画面のレイアウトが乱れる方へ


                 

 2011年1月下旬、冬のルスツに再訪しました。
 
 昨シーズンに初めて体験したルスツのゲレンデは、予想 通りの環境でした。トマムの雪質と青空に匹敵するコンディションに巡りあうのは容易ではないと実感させられた一方、設備の快適さには救われました。
 ルスツ2度目のスキーシーズンは、自然がもたらすものには良くも悪くも折り合いをつけて、人の営みにひかれての再訪でしたが、最上質の雪と青空に迎えられて、内に限らず、外(ゲレンデ)での時間もこの上なく快適に過ごすことが出来ました。

 



     
EditRegion6

客室 ジュニアスイート(ノースウィング)
 2011年1月下旬、昨シーズンに続いて2回目となるルスツの冬の滞在で、わたしたちはジュニアスイートを利用しました。昨年グリーンシーズンに『見学』させてもらった客室です。(見学レポート参照)

  タワー客室ではなくジュニアスイートを選んだのは、ひとえに室内に階段がないからという理由からでしたが、実際に利用してみると、見ただけでは判らなかったメリットが多々ありました。

 利用した客室は、見学したのとは対称になっていて、右側にベッドルームとベッドスペース、水回りとリビングスペースが左側にあるレイアウトでした。

 リビングスペースよりも1段高くなったベッドスペースに、しっかりと奥行きのあるクローゼットと、ドレッサー(又は、小ぶりのデスク)がありました。個々に設置されているベッドは、余裕のある2人用です。
 これとは別に、独立したベッドルーム(イメージは見学レポートを参照。)は、タワーのベッドルームと同様に、1人用ベット2台のほかに、テレビ(カウンター仕様のテーブル)、クローゼットがちゃんと有りました。窓は無いので、本当に眠るためだけの部屋ですけど、一般的な宿泊施設として必要なものは揃っていて、 クローゼットも(タワー客室のベッドルームのように)工夫の賜物という変形タイプではなく、しっかりと収納力を備えたものでした。上のイメージ、クローゼットの左側の壁の反対側が、ベッドルームのクローゼットにあたります。見ての通り、奥行きは同様、幅はより広く...というわけですね。
 
 ゲレンデに面してある窓は、腰窓で、昨年利用したノースウィングのツインルームのように、バルコニーに出ることができないのは残念ですが、でも、開閉は自由にでき....風の心地よさを楽しめました。網戸もついているので、グリーンシーズンは、自然の涼風を期待したくなりそうですね。
 窓その下の壁との堺に、ものを置けるほどの幅(エアコンディショナーの通風口)はありません。タワーの客室では、クローゼットにしまう程でもない物を置くのによく利用していたスペースは、ジュニアスイートでは、ベッドの枕元のカウンターで代用できますが、それよりも、ここには引き出しの収納具がありました。
 テレビ台に引き出しがつているのか、キャビネットを台として使っているのか...多分後者かと思いますが、本当に、テレビ専用のオーディオラックなどでなくてよかった....。

 ああ〜、そうだった...と、深さも奥行きもある引き出しに、ハンガーには吊るしにくい衣類や、カメラ、携帯電話、PCのの充電器、常備薬やらアメ玉を放り込みながら、わたしは思い出しました。タワーの客室(2〜4人用)に、引き出しの収納スペースがないことが、我家にとっては結構重要な問題だったのでした。別に隠さなくてはならないような禁止物を持ち込んでいるわけではありませんが、公共の場で見せられない物は、客室内といえども、人目につかない方が良いに決まっています。仏製リバレースを多用した...美しいファンデーションを集めた時代もありましたけど、この年になると、見た目の満足度よりも着用感第一主義に変わってくるわけで....見て楽しい物でもなくなりました。ルームメイドが必ず入る客室で、むきだしにして置くには、気がひけるではありませんか。しかも、連泊すると、汚れ物も増えますしね。(タワー客室に)階段があることは諦めるしかない一方で、キャビネットは.....叶う物なら、貸し出して欲しいという気分にもなったものでしたが、ジュニアスイートにはね、標準装備でおかれている野ですから、ありがたい!

  階段がなく引き出しの収納具がある快適さは、それでも予想ができたこと。見学した時に目にしている(写真を撮ってる)ことですしね。
 利用することになるまで判らなかったのが、バスルームの仕様でした。洗い場がちゃんとあって、トイレや洗面台とは分かれてるのは、見たままでしたが、そのバスタブが、特別仕様でした。

 4つの穴を見て、即座にジェットバスだと感激し、次に、いやあ〜、でもルスツの公式HPにその種のアピールはなかったし...と(ぬか喜びに陥ることに)警戒し、ゲレンデよりもジェットバス機能の確認作業を優先したわたしたちは、初日は、スキーウェアに着替えてリフト券発売窓口に出向いたところで、時間切れとなったのでした。
 ま、初日に滑らないで終わるのはよくあることでしたから、バスルームに原因があるとはいいにくい話ですが、ただ、今回に限っては、(ゲレンデコンディションが魅力的だったので)わたしたちはがんばって滑る気満々でしたから、その気合いよりもバスルームの使用に対する興奮が勝ったということでしょうね。
 
 で、テンションMAX状態で撮影したのが右のイメージ。

 見事な、ジェットバスでした! 
 大人二人が同時に...は難あるバスタブの大きさが、もったいないといえばもったいないものの、その分ジェットの威力を楽しめます。縁に腰掛けてのふくらはぎ、もたれかかっての肩甲骨など、局部のマッサージ効果はジャクジー(タワー大浴場内のエアフローバス)よりも実感できた気がします。リラックス効果は...これは浴大場内のハーブオイル入りのジャクジーにゆずりましょうか。
 ロクシタンやポーラのアメニティーは洗面台に、バスルームには、プッシュ式のボトルが並んでました。
 ラインナップにバズフォームやオイルはなかったように思います。...が、この設えをより楽しむ為に、香りの演出も効果的な気がします。好みのエッセンシャルオイルの小瓶を持参するのも一案ですね。

 左イメージは、窓からの眺め。
 左側が真正面ではなく、頭を少し左に傾けて見た、タワーのある景観です。肉眼で見た感じよりも葉っぱを落とした木々がハバをきかせている構図が残念ですけど....タワーの奥、山頂までクリアに見えているのが、イーストとイゾラ(多分)で、右の1枚が、自然な状態で視界に入るウェストの山頂。このふたつの山を隔てる国道と、ルスツリゾートとは無関係の営みが目に入ることはありません。悪くはないですね。一面の緑にかこまれる時にもまた...という気持ちにさせられました。
 
  
                                            11/06/14 

 

 

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