画面のレイアウトが乱れる方へ


                 

 10数年振りの再訪を切っ掛けに、2010年のグリーンシーズンもルスツでゴルフを楽しんで参りました。
 今はなき...というべき旧トマムのコンセプトに夢中になったわたしの価値感は変わらずですが、その旧トマムで何よりも評価してきた(オールドファンが言うところの)トマムスピリッツは、場所ではなく人によって受け継がれていくのだということを、昨年来のルスツリゾートで実感させられています。
 旧トマムに変わる地としての妥協点が見つかることを期待して訪れてから1年、トマムのような快適さの中で、今後は『ルスツらしさ』をも楽しめる時期が来たように思います。

 



     

ルスツリゾートゴルフ72

 ルスツには4つのゴルフコースがあります。
 7月、8月ともに利用したゴルフプランでは、コース、スタート時間はおまかせで、最終日のタワーコースのみが共通で、いい具合に...といいましょうか、日々異なるコースに決まりました。
 7月のリバーコース、8月のウッドコースが初挑戦となりました。確定事項は出発の1週間〜1ヶ月前(利用プランで異なりました)旅行会社から連絡がありましたが、一部のスタート時間はその後に、希望時間帯への変更をお願いしました。


 リバーコース

 次のホールに移動中に2度も迷子になり、前半は1ホールで1個のペースでボールを無くすという、これまで経験したことのないストレスに襲われたコースでした。

 リバーコースでのプレイが決まった時点で、一応コースガイドはチェックしたんですが、トータル距離が短くビギナーでも責め易いという部分だけが安心素材として記憶に刷りこまれまして、変化に富んだコースレイアウトという情報を置いてしまったわたしたち(同伴者Tomkoさん)は、リバーコース≒河川敷コースという思い込みで当日を迎えたわけです。

 結果、平な部分が少ない現実に悪戦苦闘となりました。

 距離は確かに短めだったんでしょうけどね...本当に変化は充分すぎました。アップダウンもかなり....でカートの運転自体がアトラクションになりそうな部分も時々...。コース内乗り入れ可で本当に良かった! カート道まで戻らなくてはならないとしたら、ボールがベストポジション飛んだとしても、膝が笑いだしそうではありませんか。

 フェアウェイが、狭いというレベルではないのでしょうけど(他と比べて)スリムなホールが多かった気がします。両脇をきっちりと囲む林は、ホールの独立感を演出していて悪くない話なのですが、地面の高さが違っていて(下がっている)木の根元辺りにあるはずのボールは、実は谷の底(根元はそこじゃなかった)へ?....というわけで、コントロールがひときわモノを言うコースかもしれません。

 リバーコースなのに、川の気配もありませんでしたが、隣接のウッドコースよりも喜茂別川よりにあるというロケーション故のネーミングだったようで、川のイメージにとらわれると、ビックリします。(しました。)
 ついでにパンフレットにあったように山も全く見えないね、あれはウッドドースの景観だったんだね、と二人で納得したものでしたが、山は...見えるところにあったんですね。快晴ではありませんでしたが、コースガイドに紹介されているような景観はあったのだと、撮影したイメージをみて思いました。生で観賞する余裕がなかったんですね.....。

 変化に富んだコースには、第三者的見解では、“もてあそばれた”というところでしょうか。
 思う通りにならないから面白いと言うのは、大量のボールを森に寄付した者の負け惜しみに尽きそうですが、でも、やっぱり楽しかったです。

 タワーからは車で10分ほど、チェックイン時にリバーコースまでの送迎の時間の案内がありました。
 行きは他に2組が同乗、帰りは、わたしたちがロッカールームで靴をはきかえ、クラブハウスのフロントで必要な手続きを終えて送迎車に戻った時点で、18番ホールのグリーン上にいるゲストが終わるまで待つことになりましたが、そのグループはすぐには戻らないとのことだったのでしょうか、同乗者はいませんでした。
 

 リバーコース、ウッドコースは、クラグハウスが共通で、レストランが併設、地下にあるロッカールームには、浴場の設備もありました。着替えを持参していなかったわたしたちは(食事を取るかどうか等の予定を聞かれましたが)即戻ることにしましたが、昼食をクラブハウスでと言うのも悪くないかもしれません。
 その場合はその後の送迎車の案内があるのだと思いますが、いづれにしても、送迎車を利用する場合は、他のゲストを待ったり待たせたりで、多少のロスタイムが生じることも予定に入れておいた方がよさそうですね。

 右イメージはロッカールーム。(浴場は人の気配があって撮影できず)
 地下にあるので、利用する場合は階段の上り下りがついてきます。
 (靴を履き替えるだけのために利用するには....遠かった。)


                                           10/08/02 

 

 ウッドコース&クラブハウスレストラン

 8月31日、ラウンド後(ウッドコース)に、クラブハウス併設のレストランを利用しました。
 
 7月の経験で、靴を履き替えるだけなら地下(階段)にあるロッカールームを使うのはメリットよりもデメリットが上回ることを実感した結果、今回は送迎車に乗る前にゴルフシューズに履き替え、到着後に受付以外の余分な行動をしなくてもいい状態で出かけました。当然、ラウンド後は即刻タワーに帰棟のつもりでしたから(お風呂に入ってスッキリしてから戻ることも考えましたが、着替えの持参などの手間が増えるのでパス。)ここでの食事は予定外の行動です。

 ......お腹がすいちゃったんですね。
 朝ご飯をゆっくり食べたい為に,少し遅めのスタートにしたこの日、前夜の大雨の影響でゴルフ場はカートの乗り入れ(原則)不可となってしまいまして、何年振りかで、カート道とフェアウェイ...ならまだしも、フェアウェイを挟んで反対側のラフに転がったボールの落下点からカート道までをも行きつ戻りつ....歩いたんですね。体力も時間もいつも以上に消費して、お昼もとっくに過ぎている状況では、タワーの客室に戻って汗を流してから、おもむろに少し遅いお昼ご飯を...というには、遅すぎる時間でした。夕食への影響を考えたら、とりあえずお昼ご飯!が賢明に思えたのです。

 ゴルフ場のレストランメニューは、それなりにボリュームがあることが多いことに警戒しつつ、わたしたちは冷麺をオーダーしました。肉類や丼ものよりは『軽い』という判断でした。それでやめておけば良かったんでしょうけどね、外でメニューを見た時に心ひかれたいももちも(ついでにアイスコーヒーを)ひと皿づつ注文しました。いももちを食べたいから食事は冷麺にしたと言った方が正確かもしれません。
 
 そのいももちが上のイメージです。(右側はアップにしてみました。)
 何と、一口サイズの揚げいももちだったのでした。ひと皿8個か10個くらいで(数えなかった...。)たっぷりのバター添え! 揚げいものように甘みのある衣はなく、素揚げされたいももちです。パリッとした表面を割いて出てくる生地のソフトな弾力は、モッチリというよりもトロリと言いたくなる食感を生み出していました。サっと振りかけられた塩とバターが芋自体の甘さをひきたてて、いももちにはおなじみの甘辛いタレで仕上げられなかったことに感心するばかりでした。おいしかった!

 実は、新千歳空港からルスツに向う途中でトイレ休憩をかねてバスが停まるフォレスト276(道の駅 加森観光運営)で売られてカップ入りプチ揚げいもが、往路のおやつの定番だったのですが、ここが花畑牧場になってしまった為(おそらく、スキーシーズン終了以降。2010年2月はこれまで通りで、7月に変化を確認。ただ、花畑牧場も10月で閉鎖したようで、今後の、プチ揚げいもの復活の可能性についてはは未確認。)わたしは、食べ損ねた揚げいもにうけていたのです。メニューを見た時に「あ〜、いももちがある。いももちだけだ。揚げいもは無しか...。」といささかガックリしたところに登場したのが、揚げいもちというわけで、サイドメニューで大満足してしまいました。

 で、本来主役を取るべきだった冷麺は....やっぱり結構なボリューム(具材が多かった。)だったにもかかわらず、ちゃんとおいしく平らげましたが、実のところ、冷麺だったか、冷やし中華だったか....。
 揚げいももちのインパクトの前に、気の毒な扱いになってしまいました。

 ただ、残念なことに、クラブハウスレストランは宿泊施設からは遠いです。リバー、又はウッドコースでのプレイの予定がなければ、利用しにくいですし、そもそも冬期は、クローズでしょうしね。次は1年後か....という話になるのですが、それまでは、ノースウィングのウェルカムポテトをのぞいてみましょうか。この2日後、チェックアウトの日になって始めて存在に気がついた店は、リニューアル前のスカーレッツカフェの看板商品だったビーズアイス(トマムで販売されていた記憶が消えない我家の通称。正式名は別にあるはずです。)だけでなく、揚げいもも売られていることが判りました。
 店のオープン時間と帰りのバスの出発時刻が切迫していて、購入は諦めましたが、揚げいもも楽しみです。

                                          10/12/11 



 
 
ウッドコース お待ちください。


 
 
 
 

 

 

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