画面のレイアウトが乱れる方へ
これからユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行く計画をお持ちの方、計画はなくても、取りあえず情報だけは得ておきたいとお考えの方を対象にしています。
 体験をベースに主観を交えたUSJの印象と少しばかりのアドヴァイスを御覧下さい。
おことわり
  情報は2001年5月1日の体験をベースにしています。
  今後、変動があり得ることを御理解のうえ、お役立て下さい。
 
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バックドラフト(サンフランシスコ・エリア)

※ 映画概略 ※
 火災現場で活躍する消防士の姿を描いパニック映画、という記憶がありましたが....実際には、兄にはかなわないからと、放火犯罪捜査官となった弟が連続放火殺人事件に直面して...という犯罪がらみのストーリーがあったようです。
 スト−リ−展開は、残念なことにほとんど思い出せません。火災シーンの迫力が印象に残る映画でした。



 アトラクションは、部屋を移動しながらの3つのステージで構成されています。
 最初の部屋で、“バックドラフト”と呼ばれる現象についての説明がありますから、映画も何も知らなくても、問題はありません。2番目のステージでは、映画に使われた特殊効果のことや撮影秘話などを、映画の出演者がスクリーンからゲストに語ってくれます。映画を見ていた方が、興味を持ちやすい話ではありますね。ただ、直接ストーリーに係わるものではありませんから、ストーリーを全く覚えていないわたしも、退屈はしませんでした。
 最初のステージも次のステージも、大火災の恐怖を体験をする最後のステージへの準備のようなもので、この段階で、ゲストは火の恐さを頭で理解するわけです。そして、最終ステージで、“バックドラフト”現象の疑似体験.......。といっても、化学工場を模したセットの中で、爆発、炎上する火は本物ですから、まさに息を飲む迫力です。
 正直なところ、最初テレビ等で紹介されているのを見たとき、火がリアルだなあと感心したわたしは、本物だよと聞かされてもなお、「え〜?」っという気分だったので、本気で驚きました。熱かったです!

 非常に新鮮で、刺激的なアトラクションでした。

 ところで、ゲストは3つのレーンに分かれて部屋を移動していくのですけど、ステージは進行方向に向かって右手、つまり一番右のレーンが一番前になります。
 レーンには段差があって、(前のレーンのゲストは視界のジャマにはなりませんから)スタッフの言葉を借りればどのレーンを進んでもアトラクションは同じように楽しめます。けれど、あくまでも同じようにで、同じではありません。
 右のレーンの1番前でてすりを掴んでステージに向き合いたいのが人情で、定員の半分くらいが案内された時点で、3つのレーンの内の前(進行方向に向かって右)のレーンは埋まります。その後は中か後ろのレーンを進むしかないわけです。
「あ、わたし、次ぎの回でいいですから...。」と、目的を持った譲りあいが認められるかどうか試したことはありませんが....ものは考えようで、前のレーンで人の後ろに立つなら、後ろのレーンで人の前を確保した方が見やすいことも事実です。(ひとつのレーンは3人くらいが通れる幅があります。)
 ただ、レーンの最前列に固執しすぎると、次のステージへの移動に遅れをとって、クライマックスの最終ステージを端の方で見ることになりまねませんから御注意を! 
 5月は後ろのレーンの最前列で手すりを話さずに進んだわたしたちは、最初はキッチリど真ん中で、次の部屋に入った時は真ん中よりもステージに向かって大分右より(つまり、列の後ろの方)になって、肝心のクライマックスは相当に端の方になってました。移動は早めに! レーンの中ではキッチリと列ができているわけではないので、より早く次の部屋に入った方がいい位置を確保できる可能性が大きいということですね。

                                     01/12/31 



バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド(サンフランシスコ・エリア)

※ 映画概略 ※
 高校生の主人公が、友人の科学者が発明したタイムマシンの実験に立ち会っている最中に、トラブルから30年前にタイムスリップ。青春時代真只中の両親と出会ってしまって....というSFコメディです。
 第2作は未来、第3作は西部開拓時代とタイムスリップの時代がかわりますが、そのつもりでタイムスリップする続編と違って、第1作は、ハラハラドキドキの連続で、やはり1番楽しめる気がします。 もとの世界に戻れるかどうかというラストシーンの緊迫感が忘れられない手に汗握るコメディです。(続編は結構お気楽なコメディと言っても、いいかと...。)


 アトラクションに臨む前にゲストが理解しておいた方がいいのは、映画のストーリーよりも状況設定でしょうか。
 アトラクションに映画の主人公は不在です。主役はわたしたちゲストというわけですね。
 ゲストがかかわる映画と共通のキャラクターは、タイムマシンの発明者であるドクと不良少年のビフで、ビフがドクを研究所に閉じ込めてタイムマシンでおでかけ(?)しっちゃったので、動きのとれないドクのかわりにビフを連れ戻すように頼まれたゲストが、8人乗りの新型デロリアン(自動車型、タイムマシン)に乗り込んで、過去から未来へとビフを追いかけるという設定になっています。
 スクリーンに連動して乗り物が動く、疑似ジェットコースターのようなもので、ビフの事を忘れても十分に楽しめますが、一応、ゲストの目的は、ビフが歴史を変えてしまうような悪さをしないウチに捕まえるということなのですね。

 乗り心地としてはTDLのスターツアーズに似ていますが、あちらが1部屋数10人の単位に対して、8人乗りの自動車で、スクリーンも大きい分、こちらの方が迫力があるかもしれません。
 ただ、8人乗りのデロリアンですが、席の配置は前後に4席づつなのです。前列では、スモークで視界が遮られたり、ドクがモニタ−ごしに騒ぐのが見えたりしましたけど、後部座席も同時かどうかは分かりません。同じだとしても、他人の後ろ姿が視界に入る後部席よりは前の方に座りたいのが人情ですね。

 8人1組みになったゲストは、最初に小部屋に通されて、ドクからの状況説明(たいへんだ! 悪いビフがタイムマシンを盗んで行った! 閉じ込められた〜!)を受けた後、ビフを捕まえるように頼まれる(ど〜したらいいんだ! ...そ〜だ、君たちがいるじゃないか! 頼む。ビフ連れ戻してくれ〜。)のですけど、その部屋に入る順番よりも出る順番がデロリアンの席選びに影響します。
 入り口とは違う出口を見極めて、出口の前を確保していれば、最初に出て好きな席に座れますが、先を争って出ようとするのはお互い様! しかも、ここが開くと検討をつけたのと別のドアが開いたりしたら、大きく出遅れますね。出遅れた時点で、(今回は)仕方がないと諦めることができる方はいいとして、それでも前の席に望みを繋ぎたい方は、人が奥につめるのを待たずに、素早くデロリアンの反対側に回って乗りましょう!
 これは“ずる”でも何でもなくて、デロリアンは左右、前後の4ケ所から2人づつ乗るのが基本です。小部屋にも4ケ所から乗るように矢印の付いた平面図があるのですが、ほとんどのアトラクションが、乗ったら順番に奥につめるようになっているせいか、ココでも前後の片面から4人が順番に乗ることが多いようです。
 5月に、わたしたちは先のふたりの後にピタっとついて、前座席に座りましたが、12月にはピタっと付けなかったので、反対側から乗り込みました。先に乗ったゲストがつめるスペースがなくなったので、わたしたちよりも早くに部屋から出たゲストは、前座席がなくなって後ろに回っていましたが.....でも、これ、本当に“ずる”じゃないから、出遅れた場合は素早く動いてみてください。

 ただ、前に座った場合は、ひたすらに前だけを見ていてくださいね。キョロキョロすると、視界に隣近所のデロリアンがた〜くさん入ってきて、現実に引き戻されます。後部席の横は覆われているので、見ない方がいいものは見えないようでした。

                                      02/02/04 



アニマル・アクターズ・ステージ(ウェスタン・エリア)

 
システムを十分に理解しないままに、どさくさにまぎれてもらってしまった(アトラクション予約の話参照)ジョーズのの指定時間まで、多少の時間はあるのだけれど、他のアトラクションを消化するほど十分な時間はない、という状況で、予約も良し悪しだわねと言いながらブラブラしている時に呼び込みにあったのがアニマル・アクターズ・ステージです。
 開始時間が決まっているショーは、ロスタイムが多くなります。混雑覚悟で訪れたこの日は最初からショーを楽しむことは諦めていたのですが、ウォーターワールド同様に、いいタイミングで通りかかりました。
 「まだ、まにあいますよ〜。」と目が合ったスタッフに終了時間を確認すると、まさに理想的なスケジュール
だったので、スタッフに引率されるかたちで中に...。

 ちょっと驚いたのは、ショーは既に始まっていたことです。
 わたしたちと、やはり呼び込みに掴まった10名ほどのゲストは、劇場に遅れて入る迷惑な人たちの気分で、静かに静かに、後方(会場はすり鉢状で、ステージは前方低い位置にあります。つまり、出入り口から近い場所が後方)の空いている席に腰をおろしました。

 登場する動物は、鳥、チンパンジー、コリー犬など。
 ユーモラスなトラブルも含めて、スタッフとのコンビネーションもバッチリで、楽しませてくれますが....一番笑えるのが、スタッフも困った様子の予想外(のように見える)トラブルでした。動物達の予期せぬ暴走、と言ったらいいでしょうか。
 ただ、それが本当に暴走なのか、暴走のように見せられたものなのかは、2回目を見ないとわかりません。
 とにかく、はじめは予備知識なく座った方がいい、ということは確かなので、かわいいアクターたちの演技については、ここで言及しないのが礼儀かと思います。

                                     02/05/03  

                                             
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