商品券取り扱いカウンターで、商品券の発送ができない?

 ....不自由さMAXで縁切り

 各百貨店でお中元特設コーナーが賑わっている週末、数カ所に商品券を発送すべく、大丸梅田店に出向きました。
 用途は、一応お中元です。
 なぜ大丸かといえば、義父の葬儀や法事で、たまたま縁ができた(心斎橋店)からで、その後は、印字された名簿一覧とともにカタログ等が届くようになったので、便利だったんですよね。先方の住所を、こちらで用意する手間がはぶけますもんね。
 で、なぜ商品券かといえば、これは義父繋がりのおつきあいでして、商品券を使っていた先に、こちらの見立てでモノに変える必要を感じなかったからでした。先方の嗜好も知りませんし...って、安易に落ち着いたわけではありません。実際、わたしたちの世代になると、品物を送る場合は、オンラインを利用するか、電話で済ますかと言うことも可能なので、商品券の方が面倒と言うのが本音でした。現金持って、店頭に出向かなくちゃ要が足せませんから。

 ただ、救いは、商品券は専用の取り扱いカウンターがあると言うことでした。
 催事場の特設ギフトコーナーの混雑とは関係なく手続が進むわけで、今回もいつも通りに12階の『商品券』取り扱いカウンターに直行しました。意外に待ち人はいず、番号札を取ろうとしたら、すぐに案内を受けました。
 ところが、送られてきた名簿を拡げて発送の手続をと思ったら、スタッフが「...発送ですか?」と....。そこでは持ち帰りのみで、発送は15階の特設会場で受けているというのですね。昨年まではこちらで発送をお願いしていましたけど...と、確認はしました。でも、商品券取り扱いカウンターでは、発送は受けていないという....。

 いろんな切っ掛けを紡いで、例えば、5本の糸で縁が繋がっていたとしましょうか、この時点で、1本の糸がプチンと切れた感じでした。

 昨年暮れまでと(いつからか)違って、商品券カウンターで商品券発送が出来ないと知らされたのが“すぐ”だったからまだしも、ここで、待ち時間が発生していたら2本目も切れてましたね。館内案内にも、郵送されてきたギフトカタログ等にも、12階商品券取り扱いカウンターは持ち帰りのみとは記載されていません。15階の特設会場は発送のみで、商品券の持ち帰りは12階で受け付けるとはありましたけど、12階で発送はできないとは...「どこかに書いてた?」「書いてない!」と、主人と二人してじわりじわりとわき上がる不快感を自覚しつつも上階へ向う内に、2本目の糸が切れた気がしました。

 あたりまえながら、特設ギフトコ会場は混み合ってました。待ち合いスペースに並べられた折り畳み椅子にも待ち人はズラリ!
 見る限り、品物とギフト券等の取り扱いが分けられている様子もありませんでした...が、念のために、整理券発行機の横にいたスタッフに、商品券のみの発送もこちらでお願いすることになるのかとたずねたところ、順番に呼びだすので、番号札を取って、待つようにとの案内だったので....やめました。残り3本の糸の内2本が同時に切れた瞬間ですね。
 3本ともブチ切れなかったのは、一応は理性が働いたからとしましょうか。
 もしかしたら、他店も同様になってるのかもしれないし、もしかしたら、そうしなくちゃいけないような取り決めかルールができたのかもしれないし、わたしにとってはとんでもなく不自由なシステムだだけど、これが今時のスタンダードだとしたら、腹立つぅ〜だけでは、コトは進みません。
 とりあえずは...店頭でなくても用が足せる品物に切り替えることも視野に入れて、会場をあとにしたのですが、主人の提案で、我家の利用頻度は大丸よりもかなり高い阪急の様子を見ることにしました。(もともと、別件で立ち寄る予定はありました。)

 まずは、行動を無駄にしない為に、一階インフォメーションカウンターで、肝心なことを確信!
 現在特設のギフト会場ではなく、通常の商品券取り扱いカウンターで商品券の発送手続が出来るのかどうかです。奇妙な質問に思えましたが、実際に出来ない店があったんですから、確認を怠るわけには行きません。
ただ...スタッフに「もちろんでございます。」と応えられると、本当に、確認するまでもないことだよね...と言う気分になりましたっけ。
 
 阪急の商品券カウンターには、目につく場所に送り状が用意されていました。その送り状に宛先を記入して待てと言うわけです。そうなんですよね...送り状を自分で書く必要がなかったから大丸に行ってたのでした。その大丸でも最初は書いたんだったっけ?主人と手分けして書いたような記憶もあるけど、持参した名簿をスタッフがPCに入力するのを見ていた記憶も...どうだったんだろうねと、思い出にふける間に書き始めるのが正しいんだろうとばかりに、郵便番号と都道府県まで記入したところで、呼ばれちゃいました。
 送り状は1枚も仕上がっていない...けど、送り先一覧のリストはある! 呼ばれたからには応じなくてはと、わたしはリストを提示して、送り状に書くべきかどうかを尋ねました。リストで用が足りるなら、送り状の作成は不要な労力ですもんね。結局、わたしが持参したリストのデータは、スタッフの手によって、阪急、商品券取り扱いカウンターのPCに入力されたのでした。

 数十分後、移行完了! 
 大丸と繋がっていた縁の糸の最後の一本が切れてしまいました。

 帰宅後、大丸のギフト担当者に、当方の名簿の削除を依頼しました。この時、商品券が取り扱いカウンターで発送出来ないこと、中元等とは関係なく、例えば何かのお礼とかで利用する場合でも、お中元キフト会場の混雑に参加しなくてはならないことを確認しました。これで、3人目、わたしの勘違いとか、理解不足では無いと言うことで、5本と言わず10本と糸と繋がっていたとしても、...切れてしかるべき、だったのでしょうね。

 注 大丸のシステムは2015年6月時点のものです。
   中元特設会場閉鎖後は、商品券は商品券取り扱いカウンターで発送可能と考えますが、確認はしていません。また、憶測や誤解で無関係の他店舗に迷惑がかかるリスクを考え、当レポートは実名を記載しました。
                                    

   
                                    15/06/24
 

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