紙まで食べよう!残さずに...

 12月中旬、TDR 東京ディズニーランドホテルで、トマムのオールドファン(ちよ坊さん、こだぬきさん、Tomokoさん)と合流し、ロビーラウンジで3時間あまり、おしゃべりとアフタヌーンティーを楽しみました。

 当日は移動日で、わたしが自宅を出たのが6時過ぎ、東京駅構内で翌日まで一緒に遊ぶTomokoさんと落ち合ったのが9時半、その後、待ち合わせの14時20分までにわたしたちが口にしたのは、(ディズニーシー内で)ちょっとしたスナックとアイスココアだけでした。朝ご飯が早かったので、常のパターンならパークインの前にイクスピアリ内の店でしっかりとお昼をとるところでしたが...それでは14時30分からのアフタヌーンティーに“太刀打ちできない”との予想のもと、空腹の数時間にうちかって(結局1時間前にスナック&ココアには誘惑されましたけど...)
迎えた14時30分! 臨戦態勢は完璧...いっくらでも食べられる気分でまよわずアフタヌーンティーセットをオーダーしました。
  
 ロビーラウンジ(店名ドリーマズ・ラウンジ)はプライオリティーシーティング(優先案内予約)の対象外の店で、空席があるかどうかは、その場に行ってみなければ判りません。ただ平日でしたし、そもそもは“そんな時間”にはみんなパークで遊んでいるはずですしね、イクスピアリ内の店舗よりは便利なのと(宿泊ホテルでしたから)1日15食限定とかいうアフタヌーンティーにひかれて、利用を敢行しました。
 実は4日後、雨の日曜日はお昼前から満席状態で “そんな時間”でもパークで遊んでいない人も大変多い時があるのを思い知らされましたが....当初の懸念は席よりも数限定のアフタヌーンティーです。14時30分に席につくなり、メニューチェックもそこそこにアフタヌーンティーセットを4つ、わたしたちはオーダーしました。

 注文を受けたスタッフの対応に 、特に不自然なものはありませんでした。
 「... 一人一セットでは多いかもしれませんが...?」という類のアドヴァイスがですね...なかったんですね〜。
 お昼抜きでの気合いが伝わっちゃったわけでもないんでしょうけど...いえ、伝わったのかもしれません。夜のルームサービス担当のスタッフの話ではアフタヌーンティーのイメージを見た時に「なんじゃあこりゃ〜?」と驚いたということでして....普通はね、やっぱりびっくりするラインナップにちがいありません。

 ですからね、うら若き....ではないにしろ、女性4人で4セットをオーダしたなら、そこは“シェア”の提案がなされてもよかったのでは?と考えます。
 
 上イメージはおなじみの3段重ねプレートの後に出てきた スイーツプレートです。一つのプレートに二人分、一応左上からモンブラン、マカロンを使ったクロカンブッシュ、カシスかなにかのゼリー、クレームブリュレ、マドレーヌ、フルーツとクリーム使いのプチパイ、ショートケーキ、チーズケーキとブラウニー(紙包み)オペラ...サンタをのぞいて10種類です!
 最初に3段重ねプレートとお茶が運ばれてきた時に、後で別にプレートが出るという案内は聞いたのですが、その時点でわたしたちはもうおしゃべりをはじめてまして...聞くのは聞いたという程度の認識で、じっさいに上記のプレートがテーブルに置かれた時には、4人揃って、文字通りに『言葉もない』という状況でした。
 なぜって、既にお腹の中には、スコーンふたつとサンドイッチ4切れとプチフール2種と、豆乳パンンコッタ(それと野菜のクレープ巻きのようなもの...が3段重ねのラインナップ)とが収まった後なのです。
 どれもが小さめサイズとはいえ、ホテルやサロンのアフタヌーンティー用としては標準ではありませんか。
 “後から出るプレート” に10種類のスイーツを想像できるはずもなく、『言葉もない』という状況が過ぎた後は、4人揃ってびっくりプレートの撮影タイムとなりました。

 その時になって、食べてしまった3段重ねプレートも撮っておけば良かったと思いましたが...3段はね、まあ、普通だったんです。普通よりもスイーツ
(ケーキ、タルト,チョコレート等)がちょっと少なめで、なので、後からのプレートでケーキがでてもおかしくはないんですが、10種セットは、おかしいでしょう?
 ですから、笑いましたね。
 人間、可笑しい時も不思議な時も笑えるものです。
 ありがたいことに、ポットのお茶のおかわりも出てきました。
 ...ありがたい....ですが、嬉しくない(満腹です!)。
  眺めているうちに、笑い事ではないと、問題意識が芽生えました。完食は無理!となればどれだけ“無駄”にしないで済むかという話ですが、ダメもとで聞いたところ『持ち帰り』はNGでした。
 店内で食べるはずものを店外に持ち出したらその時点で店とは無縁、おいしく食べて満足するのもお腹をこわして唸るのも個人の責任だと思うのですが、これは日本の社会通念ではないようですね。
 会計こそ済ませてはいませんが、 所有権は店ではなくこちらにある...本当なら“持ち帰りはできますか?”と尋ねるのではなく“持ってかえるので包んでください”と言いたいところを、店の立場を理解しての疑問形でのアクセスでしたが....意外にも...ではなくほぼ予想とおりの結果でした。ロンドンのフォーシンズンズはさぁ...と言ったところでしかたがありません。
 かくなるうえは、せめて味見だけでもと、いくつかをつつき...そしてくだんのチーズケーキとブラウニーは、紙まで食べたことにして、全員が持ち帰りました。
  包み紙がなくなる“不思議”は、騒がす見過ごすのが粋というもの、次に行ったらチーズケーキもブラウニーも包まれていなかったなどということになっていませんように....。
 いえ、もしも包み紙がなくなっていたとしても、今度は残さず食べきりますとも! 二人で一つ(のセット)をわけあって!

  量が多いのが問題なのではなく、知らなかったのが失敗だったという話。(アフタヌーンティーのメニューはスコーン、サンドイッチ等簡単に3行ほどの記載でした。)量の見直しを勧める話ではありません。
 

                                        08/12/23 

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