画面のレイアウトが乱れる方へ

 

        
 
                               

 2017年11月中旬、6泊9日の日程で、ローマ市内を歩き回ってきました。

 17年振り、2度目のローマ観光は、かつてはミレニアム賑わいで近寄ることも叶わなかったサンピエトロ大聖堂の内部見学と、ベルニーニとカラバッジョの作品観賞を主なテーマに、聖堂巡りが中心となりました。

 メインロードから,興味のままにちょっと脇道へと地図を拡げた再びのローマ。
 風情のある石畳の道と、『7つの丘の街』ならではの坂道になやまされ、疲労を重ねながら、充足感で持ちこたえたような6日間でした。
 懐かしい店や味に触れて、呼び覚ました記憶に、新たな感激をきざみこんで、ローマ観光体験また少しだけ空白部分が埋まりました。

 乗ったはいいけど、降りる場所を判別できないトラム...、時間がきても開かない聖堂、気まぐれに利用不可になるので、あてに出来ないエレベーター、トドメは飛行機には余裕で預けらたトランクが重量オーバーで空港往復宅急便では預けられないという衝撃の事実に、「汗まみれ」との縁が切れない旅でした。...が、汗は乾いても、感動は乾かない!
 17年の歳を重ねた身には結構ハードな2度目のローマは、老後に振り返って楽しむ思い出を山ほどくれました。
                                   17/12/04 
   
 

  
 更新日  23/09/17    

飛行機を決める。要再考のはずが、お年玉価格に驚いて即決

 大阪から欧州へとなると、直行便の選択はほぼほぼ叶いません。さかのぼること5年前(2012年2月)にエミレーツを選択したのは、乗り継ぎ後も通してビジネスクラスを利用できることと、わたしたちには『はつもの』の総2階建て機種と、その座席レイアウトの隔離性の高さに興味をそそられたからでした。

 乗り継ぎ地ドバイの専用ラウンジの規模に驚かされ、ヒースロー空港の到着フロアにもエミレーツ専用の送迎サービス待ちあい所があることにあっけにとられ(そうと知らずに出口回りでお迎えスタッフをさがしまわりましたが...)帰路は、ヒースローのエミレーツ専用ラウンジから直接搭乗できる利便性に感激して...エミレーツへの評価は、思えば、初回利用のその時が最大値だったかもしれません。

 2度目利用のパリ行きでは、専用ラウンジはあるけど、時間になったらラウンジを出て、搭乗ゲートまで移動しなければなりませんでしたし、到着したときも、他者とおなじように、エミレーツのピックアプサービスのスタッフも我家の名前が書かれたボードを持ってミーティングエリアにいました。特別感は特になく...ただ、ドバイで新設されたゲートAが、さすがのA380航空機専用と言うだけあって....のすごさでして、出発ロビーの上階まるごとのラウンジにもAゲートの各搭乗口が ダイレクに繋がっているという、ラウンジと言うよりも専用出発ロビーのような仕様に,乗り継ぎの快適さだけでも利用の価値有りと信じたものでした。往路のドバイ〜パリのみならず、帰路のドバイ〜大阪便(A380ではない)もラウンジから直接搭乗でした。
 過去形なのは、一昨年、その根拠が崩れたから...。ドバイではラウンジから直接搭乗...どころか、まさかのバス移動、ボーディングブリッジなしのタラップ出現ですから,快適指数は天と地ほどの差がありました。

 決して座席が広いわけじゃないし....次からは...ど〜するという話が出るのも必然!
 ただ、ど〜すると言っても、その昔、エミレーツとともに候補に上がった航空会社は、関空発着便がなくなってたり、評価をおとしたりで、今は候補にもなりにくい状況で、成田経由、直行便となると,当日乗り継ぎのリスクがつきまとうし...と、とりあえずは1年くらい前から,エミレーツをはじめ、数社の公式HPをチェックし始めました。フライトスケージュールと、価格を他社と比較すべくのチェックでしたが、エミレーツは11ヶ月分しか日付選択ができないので、仮日程での検索で、表示される運賃は、過去3回の利用価格よりも高かったです。が、他者がエミレーツよりもお安いかといえば、そうでもないわけで、前後泊のホテル代や、国内移動のストレスをを思うと、結局、夜間に発って、昼間に着くというだけでもエミレーツ利用のメリットは捨て難いかな〜...という状態で、様子見チェックが続きました。
 12月になって、翌年10月までのカレンダーが表示されるようになり、決断のときも迫ってきたと感じていた1月3日、エミレーツからお年玉価格の運賃案内のメールがありました。
 気づいたのは夜で、受信から時間がたっていました。お得な運賃の案内は割とよく届くので、前回並み(70万円台)なら手を打つべきかなどと話ながら、予約画面に必用事項を記入して、提示された運賃にびっくり!関空〜ドバイ経由ローマ往復、2名ビジネスクラスが631,780円だったのです。少し前まで、80万円を大幅に超えていたので、即座には信じられず、次には初利用(ロンドン旅行)時の、やはり1月に60万円台の運賃が表示され、まさか、何か落とし穴がなどと検討している間に、完売になって(表示されなくなりました)10万円程高い運賃が最安値になってしまった悪夢を思い出しました。
 決めなくては! でも、一応条件だけは確認しなくては!
 焦りつつ理解したのは、獲得マイルがすくないことと、キャンセル不可のサービス価格だと言うことでした。マイルはどうでもいいものの、キャンセル不可と言う条件には抵抗感はありました。ただ、日程の変更は出来る様子だったので、吹っ切りました。

 ちなみに、出発前に公式HPをのぞいたところ、同じ行程で90万円前後、2017年12月現在は、80万円前半が最安値の運賃として提示されています。
 お年玉価格、あなどれません。
 エミレーツ利用の決めては、価格だったのでした。

                                             17/12/09 


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ホテルを選ぶ。ジャクジーバスにひかれて予算枠を拡大。

 17年前、わたしたちはエクセルシオールに宿泊しました。
 3泊以上の条件のディスカウント価格と4泊目は無料という...日本の窓口担当スタッフが、エクセルシオールでその価格はあり得ないと言わんばかりに驚いて確認してくれた超安値のプランを,日本語表記の無いエクセルシオール公式HPでを見つけたからでした。
 あり得ないプランは、改装工事期間で、かつ改装前の客室に適応されていたらしいことがチェックインしてから推察できましたが、わたしたちに提供された部屋は、ベットルームとリビングルーム、他にも独立した小部屋のある、スイートルームといっていい角部屋でしたから、改装済の室内と比較はできませんでしたけど、『当たり』には違いありませんでした。
(下記イメージ 17年前煮利用した客室ののベッドルーム,ホテルのロビー、客室のリビングルームの一部 現在の客室インテリアとはかなり雰囲気は違います。)



 でも、いまとなっては、あり得ないと思われた室料は、文字通りあり得ないわけで、もちろん、17年前の広さなど求めるつもりはありませんけど、問題はバスタブの有無なんですよね。エクセルシオールで、バスタブの設備表記があるのはジュニアスイートよりクラスなんですよね。デラックス、グランドデラックスと呼ばれる客室はバスタブに言及されていませんし、公表されているイメージも、シャワーブースだけ...あやうい。だからといって一泊10数万円のジュニアスイートに6泊するかという選択は、それこそあり得ません。しかも、これは有名大型ホテルではよくあることながら、某トリップアドバイザーのランキングも、決して高くはない...。

 それゆえ、ホテルのグレードを下げて、客室のグレードを上げるという、昨今の我家の基準で、ホテル探しを試みました。
 面白いことに、17年前に検討したホテルは、今回は候補にはなりませんでした。身の程を知ったと言いましょうか、自分たちにとって居心地のいい空間は、『一度は体験したい夢の豪華さ』じゃないことを、さすがに悟る年齢になったのでしょうね。
 星は3つか4つのホテルの、広めの客室...ジュニアスイートでも、無茶な価格では無いところをピックアップして、絞り込んで、のつもりでしたが、客室イメージ、室料、設備まで細かくチェックをしたのは10件程度だったでしょうか。
 ミシュランガイドとてらしあわせながら、某トリップアドバイザーのランキングで一定数以上の総評価があることと、悪い評価の割合を重視しましたが、ランキング上位の小,中規模ホテルのジュニアスイートやスイートの客室であってもバスタブが無い様子で、候補にキープできない『物件』が多くて、結局、それなりにポピュラーなホテルグループに属する3件の比較になりました。

 ラファエル、スプレンディド ・ロイヤル、ソフィテル...いずれも星は5個でしたが、室料は許容範囲でした。
 場所が近いスプレンディド・ロイヤルとソフィテルでは、ソフィテルが希望に合った(広さ、設備の)客室がなく、類似の客室があるラファエルと見比べて、バルルームの快適さに期待できそうという理由で、スプレンディド・ ロイヤルに一票となりました。

 スプレンディド・ ロイヤルでは、どのカテゴリーの客室にもバスタブは設置されているようで、グレードは室内の広さので決まる....なら、わかりやすいんですが...ジュニアスイートはmarble and bathtubs with showers combined. で、それよりも幾分お安いプレミアム・デラックスはPremium Deluxe Rooms with walk in shower and bathtubとなってるわけです。画像を見る限り、スーペリアもデラックスも大理石仕様のバスルームに見えますが、marbleの表記はジュニアスイート以上のカテゴリーしにか使われてないんですね。

 それはともかく、ジュニアスイートは大理石仕様のバスルームだけど、シャワーは独立していないってこと??
 加えて、文章の説明とともに併記されている、イラストと単語からなる記号で、ジュニアスイートにはHydromassage bathがあるので、悩みました。いわゆるジャクジーの類だとすれば、シャワー付きバスタブだけでは不自由です。いや、ジャクジーバスならシャワーブースが別にあるでしょと....安易に思えないのは、パリでジェットバス仕様のバスタブのみを経験してるからでして...髪を洗い、身体を洗い流して、それからお湯を張って泡ブクブク、あるいはその弱にしても、“裸の待ち時間”がストレスでした。
 で、テラス付きのジュニアスイートになると、marble bathrooms with Jacuzzi and separate shower cabinと、ハッキリとした表記があるので、なおのこと、テラスなしのジュニアスイートの設備表記に不安が残りました。
 公式HPの室内イメージも、バスルームはデラックスもジュニアスイートも同じイメージで、参考にもなりませんし....。
 この種のホテルは、同じカテゴリーの客室でも全く同じ仕様でないことはよくある現実とはいえ、ジャクジーがあるかないか、シャワーブースが独立してあるかないかの差は大きい。テラスは無くてもいいんだけど...と言いつつ、結局テラス付きのジュニアスイートに決めました。数十ユーロの差額は、室内の広さ(テラスある、無しで室内の広さはほぼ変わらず)にではなく、バスルームの快適さへの保険、ですね。
 予約時点で、に全額前払い、キャンセル不可、返金なしだと4割程安くなるプランもありましたが、さすがにリスク大。

 一人1日 7ユーロのCiTY TAXと、10%のTAT込み、15%OFFのプランで申込みました。

 予約完了後と出発数日前に、確認のメールが届きました。

                                             17/12/13 


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オプショナルツアーを申込む。回答の遅さにストレスを抱き、他コースとwifiは窓口を変える。

 17年振りのローマ観光のテーマの一つは、ベルニーニ。
  今になって思えば、なぜ17年前に重視していなかったのかが『我が家の七不思議』にもラインナップしそうな話ですが、今回はベルニーニあってこそ、決断した『再訪』とも言えるわけで、ボルゲーゼ美術館は外せない!と考えていたら、完全予約制、しかも一回の見学時間は2時間と制限付きになっていることがわかりました。

 わずか2時間...まあ、小さな美術館とはいえ、2時間かあ...と不足を抱きつつも予約の手続きを行おうとしたところ、チケットのみの予約とガイド付き(いわゆるオプショナルツアー)の予約がありました。チケットのみだとオプショナルツアーを取り扱っているサイト、カード会社のトラベル部門等、あるいは美術館の公式サイトからリンクしている予約画面での手続きも可能な様子でした。
 が、念には念を入れて、万が一のトラブルを回避して、確実な美術館観光を実現すべく、 我が家はガイド付きオプショナルツアーに申し込みました。少々の割高感は、『保険』として折り合いをつけ、申し込み完了時点で、一安心したのですが...。
 プライベートツアーで、催行条件に一定数が必要というわけでもないのに、申し込み受付のあと、数日たっても、『確定』の連絡が届かないじゃありませんか。
  サイト内利用案内にも、受付の自動送信メールにも空席確認後、予約成立の可否は72時間以内に連絡するとありましたし、過去、即成立とか2名から催行とかのツアーを申し込んできたからか、回答まで72時間もかかった記憶もないため、1週間後に痺れをきらして、問い合わせメールを送りました。
 すると、催行会社に早急に確認を取るので、少し時間を...からはじまり、美術館の回答待ち、引き続き回答待ち、なお、回答時期は不明
で、という内容のメールが5日間に4通届いたのでした。
  気になったのは
『弊社ではご予約の”リクエスト”は72時間以内にできるだけ回答するようご案内をしております。しかしながら、”リクエスト”が”仮予約”となった時点で、いつまでに手配するということはお約束することができず、通常はツアーの参加日前日までを目安に、ツアー催行決定次第順次、予約可否のご連絡をメールにて差し上げております。
今回は催行会社担当者より仮予約の理由として”手配に時間がかかるため。4日〜7日以内に予約可否の回答ができる見込みです。”とのご連絡を差し上げておりましたため、1週間での回答をご期待させてしまうこととなってしまいましたこと、お詫び申し上げます。(原文通り』の内容でした。

 4日〜7日以内に予約回答の見込みという話は、はなからなく、あくまで72時間以内というお決まりの案内を受けていたために、『遅すぎる』と感じての問い合わせでしたし、ツアー参加前日までを目安!!とは今更なに?というわけです。通常は72時間以内じゃないの?と....。
  しかもリクエスト手続き中、仮予約中のキャンセルはできないんですから、コトは深刻です。キャンセルポリシーで記載されている条件ですから、了解しての申し込みです、が、ほかは、案内されていなかったコトです。実際には、ツアー参加日前日まで決まらないなんていうことはないにしても、目安と明言されては、大人しく待ってはいられません。で、キャンセル不可で、回答はいつになるかわからないでは、困りますとは申しました。すると、いつころまで(こちらが)待てるかを知らせてほしいと....。
 この間、我が家では、平行して、ほかのルートで、日にちをかえての予約をも検討し始めていました。2時間だし...重複したら2回行ってもいいし....もっと確かな保険をかけなきゃ...という気分ですね。ただ、他社でも、例えば、申し込み先がいうところの催行会社に直接アプローチした場合でも、リクエスト受付後の回答に要する時間についてはハッキリと記載しているところはなく、また公式HPからのリンク先では我が家が希望している日にちまではカレンダーが表示されず、リクエストもできない状況で、どうやら美術館の予約が、利用日の*日前から等の制限がある様子と察することができました。オプショナルツアーを販売している旅行代理店でもいつから予約ができて...とか、把握していない(美術館からの回答時期不明...ですもん。)のが問題なんですが、それが、美術館の方がアバウトで、把握したくてもできないという話もないとは言えないので...問題を追求しても仕方がありません。ということで、10月10日、我が家では利用予定日の前月となる10月末まで待つことを、先方に伝えました。10日の時点では予約が確定できるところはありませんでしたし、待ちつつ、公式のリンク先予約サイトの状況をチェックするほかないかなと....。

 結論から言えば、予約サイトで我が家が利用予定日が選択できるようになったとほぼ同時期に、予約確定のメールも届きました。
 ボルゲーゼ美術館の予約は概ね利用日の1ヶ月前から受け付けられる....というところでしょうか。 最初からそう案内されていれば、抱くこともなかったストレスはそれなり...でして(何しろ、絶対行きたい美術館!でしたから)、別に検討していたアッピア街道観光のオプショナルツアーや、wifiの申し込みは、カード会社のトラベルデスクに一任しました。

                                  
                                             18/07/08 


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トラベル湯沸かし、圧縮袋を新たに購入。エミレーツ規格のキャリーバッグを購入をする。

 記憶が正しければ、アメリカの同時多発テロ事件のあと、空港でのセキュリティチェックが強化された時期がありました。
 
 時期が...というのは、いつの間にか強化以前に戻っている感があるからですが、 当時は国内線でもX線検査の通り口に横と幅(厚み)の規定のサイズが切り取られたベニヤ板が設置されて、機内持ち込みのバッグの大きさにも“融通”がきかなくなりましたっけ。板の開口部にちょっとでも引っかかれば持ち込み不可!預けてくださいといわれるからと、愛用のキャリーバッグのチェック前には、フロントポケットから、チケットホルダーやタオルハンカチなどを予め取り出して、厚みを最小限に保つべく、とりあえず前面を抑えたりもしてました。
 購入時は機内持ち込みサイズだったバッグなんですけど、ポケットが膨らんでると、ベニヤ板の門に引っかからないまでも擦れる...かもしれない状況がストレスでした。
 そのうちに、ひっかかりそうな荷物が通る際にはスタッフが板を上に持ち上げるようになり(この時点で厚みに融通が復活)、いつのまにかセキュリティ環境はもとに戻って、バッグサイズの数センチの差を気にすることもなくなりました。
 その頃から、主人もボストンバッグの重みの負担感がますようになり、機内持ち込みも(わたしと同様に)キャリーバッグにきりかえたほうがいいかもという話はでてはいたのですが、ソフトタイプで気にいるものがみあたらず、ハードタイプは道中使用品の出し入れが不自由との理由で見合わせてました。が、乗り継ぎがあるエミレーツは、機内持ち込みバッグを持ってして移動する時間が長いし、乗り継ぎまでの長い時間を快適に過ごそうとすれば手荷物もふえるしで、好みよりも体力消費の省エネ化を優先すべきと考え、久々にトラベルバッグの物色にでむいたのが、2016年春だったでしょうか。



 昔はサムソナイトのバッグでお世話になったエースの取扱い店で、目にとまったのが、エースオリジナルブランド、プロテカのハードタイプのキャリーバッグでした。ついに出てきた!という印象の、フロントパケット仕様のハードタイプで、ほとんどの航空会社の機内持ち込み規格に対応とのラベルが目立ってましたっけ。 
  これがいい!と思いきや、ほとんどの航空会社にエミレーツが含まれて ないのが問題!!! 
 幅(厚みですね)が25cm以内がほとんどの航空会社、なのにエミレーツは20 cm以下...5cmの差は、押してどうなるものでもないので、悩ましい...。かといって、幅20cm以下のキャリーバッグとなれば、縦も横も容量も小さくなって、ボストンバッグの代用にもなりませんし、フロントポケットにこだわっていられる程の選択肢もありませんでした。まだ1年以上先のことなので、エミレーツ航空がほとんどの航空会社の規格に寄り添ってくることを半ば強引に期待して、購入したのが、上イメージの黒のキャリーバッグ。ルスツ行きでデビューさせました。が、エミレーツの規格変更はないままに、1年経過してしまいました。
 機内持ち込み不可で、預けろと言われたら、その場で中身をボストンバッグに入れ替える(ボストンが余分な手荷物)という手もあるけど、その危険があるなら、最初から(これまでどおり)ボストンバッグで行くか...(購入したキャリーバッグはエミレーツ以外では活用できるので無駄になるわけじゃないし)と決めかねていたところ、出会ったのが、上イメージグリーンの最適サイズ!。
 百貨店内に出店していた(今は撤退)ビクトリノックスのショップ前にディスプレイされていたもので、幅の薄さがレアな商品でした。しかもフロント(プロテカのようにポケットとは言いにくい仕様ですが)開閉機能付きデザインで、色もきれい!他に赤、青、黒がありましたが、グリーンを選んで即買いしました。 
 上質な外観に必要条件を満たした完璧アイテム!ただ、使い勝手は、完璧には遠かった....。
 この厚みで、それなりの容量があるのは魅力でしたが、中を満たすと、重心の具合で自立に不安定感がつきまといましたし、横開きのフロントポケットは、プチ開閉での取り出しには不向きに感じました。もともとフロントポケットではなくクイックアクセスドアという名称で、内側の生地もファスナーで開閉できて、バッグ本体を全開閉しなくても中の物を取り出すことが可能という作りですから、わたし達が求めていた条件とは、ずれがあったということでしょうね。
  エミレーツにかかわらない場で活用することは、ほとんどなさそうというのが正直なところですが、実はエミレーツでも、幅20cm超のキャリーばっぐが(気づかにうちに規格が変更になったかと思うくらいに)普通に機内にもちこまれているたので、複雑ではありました。
 ビクトリノックスのカートは(使い勝手はともかく)気に入っている商品でしたから、 これならプロテカのカートで良かったかもねで済みましたけど、20cmの厚みの為に好みはさておきで購入していたら、ルールを守らんがためにものすごく無駄な出費をしたと苛立ったに違いない状況でした。
 エミレーツは実態にあわせて、機内持ち込み手荷物の規格の公表サイズを変更してほしいものですね。

 カートとは異なり、トラベル湯沸かしは、好みの入手はかないませんでした。
 保有していたのはサンヨーのトラベルポットで、20年以上前のもの、しかも、2015年のパリでは使っていない(客室に電気ポットがあったので)13年のパリでは使ったっけ?(ネスプレッソのようなメーカーがあって、カプセルタイプのコーヒーも紅茶も飲めたのは確か)というぐあいで、この先安全に使えるかどうかと思った瞬間に、いつ寿命を迎えてもおかしくないくらい古いものだと改めて認識することになり、電気ポットもコーヒーメーカーも客室には用意されていない様子のローマに持参するのはリスクが大きすぎるとの結論に至りました。ただ、新しいものを求めようとしても、同じものは....、しばらく探し回った後、もう製造されていない現実に向き合い、現時点で流通しているシリコン製ボディが折り畳めるトラベルケトルで妥協しました。ヨーロッパの硬水を沸かすと必ずポットに内部に付着するカルキの除去を主にする手入れには、素材も形状も 昔のものはよかったよねの一言につきますが、仕方ないですよね。

 新たに補充した圧縮袋は、時代が変わっても原理はかわらず、新しい分、よく役立ちました。

                                              18/10/30 


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