味をくどく感じたりと、合わないものも少なくありません。
 シャボネール・エ・ウォーカーはチョコのおいしさでは定評が“ない”ロンドンにある専門店ですが、美しさと食べ易さのバランスが取れた、優れもののチョコレートが多くあります。
 観光旅行の際に購入したチョコレートを、帰国後に味わい尽くして程なく「もっと」と言う欲求が芽生えました。
 40余りの中から好みのフレーバーだけを選んだのですから、満足度が高いのは当たり前ですけど、期待以上だったのがシャンパントリュフ(左イメージ、右側)とフルーツクリームのフレーバーでした。 当時、それよりもふたまわりは小さいシャンパントリュフを350円で買っていたわたしは、それにひけをとらない味でありながら、食べ応えのある大きさの8粒が£6.50(2003年の価格は£7.30)という価格に、カルチャーショックを受けたのでした。しかも、懐かしさが伴うフルーツクリーム入りのひと粒チョコは、代用できるチョコレートが、日本国内で(我が家のまわりでは)見つからなかったので、輸入に踏み切りました。
 幸い、持ち帰ったチョコレートに添付されていたフレーバーリストに店の電話とファクス番号が記載されていました。
 “おいしかった。ぜひ、また食べたい。他のチョコレートでは満足できない。送って欲しい。”というファクスを送信してから間もなく、商品の価格リストが送られてきました。(翌年以降、上のイメージのようなカタログが送られてきてます。)
 送料は重さで変わるようで、アイテムごとに送料のカテゴリーがアルファベットで表示されていましたが、これは国内配達用。国外発送に関する情報は全くありませんでした。でも、リストが届いたのですからね。
 必要事項(注文品とこちらの住所、支払いに使用するカード情報等 送料はお任せ)を書いてファクスした後、10日程で商品が届きました。配達は郵便で、印鑑、受け取りサインも不要....。それでいいの?と不安になるくらいに簡単な扱いでした。

 不安はえてして的中するもので、過去に2度、送られたはずのチョコレートが行方知れずになったことがあります。
 通常は5〜10以内に届くものが、2週間ゆうにを過ぎても届かない...。問い合わせても、発送の日にちは分かるものの、経過は分からないんですね。で、スタッフは、後1週間待っても届かなければ再度連絡を、というわけですが、この“後1週間”の根拠はなんなんでしょうね。実は送ったつもりが(本当は)まだだったというなら、それなりに意味のある“後1週間”なんですが、2度とも、1週間は無為に過ぎました。
 結果としては、再発送してくれたので、注文品は手に入りましたが.....ただ2度目のトラブルの際、わたしは再発送形態をEMLか国際宅配便か、荷物の追跡が可能なものでとリクエストしました。送料の追加代金がかかりましたけど「わたしの荷物は今どこに?」というイライラはもうこりごりだったので...。
 発送次第、送り状番号を知らせて欲しいと頼んだにも関わらず(その場の返事はいいんですけどね....。)突然に商品現物が届きました。やっぱり届かないという電話をしてから4日後のことです。一瞬(再発送ものではなく)行方知れずになっていた数週間前の商品かと思うくらいに早い到着でした。
 ところが...開けてみると、なんと、ひと箱足りないではありませんか!
 あ〜もう、なんて事! とクレームをつけるべき相手は(営業時間外で)つかまらないので、気持ちを落ちつけてしたためた苦情の手紙をファクスしました。数日後、欠品はひと箱だったのに...ふた箱届きました。勘違いなのか、おまけなのか...手紙もないのでわかりませんでしたが、新たな請求はありませんでした。
 店には、受け取ったことは伝えましたが、数には触れずじまいです。
 この時、利用日の関係で、カード会社からの請求が商品未着の内に郵送されてきていて、(カード会社の)スタッフと商品が届かない場合の傾向と対策を検討中だったわたしは“届きました、数が違ってます、届きました、数が違ってました〜”という不本意な報告を続けていたのですが、担当スタッフには「レシートも伝票もナシですかあ?」と呆れられました。(言外に「そういう店とはおつき合いをやめたらど〜ですか?」というアドヴァイスがあったのかもしれません。)

 物が届かない、あるいは注文品と違う等の理由では受け取らなかった場合は(カード会社の方で)返金要求をしてくれるということでしたけど、欲しくて注文したのですから、簡単に返金要求には踏み切れないのが、わたしの事情!
 結果的にはひと箱(約40粒)余分に手に入ってよかったね、というところに落ち着きました。
  カード会社のスタッフも「(ひと箱多いのは)おわびのつもりと思いましょう。」と一件落着の判断だったので、報告したのはここまでですが、実はその後1ヶ月ほど経って、最初に発送されたとおぼしき商品が大きな袋に入れられて到着しました。驚いたことに、船に乗ってしまっていたようです。...長旅でしたね。賞味期限内だったのでありがたく頂きましたが、店への連絡に関しては御想像におまかせしましょうね。
 ただ、この一件の後、わたしは注文の際には常に配達形態を指定しています。
 送り状番号が知らされないので、常には追跡もできない内に商品が到着しますが、間違って船に乗せられる事態だけは回避できそうですものね。

 もっとも、インボイスの記載に変化はありません。「チョコレート」の1単語だけです。金額の内訳もありません。
 その後は、 数やフレーバーの間違いもなく、注文通りの商品が届いていますけど、それでも受け取った荷物を開封する時には、脈拍が上がりそうな気分です。まさに開けてみるまでわからないというところでしょうか。でも、食べる前からおいしさが分かっているのが、フォレストの言うチョコレートの箱と違うところ! ハズレはありませんから、ご安心を!
 
 年によってはハロッズのクリスマスカタログで取り扱われることもあります。いざという時には日本語でのサポートも期待できるハロッズなら、脈拍上昇も避けられるかも...。
 ただし、好みのフレーバーをセレクトするなら、店を相手にがんばらなくてはなりません。
 (フレーバーリストはわたしの手許にもあります。希望の方は連絡してくださいね。)


                                             03/12/16 


 
リストに戻る