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 一定の件数を限度に消えてしまう、掲示板の書き込みの中から、
紅茶に関するお役立ち情報や、時間が経っても参考になる意見や感想などを保存しておきたくてできたページです。
 雑居テーマの当方の掲示板では、ついでに紅茶の話をして行かれる方も少なくありません。全文引用ではなく係わりのある部分だけのピックアップになりますので、前後の文脈がつかめない場合がありますが、ご了承ください。
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おしえて、むーみんさん
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 ミルクティーのお話
 
  “tea with milk”のイギリス式や煮出して作るインド式など、ミルクティーのバリエーションを学びましょう。日本でしか通じないミルクティー用語も、この際覚えておきましょう。
 そして、どんなミルクティーであってもポイントはミルク!ということで、理想のミルクが手にはいらない場合の、裏わざ付きのミルクティー講座です。


どもども、むーみんです。
では、続きを。
そんなミルクを使い分けてミルクティーを作りましょう。
では、イングリッシュミルクティー。カップにミルクを入れて飲むのですが、使うのは「暖めていない低温殺菌のノンホモジナイズドのミルク」。暖めない理由は、暖めると臭いが出るから。低温殺菌のミルクだと臭いがほとんどないので弱い紅茶の香りを消しません。また、ノンホモジナイズドですと、飲んだ後にべたつかず、ほのかにミルクの香りが残る程度です。こうして、さらっと飲みやすいミルクティーが楽しめます。また、ノンホモジナイズドの場合、そっとしておくと「クリームライン」と呼ばれる脂肪分(クリーム)が浮いてきます。このクリームラインが甘くて美味しいのです。このクリームラインをたっぷり入ったミルクでミルクティーを作るとなおさら美味しいですよ。ただし、脂肪分がたっぷりですのでお気を付けあれ。
もし、ノンホモジナイズドのミルクが手に入らないときの方法。できれば、低温殺菌ミルク、無ければ普通のミルクを使います。これに42%の生クリームをミルク7:生クリーム3の割合で混ぜて使います。こうすると、ミルクの甘みを感じるミルクティーになりますが、ミルクのベタつき感や臭いは無くなるわけではありません。
そこで、このミルクにレモンのピールを少々絞りながら入れてみましょう。するとあら不思議!レモンのさわやかな香りのするレモンミルクティーに早変わり!レモンのさわやかさでだいぶミルクのベタつき感や臭いはあまり気にならなくなります。
お好みで、ブランデーやリキュール類を少々入れても良いですね。
次にインディアンミルクティー(チャイ)。インドやスリランカなどでは、ノンホモのミルク(と言うか、ホモジナイズドのミルクが無いのかも?)や山羊のミルクなどを使っていますので、ミルクに茶葉を放り込んでグツグツと煮込んで作りますが、日本ではそうもいきませんね。何せホモジナイズドミルク天国ですから、、、。
とは言っても、なぜノンホモジナイズド・ミルクで出来て、ホモジナイズドミルクで出来ないか?それは、脂(あぶら)が鍵なんですよ。ノンホモジナイズドのミルクですと脂肪が球状ですが、ホモジナイズドのミルクだと、死のう球が破壊されていますから、均一に脂肪分が広がっています。その中に茶葉を入れると、ホモジナイズドミルクでは、茶葉を脂肪分(あぶら)が包んでしまい、茶葉が水分を含んで開くことか出来ないんですよ。つまり、紅茶のエキスが出ない!
そこで、日本での作り方。1人前の分量で行きます。まず、片手鍋に140cc(ティーカップ1杯分)の水またはぬるま湯と山盛りの茶葉を入れて弱火から中火に掛けてじっくり茶葉を開かせます。沸騰してきてしばらくして火から下ろして鍋の中を覗いて下さい。茶葉が全部沈んでいたら、茶葉が開いた証拠。日を強火にして、210cc(ティーカップ1.5杯分)の牛乳を一気に入れて沸かします。途中でかーるく十文字を切る感じでそっとかき混ぜます。しばらくすると、鍋肌からあわだってきますので、中央部が盛り上がり始めたら火を止めます。茶漉しで茶葉を漉しながらティーポットに注ぎ入れて出来上がり。ちょこっとお砂糖を入れるとコクが出て美味しくなりますが、まずは、そのままお召し上がり下さい。
使う茶葉は、アッサムやウバ、ルフナ等しっかりした味や水色を持った茶葉が合います。また、OPよりは、BOPの方が作りやすいですし、BOPFは作りやすい上に味も良く出ますので、おすすめです。
水とミルクの割合も、お好みで自由に変えても良いのですが、最低限、茶葉を開かせるだけの水は使って下さいね。
日本で売っているノンホモジナイズドミルクで、ミルク100%のミルクティーは、脂肪の質が違うようで出来にくいので、少し水を使うことをおすすめします。
また、アレンジするなら、レモンピールやバナナなどのフルーツや、シナモンやドライジンジャーマサラなどのスパイスを入れて煮込んでも美味しいですよ。色々と試してみて下さい。
では、この辺で。
むーみん  投稿日:11月11日(月)17時07分04秒


一口にミルクティーと言っても、様々なものがありますよね。カップにミルクを入れるイングリッシュミルクティー(tea with milk)や、ミルクで煮込むインディアンミルクティーが主なミルクティーですね。インディアンミルクティーは色々な呼び方がされていまして、チャイやロイヤルミルクティー、シチュードティー等々言われています。
チャイという言葉は、元々中国から陸路を経てモンゴルやチベット、バングラディッシュ、インド等に広がっていった「お茶」を示す言葉で、日本で言う「チャ」と同系です。ここで、各国で少しずつ作り方や飲み方が違うのですが、水の変わりに牛のミルクや山羊のミルクなどで煮込んでお茶を出して飲む文化が生まれ、ミルクで煮込んだ紅茶の総称をチャイと呼ばれるようになりました。なので、元々は、「茶」を示す言葉であることは、覚えて置いて下さいね。
ロイヤルミルクティーは和製英語で、「ミルクをたっぷり使ったミルクティー」という意味合いで「ロイヤル」と付けられているようです。これがまたやっかいでして、イングリッシュミルクティー(tea with milk)の事だったり、インディアンミルクティー(チャイ)の事だったりと、お店毎にごちゃごちゃになっていまして、はっきりした区分けはされていないのが現状で、正式な名前でもありませんし、海外でも通用しませんので、あしからず。
シチュードティーも、「煮込んだ」という意味で付けているお店もあるようですが、これも正式名称でもありませんし、海外でも通用しません。
では、ここでは、ミルクで煮込んだミルクティーを「チャイ」と言うことにしましょう。
基本的なミルクの詳しい話は、JUNさんのHPに掲載されていますので、そこをご覧いただくといたしまして、簡単にさらっと書いておきます。
ミルク(牛乳)は、殺菌方法によって大別できます。通常のミルクは、超高温殺菌・UHT(130℃・3秒)と低温殺菌・パスチャライズド(63℃・30分)が主な殺菌方法です。殺菌温度に注目してもらいたいのですが、タンパク質って牛乳にも含まれていまして、このタンパク質が凝固(固まる)する温度が約68〜70℃です。UHTの温度130℃だと、タンパク質が焦げてしまいミルク独特の臭い(硫黄臭)が出てしまいますが、パスチャライズドの温度63℃だと、タンパク質は固まることも無く殺菌できるので、あの臭いも出ないのです。
それから、ホモジナイズドとノンホモジナイズド。元々しぼりたてのミルクは脂肪分が粒状の脂肪球というかたちで存在していまして、ちょうどセパレートドレッシングのような感じです。そこで、「ホモジナイザー」と言う機械がありまして、この機械でミルクの脂肪球を破壊し均一化します。すると、マヨネーズのような感じです。これが、一般に普及されているミルクになるのですが、飲んだ後に口の中がベタつく元になっています。また、ノンホモジナイズドのミルクは低温殺菌され、欧米では「デイリーミルク」と呼ばれ、通常飲むミルクになっています。日本の大半であるミルクは、UHTでホモジナイズドのミルクで、デイリーミルクの正反対で、欧米では「家畜も飲まないミルク」と言われています。
前半は、ここまで。
むーみん  投稿日:11月11日(月)13時57分37秒


 アイスティー、ふたたび

 プロであっても、マニュアルに忠実にいれても、スランプに陥ることがあるというアイスティー。夏本番を前に、気をつけるべき問題点をおさらいしておきましょう。

白濁する(クリームダウン)原因を以前書きましたが、理由も書いておきましょうか。
予測される原因は、
「タンニンが多めの茶葉を使っている」
→結晶化するタンニンを少なくする為にタンニンの少ない茶葉を使う
「薄まることを懸念して茶葉の量が多すぎる」
→必要以上にタンニンを増やさない為と渋くなることを防ぐ為に、必要最低限の量に抑える
「蒸らし時間が足りない」
→タンニンとカフェインを十分に結合させるために十分な蒸らし時間を取る。
「一度茶葉を漉していない」
→一気に冷却するために、いったん茶葉を静かに漉し、氷がたっぷり入った容器に一気に注ぎ、すぐに氷を漉す。こうすることによって、タンニンの結晶化より早く低温にさせてしまう。
「氷が足りない」
→一気に冷却できるだけの冷却能力以下の量だと、結晶化の原因になるため。
こんな感じですね。
むーみん  投稿日: 6月27日(木)00時16分22秒

アイスティーが濁るという件ですが、アイスティーが濁る原因は、タンニン。このタンニンがくせ者。だからこそ、元から絶つのが一番。タンニンの少ない紅茶を選ぶのがポイント。おすすめはキャンディ。
それから、急激に冷やすのが濁らない秘訣と言う件ですが正解です。濁る原因は、タンニンがゆっくり冷やされることによっておこる結晶化。だから、結晶化される前に一気に冷やしちゃうんですよ。
予測される原因は、
「タンニンが多めの茶葉を使っている」
「薄まることを懸念して茶葉の量が多すぎる」
「蒸らし時間が足りない」
「一度茶葉を漉していない」
「氷が足りない」
等々が考えられます。
むーみん  投稿日: 6月25日(火)00時25分09秒



 マリアージュ流を考える

 マリアージュの名前を知らなくても、目にしたこと、思い当たることがありそうな、フランス流の紅茶の入れかた...。英国流との差を理解して上手に活用しましょう。

マリアージュ流・紅茶の入れ方が、だいたい見当付きましたので、解説していきます。ちなみに、私の入れ方の基本は英国流ですので、比較してみますね。
まず第一にマリアージュでは、ティーポットに茶漉しの付いているものを推奨していますし、無ければティーフィルターの使用を推奨しています。これは、完全に茶葉がカップに入らないようにしています。さすが、フランス!美に対する執着を感じます。英国の場合は、茶漉し、つまりストレーナーを使うことで、ポットから出てくる茶葉を漉していますが、茶葉がカップに入ることを特別悪いこととは思っていません。
次に、紅茶の蒸らし方。マリアージュでは、ポットに(ティ−フィルター使用の場合はセットしてから)熱湯を注いで暖め、お湯を捨てて茶葉をポットに入れます。ここまでは英国と一緒ですが、ここからが違います。マリアージュでは、この状態で香りが出るまで蒸らすと書いていますが、英国ではそれがありません。そして両者とも同じく、熱湯を注いで蒸らします。きっと、熱湯を注ぐ前に熱気で蒸らす事がポイントで英国式との差です。しかし、標準的な蒸らし時間は、さほど英国と変わりませんね。
ここでティーフィルターを使用した場合と使用しない場合を考えてみますと、憶測ですが、ティーフィルターを使用した場合、ポットに熱湯を注ぐときに入る酸素量が少なくなりますから、ジャンピングがしにくくなる場合があるかも知れません。しかもティーフィルターで茶葉が囲まれていますから、自由に動き回れる空間が少なくなります。でも、実際問題としては、あまり大差ないのかも知れません。しかし、マリアージュでは、茶葉を蒸らしたらティーフィルターごと茶葉を引き上げてしまうんですよ。ここが英国との差です。どんどん濃くなり渋みが強くなってしまい、飲めなくなるという考えだそうです。その証拠に、ミルクを入れる場合は少量と書いてあります。これは、英国式とは全く逆なんですよ。つまり、マリアージュ流ですとミルクティーは進めていないのに対して、英国流ですと、紅茶=ミルクティーですから、真っ黒に見える紅茶にたっぷりとミルクを入れておいしそうなクリームブラウンのミルクティーに仕上げます。きっとこの差だと思うんですよ。
もともと英国の水は硬水で、この水で紅茶を入れると黒ずんだ色の紅茶になります。ですから、あまりおいしそうな紅茶には見えないのですが、ミルクを入れると最高においしそうに見えますし、あっさりしていておいしいミルクティーになるのです。ですから、ポットの中に茶葉を入れっぱなしにして置いても、お湯で薄めるか、ミルクを入れて調節して飲めばいいでしょ。っていう考え方なんですよ。
マリアージュ流では、茶葉を取り除いてしまい、渋みを必要以上出さずに同じ状態で飲む事がベストだと考えていますので、たっぷりのミルクを入れると紅茶の味や水色がミルクに負けておいしくなんですよ。きっとフランスでは、差し湯の感覚が薄いのかも知れません(もしかしたら、美しくないという感覚なのかも!?)。
それから、マリアージュでは、紅茶の濃さは時間ではなく茶葉の量で調整するという考えだと書いています。おそらく、食文化の差や、水の違いが大きく関係しているはずです。そうそう、もしかしたら、ミルクを入れて楽しむのはフレンチローストのコーヒーで作ったカフェオレがあるから、紅茶に入れて飲まなくても良いでしょ。っていう感覚なのかも知れませんね。

そう考えると、英国では、紅茶用のミルク・コーヒー用のクリーマーですが、フランスだとどうなるんだろう?
こう考えてみると、お国柄でしょうか、食文化の差でしょうか、考え方ひとつでこれだけ紅茶の入れ方が違うんですね。だから、紅茶なんて単なる嗜好飲料のひとつにすぎないのですから、お好みの入れ方で良いんですよ。渋いのが苦手なら、最後まで同じ味がいいのなら、マリアージュ流で入れればいいですし、徐々に紅茶の味・水色・香りが変わっていくのを楽しみたい、おいしいミルクティーが飲みたいのであれば英国流で入れればいいですし、ミルク感の強いチャイを飲みたければインド流、というように、やり方を変えればいろんな紅茶が味わえるんですよ。すばらしい!
よーく考えてみてください。イギリスだってフランスだって紅茶の原産国じゃないでしょ。原産国は、中国・インド・スリランカなどですから、原料は全く同じなんですよ。同じ茶葉を使って、それぞれの水でそれぞれの入れ方で違う味わいを楽しんでいるだけなんですよ。たいして気にする事じゃありませんから、いろいろと試して自分にあった最高の紅茶を入れてみてください。そして飲んでください。そのうち、からだと舌と鼻で、自分にあった紅茶ができますから。
むーみん  投稿日: 9月 2日(日)15時41分54秒



 英国流、紅茶の入れ方
   ※ マリアージュとその流れをくむ店の入れ方とは異なる部分があるので、英国流としました。
 おいしい紅茶の入れ方をおさらいしたい方に、分かりやすい解説です。

 .....略...こんな感じで楽しめる紅茶は単なる葉っぱなんですよね。単なる葉っぱを加工すると紅茶になって、私たちをこんなにいろいろと楽しませてくれるんです。値段が違ったり、グレードが違ったり、産地が違ったりといろいろな茶葉がありますが、どんな茶葉でもきちんと蒸らせばおいしくなります。
蒸らすとおいしくなる紅茶ですけど、いくら蒸らしてもおいしくならない場合がありますよね。その原因が、ジャンピングしてるかどうかなんです。ジャンピングって、何という方もいらっしゃると思いますので書いておきますが、ジャンピングとは、ポット内のお湯の中で茶葉が浮いたり沈んだりすることを言います。ま、紅茶の世界の専門用語なんです。このジャンピングの秘密は、お湯の温度、そして含まれる酸素にあります。通常紅茶を入れるお湯の温度は出来るだけ高い100℃が良いとされていますが、実はジャンピングに注目すると100℃では高すぎるんです。沸騰し始める頃、つまり、90数度がベストなんです。お湯の温度とも関係があるのですが、酸素もものすごく大切なんです。いや、一番気を付けたいものかも知れません。
お湯の中の酸素ですが、私が言っている酸素とは、お湯の溶け込んだ気体の酸素のことで、この酸素がないとジャンピングしません。ではどうやって酸素を入れるかというと、まず水を選びましょう。水は、汲みたての水道水がいいかと思います。汲み置きした水や井戸水ですと、水が動いていないので、酸素が抜けています。その点、水道水ですと常に水が動いているので、酸素が入っているのです。やかんお水を入れるときもポイントがあります。勢い良く泡を立てるようにしてあげましょう。これでも酸素は入ります。お水を組んだら、すぐに火に掛けましょう。時間が経つとどんどん酸素が抜けてしまいますよ。そうそう、やかんにも気を付けましょう。ステンレスやホーローのやかんですと酸素を吸ってしまうそうです。ジュラルミンや銅、アルミ製がお奨めです。
お湯が沸騰してきたら蓋を開けてみてください。小さな泡がそこから出てきて次第に大きな泡になってきますよね。水面に出来た泡が500円玉ぐらいになったら、チャンスです。ここで火を止めて、茶葉の入ったポットに高い位置からジャバジャバと勢い良く注ぎましょう。そう、茶葉を痛めつける感じに!ここでも酸素が入るんですよ。あっ、でも最初から高い位置でお湯を注ぐと危険ですから、ポットに近づけて注ぎ初めてから高い位置にして、注ぎ終わる直前にまたポットに近づけて注ぎ終わるようにしてくださいね。慣れると自然に出来ます。
お湯を注いだらすぐにポットの蓋を閉めるのですが、このときポットの中を覗き込んでみてください。茶葉のほとんどが水面に浮いていて、細かい泡がいっぱい出来ていたら、大成功の証し!全部沈んでいたら、大失敗の証し。これを基準に入れて見てください。きっとおいしい紅茶が、入れられますよ。お水を汲むときから紅茶の味は決まります。そして、ポットにお湯を注ぐまでが勝負。あとはじっくり茶葉が開いてくれるのを待つ。これが一番至福の時かも!?
ま、こんな感じです。このポイントは、どの紅茶やさんでも同じかと思います。それがうまくできたら、あなたもプロ並みですよ。
そうそう、おまけでもう一つ。マンションやピルなどでは、受水槽のお水だからフィルターを通している方が多いかと思います。ものによりますが、フィルターを通すと酸素が抜ける場合があります。このときは、あいたPETボトルにお水を半分ぐらい入れて蓋を閉め、思いっきり振ってください。これでも、だいぶ酸素が入りますよ。それから、ミネラルウォーターで入れたい方も同じ事です。是非おためしあれ。
むーみん  投稿日: 8月26日(日)17時12分39秒



 アレンジティーのこつ

 セパレートティーの挑戦したのに、うまく分かれなかったよ〜という書き込みに対して失敗の原因を探ったり、フルーツティを作る時の注意点など...。
 アイスティーが上手くできたら、アレンジして楽しみましょうというお話しです。


 ...略...まずセパレートアイスティーですが、アイスティーを砂糖(シュガーシロップ)を混ぜることにより、ジュースとの濃度差によってセパレートにさせるので、混ぜる(上に注ぐ)ジュースの比重よりかなり比重を大きくしなくては出来ません。コーヒースプーン5杯ぐらいと言う砂糖の量と言う記述ですが、使用するアイスティーの量によりますので、何とも言えませんね。少なくても、アイスティーがかなり甘い状態でないと比重差が出ないかと思います。それから、ジュースを注ぐときに、特に慎重に氷に当てながら静かに注がなくてはきれいにセパレートになりませんので、焦らずゆっくりと注いであげてください。...略...

...略...食事に向く飲み物・テーブルドリンクは、どちらかというとあまり癖のないものが合います。もちろん食べる物に合わせる方法もありますが、いろいろな物とすべて合わせるとなると、シンプルな物になります。
さてさて、アイスティーの件ですが、基本的に新鮮か新鮮でないかで濁る濁らないと言うことはあまり関係ありません。茶葉その物のタンニンの含有量が、濁るか濁らないかをほとんど握っています。でも、ニルギリを購入したことは、とても意義がありますよ。まず、ニルギリでアイスティーを作ったときに、濁らないことが理解できましたよね。それから、オーソドックスな紅茶の味が理解出来たと思います。オーソドックスな紅茶、つまり個性がないので、フルーツなりハーブなり、いろいろな物を使ってアレンジができる、オールマイティーであること。これがポイントです。これを機会に、アイスティーでイタズラをして、オリジナルのアイスティーを楽しんでくださいね。
...略...野菜って、アクがありますよね。果物だって、あります。フレッシュな果物を過剰に使ってホットの紅茶を入れると、アクが暖められることによって出てきますので、渋みが感じられ易くなります。確かに、こういったたくさんの種類の果物をふんだんに使ってフルーツティーとして出されている紅茶屋さんもございますが、あくまで紅茶、ティードリンクですので、あまり過剰な量のフルーツやフレッシュのハーブを使うと、渋みが多く、あまり強くない紅茶本来の香りが感じにくくなることがありますので、ご注意願います...略...
むーみん  投稿日: 7月 6日(金)21時22分28秒

 ....略...紅茶に使うフルーツは、甘いものと言うことでなく、「香りが強いもの」が基準です。エッセンスを使いませんので、梨などのようにたとえおいしくても香り事態が弱いものは使えません。だって、あくまで紅茶という飲み物ですので、フルーツジュースに紅茶っぽい味では、仕方ないんですよ。ですから、あくまで紅茶の味と香りがする上に、ほんのりフルーツの香りがするくらいがいいので、香りのあるフルーツが適当です。
 さらに言えば、同じイチゴでもおいしいイチゴと言うよりは、香りのいいイチゴという風に、香りで選んでいただけるとさらに良いかと思います。 昨日書くのを忘れたのですが、今の時期ですと、メロンもいいですね。メロンアイスティーなんていかがでしょうか?
 あと、私はアイスティーにシロップを入れません。理由は簡単、デブだから。(^^;それと、甘いものが苦手なものですので入れません。しかし、例外として入れた方がおいしいものもあります。それは、スカッシュにしたアイスティー類。これは、少量のシロップを入れた方が、おいしいかと思います。紅茶に砂糖やシロップを入れる事は邪道でも無いのですが、あくまで適量ですよね。異常なまで入れれば、そりゃあ味も変わりますし、風味も消え失せます。でも、お好みでお入れになってください。
投稿者:むーみん  投稿日: 7月 2日(月)22時19分40秒
 
 
.......略...まず最初に、さっき書きましたアイスティーを作ってからのアレンジです。
 イチゴやパイナップルなどの生のフルーツを入れて、フルーツアイスティーなんていかがでしょうか?まず最初に、グラスにフルーツを入れます。イチゴなら2粒ぐらい「へた」を取って半分にしたものを、パイナップルなら皮を取って銀杏切りにしたスライスを3枚程度、巨峰やマスカットなら3粒程度半分に切ったものをグラスに入れ、上からクラッシュアイス(無ければ氷そのまま)を入れて、果実を潰すように少し押しつけて果汁を出します。そこに、作っておいたアイスティーを注ぎ、軽くステアして、グラスの中やグラスの口に別に用意したフルーツを飾ります。自然なフルーツに甘酸っぱい香りがほんのりして、なかなかいけますよ。うーん、今の季節だと、パイナップルがおすすめですね。香りも強いですし、お値段もそこそこ。なんなら、市販の炭酸水(ソーダ)を少しとシロップ少々を入れると、さわやかなパイナップルアイスティースカッシュになります。
 次に、シロップ。アイスティーにも、かき氷にも?、パンケーキにも使える「ティーシロップ」の作り方です。グラニュー糖500gとアイスティー360ccをミキサーに入れて完全にグラニュー糖が解けきるまで回します。完全に解けたらミキサーを止めて、レモンピール(出来るだけ国産がいいかと、、、)を数枚、絞り込むようにして入れます。細かい泡だらけですが、時間が経てば無くなりますので、大丈夫です。これで出来上がり。計算上、常温でも腐敗しない分量ですが、冷暗所での保存がいいかと思います。見た目には、メープルシロップみたいですが、結構あっさりですので、お試しあれ。あっ、ちなみに甘いものの苦手な私は、個人的には使いません。もちろん業務上では多用しますよ。
 それでは、最後に最高に清涼感のあるアイスティーをご紹介しましょう。「ミントアイスティー」です。冷たいアイスティーとひんやりさわやかなミントの香味。うーーーーーーーん!最高にスッキリするアイスティーです。わかりやすい分量で書いておきますね。キャンディなどのタンニンの少ない茶葉をコーヒースプーンに軽く4杯とドライのミント(種類はお好みで)をひとつまみ入れて、140cc(簡単に言えばティーカップ1杯分)×5=700ccの熱湯を注ぎ、8〜10分蒸らします。後は、普通のアイスティーの作り方と同じです。で、たっぷりのクラッシュアイスをお好みの大きめなグラスに入れ、作ったミントアイスティーを注ぎ、軽くステア。飾りにフレッシュのミントを飾れば出来上がり。お好きなら、スライスしたレモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系のフルーツを少しだけグラスに飾るか、1枚程度浮かべてあげても、グー!もしくは、野菜や果物をくり抜く小さなくり抜き器でアイスクリームを少しだけ浮かべてあげるとさらに涼しげかも!?もちろん普通のアイスティーやフルーツアイスティーにも合いますよ。
 何を入れるかは、みなさんのセンスです。今の私なら、大きなパンチグラスに半分ぐらいクラッシュアイスを入れ、パイナップルアイスティースカッシュを入れて、薄く細長く銀杏切りにしたパイナップルのスライスをきれいに円形に並べて、まん中にパイナップルのソルベを乗せ、さらにバニラアイスクリームを乗せて、スプーンに軽く1杯のブランデーをかけて火をつけて、青白い炎を目で楽しんでから、頂きたいですね。かなり贅沢ですが、今の私には、そんな時間がない。 と言うことで、これからの季節、いろんな茶葉・フルーツ・ハーブ等々を使って、おいしく楽しいアイスティー生活をお楽しみ頂ければと思います。でもその前に、キャンディやニルギリなどと氷の準備をお忘れ無く。 ではでは!
むーみん  投稿日: 7月 1日(日)21時36分29秒




 アイスティ−に向く茶葉

 アイスティーが渋いよ、濁るよ、という書き込みに対して、その原因になるタンニンのすくない茶葉を選びましょうというお話です。
 また、「水だしアイスティー」メリットとデメリットも、ついでに理解しちゃいましょう。


....略...キームンは基本的にはアイスティーには向きません。どちらかというとタンニンの多い部類になります。もちろんクリームダウンしない場合もありますが、クリームダウンする場合もあります。ただ、一般的にアイスティーに向いているというフレーズで一躍有名になったアールグレイは、キームンベースであることが多いので、クリームダウンしにくいと言う考え方もあります。
しかし、私が以前書いたアイスティーに向くキャンディ・ニルギリ・ケニアCTC(これ書きましたっけ??)から比べるとタンニンの量が多いので、クリームダウンしやすくなります。また、キャンディなどの茶葉の場合、癖のない味・香りが特徴でもありますので、これでアイスティーを作ればフルーツなどを使った場合、邪魔になる特徴的な味・香りがないので、どんなものとも合いやすいと言う利点があります。
ともかく、クリームダウンしやすい茶葉を使いたい場合は、キャンディなどの茶葉と半々で使うことをお奨めいたします。...略....

むーみん  投稿日: 7月15日(日)18時20分44秒

 ....略....みなさん試行錯誤なさっているようですが、もしよろしければ「どうやって作ったか」をお教えいただければ、何がクリームダウンの原因かをお教えいたしますよ。 使用した茶葉が原因の大半を占めますが、そのほかに、茶葉の量、蒸らす時間、氷の量が主な原因かと思います。
 それから、こちらの掲示板にいらしている方の多くの方が、「マリアージュ」のお客様のようですが、着香茶の使用率が多いようですね。こういった茶葉の場合、ベースになる茶葉(使用している茶葉)が何であえるかが問題ですが、私は前に書いておいたように、キャンディやニルギリと言ったタンニンの少ない茶葉と半々使用することをお奨めします。と言うのも、キャンディやニルギリは癖のない紅茶らしい「オーソドックスな」紅茶ですので、ほかの紅茶の味を損ねたり香りの邪魔したりしませんので、ブレンドするときに「混ぜる紅茶の味・香りを弱くさせる、または、マイルドにさせる」効果があります。ですから、多少香りや味わいが半減しますが、特徴を変えることはありませんので、アイスティーに関わらず、ホットティーにも使える方法です。 たとえば、香りがきついフレーバードティーをマイルドにさせるたり、アッサムのように強い味を柔らかくさせたりします。 しかし、ダージリンのファーストフラッシュのような独特の色や水色の淡いものですと、キャンディの「一般的の思い描くような紅茶色」がプラスされますのであしからず。
むーみん  投稿日: 7月 5日(木)00時13分21秒

 ...略...水出し紅茶ですか。水で出すと温度が低いので、紅茶の主成分でもあるタンニンが出ないと言うのは、アイスティーがクリームダウンしない為には有効ですが、個人的な考えですが、味的に物足りないかと思っています。ま、試していないので強いことは言えませんが。 しかし、この私の意見はあくまでプロとしてしないと言うことで、みなさんが個人的に楽しむ分には、満足するのであれば有効な手段のひとつですよね。だって、決まり事ではないのですから。
 ただ、私が言えるのはここまでです。正確な事実をお伝えして、みなさんに紅茶を楽しんでいただければ、それで私の使命は終わりですから、それ以降はみなさんの自由です。 こぶー@月さん。 興味を持っていただいて、私も光栄です。最初は失敗するかも知れませんが、すぐに上手になりますよ。何でもそうだと思いますが、その物の性質を知ることによって、その使い方が解るんですよね。だから、茶葉のことをもっと理解してあげてください。そうすれば、使い方・つきあい方が自然と理解できますよ。
 私には、マリアージュとかの紅茶を良く知りませんが、どの茶葉を使って、どんな香りを付けたかで、それとなく理解できます。茶葉の性格は、まずは産地から。その第一歩は、お店の方にどんな茶葉を使っているかをお聞きになることだと思います。そうすれば、ブラックがいいか、ミルクがいいか、アイスに使えるかなどが、自分で判断できますよ。....略.........
  rio-888さん。 近くに紅茶屋さんはありますか?ちゃんとしたお店なら、きっちりとアドバイスしてもらえるので、相談してみてください。無ければ、、、ネットでも買えますので、探してもらえればかと思います。すみません、役立たずのアドバイスで。 何はともあれ、チャレンジしてみてくださいね。解らなければ、またお教えいたします。 minami.さん。 そうそう、蒸らしが紅茶をおいしくする秘訣のひとつです。ゆったりとした時間を過ごしながら、じっくり蒸らしてあげれば、適度の渋みと甘み、そしてうまみが出てきます。どうしてそうなるかが解れば、対処が解りますよね。果敢なトライを期待しております。
投稿者:むーみん  投稿日: 7月 2日(月)22時19分40秒

 さてさて、こんな暑い季節にピッタリなのがアイスティーですね。ごくごく飲めて、後味スッキリ!何ともさわやかにしてくれる飲み物ですね。 でも、最近ここの掲示板では、「クリームダウン(ミルクダウン)」とか「渋い」とか「水出し紅茶」と書かれていますね。では、ひとつひとつ解説していきましょう。
 まずは、クリームダウン。ミルクダウンという方もいらっしゃいますが、クリームダウンの方が一般的な言い方です。で、このアイスティーがまるでクリームを入れたかの様に白く濁る正体は、「タンニン」です。正確に言うと、紅茶に含まれるタンニンが、「単体」でいるときに「ゆっくり冷やされた」結果、結晶化したものです。ですから、オンザロック方式で作った場合に良く見られる光景です。
 では、解決方法を。まずはじめに、「タンニンの少ない茶葉」を選ぶことです。主に、キャンディ・ディンブラ・ニルギリがそれに当たります。逆に使うと必ず失敗する茶葉は、アッサム・ダージリン・ウヴァなどです。 でも、どーしてもアッサムのあのコクが欲しい!とか、ダージリンのあのます勝てるフレーバーは欲しい!という、わがままなあなた!そこまで言うのであれば、キャンディ半分・好きな茶葉半分で作ってみてください。作り方次第ですが、クリームダウンしないはずです。でも、もししてしまったら、キャンディの割合を多くして上げれば、大丈夫です。
 次に渋くなると言うことですが、氷で冷やすときに薄くなるのを気づかうあまり、濃く(茶葉を多く)し過ぎていませんか?これでは、渋くなります。それから、蒸らす時間はどうでしょう。通常のホットティーの時間より少し長いぐらいでしょうか?実は紅茶に含まれる渋みの成分は、先ほどのクリームダウンの正体と同じ「タンニン」です。このタンニン。じっくり蒸らすことによって、苦みの成分「カフェイン」と結合するんですよ。結合すると、うまみと甘みの成分に変わりますので、渋くならない上に、もう一ついいことがあります。それは、タンニンがカフェインと結合することによって、クリームダウンしにくくなるのです。 ではここで、クリームダウンしない・渋くないアイスティーの作り方を。 キャンディなどタンニンの少ない茶葉を「コーヒースプーン」で軽く1杯に対し、お湯が140ccの割合です。「ティースプーン」じゃなくて「コーヒースプーン」って言うのが、すごいポイントです。ほら、比較してみてください。ティースプーンより小さいコーヒースプーンなら、少しぐらい多くしたって、ティースプーンほど多くならないでしょ!これが、ホットでもアイスでも紅茶を渋くしない方法なんですよ。後の作り方は、 http://www.tvz.com/tea/catalog/icetea.html で、ご覧ください。むーみんの師匠のHPです。
 ポイントは、「ビックリするぐらい十分蒸らすとと」「面倒がらずにいったん静かに漉すこと」「一気に氷に注ぐこと」「すぐに、氷を漉すこと」「常温で保存すること」です。これさえ守れば、クリームダウンなんかしないで、おいしいアイスティーが作り置きできます。
 それから、水出し紅茶。存在は知っていますけど、使ったことはありませんね。ですから、飲んだことがないので味も解りません。では、何で使ったことがないのか。理由は簡単。熱湯で入れないと、紅茶の成分が全部出ないからです。特にタンニンは出ませんね。先ほど書いたように、タンニンはカフェインと結合することによって、甘みとうまみの成分になりますから、水出しの場合は、うまみとコク、それからほんのり感じる紅茶の甘みが期待できません。と言うことで、JUNさんの書かれた通り、私は水出しを使いません。 こんな感じで、お解り頂けたでしょうか?もう少し書きたいことがありますが、そろそろ字数制限に引っかかりそうなので、改めて夜に書きますね。 ではまた。
むーみん  投稿日: 7月 1日(日)18時11分50秒



 茶葉と抽出時間の関係

 茶葉の大きさ等による基本の蒸らし時間は本などにも明記されてはいるけど...店によっても、この時間は結構まちまちだし、違う大きさの茶葉のブレンドに遭遇したりしたら...悩んじゃうよ、という書き込に対して、まずは茶葉の状態を見ることが一番というお話

 ......略、えー、違うグレードの茶葉がブレンドされた紅茶の蒸らし時間ですよね。うーん、基本的には表示されている時間が標準時間になりますが、書かれていない場合はどのグレートが一番多くブレンドされているかで判断すればよいかと思います。でも、きっと見た限りどっちが多いとかってわかりにくいですよね。
そこで、基本的にはOPとBOPのブレンドが多いと思いますので、3〜4分で蒸らしたもの、5から6分で蒸らしたものを飲んでみて好きな方を選べばよいかと思います。
私なら、全部茶葉が沈んだら飲みます。だから、時間で計りません。もちろん、個人的に飲む場合ですよ。営業で出すのであれば、たぶん6分かな?理由は簡単、6分なら全ての茶葉の標準的蒸らし時間に達しているから。

むーみん  投稿日: 9月 1日(土)17時32分15秒

 .....略...蒸らし時間ですよね。一般的にCTCなら1〜2分、BOPなら3〜4分、OPなら5〜6分だと言われていますよね。ま、確かに目安としては良いでしょう。CTCはまず問題ないかと思いますが、BOPやOPなどのオーソドックス製法でつくられた茶葉は、大きさの厳密な規定がないのが現実で、それぞれの工場で勝手に決められています。勝手という表現は適切ではないのですが、だいたいこのくらいの大きさと言う感じで決まっています。
ですから、やや大きめなBOP、BOPFに近いBOPがありますよね。そうなると「かさ」も変わるのでスプーンで量るときの量も変わりますし、当然、蒸らし終わる時間も変わることになります。
でも、茶葉の大きさひとつひとつに蒸らす時間を測定していてもキリがありませんよね。だから、蒸らし終わりは、茶葉に聞いてください。とは言っても、5分だよ!とは言ってくれませんから、ジャンピングさせて茶葉を蒸らしたら、そろそろかなと思う時間にポットの蓋をそっと開けて、茶葉が全部沈んだかを見るのです。茶葉が蒸らされた証拠、それは茶葉が開いて完全に沈んだ状態なのです。だから、ポットの中の茶葉に聞いてあげてくださいね。茶葉は正直ですから、ちゃんと出来たら教えてくれますからね。それまで、ゆっくり待っていてあげてくださいね。あとは、その茶葉と仲良くしていれば、そのうちそろそろ良いかなって、解ってきますよ。
でも、さっき示した一般的な蒸らし時間はあくまで目安で、完璧なジャンピングが起こると、OP・BOPに関わらず、約8〜10分ぐらいしないと茶葉が沈みません。でも、いつでもこの状態が出来るわけでもありませんから、あくまで茶葉が沈んだ事を目安にすれば蒸らし時間は完璧です。
プロが入れた場合、と言うか、営業で入れた場合は、全てがパーフェクトというのはまずあり得ません。それは、営業上の理由から。それでも、出来る範囲内で最高で、かつ、出来るだけ均一に出しています。ですから、そんな8分も蒸らすお店はありませんし、逆に言うと一般的な蒸らし時間以下というわけにもいきません。
また、プロが入れる場合、その店毎にこだわりがあると思います。正確に言うとオーナーまたはマスターの味ですかね。それを基準に、そのお店で一番おいしいと思った状態で入れられますので、お店によってまちまちというのは、仕方がありませんよ。でも、その店の意志がありますから、それを楽しむと言うことでは、楽しいかと思いますよ。
こんな感じで理解してもらえましたでしょうか。私個人のこだわりは、あくまで茶葉に聞くのがベストですかね。
むーみん  投稿日: 8月27日(月)21時24分14秒


 せっかく買ったフレーバードティーの味が安定しないよ〜という書き込みに対して、自分流にブレンドする方法もあるよ、というお話

 ...略...あと、フレーバードティーの入れ方が話題になっているようですね。フレーバードティーは、香りが強い場合が多いのですが、特に日本で売られているもの(外国産でも日本向けのもの)は、特にそうです。と言うのも、「日本人ははっきりとした香りを好む」と言う定説があるようです。
 と言うことで、フレーバードティーの場合は、やや少な目の茶葉をやや多めのお湯、もしくは、少な目の茶葉で通常のお湯で入れるのが好ましいかと思います。または、フレーバードティーと癖のない紅茶(セイロンやイングリッシュブレックファーストなど)を半々使って入れる方法があります。
 簡単に言いますと、味と香りのバランスをとることが目的です。 どのパターンにおいても、「蒸らし」は、非常に大切です。何せ、紅茶は蒸らすことによって、おいしくなるのですから、、、。
 みなさんがお飲みになっているフレーバードティーは、BOPでしょうか?OPでしょうか?私流に入れるとしたら、BOPなら、茶葉をティースプーンですり切り人数分、OPなら小盛り人数分入れ、お湯を人数分かける350ccのお湯で、通常蒸らす時間の1.5倍蒸らします。 これがブラックティー。
 ミルクなら、ウバかアッサム、あればイングリッシュブレックファーストと半々の割合で、BOPならティースプーンで中盛り人数分プラス1杯、OPなら大盛り人数分プラス1杯に、人数分かける350ccのお湯で、蒸らします。時間は、、、茶葉が完全に沈むまで、、、。 と言うのも、茶葉が沈む=蒸らし完了と言う意味合いもあるのです。だから、あまり時間に縛られず、気の向くままに入れるのが、私流です。あくまでご参考に。
むーみん  投稿日: 4月14日(土)22時30分58秒



 輸入紅茶の茶葉のブレンド


 ディスカウントストアで買ったお茶と同じものがデパートで缶が違う〜、という書き込み(この場合の缶の違いは缶のデザインが幾種類かあっただけ。)から、正規ルートで輸入される紅茶の中には輸出国の水質や嗜好に合わせてブレンドの微調整が行われているものもあるというお話です。
 
 
...略...前に書いたブレンド等の国またはエリアによっての違いの件ですが、たぶん全てのメーカーでもないですし、全ての商品でもないと思いますよ。と言うのも、相手国で売り上げを見込めるか等と言った理由からですよね。 しかし、あくまでブレンドされた紅茶やフレーバードティーなど手を加えた商品であることには間違いありません。つまり、どこで飲んでも同じ味、もしくは、飲まれる国においてベストな状態で飲める商品にするという理由から、ブレンドの配合やら、香り付け等を微調整しているのですから、大幅な差異はあり得ないかと思います。
 かと言って、同じ水で飲み比べることも、なかなか出来ませんので、どれだけ違うかとかも解りません。 ただ私からいえることは、どんな茶葉であろうが、どんな香りがついてあろうが、その茶葉を存分に楽しめればよいことだと思います。たとえ本来の味とは違っていたとしても、嗜好品である紅茶ですから、それで良いんです。問題なのはただ一つ。楽しんでもらえているかどうかですよ。ただそれだけです。 もっと自由に、もっと気楽に、紅茶という飲み物を楽しめれば最高です。固定概念やしきたりなんかに捕らわれずに、楽しんでください。略
むーみん  投稿日: 4月20日(金)21時06分44秒

 さてさて、フレーバードティーの件で派生した茶葉の違いですが、フレーバードティーに関わらず、イギリスやフランスなどで製造(ブレンドなど)される大手メーカーの製品ですと、輸出先の国もしくはエリア別で、着香の強さやブレンドの配合が違います。主な理由は、その国またはエリアでの好み、水質等です。
 ですから、日本で正規の輸入されているそういった製品と、ディスカウントショップ等で売られている製品は違うことが多いですし、現地のものとも違うでしょう。また、正規輸入品以外ですと、パッケージに書いている入れ方の割合等も変わってくるかと思いますが、あくまで目安でもあるので、あまり縛られずに自分で調整することをおすすめいたします。
 大まかに言えば、ブラックで飲む場合とフレーバーティーのような香りを楽しむ場合は、やや少な目の茶葉でじっくり蒸らす。ミルクティーの場合は、やや多め、もしくは通常の分量の茶葉で長めに蒸らす。また、香りだけの調整なら、癖の無い茶葉とブレンドして使う。 こんな感じです。
むーみん  投稿日: 4月17日(火)23時24分34秒