体力、執着、タイミング、 入手の必須条件はいっぱい

【Masahiko Ozumi Paris】のスイーツ

 

 2024年2月上旬、【Masahiko Ozumi paris】スイーツを購入、自宅に持ち帰ることが叶いました。

 阪急百貨店地下に【Masahiko Ozumi paris】の店がオープンしたのが23年10月5日でしたから、丁度4ヶ月後の“縁”でした。
 
 常設店....本店と言っていいんでしょうか...オープンは2022年ということで、阪急百貨店内の店は2号店という位置付けになっているようです。オープンのニュースを聞いた時には、おなじみの阪急コラボ展開かと思いましたが、いくつかは阪急限定販売もあるものの、阪急限定ブランドの縛りはない様子です。
 わたしは本店に行ったことがないので、品揃えを直には見ていませんが、本店で販売されている商品の一部に、限定品が加えられたラインナップが、阪急店の特色に思えます。

 その限定品の一つが、 ミニャルディーズというプティフールのセットです。(右イメージの5個セット。右上のふたつがレギュラーサイズ。)
 今や、『ザブトンボンブラン』の通称が定着した様子の、インパクトのあるケーキのことは、知ってはいましたが、百貨店に出店ということで、ようやく、“あのケーキ”の“ある場所”がわかったところに、加えての限定プティフールですから、もちろん興味は抱きました。
 ただ、オープン情報とともに百貨店の公式サイトには、お買い物の案内が表示されまして、それによれば、百貨店地下1階の※番出入り口にて、8時30分から整理券が配布されるということでした。
 8時30分に指定の場所に行ったら、商品の引換券がもらえるという話ではありません。 整理券は、買い物ができる時間券であって、商品が確保されているわけじゃないのがシビアな現実です。

 いくつかのコラボ限定商品は、指定された場所で開店前から並んで、数人づつ順番に店内に引率されて行くのが常でしたが、いつからか整理券配布方式が“普通”になりました。その場を動けずに数時間の苦行から開放されて、整理券指定の時間までは“自由行動”が許されるとはいえ、整理券の配布が8時30分からというのは、ちょっと、これまでにはなかった早い時間割だと思います。1番札をゲットしても、10時の開店までは待つわけですが、1番札を得るために何時から並ばなくてはならないのかが、もはや想像ができません。整理券の配布がどのくらいで終了になるかもわかりませんが、例えば、並ばずに10時の開店時に(残ってないでしょうけど)、17時〜の整理券が運良く残ってたとしとして、その時に欲しいケーキが売り切れていない保証はないわけで、早い話、我が家では『当分近寄れない店』のケーキ入手の努力は捨ててました。
 
  時を待てば、オープン当初のような“時間”と“体力”を要求されずに『店』に到達できるようになるのも珍しくありません。ただ、待つのみと覚悟していたところ、その『時』は意外に早くおとづれました。



 23年12月なかば、阪急内郵便局に立ち寄った際、阪急百貨店出入り口付近に【Masahiko Ozumi paris】の整理券配布の立て札のある場所で、スタッフがお客に何か説明しているのが目に止まりました。
  この入り口は、我が家から阪急百貨店に向かうルート上の出入り口とは、百貨店の建物を挟んでほぼに反対側に位置しているので、百貨店内を突っ切るか、周りを半周するかしないと見えない箇所で、この日に初めて、わたしは、8時30分からの整理券配布並び口を認識しました。時間は、昼食後、郵便局で用を済ませたら帰るだけでしたから...14時すぎくらいだったでしょうか。まだ立て看板があるということは、整理券が残っている?はずはあるまいとは思いつつ、近づいてみると、スタッフと話ていたお客が細長いカードをを見せられながら説明を受けているるので、わたしももすぐ後ろに並んで順番を待ちました。
 整理券は配布中でしたが、指定時間は16時〜16時30分で、受け取っても買い物ができるまでは2時間以上... 帰宅モードに入った後で、2時間は無駄に長くて、この日は券はもらわず、予想外のラッキーチャンスには乗りませんでした。

 ただ、午後になっても整理券は配られているという情報を得られたことは大きかったです。

 帰宅後に、最近の配布ルールのチェックを試みましたが、当初の案内の8時30分から云々の案内にアクセスすることはできず、また、それに変わる、情報も発見できませんでした。
予想外のラッキーチャンスに遭遇してなければ、未だ『時』をまっていたかもしれませんね。

  イメージのスイーツを実際に持ち帰ることが叶った2月上旬は、 午前中には終わるであろう病院の診察のあと、梅田に出てバレンタイン催事を除くつもりだったところ、予約時間を1時間、2時間過ぎも珍しくない受診がすんなり終了しちゃったために、梅田到着が10時15分という状況で、今ならあるかもと期待して配布箇所に向かったところ、10時30分頃(途中で別の整理券配布にもひっかかりました)で11時55分からの整理券が配布されていました。
 整理券とともに、ケーキの購入数を聞かれるんですが、ケーキは一人6個まで、ただし1種類1個の制限があり、 限定のミニャルディーズを二箱欲しいとなると、主人も(同じ時間の)整理券を受け取ることで、同じ商品を2個購入可能になるというというシステムでした。整理券を受け取った時間ではなく購入指定時間になった時に、どのケーキが残っているかはわからない状態で、購入数を決めさせられるのは、なかなか...。(午前中ならおそらく、全種類残っているとのスタッフのアドバイスあり)
 1時間30分のうちに済ませられる用を済ませて、地下2f階の保冷ロッカーを一応確保してから、指定時間に店の前に貼られた誘導ロープに並んで、購入したのが上のイメージ。ミニャルディーズ2箱と、ポピュラーなモンブランの阪急限定版、それと、ブーツ型ケーキ。
 問題はミニャルディーズの箱のサイズでした。
 横に長すぎて、持参していたエコバック(通常サイズはいうまでもなく横長タイプでも)に収まらないんですね
 有料の紙袋を購入せざるをえないわけで、その紙袋の底辺が大きい!持ちにくい!混雑している百貨店を持ち歩くのは...と、あらかじめ確保していた保冷ロッカー(有料)にケーキを置いて、昼食、予約していたバレンタイン商品の受け取り等を済ませたものの、荷物を増やすのはNGと考え、目的としていたバレンタイン催事見学は諦めました。

 購入は少したやすくなっても、ついでに買って帰ろうかと言えるアイテムではないことを実感しました。
 繊細な作りのケーキは、レギュラーサイズは意外に大きく、特にブーツ(ミトンも)はペアなので、ふたつに分かれてました。! 
 ムース状の割合が多めで、割合サッパリと量も食べられますが、一人でブーツ一足は、ちょっと多いかな〜。 ミニャルディーズはありがたい大きさだけれど、エコバッグに収まるサイズにしてくれないことには...。3個入りとか2個入りとか...ちなみに右イメージはチョコレートですが、4個で普通にショッピングバッグに入れられる箱でした。
  モンブランのニット編み目以上に、ブーツやミトンの表面は近くで見れば見るほど、ボビンレースを思わせられる驚きの仕様で、そりゃ、『行列』も当たり前なのでしょうけど、正直なところ、指定された時間まで、時間を潰してまで待っての購入を、繰り返すかといえば、我が家の場合は、こちらの予定にうまく時間が合えばの条件付きとなりそうで、再縁は当分先かと思ってたら、3月半、14時頃の整理券配布箇所では、『今すぐのご案内』となってました。

 買い物指定時間までのロスタイムゼロ。
 帰り際に、立ち寄ってみて、買えるようなら買って帰る状態が普通になってきたのか、たまたまなのか、まだ何度か、整理券配布箇所の様子をみる必要がありそうですが、かなり落ち着いてきたのは確かな様子です。

  左イメージは、『今すぐのご案内』のチャンスを捉えて購入したミトンの片方。ブーツ同様ペア販売でした。この日はお馴染みのモンブランはなく、限定のプチフール5種セットは完売になっていました。

 配布箇所で販売商品のカタログを手にしたスタッフが、売り切れの情報も提供してくれていますが、残りわずかに関しては、『今すぐのご案内』でも売り場に言ったら前のゲストに買われて完売となるリスクはあるでしょうね。それゆえに、1種類に付き1 人1個の制限がつけられてるのでしょうけど、整理券配布箇所と店内の店は多少離れてますし、配布箇所でケーキの購入個数(引き換え券1枚でケーキ一個)を決めるシステムは、争奪戦が落ち着いてきた頃合いで、見直して欲しいですね。
 
 ようやく【Masahiko Ozumi paris】のケーキがゲットできるという初めての縁なら、選ぶ前に(ケーキを)入手できたことで全てよし状態かもしれませんが、購入の機会が増せば、好みはさておき、『今ある商品』を、では、よしとはならないんですよね。

 例えば 2度目の機会に、モンブランは一切なく(曜日で違うらしい)ミニャルデーズのために、有料の紙袋をもらいたくもないしと、前回見かけなかったレギュラーサイズのケーキを4つ持ち帰りましたが、ミトンよりも我が家はブーツが好きなことを自覚しました。
 つまりは、ブーツがあるなら整理券を受け取るけど、無いなら、今日はやめておこうと...これ、券の配布箇所で調整できない状態では、この後、お付き合いの頻度については微妙です。
 日持ちもするし、当日持ち歩きもそれなりにできる焼き菓子も、ケーキ引換券は不要で整理券は必須,,,人気店ゆえやむなしとはいえ、『購入までの道のり』をどこまで乗り越えていけるか....こちらの執着もピークをすぎて緩やかな下り坂に入ってきています。
                                       24/04/10 

リストに戻る