画面のレイアウトが乱れる方へ

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 2012年、グリーンシーズン、タワーの雰囲気に惹かれつつも、客室の快適さを優先して,宿泊はノースウィング、ジュニアスイートを選びました。個人客はタワーに集約された昨シーズンの同時期とは異なり、今季はジュニアスイート宿泊のゴルフプランも登場し、ぐっと利用しやすくなりました。
 夏休み前ということで、混雑に伴うストレスもなく、団体客(主に修学旅行)が館内を適度ににぎわしてもくれる為に静かすぎるということもなく、リラックス&リフレッシュ滞在を楽しめました。
 大浴場には新たに露天風呂が造られ、オクトーバフェストの店内もリニューアルされるなど、施設面の『改善』も、今季は刺激的でした。

           
 



     

レストランと食事

 ルスツ4度目のグリーンシーズン。

 夏休み前、ピーク時を避けてわたしたちが滞在した時期は、やはり営業しているレストランもかぎられていました。中華料理や寿司カウンターなども選択肢に入らないのは、確かに残念ですが、風花とベルビューが開いていれば不足なしと言うのも本音で、食事に関しては利用の前から大満足の予想がついているような状態になりました。いつものおいしさにその時々のエッセンスが加味されて、ルスツの食環境はゆたかです。
 アンチエイジングメニューのラインナップに続いて、今季は料理長お勧めの旬メニューも展開。月(時期)によっては※※づくしと言うようなインパクトのあるコースも提供されていて、楽しみが、また増えました。

 


オクトーバフェスト(ノースウィング) 朝食&夕食

 オクトーバフェストの内装が変わったという話を、わたしたちは、6月にスタッフから聞かされました。

 “こきたな〜い感じだったのが、だいぶスッキリ綺麗になった”との表現につい笑ってしまったものの、もちろん、わたしはオクトーバフェストを“こ汚い”と思っていたわけではありません。ただ、言いえて妙といいましょうか...店名から察するに元々はドイツ...ミュンヘンのお祭会場を意識して造られたに違いない店は、木のぬくもりが醸し出す素朴な雰囲気と活気に満ちた空気が持ち味。年月を経るうちに、素朴さの一端が古さに変じ、活気が時には騒々しさにもなるわけで、確かに、こ汚いかどうかはともかく、雑多な感じははありましたよね。

  で、そのオクトーバフェストがどう変化したかといえば、2012年、6月と7月の朝、オープン直後に取り急ぎ撮影したのが下記の3枚です。
 オートマのステージ前、以前は、多人数にも対応可能な配置でテーブルが並べられていた店内中央フロアは、全面的に料理コーナーになってました。テーブルはごく一部を残して、手すりで仕切られた3つのコーナーに(フロアよりも階段3段程高くなっている。)置かれて、飲食エリアと料理コーナーがスッキリと分けられました。じゃ、席数が減って料理が増えたのかといえば、それほど大きな数の変化は無いような気もしますが、確認はできていません。段差の奥(手すりで仕切られた高台エリア。店内奥と右側手前と左サイド3カ所)には大きな変化はないとして、フロアの回り,あっちとこっちに設置されていた料理カウンターが中心にまとめられたかわりに、まわりには2名用のテーブルが置かれていました。...多少は席数が減ったかもしれませんね。
  
 
 料理コーナーが中央にまとまったことで、飲食エリアからフロア全体が見渡せるので、料理のラインナップが掴み易くなりました。LED効果もおおきく、料理の見栄えもよくなったとか....。
 ゴルフスタート時間のかげんで、わたしたちは、朝食はオープンを待つようにして利用しましたし、また、夕食はお多人数の団体客はは専用のバンケットルームを利用すルお陰で、平日19時過ぎはほどほどの混雑でした。料理は好きに取りに行くことができましたが、それでも、障害物(テーブル席)がなく、料理コーナーへのアプローチの自由度が増した状態は、ビュッフェの利用環境が随分良くなったと感じました。
 長くオクトーバフェストを利用しているゲストには、このスッキリ感よりもこれまでの雰囲気を好む向きもありかもしれませんが、にわかリピーターの我家としては、今回の改装は改善だったと思えます。料理カウンターの下には棚が設けられて、それぞれの料理に適した器が用意されているのも大変便利です。我家はビュフェを利用することが少ないので、こういう料理カウンターがルスツ、オクトーバフェストの工夫の成果なのか、昨今はあたりまえの仕様なのかは知りませんけど、 それぞれの料理が、大きなお皿にてんこ盛りにされて、形も味も混ざり合う『宿命』から開放されることを喜ぶべきことですよね。

 左イメージ右側は、朝食に提供されていたた生卵。黄身の色にびっくりさせられて( 綺麗なレモン色、一般的に言われる“濃い色”とはちがうのよ。)急遽iPhonで撮影しました。左側は比較の為に札敬した、我家の冷蔵庫にあったヨード卵光。ボウルじゃなくせめて同じように白地の器に入れて撮影するべきだったかも...と思わないでもありませんが、黄身色の違いはこれでも充分判りますよね。

 
 ルスツの公式HP
では、リゾート内で使用されている食材について細かな情報が提供されていて、入荷先が明記されているものもありますが、卵もその一つです。そして、これは卵にかぎらず、オクトーバフェストでも、各料理、食材にはアピールコメントが添付されていました。ご飯はななつぼし、豚肉はルスツ高原ポーク、じゃぶじゃぶの鍋の中には海洋深層水、塩は岩内産星の塩、卵は京極町のアイファームの地鶏卵....。
 わたしは、朝はおかゆにするつもりたっだところ、主人をまねて卵かけご飯に路線を変更。卵を割って見たら、あ!黄味の色が!というわけです。ただ、この色については、白っぽいと気づいたのは今回が初めてなんですよね。一昨年の朝食では、シェフズコーナーで焼かれていた目玉焼きの黄身はオレンジ色に近かったし....仕入れ先は同じはずなのにど〜して?との疑問はあるのですけど、目玉焼きの卵の仕入れ先は(その場では)明記されていなかったような気がするというところで収めて、深く考え込むのはよしましょう。というよりも、一昨年だったら、濃くはない黄身の色には反応する準備が出来ていなかった気がします。今回、少し白っぽい黄身色にインパクトを受けたのは、某番組で紹介された、たまごかけごはん専門店の卵を連想したからです。長沼の専門店の卵とルスツが仕入れているものとは別物ですが、私の中では繋がっちゃったんですね〜。その店の卵の黄身の色が白っぽいという話を聞いてなければ、スーパーの特売卵に繋がっちゃったかもしれないことを思うと、利用のチャンスには恵まれないような店の情報でも、覚えていて損は無いよということですね。

 黄身の盛り上がりやカラザの状態から鮮度のよさはあきらかで、(左のヨード卵の方が、ルスツに行く前から我家の冷蔵庫に入っていたもので、保管期間は長い)感激のままに、我家は夫婦揃って連日、後味サッパリの卵かけご飯と焼きたてメロンパンとクロワッサン(日替わりには出来なかった...。)という、炭水化物過多の朝食を楽しみました。朝食の料理内容は、時期によって変化があるとのことでしたが、
7月は海洋深層水仕様の野菜シャブシャブの鍋がありました。イクラや鮭など、北海道らしい丼具材は、生卵よりもゲストの人気を集めていた様子です。

 夕食は、ベルビューや風花でのコース料理とは異なるものをということで、麺類や天婦羅(特に野菜)、おまけにカレーにまでに食指が動きました。主人が焼き物やジャブジャブなどあれこれと取ってきたので、少しづつですが、結構な種類を口にした気がします。一昨年までとの違いは、気づいたところでは麺類とカニでしょうか。

 ビュッフェでのカニには期待薄の我家でも、オクトーバフェストのカニが余りに立派で
、食べておかなくちゃという気にさせられた話は既出ですが、今回提供されていたのはズワイ蟹だけでした。タラバと並んでいた時のような迫力にかけるものの、ちゃんと立派な脚が盛られていました。(折角なので一本くらいは...と味見に取ってきましたが)ただ、なぜか、意外に塩っぽかったです。沢山は食べられない味付けになっているんじゃないかと言うのが主人の分析でした。
 麺コーナーは、これまでは揚げ物、焼き物のシェフズコーナーに並んで,注文対応でしたが、今回はセルフに....。我家が利用した時には、味噌ラーメン1種。お湯で温めた麺に,スープをかけ、具材を乗せるという簡単な作業を自分でします。適量を作ることができる代わりに、湯きりが不十分になるデメリットも少々...と思いましたが、ま、私は違いが分からない人間なのか...セルフのラーメンもちゃんとおいしかったです。ただシェフズコーナーで麺類が提供されていた時は、何にしようかと迷った記憶があります。そばやうどん、スープも選択出来たはず。(今年は、麺も日替わりかも?)
 
 増えたものよりも無くなったものの方が気づき易い結果、前よりも多少内容が縮小傾向??とに印象はいなめません。  夕食券がかなりプライスダウンされた現状をかんがみると、印象はあたらずとも遠からずだと考えます。一昨年までは4725円だったビュッフェ(夕食券)が3675円ですもんね。。これで内容が変わらなけりゃ、『以前』の立場がなくなるというものです。

    

 特定の料理や食材に執着のあるゲストには、プライスダウンの弊害が見える場合があるかもしれませんが、それでも、全体的にはビュッフェの内容は充実しています。この価格で、口にしたものはどれもおいしく、わたしたちの満足度に変化はありませんでした。


                                           12/08/03 

 

ティーラウンジ ドルテェ(ノースウィング) 

 昔、正真正銘の初利用時に妙にいい感じのラウンジらしき場所の横をとおりすぎながら、なんだろう?と、気になったのが、今にして思えばティーラウンジ、ドルテェでした。
 なんだろう?というのは当時のわたしの対ルスツ感情の成せる見解でして、まるでまともなホテルみたいじゃいのと.....随分な感想ですよね。タワー の客室も、ゴルフ場も、風花での食事も、何が不足というわけでもなかったのに、それこそなんだったんだろうという話ですけど、トマムに肩入れしていた当時の、アンフェアな印象でした。
  大好きなトマムでさえ、ホテルアルファの四季以外は、ロビーラウンジはあっても営業されていない状態が続いてましたものね。グリーンシーズンは絶叫マシーンが騒がしい(騒がしいという印象でした)遊園地がアピールポイントのルスツに、ロビーラウンジがあるとは考えていないなかったような気がします。しかも、決して需要が多いとは思えないオフ期にもかかわらず、営業していいることが驚きだったんですね。

 2009年に、過度の期待は禁物を『合い言葉』に再訪したルスツで、わたしたちは初めてドルチェを利用しました。
 生キャラメルブームのさなか、ドルチェでは生キャラメルソース付きのホットケーキが紹介されていたので....。店内は広く、ソファの配置もゆったりとしていて、かつての第一印象そのままにいい感じでしたが、パンケーキは可もなく不可も無く...でしたっけ。時間のやりくりをしてでももう一度食べたい衝動にはかられませんでした。パンもクッキーもケーキも容器を持参して家に持ち帰りたくなるくらいに(ケーキはもちかえれませんけど)感動させられたことを思えば、少し残念というべき内容だったかもしれません。
 2度目の利用は、2012年7月。ノースウィングのコインランドリーで洗濯コースが終了するまでの数十分、一旦部屋に戻るつもりが、お茶にしようかと言うノリで、ドルチェ・インとなりました。

 夏休み前の平日の昼間、ドルチェは静かに営業してました。
 その時に私がオーダーしたのが上イメージ。洋梨のタルトです。3年前なら結構感激したに違いないおいしさでした。...わかりにくいですね。おいしさへの免疫ができて、感激が鈍ったということです。3年の間にルスツの食への期待や信頼が増した結果のことで悪い話ではないと考えます。

 勝手ながらの価値感で話を進めれば、ホテルのラウンジの必須条件は、利用のし易さです。優先順位は営業していること、くつろげる設え。で、コーヒやケーキ普通においしければいいんです。いえ、感激のおいしさは不要と言うわけではありませんが、でもケーキ目当てにゲストがおしよせて、並んで待って...なんてことになったら、快適さがそこなわれますものね。 
  ちょっと時間が空いたから、少し暖まりたいから、あるいは立ち話もなんだから...と、無計画で気分任せな利用が多いラウンジで、需要過多は禁物です。そういう意味では、ドルチェは良いくつろぎ空間の役割を担っている思います。もう少し賑わいは欲しいところですが、それは時期的なデメリットとしましょうか。(スキーシーズンはそれなりにゲストが出入りしていたように思います。)何しろすぐ側にはファストフード店が連なってますし、スカーレッツカフェではホテルメイドのケーキもパンも買えるわけで、ドルチェの需要は低くてやむなしでして、営業していること自体を評価すべきかもしれません。
  それでも、やっぱりもったいないとは感じました。銀紙を取って、クリームを添えるかソースをかけるかの一手間で、カフェやファストフード店とは一線を画したラウンジらしさを演出できそうなのに....フィンガーサンドイッチとかがメニューにあったらいいのに...と。
 ただ、一手間かけるために調理人が待機していられる状況ではないのは理解出来ちゃうのが現実。思い起こせば、3年前のパンケーキは焼きたて感の乏しさが仇になったわけだし、それよりおいしいケーキがあるんだから良いとしなくては、と納得して帰宅したら、なんと、ドルチェでアフタヌーンティーが始まったではありませんか。夏休みのピークが過ぎた9月と10月の期間限定企画だったようですが、3段重ねのプレートが使われた正式のスタイルで、プティフールやスコーン、サンドイッチが提供されていたようです。まだ口にしたことの無い(ルスツメイドの)スコーンとサンドイッチはもちろん、アフタヌーンティー企画で活かされたドルチェの雰囲気には興味がつきません。3段重ねのプレートが備品に加わったのであれば、企画は一過性のものではなく、今後も続けられるはず....、来期の利用の楽しみが増えました。(夏休み前の6月、7月も、ぜひにもやっていただかなくては!)


                                          12/11/06 

 

コスタ・テラッザ(ノースウィング) 朝食

 2012年6月、朝食営業中のコスタ・テラッザを利用しました。

 公式にはイタリアン・リストランテと紹介されている店ですが、グリーンシーズン、しかもピークを外すと、稼働している確率はものすごく低くて、これまで店内を見るチャンスが無かった店です。
そんな店だ、朝食営業しているのは予定外でしたが、たまたまの1日でした。別途宴会場を利用する大型団体客以外の個人ゲストで、オクトーバフェストのビュッフェまでの需要は無いと判断された結果の、コスタ・テラッザにで番が回ってきたようで、その日の朝はホテルエリアでコスタ・テラッザ以外の選択肢が無いというのが現実でした。

 朝食メニューは、飲み物と卵料理が選択できる洋食セットでした。
 和洋に時々中華も加わった何でもビュッフェの朝ご飯が主流になってしまった昨今、営業の理由はどうであれ(セットメニューでまかなえる程度の需要という意味では、喜ばしいことではないかもしれませんが...)わたしたちには、久々に落ち着ける環境での朝ご飯を、歓迎しました。
 卵料理は、目玉焼きを選択しました。作り置きのリスクが高いシンプルな料理は、ビュッフェではなかなか(おいしいものに)ありつけませんものね。
  付け合せはポテトとソーセージ。サラダの野菜はあいかわらずしっかりと味がのっていて、おいしかったです。 そして、籠盛りのパンと、自家製....かどうか確認していませんが自家製に思わせられる演出のジャムが2種。ヨーロッパのものとは傾向は違いますが、コンチネンタルだったとしでも満足できそうなパンのおいしさは、メロンパンやクロワッサンに限ったことではないわけで....これまで(ビュッフェではあとまわしになって)口にしていなかった種類のパンを、楽しめました。

 店内は細長く、通路を挟んで1列づつ縦に配置されたの席のスペースはゆったりしています。窓の外はノースウィングの館内、壁には、ベニスを連想させられる景色が描かれていて、本来のイタリ料理への興味もかき立てられました。夕食利用のチャンスには恵まれにくい状況はかわりそうもありませんが、昼食時にパスタフェアなどの企画を期待したくなりました。

                                          12/12/19 

 

 

 

 

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