出発 搭乗手続きで渡されたチケットに“First ”の文字が...。期待感に煽られてチケット撮影。
出発当日、わたしたちが動くのは、ホテルから出発ロビーまでのわずかな距離です。
成田と比較して客室料金が高めなのもやむなしと思える至近距離...というのか、感覚的には空港内に位置する日航ホテルは、ロビーからトランク用のカートが使えるので、とってもラクチン!
成田の日航ホテルではJAL便のチェックインがホテルのロビーでできましたけど、さて、関空は...できるかもしれませんが、今回はコードシェア便でも往路がエールフランス機材利用なので、確認はせず、わたしたちは、空港4階、出発ロビーのエールフランスのカウンターに向かいました。
ビジネスクラスには専用カウンターが...とはいっても、関空には、そのカウンターに行く前に荷物チェックの関門があります。関空のチェックインカウンターは、背中合わせに2列に並んだカウンターが一つの単位としての『島』を作っていて、この『島』がフロアの中程に平行にに並んでるんですね。スーパーのレジの並び方をイメージしてくださいね。で、カウンターが稼働する前になると、『島』のまわりにはロープ(のようなもの)がはりめぐらされて、入り口が出来上がります。ここでトランクと手荷物のチェックが行われるんですんね。(2002年12月時点)
記憶を探ってみると、チェックインカウンターのレイアウトは成田も同じだった気もしますが...航空会社のカウンターに取り付く前に手荷物チェックはなかったように思います。時期が違うので、関空と成田のセキュリティーは単純に比較はできませんね。
ちなみに、この時の帰路、ド・ゴール空港の各航空会社のチェックインカウンターは壁を背にした横並び...例えば新千歳空港と同じ類のレイアウトでしたが、チェックインのカウンターと荷物預け入れのカウンターが分かれてはいないので,預けるトランクのチェックを受けた記憶がありません。トランクの中の危険物透視は...持ち主の手を放れてから行われてるのでしょうか...?
とにかく、関空ではカウンターは分かれていても、荷物チェックの“関所”は一つ...利用のクラスも、個人も団体さんも区別無く、ここで並ぶことになります。わたしたちは、あらかじめ“関所”が開く時間を聞いていて、その少し前に戻って来た(フロア内をウロついてました。)のですけど、並んだ場所からは“関所”の様子は視界に入らないくらいに列ができてしまっていました。パリに向かう飛行機に乗ろうというのですから、一人が携帯している荷物も少なくはありません。ほとんどのゲストはトランクを乗せたカートのスペースを有しているので、列は必然的に長くなるんですね。
飛行機まるまる一機分(しかも満席)の乗客の荷物チェックを一カ所でまかなうのは..効率的にどうなのかしらなどと思いつつ、“関所”を通過...。内側(貼られたロープ内、カウンター前当たり)はカートが持ち込めないので、トランクと機内持ち込みボストンと、暑いので脱いでしまったコートとに両手を塞がれ、スマートさとは縁遠いいでたちで、わたしたちはビジネスクラスのカウンターに取り付きました。3組目だったと思います。ロープの内側はチェックイン待ちのゲストでどんどん混雑していく中、専用カウンターを利用できるメリットを(“関所”通過後に)漸く感じたものでした。
この、エールフランスのビジネスクラス専用カウンターで、空港チケットと引き換えに渡された搭乗券が上のイメージのものです。
最初に、“F
irst”の文字に気がついたのは主人でした。
わたしはというと、座席番号『01..』の方に気をとられていたのです。
HISでは予約と同時に座席のリクエストにも対応してくれて、前から3列目の窓側の席の指定が終わっているはずなのに...01って、なんだ?というわけです。でも、確かに「なんだ?」と思うべきは“First”の文字ですね。
わたしは、エールフランスのビジネスクラスが“First”なんじゃないの?とわけの分からない理屈で納得しかかってましたけど、主人の、ファーストクラスへの期待は右肩上がりの折れ線グラフ!(一直線に上がらないのは、理性が稼働したから...?)。
まさか...と思いました。以前にヒースローでバージン・アトランティックのプレミアムエコノミーからアッパークラスにグレードアップされた時には、スタッフは、わざわざ日本人スタッフを呼んで、グレードアップになったことを説明してくれたものです。
意思の疎通に何の支障もない、大阪、関西空港で一言の案内もないままグレードアップされてるなんて、やはり不自然! ビシッとネクタイ締めてる分けでもなければ、1番でチェックインしたわけでもありません。“First”の単語付きの搭乗券を持たされていてもなお、安易に期待はできないという警戒心が働きます。ところが、わたしたちと前後して同じカウンターで手続きをした他のゲストが手にしている搭乗券が(“関所”を通って、カウンターに寄って、“関所”とは反対側からロープの外に出るという導線が同じなので)チラチラと見えてしましました。
あ...青い帯だ。意識して、視線を巡らせて、“Business”らしき文字も確認。
一方、自分たちがもらったのは、ピンクの帯に“First”の文字!
警戒心が、ふっとびました。
ファースト クラスだ! 一番前だ〜(一列のみでした。)、ちゃんと窓側だ! というわけで、急遽、搭乗券を記念撮影しました。(上イメージ)はじめての、そしておそらくは最後の(こんなラッキーサプライズが頻繁に舞い降りて来たら,かえって恐ろしい...)ファーストクラスのレポートは、飛行機の感想でのお話になります。
05/04/08
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