東京ディズニーランドホテル 
ディズニーブランド第3のホテルは、リゾートライン東京ディズニーランド前の駅舎をはさんで、ディズニーランドと向かい合う位置に、華やぎを放って在ります。向かい合うと言ってもパーク側に面した部分はバックグラウンド、車寄せのあるメインエントランスは、反対側になるので、JR利用だと通る機会がありません。
イメージ中央、アーチ型の大きな窓の下にある入り口から入ったわたしたちは、一瞬自分たちの居場所が把握できなくて、左右を確認、右にショップとビュッフェレストラン、左にレストランと....奥にどうやらディズニーショップ、もう少し奥まで確認すれば双方にエレベーターを見つけることが出来たのですけど、手荷物も(ウェルカムセンターで預けて)ありませんでしたし、無難に正面の階段を上りました。正面踊り場にアリスのタイル画、左右の踊り場にもアリスゆかりの画が配された、結構段数のある階段です。上りきったところがロビーフロアで...3階でした。
パーク側エントランスが1階なので、
階段が長いはずですね。
今回、チェックイン(とエクスプレスチェックアウト)の手続きはウェルカムセンターで済ませたので、ホテルのフロントデスクにはいちども立ち寄るこなく、館内案内を受ける機会もありませんでしたが...機会があったとしてもそれはロビーに到達した後のこと、ベビーカーやキャリーバッグを抱えて上り下りするゲストを5日間通じてしばしば見かけましたから、エレベーターの探索以前に目の前の階段に誘導されるゲストが多いということでしょうね。
ちなみにチェックイン手続きを終えているわたしたちの荷物は、発送したトランクも預けた手荷物も客室内に運ばれていました。
わたしは方向音痴でして、位置関係に関しての学習能力が低いせいもありますが、この後、客室のすぐ側に見つけたエレベーターを利用したところ1階まで下りることができたものの、戻ろうとするとくだんのエレベーターが見当たらず、階段でロビーまで、ロビーのゲージエレベーターで客室階へと(異なるエレベーターです。)いうことを初日は繰り返しました。
もっとも、1階のエレベーターは客室エリアを通っていますから、いきなり利用してたら、今度はロビーラウンジ(アフタヌーンティーで利用)を見つけるのに、苦労したかもしれません。
滞在中はすべて(車で訪れたゲストも)のゲストが利用するのが1階エントランス、実際階段がロビーへの最短距離ですが...遠回りしてもエレベータが必要なゲストもいるわけで、スタッフ不在の1階エントランスの分かり易い所に案内表示が無いのは、ちょっと不親切な印象を受けました。(朝はベルパーソンが登場。)
標準タイプのスーペリアルームはミラコスタのそれよりも少し広め。アルコーブタイプではない部屋をえらんだところ、予想通りにちゃんとソファーがありました。
このソファーが意外と(背もたれなど)高さがあって、最初の一歩では圧迫感がありました。
ヘッドボードに支柱のあるベッドには、全体を覆うベッドカバーはありません。下の部分のみに軽いカバー....真っ白いコンフォーターが常時むき出なのは、国内外のホテル滞在で初めてで、これは、部屋でくつろぐ分には、割合に落ち着かないものだと思いました。腰をおろす、荷物を広げるなど、むき出しだとすぐに使用感が目立ってくるんですね。薄手のものでもカバーが欲しいところです。
テレビはさすがに地デジ対応、液晶薄型タイプが設置されていました。テレビ台を兼ねたキャビネットの幅も薄くなり、その分空間が広く使えて嬉しい...のですが、当然ながら引き出しの奥行きも狭まりました。荷物の多い我が家は今回4泊.....収納スペースがミラコスタよりも少ないのは痛手でした。おまけに、一番上の引き出しの片方が...なんと!そのまんまセーフティボックスになっているではありませんか。ただでさえ少ない収納スペースになんてことを!と、最初は驚きましたね。ところが、これが意外なヒットアイテムだったのです。
(ロッカールーム内の壁に埋め込まれたタイプよりも)出し入れがしやすいのはいうまでもありませんが、内部が見極めやすく、ものも安定した状態で置くことが出来ます。そもそも『そばの引き出し』なので、開け閉めが手軽です。貴重品に限らず,置き忘れて探すことになりがちな小物の収納にも便利ですし,ありがたいことに、内部にはコンセントまで整っていました。携帯、パソコンなどは、セーフティボックス内で充電できるというわけです。
そうそう、ある意味では一番の貴重品と言えるパソコンが平に収まるというのが、嬉しい驚きでした。もちろんサイズ制限はありますけど、一般的に持ち歩くに適したサイズに対応ということで....結果、引き出し仕様のセーフティボックスは、ディズニーランドホテルならではの高得点ポイントとなりました。
ま、安全面で考えれば、壁埋め込みタイプよりはリスクがあるんでしょうけどね...あ、あたりまえですが、引き出しはキャビネットからはぬけません。『破壊行為』に対しての比較の話です。
我が家は、
すごく気にいりました!
そして、わたしが評価したもう一つが、独立してあるメイクスペースでした。
アンバサダー、ミラコスタ(の標準客室レイアウト)との最も大きない違いは、7年前からわたしが抱き続けていた不自由を解消してくれました。腰掛けてドライヤーが使え、またそこを占有して朝の身支度が出来るというのは、ありがたい!
通常、ホテルのスタンダード仕様のゲストルームには鏡が架けられた壁向きにデスクがおかれてることが多く、そこが便利スペースになるわけですが、ディズニーホテルの場合は、デスクがないんですね。
かわりに、 キャビネットがある....。壁に書けられた鏡の前には(例えば化粧道具を置いておけるような)棚も台もない....洗面所が独立してるので、場所がないというではありませんが、洗面所では座れないのでね...椅子を持ってきて座っても、鏡の高さが違うし、快適とはいえません。でも、足はだるいわけです。パークで遊び疲れた後で、部屋の中でまで立って何かをしたくない...で、だんだん雑になる....髪は、まあ、寝てる間に乾くから、タオルドライでいいか、てなものです。
今回、
わたしは7年目にして鏡を見ながらゆっくりとドライヤーを使いました。楽でした!
鏡とスツールだけのちょっとしたスペースですが、あるかないかの差が大きいコーナーだと思います。おまけにランケーブルも導入されて、インターネット環境も申し分なし!
シーとの抱き合わせで考えればミラコスタの立地は他に代えがたいものがありますけど、ホテル自体の快適さは、ディズニーランドホテルが数歩リードしていると感じました。
洗い場つきのバスルーム、独立したトイレなどはこれまでと同様。
バスルーム床のタイルサイスが小さくなってるので、滑りにくさUPの効果が期待できますし、洗面器も小振りになりました。見栄えはともかく、利用のし易さという視点では
改善されています。ナイトウェアは、肌触りのいい素材のパジャマタイプ。ロングサイズの上着は、ローヴ型よりも着ていて安定感がありました。
ルームサービスのメニューは(ミラコスタよりも)充実してて,日本食はいい味付けでした。
館内のメインダイニング(カンナ)も、カテゴリーにこだわらないオリジナル料理はどちらかと言えばヘルシーな仕上がりで我家好みでした。プライオリティーシーティング対象レストランなので、ランドで過ごす日のお昼にも使い易い店だと思います。ただ、テーブルサービスのレストランはカンナ1件だけ、もう1件はビュッフェスタイル(基本)です。そして、こちらが唯一の朝食レストランなのでした。
プライオリティーシーティング対応の朝食営業レストランはかなりの席数がありますが、食事を終えて出てきた時からパーク・インのためにホテルを出る時まで、順番を待つゲストの列は長くなってました。客室数が多いだけに、1件しかないレストラン(ロビーラウンジは特定客室利用のゲストを優先)での朝食がストレスになりそうですね。だからでしょうか、ショップでは朝ご飯代わりになりそうなものも取り扱われていました。
4日のうち、わたしが朝食にレストランを利用したのは、前半平日の2日だけ、後半は前夜にイクスピアリで調達、室内ですませました。
週末はパークの開園が早くて、レストランを利用するには時間的な余裕が無いと判断しての、当初からの予定でしたが、余裕があっても連日利用は...どうでしょう?パンもおししいし、和洋の品数も充分ですけど、ビュッフェですからね、かわり映えはしないんです。3回よりは2回、それよりは1回の利用にとどめたほうが、好印象が持続するものだと思います。
ミラコスタで7年間慣らされた故に、新鮮さがないのが残念と言えば残念でした。
そういえば、ブラッドオレンジジュースはありませんでした。パンナコッタ...も多分、日にち次第のアイテムではなく、無いのでしょうね。利用日に限って言えば、朝食ビュッフェは、ミラコスタのラウンジの方が特色が活かされている気がします。こちら(シャーウッドガーデン)はオチェーアノタイプですね。
ディズニーランドホテルはディズニーランドに 近いとはいってもパーク内に立地しているわけではなく、ミラコスタのような宿泊特典はありませんが、ディズニーランドホテル開業を期に、ディズニーランドエントランス中央部分の一部が、ディズニーホテル宿泊者専用ゲートとして一般客から隔離されました。(開園後の混み合う時間がすぎれば、柵もとりはらわれて区分はなくなります。)
ホテル一階のエントランスを出て、まっすぐ、リゾートラインの駅舎の下をくぐり向けた先が専用ゲート....(ここで宿泊者専用利用券を回収)冊の外側とくらべてあきらかに密度の異なる一角で待機できることが、宿泊メリットです。ディズニーランドホテルに限らず、ディズニーブランドホテル利用の特典ですが、なんといっても近さがメリットです。
参考までに、金曜日の朝は開園15分前に出て、開園から5分あまりで入園完了、翌土曜日は開園時間を10分ほど過ぎていたために、専用ゲート前に列はなく、待ち時間はゼロでした。驚きの『特典』です。
同時開園ではたとえ一番に入園できても園内で遅れをとるのがあきらかなので、早朝ダッシュの気合いもなくゆるゆると過ごせる割には、(悟りと諦め)本格的な混雑の前にファストパスくらいは取ることができるんですね。
一足早くのパーク・インこそできませんけど、その一足のために1時間まえからホテルのロビーで並ぶことを思えば、ランドの専用ゲートはこちらの負担が少ない特典だと感じました。
我家が利用した客室からの眺めは手入れの行き届いたガーデンとボンボヤージ方向、25周年バージョンのリゾートラインが近づいてくる様子も楽しめました。
1階
エントランス左手置くにあるグッズショップは23時までオープン。
外に面した出入り口もあるので、パーク帰りのゲストの利用も多そうです。
09/01/23 
二人で利用するのだからベッドはふたつで充分。
アルコーヴベッドよりもソファを選んだ前回から約半年後、バケーションパッケージのリゾートガイドツアー付きプランには自動的にアルコーヴルームが付いてきました。
部屋の広さは上記スーペリアルームと同じ(公式HP公表)ですが、たまたまアコーヴベッドがキャビネットよりも手前(入り口寄り)のレイアウトだったので、少し印象が異なりました。くぼみに収まっているうえに窓やテーブルからも離れているせいか、ちょっと腰をおろしてくつろぎというには違和感のがあるではありませんか。
隣室は
キャビネットとの位置が入れ替わっているはずで、そうなると、なんとな〜くの閉塞感は緩和されるのかもしれませんが、マットも固めで、やはりベッドはベッド、(ベッドとしては)使わなない時はソファ変わりになるかといえば、微妙....でしょうか。
でも、アルコーヴベッドは、広いのでした!まあ...ベッドですから。ソファの背もたれのクッションがなくなった感じ以上に奥行きがあります。サムソナイトの特大サイズのトランクをひろげてることができるくらいの余裕で....実はこの高さにトランクを置いての『作業』は、床でよりもベッド上でよりもず〜っとラクなんですね。
我家の場合はトランクの中味は全て客室内の所定の場所に振り分けてしまうのが常ですが、アルコーヴベッドに荷物置き場としての理想形を感じました。カラッポにしたトランクはもちろん部屋の隅に立てておきましたけど、滞在中に増えてくる土産物を始め、園内必要グッズ入りリュックやバッグ、上着など、使用頻度が高くてしまい込む間がないアイテムは全てここへ....。三方を壁で囲まれたスペースは、少しぐらいの乱雑さなどものともせずに包み込んで、お陰で室内はスッキリ。快適空間が維持できました。
そして、もうひとつ、アルコーヴベッドの下が容量タップリの引き出しになっているのが見逃せないメリットでした。
そんなに収納スペースがいるの?と思われるかもしれませんけど、いるんです!
メイクスペース、薄型テレビ(キャビネットも薄型)、引き出しに設置されたセーフティボックスなど、ミラコスタよりも使い勝手が良くなった部分は同時に収納スメースが少なくなった部分でもあるわけで.....前回のスーペリアルームでは、それが唯一ミラコスタに劣る室内環境だったのですが、アルコーヴルームではその問題がアッサリとクリアされてしまいました。
右イメージは清掃後の客室内に現れたた、アニマルフェイス。1枚のタオルハンカチと輪ゴムで形作られていました。
目もしっかりと型押しされていて、
ニンマリした表情がなんとも言えず、スタッフの遊び心に癒されました。連れて帰って3ヶ月、今も我家で、シュタイフ生まれのダッフィーの横で笑っています。
09/08/29
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