画面のレイアウトが乱れる方へ


                 

 2011年1月下旬、冬のルスツに再訪しました。
 
 昨シーズンに初めて体験したルスツのゲレンデは、予想 通りの環境でした。トマムの雪質と青空に匹敵するコンディションに巡りあうのは容易ではないと実感させられた一方、設備の快適さには救われました。
 ルスツ2度目のスキーシーズンは、自然がもたらすものには良くも悪くも折り合いをつけて、人の営みにひかれての再訪でしたが、最上質の雪と青空に迎えられて、内に限らず、外(ゲレンデ)での時間もこの上なく快適に過ごすことが出来ました。

 



     

EAST Mt. イースト マウント


 左のイメージは、1月26日にイースト山頂から撮影したものです。

 不慣れなゲレンデへの警戒心と、これまでとは質感の違う雪と、視界の悪さに故に、ウエストマウントでちょっと滑っただけで終わった昨年よりもまた、体力、技術の低下したに違いない今年は、滑るととに関しては、ゲレンデコンディション次第というつもりでのルスツ入りでした。
 もう少し言えば、晴天率の低さや海からの湿気が雪にもたらす影響は、納得済みのデメリットとして、状況によっては、ルミブイストで雪遊びして過ごすのも良いと考え、発送した荷物にはスノトレも入れました。昨シーズンは暴風雪の中で、出向くことができずに(革靴、館内用に持参のサンダル、スキー靴、どれもが大雪の屋外を歩くには不適でした。)諦めたルミブイストの利用も視野にいれて、準備を整えたのでした。

 初日は(到着後すぐ、チェックイン時間まえに客室に案内されたにもかかわらず)相変わらずのスローテンポが災いしてスキーウェアに着替えた段階で時間切れで、いえ、ウエストはナイター営業もしているので滑ろうと思えば時間はありましたが、夕食の時間を考えれば、ゲレンデに出ている余裕は無いというわけで.....外には出ずに終わりました。
 
 ところが夕食時に話す機会があったスタッフによると、雪質は最高だというではありませんか。
 最高の基準も人それぞれとはいえ、ビックリするほど素晴らしいと教えてくれたスタッフにトマム勤務歴があるとなれば、基準も推してて知るべし。トマムの雪質を充分に知っているスタッフの口から出た最高は、まさに最高! 
 そして、翌日への期待を高めつつ部屋に戻ったわたしたちは、ハラハラと軽やかに降っていた雪が、美しい結晶をキープしたまま窓枠に落ちるのを目撃したのでした。プラチナの箔にたとえたくなる極薄の、平たい....“あの雪”です!

 翌日はキャビンの営業を待ちかねるようにゲレンデに出た...といいたいところですが、テンションの高さと行動は伴わず、加えてイーストに渡るキャビン乗り場に向う途中でTomokoさんのスキーブーツが解体(まさに解体でした。余りに見事な壊れっぷりに、危機感も吹っ飛びましたが、一歩間違えば...の大事でした。)して、レンタル手続等のロスタイムも会った為、国道の上をゴンドラで通過したのは11時頃だったでしょうか。

 右イメージはゴンドラの中から見たウエスト マウント。
 手前の曲線造形物が遊園地の絶叫マシンの数々で(冬期は休業)、どちらかといえばわたしもコースターは好きなんですが....この景観は、ときめかなかったというだけにしておきましょうか。
 でも、イーストセンターステーションに到着後は、ときめく対象には事欠きませんでした。

 ゲレンデマップやイラストで見るだけだった未知のイーストマウントは、意外にゆったりとした裾野を有していて、視界の広さも魅力の、開放的なエリアでした。なんといってもパウダーを越えたアスピリンスノー(知ってる人は知っている。旧トマム初期に使われていたキャッチフレーズです。)と青空に恵まれただけで充分に「気持ちがいい」ところに、高速クワッドでの移動は楽だし、コースはキッチリと圧雪されていて、わたしたちは、勘違い上級者の罠にはまりそうな勢いで、2度のクワッド利用の後で、ゴンドラでイースト山頂を目指しました。

 山頂からのコースは3つで、そのうちふたつが中級コースです。

 実は、ルスツの公式HPのゲレンデコースガイドをチェックすれば、各コースの最大斜度、平均斜度、滑走距離や圧雪の有無等の詳細がチェックできることに気がついたのは、今季、帰宅してからでして、イースト山頂に向った時点で、わたしたちが持っていた情報は、コースレベルだけでした。それと、イラストで見たところ、ウエストよりもイーストのほうがコース距離がありそうだという察しをつけていたくらいでしょうか。
 ですから、イースト山頂のゴンドラ降り場内に掲げられた、3つのコースを矢印で示すボードに、それぞれの最大斜度と滑走距離が貼られている(手書きでした)のを見て、気のきくスタッフの存在を喜びつつ、乗り場のでこの情報が得られないことを残念に感じました。まあ、HPのコースガイドをキチンとチェックして臨めば済むことと言えばそれまでですが、覚えて(ゲレンデに)出るよりも、ゲレンデに出てから見る方が判り易いじゃありませんか。現時点ではコースの詳細が記載された印刷物は無い(コースが多いですからね。詳細情報を一覧にまとめても見やすくはないかもしれません。)ので(...と思います。)ゲレンデ内の案内板が改善されるまで、斜度と距離の情報くらいは、自分で書き込んで持参するのが、慣れるまでの自衛策かもしれませんね。

 ちなみに、イースト山頂からのふたつの中級コースは、最大斜度は24度と19度、距離は共に2千数百メートルでした。
 斜度は意外と....ですよね。ご覧くださっている方はトマム滞在の経験があるという前提で話を進めますが、トマムのエキシビジョンを滑っていれば、ルスツの山頂からの中級コースに苦労する心配はないと思います。
 距離は長いですけど、26日のゲレンデコンディションは、2キロを越える距離も爽快感を後押しするメリット他ならず、本当に楽しかったです。
 しかも、山頂からの景色は見事の一言!
 天気のいい日は、迷わず、臆せず山頂へ。アスピリンスノーかパウダースノーか...雪質は流動的でも、絶景は動きません。

 ただ......ゴンドラステーションの出入り口には外階段があります。
 編み目状の穴あきステップから下が透けて見える階段を、板を担いで上り下りするのが、この日唯一とも言えるストレスでした。もうね、わたしが、スキー場の屋外で階段を使ったのは、トマム以前の話なわけで....殆ど初めての苦行でした。
 階段が多少でも苦になる方は、ウエストからイーストに渡ってきた場合、着いてすぐに外に出てはいけません。そのままステーション内で先に進んで、山頂行きゴンドラにのりかえましょうね。
 (斜度は気になるけどコースレイアウトには無頓着だったわたしたちは、便利な乗り継ぎに気がまわらず、階段一往復分余分な体力を消耗しました。)


                                           11/02/01 



Mt. ISOLA マウント イゾラ

 前日にイースト山頂からの景観にインパクトを受けたわたしたちは、最終日はちょこっと滑って後片付けに入る予定を変更して、イゾラ山頂を目指素ことにしました。天気に恵まれれば、そこから羊蹄山に加えて洞爺湖も見えるという、ビューポイントです。
 
 快晴だった前日のうちにもうひと頑張りしなかったことが悔やまれたものの、この日も天気は晴れ! 風が運んでくる雲や霞が気にはなりましたが、見えないことは無いはずとの期待を抱かされるコンディションでした。
 イゾラ山頂へは、イースト山頂からイゾラベースステーションを目指し、ステーション発のゴンドラ(頂上着)を利用することになります。他にもルートはあるのかもしれませんが....最も判り易いコースだけを頭に入れて、わたしたちはイーストゴンドラ1号線に乗り込みました。ウェストとイーストをつないで国道の上を通る名物ゴンドラです。まあ...国道をなきものに出来ない以上、名物にならざるを得ないゴンドラという見方もできます....。
 9時過ぎのイーストゴンドラ1号線は、さすがに混んでて、10分程の待ち時間が発生していました。定員一杯、6人乗りでという指示は特にありませんでしたが、かといって待機の列が出来ている時に2人だけで乗って行くゲストもなく、わたしたちも、初めて(ルスツで)他のゲストとの相乗りを経験しました。アジア系ではない外国のゲストでした。朝の挨拶の他は言葉をかわすことはありませんでしたが、到着後は先に降りた彼がわたしの板も取って、降りるのをサポートしてくれました。たまには相乗りも悪くはないですね。
 余談ですが、ゴンドラ同様に限られた空間のエレベーターには、夏場以上に様々なゲストと同乗する回数が増えましたが、今回のルスツで、とりわけ印象深かったのが、修学旅行とおぼしき学生のグループのお行儀の良さでした。複数の高校の利用が重なった上に、学生は数人での行動が多いので、それなりににぎやかな様子を目撃することも多々ありましたけど、エレベーターに相乗り中はその直前まで花咲いていたであろうおしゃべりも控えめ。後から乗ってきた時、また、先に降りるときなど、会釈や挨拶がキチンと行われることに感心させられました。そのくらいあたりまえと言えない時代ですものね。空間を共有する他人に好感が持てることは、つまりは空間の快適さが増すというわけで、ありがたかったです。

 話をもどしましょう。
 エスコートされて降りた1号線からそのまま2号線に乗り継いでイースト山頂に降り立つと、近くはともかく、遠くの視界がもやで遮られるというあいにくのコンディションで、羊蹄山も上の方は雲の中でした。イーストよりも130メートルほどのっぽのイゾラは、ゲレンデマップではすぐとなりに並んでありますが.....実際はその気になって探さなくちゃ特定できないくらいに遠くに見えました。山頂が見えたわけではないので、見当をつけたというのが正しいでしょうか。彼方で動いているゴンドラが上の方に消えて見えなくなる...その先が多分...という感じです。一応、行くべきかどうか再考しました。
 コンディションが良いので、迷って遭難する心配はないとして、時間はどのくらいかかるかなあ...と。
 そもそも、最終日に初挑戦するコースではないんですよね。それでも,滑り降りるのは2回だし(下りて、ゴンドラで上って、見て下りて、ゴンドラでウェストにもどる)ということで、イースト山頂から先日に遊んだのとは反対側のコースを通ってわたしたちはイゾラベースステーションに向いました。この道のりが...長かった。

 雪は“最近では稀”と驚かれるほど上質、整備も行き届いていて、貸切気分にひたれるくらいにすいていて、まだ圧雪の跡の溝が綺麗に残っている雪面の滑り易さは申し分ありませんでしたが、どんなに快適でも、ちゃんと疲れるんですね〜。
 
 あらかた滑って、そろそろステーションに近づいたかと思った地点がようやく半分の距離だったと判ったとたんに、筋肉痛を自覚してしまいました。
 いくつかのコースの一部分を繋いでの移動ですから、足し算で正確な距離をだすことはできませんけど、3キロ程になるのでしょうか。トマムのシルバーベル(4 . 5キロ)の3分の2じゃんといってしまえば、騒ぐ程のほどの距離じゃないという見方もできますけど、ブレーキをかけなきゃ止まらない3キロは、雪中行軍抱き合わせのシルバーベルと別の大変さがありました。 

 体力不足を思い知らされた長い道のりの先に現れたイゾラステーションは、残念無念の高床式の建設物で、外に長い階段が....。板を担いでの階段上りが待ってました。
 待ち時間ゼロ状態で、自分のペースで上れたのが救いでしたが、列が出来るような混雑時には、自主回避が必要なステーションの外階段でした。そのイゾラゴンドラの山頂駅の外観が右上のイメージです。
 雲か霞か...雪煙か....天気は悪くないはずなんですが、よりによって、イゾラ山頂からの視界が一番よくありませんでした。洞爺湖を見るには、ステーションの出口から少し上に向わなくてはなりません。
 少しでも、しかも、これでは何も見えそうも無いという中では、上向きの坂道はきついのです。

 山頂にきたということに意味を持たせて、わたしたちは展望エリアに近づくのを諦めて、そのまま帰路につこうとしたのですが、そこに登場したのが、教師(たぶん)に引率されてきた元気のいい学生グループでした。明らかに伝わる初イゾラ山頂の興奮をエネルギーに換えて、彼らはステーション出口からあたりまえのように展望エリアに上って行くではありませんか。

 
 いや...見えないでしょ。
 とは思うのですが、背中を見せて向こうを覗き込んでいる学生達の様子に、折角だから行くだけ言ってみようかという気にさせられ、わたしたちは脱いだスキー板をその場に立てかけ、歩いて傾斜を上りました。
 ......な〜んにも見えませんでした。最初は。ただ、やっぱり...と徒労にため息を付いて、一休みしている間に、遮断していた白いカーーテンが少しずつ透明化していくような雰囲気で、湖が存在を明らかにしてきました。残念ながらクリアになるまで1時間でもがんばるには、時間的な余裕がなく、わたしたちは上のイメージの景観の楽しんだところで手を打ちましたが、このとき、右手に在る羊蹄山は白濁の中でしたから、見たかった物が見えただけでも恵まれてたと思います。
 雪景色の洞爺湖を上から眺めるなんて、そうそう手に出来るチャンスじゃありませんものね。
 (ちなみに右下イメージは、もしかしたらまん中の奥にうっすらと太平洋が写ってたかな?という1枚。肉眼では判別できませんでした。)

 目的達成の充実感を土産に、帰路はイゾラ山頂からイーストゴンドラステーションへ。イゾラのコースは結局イゾラグランコースの上半分とイゾラDコースを滑っただけでおわったので、イゾラ全体の印象を語るには情報です。でも、距離のある中級コースが多くて、確かに、ダイナミックに楽しめそうですね。
 グランコースに関していえば、コースの独立性が強く、イーストに向って連絡コースに出て行くことはあっても、入ってくるコースはないというわけで、下に行く程人口密度は低くなる確率が高そうでした。おまけに、その下、ステーションがある辺りも、特定のコースの専用終着点となってて、大混雑の心配は殆どなさそうです。
 マップを見る限り、山頂に繋がっている高速クワッド2基のステーションも同様にそれぞれが隔離されてあるので、ウェストやイーストの裾野とは雰囲気が異なる感じです。3カ所のステーションは山頂経由でいききできますが、下まで下りきってから乗り場の行き来はできないので、気をつけなければなりませんね。

 次の機会にはイゾラは体力と時間に余裕のある状態で、距離自慢(?)のコースをも堪能してみたいものです。
 

                                          11/04/08 

 

 

WEST Mt ウエストマウント(2011)

 さて、初めてのゲストには少々判りにくいルスツのスキー場の話です。

 ..........言い換えましょう。わたしたちレベルの注意力と観察力では、ゲレンデマップで全体像を把握するのは難しい気がする、ルスツスキー場の話です。

 そもそもは3つ山に37コースですから、マップでコト足りる規模じゃですよね。ゲレンデはホテルの前にあるんだし、行けば何とかなる(行かなきゃ、イメージが湧かないし...。)とばかりに開き直ってマップを注視することもなく、初のルスツスキーにトライしたわたしたちは、迷子になる事を恐れてホテルの前のだけでお茶を濁して帰宅したわけですが、その時、未確認のまま持ち帰った疑問がありました。
 
 .....メインは、向こう(タワー)側じゃないの?...と。

 それが疑問?と常連さんはあきれるでしょうけど、わからなかったんです。
 だって、我家が一昔以上前(間もなく二昔前となる)に利用した時に、ゴルフをするならタワー、でも、スキーをするにはタワーは不便というのは知られた事実だったのです。スキー場入り口のはホテル側なので...という案内を受けた記憶があります。入り口に類する単語はあったはずで、そこで、トマムでいうところのリゾートセンターのような施設を、わたしはホテルエリアに想像してししまったのでした。そしてその先に、「トマムのコースは短かくて物足りない。」と言う知人が物足りるくらいのなが〜いコースが延びていると....。興味の薄いモノに対しての認識はかくもいい加減なものでして(マップを見れば判りそうな物なのに...とは言わないで!)、そのいい加減な認識を修正する機会も無いまま、昨年のルスツゲレンデデビューだったわけです。
 なんか...たいして広くないし、リゾートセンターらしき施設もみあたらないし、スキー場は、ココでいいんだよね?と言う心境で過ごしたデビュー年でしたっけ。
 2度目のウィンターシーズン利用となった2011年、快晴の空のごとく、わたしたちにとっての未解決問題はスッキリと晴れましたが、これから(ルスツスキー場 の)路用を計画しているゲストが同じ戸惑いを感じないともかぎりません。第一印象に不要なマイナスポイントをもたらすリスクを避けるために、この機会に、整理しておきましょうね。
 
 右がウエストゲレンデの裾野のイメージですが、右橋の半円状に弧を描手いる部分がホテルのメインエントランス、それより奥がノースウィング、左寄りにこちらを向いてあるのがサウスウィング、中央より左、ゲレンデに寄って建つ三角屋根がハイランドロッジ(ルスツ高原ホテルの看板有り)で、ノースの端からハイランドロッジまで、館内で繋がっていて、その間数カ所、ゲレンデ側への出入り口が設けられています。
 宿泊施設がゲレンデの下方をグルリと包み込むようなレイアウトで、各ロッカールームからはもちろん、ラウンジやレストランもウェストのゲレンデからは徒歩0分の環境は、タワー宿泊では得られないメリットにちがいありません。
 ナイターや、チェックイン、チェックアウト当日の時間に制約がある日でも、短時間でゲレンデに出られるので、ちょこっと一滑りも可能です。

 でも、青空の中で、山頂までクッキリと見えていも、ウエストのコースに雄大さや解放感を感じるのは難しい....。距離も決して長くはありませんしね。

 そこで、ゲストは、対岸のイースト目指して国道の上をゴンドラで渡るわけです。そのゴンドラ乗り場(イーストから戻ってくるときは降り場になる)が、ハイランドロッジのさらに左側、三角屋根の小屋風建物です。施設案内を見れば明らかなうえに、国道を渡るゴンドラの行方を見れば判りそうなものですが....わたしたちは、スタッフに(乗り場の場所を)たずねてから、ようやく、いざ、イーストへと踏みだしたのでした。う〜ん、あの辺りと見当はつくんですが、立木とロッジに隠れて、乗り場自体は、真側に行くまでみえないんですね。乗るつもりで近づかないと、実態は判りにくい場所にあるんです。
 遠目には様子が掴めないのは、ハイランドロッジも同様でした。おそらく、イーストセンターステーション、イゾラベースステーションにあたるウエストのステーションがハイランドロッジなのですけど、ここはルスツがルスツリゾートになる前からある宿泊施設で、宿泊用スキーロッカーと共にある設備(コインコッカー、更衣室、ワックスルーム、レンタルコーナー等)は、ノースウィング、サウスウィングとかわりません。ですから、わたしたちは昨年はハイランドロッジにも近づかずにおわったのでした。だって、自分たちのロッカーがあるノースウィングもすぐ側なんですから...。つまりは、ウェストには、独立したリゾートゼンターのような物は必要ないんですね。
 ただ、今季はTOMOKOさんのスキーブーツ解体事件が発生して、緊急レンタルの必要から勝手口みたいな出入り口をくぐって、ハイランドロッジ内に入りました。(レンタルするならノースウィングで...が理想でしたが、すぐそことはいえ、靴が無い状態でのノースウィングロッカーは遠かった。)
 外観同様に内部も 一番古い施設だけの事はある雰囲気で、やんごとなき場合はともかく、通常は(自分たちは)ココを利用する前にノースウィングに戻ると思いましたが、大食堂(希少品種たまねぎさっぽろ黄を練り込んだ麺を使ったラーメンはココにありました。)やスクール受付など、ココにしかない施設も確認出来ました。
 やはりルスツスキー場の玄関なのでしょうね。

 でも、対岸に渡るなら、タワーよりもホテルが便利という理解は正しいのか....というと、多分、概ね正しいんですね。
 というのも、昔は、タワーから直接利用出来るリフトはなかったんですね。イーストもイゾラもウエスト経由、モノレール(開業以前はバス)で、まずホテルエリアに移動する必要があったようです。スキー場はホテル国道を挟んでホテル側という話を、わたしは(当時)タワーエリアにゲレンデは無いと解釈してましたが、ホテル側からでなければ、どこにもアクセスできないという状況が課題だったようです。タワーペアリストがかけられてからは、(タワーから)ウェストを経由することなくイーストセンターステーションに向う事が可能になったそうで、一見課題もクリアになった感じもありますが,タワーロッカールームからペアリフトまでは徒歩0分とは言えない距離と、多分高低差もあります。帰りは最後に坂道行軍が待ってるかもしてませんし.....ウエストから国道を越えてイーストにむかう(イーストゴンドラ1号線)のとタワーペアリフトを利用するのとどっちがラクかといえば、後者は未利用なので想像の域をでませんが....そりゃ、同じエリアにある方が近くて便利じゃん!とも言えない気がします。

 慣れないうちは、ウエストステイで、散歩日和の時にイースト、イゾラまで“お出かけ”する過ごし方が、一番かもしれませんね。悪天候時にはイーズトゴンドラ1号線の運休する事もありますが、そんな時には無理せずウエストで遊ぶのが分別というもの。
 頂上から裾野までの全景を見渡せるウエストの規模は馴染み易さを、真側に控えたたホテル軍は行動のし易さに繋がると思えば、ウエストエリアは、手軽に楽しめる前庭付き物件といえそうですね。

                                          11/109/30 

 

 

 

 

ルスツ快感レポートTOP(スキーシーズン)へ戻る