2023年、我が家のバレンタイン事情

 ボンボンショコラよりチョコレート菓子?

 

 長引くコロナ禍の影響をうけて、バレンタインイベントのありようも変わりました。

 イベント会場の縮小や、入場制限等の対策をも乗り越えてまで出向く気になれなくなったのは歳のせいでしょうか? 
  何かと便利になって、『この日』『この時』を待って購入できていたブランドの日本出店も珍しくなくなりましたし、国内店舗がなければ、オンラインで海外店舗からの取り寄せも容易になってきた昨今、催事場には今更感もある中で...初もの(初ブランド)に食指を動かしてはみたものの....という、我が家にとっては感激薄い無駄遣いも重ねてきました。
 
  2023年は、馴染みの、ポピュラーな海外ブランドの新作詰め合わせを中心にいくつか予約をとったあとは、コトのついでにバレンタイン催事場を三箇所立ち寄りましたが、その場で購入したのは一箇所のみ。それもチョコレートではなく、オンラインで入手不可の催事限定出品のクッキー缶でした。
 チョコレートは、結局、全て、国内外お取り寄せ。
 味気ないといえば味気ない話ですが、コロナ渦中で充実してきたオンラインショップで、いくつか初ものに手を出しました。我が家にとっての初もの...これまでもさがせばあったのかもしれませんが、催事場では気がつかなかったアイテムの一つが下記イメージのメリメロ。
 フリーズドライフルーツにホワイトチョコレートを染み込ませた『お菓子』で、ひと頃ブームにもなったフリーズドラいいちごのチョコレートかけを思い出しながらのオーダー。

 ただ素材の組み合わせは同じでも仕上がりは全く別物。薄くチョコレートの膜に包まれたようなフルーツそれぞれに、染み込んでいるらしいチョコレートの甘さにも負けず風味はしっかり楽しめました。サクッとした軽い食感のフルーツフレーバーチョコ...でも、主役は主張の強さから行っても、フルーツなのかなという印象です。
 中にまで染み込んでいる(らしい)チョコレートとフルーツが一体化していて、フリーズドライフルーツがいっそう美味しくなった感じです。

 パリパリ のかりんとうのチョコレートがけが左イメージ。 

 花咲かりんという花モチーフの、薄型かりんとうのベビーサイズにチョコレートをコーティングしたもので、 あまみ、少し遅れて塩味、混ざり合って塩味アクセントのチョコレートとかりんとうのクリスビーな食感がいい感じの、多分季節アイテムです。チョコレートが溶けやすくて、半分コ等には適さないのが難といえば難。

 指をよごし、丸ごと頬張っては空間に余裕のない口の中で格闘しました。袋から即口の中へ、無理なく...という意味では、もうふた周りほど小さいサイズがあったらありがたいと思いますが、そうなるとチョコレートの主張が強すぎるかもしれませんね。

 一口サイズのチョコレートコーティングのお菓子が上イメージ。
 いわゆるボンボンショコラのレアフィリングと言ったらいいでしょうか。左がキャラメルで右がパート・ド・フリュイ です。オンライン会場を見ていて、比較的箱の大きさと中身のつまり具合に興醒め感がないことがきっかけになって、商品詳細をチェックして、オーダーを入れたものです。
 キャラメル使いのガナッシュ...ではなく、キャラメルのチョコレートコーティングでした。
 右側も、フルーツ風味の...とかではなく、パート・ド・フリュイのチョコレートがけ。同梱のパート・ド・フリュイと、チョコレートのフリングは同じもので、歯応えも“ゼリー”のまま!
 
 キャラメルもパート・ド・フリュイも、 それ自体が完成形なので、その身にまとったチョコレートの影響はさほど...でした。ボンボンショコラのフィリングとしては主張が強すぎて、という気はしますけど、キャラメルやパート・ド・フリュイのチョコレートアレンジなら、たまに欲しいかなというお菓子でした。おそらく、常に販売されているものではないのでしょうけどね。
 (パート・ド・フリュイがセンターにあるチョコといえば、、我が家ではフランソワ・デュッセが愛用品の一つですが、チョコレートのの厚みと、マジパン使用など、こちらはチョコレートボールが完成形。)

 上イメージは、初ものブランドのボンボンショコラ。
 左はお茶をテーマにした4種のガナッシュ。お茶のキーワードと、 小さな箱に惹かれてオーダーしました。 箱は11cm長の3cm幅。4種類のボンボンショコラは2段になって8個入りでした。ふたは透明、リーフ形の板チョコがわずかな隙間をも埋めている仕様。
  日本出店後の海外ブランドの多くが、箱ばかりが大きくなっていく中で、2段に詰め合わされていることに、刺激を受けました。むしろ、目立つ! 隙間のない詰め合わせです。
 ガナッシュの風味はそれぞれに違う(当然)けど、ちょっと控えめな仕上がりだったでしょうか。あ、これはマルコローロだ!と、明らかに..というほどには、フレーバーの主張はなかった気がします。
 右側は、フルーツをテーマにした6個セット。
 箱の外と内側のスペースの差については不問にしましょう。日本国内に店舗を持つ海外ブランドとしては、まだ『商品が詰まっている』方です。このつまり加減と、フルーツテーマに食指を動かされた商品で、お茶をテーマにした6個詰めとともに、2箱づつ、4箱取り寄せました。ガナッシュ風味の印象については左側と同様に...だったでしょうか。
 ボンボンショコラに対しては、さすがになじみ感が仇になって、 こちらの完成が鈍くなっているのかもしれません。

 特設サイトを回って、時間をかけて選んで購入した商品のなかで、マイブームは、チョコレートを使った『お菓子』に 傾きそうな気がしています。

                                         23/03/07 

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