画面のレイアウトが乱れる方へ
これからユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行く計画をお持ちの方、計画はなくても、取りあえず情報だけは得ておきたいとお考えの方を対象にしています。
 体験をベースに主観を交えたUSJの印象と少しばかりのアドヴァイスを御覧下さい。
おことわり
  情報は2001年5月1日の体験をベースにしています。
  今後、変動があり得ることを御理解のうえ、お役立て下さい。
 
  他のUSJ情報へのアクセスは、USJリストをご利用ください。

園内で...(アトラクション予約の話)

 
5月1日はカレンダーの上では平日ですが、オ−プン後初の大型連休の谷間になるわけで、常識的には混雑に対する覚悟が必要です。帰省という別の目的がなければ、この時期にUSJには行かなかっただろうわたしたちの理性は、今回は雰囲気に浸るくらいのつもりで、と囁いていましたが、本音はまた、別のところにあるものですね。
 
その本音が小躍りしそうな耳寄り情報を、最初に届けてくれたのは大阪在住の義父でした。なんでも、最初にアトラクションの予約をして、それから園内を逆方向に回るのがミソだというのですね。予約ができるなんて便利、とはいえ、テレビで言っていた情報ということで、多少の不安定要素は感じていました。団体ツアー用のシステムじゃないかとか、レストランの予約と勘違い(お義父さん、ごめんなさい。ちょこっと疑っちゃいました。)しているかも...と。
 実際には、義父母が録画してくれていた特集番組では、裏技として義父の話と同じことが語られていました。つまり、園内18のアトラクションの内、5つのアトラクションに限っては時間指定の整理券が枚数限定で配られるということ、入場したら手前のアトラクションに取り付く人を追いこして先に進み、奥のアトラクションから入り口付近のアトラクションへと(逆方向?)いう順序で回るのがお勧めということです。 回り方はともかくとして、アトラクションの予約制度は貴重な情報です。これはUNIVERSAL EXPRESSというサービスのようで 公式ガイドブックの末尾でも触れられてはいますが、詳細はクルーまでというだけで...地元のテレビ特集はやはり頼りになるものだと喜んだのでした。
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 5つのアトラクションというのは、ジョーズジュラシック・パーク・ザ・ライドアニマル・アクターズ・ステージバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド、それにE.T.アドベンチャー、と聞けば、とにかく先に1時間置きくらいの時間差で予約券をもらって(番組では希望の時間の予約ができると言ってました。)、その合間に他のアトラクションを回れるようなら回ろうと計画しましたが、これが、甘かった...。

 当日、右回りに進んでジュラシック・パーク・ザ・ライドを目指したわたしたちは、そこに並ぶのではなく、
まず、予約券を確保しようとしていたわけですが、ジュラシック・パ−クの少し手前のアミティ・ビレッジジョーズに掴まってしまいました。

 巨大なジョーズが逆さずりになった(右イメージ)すぐ側でアトラクションの予約券が配られていたんですね。発券所の回りではスタッフが「ただいま、12時から1時までの予約になります〜。」と声を張り上げていました。
 うわ、もう12時だって! ジュラシック・パークが心配だけど、もらえるものは先にもらっておかなくては、というノリでわたしたちはジョーズの予約券発券所に並びました。前にいたゲストはわずか数名です。予約券を配るスタッフからは「スタジオ・パスを御用意ください。パス1枚につき予約券1枚です。」という案内が....。
 パスパスパス、予約券をもらうのに必要なのはスタジオ・パスです。
 
 話が前後しますが、JRで購入した前売り券は、当日に入場券に引き換える必要がないので、ゲートへ直行ということになります。このゲートでスタッフからテレフォン・カードよりもひとまわり大きいサイズのカードを渡されたのですが、スタジオ・パスというのはこのカードを差すようです。ようです、というのはカードにはロゴマークが印刷されて、子供、大人、シニアの年令区分などが明記されていますが、表にも裏にもスタジオ・パスという表記がないからなのですね。
 そもそも、USJのチケットは園内のアトラクションは全てフリーの1種類だけ、ということは、園内にいるゲストはいちいちチケットを見せる手間がないはずなのです。なんでこんなものを渡されるの?と思って裏を見たら、再入場の時に必要とのこと。自分たちにとっては(おそらく、大半のゲストにとっても)不要なものだわと考えていたら、思わぬところで提示の要求がありました。なんであれ、いただいたものは、保管しておきましょうね。

さて、わたしたちは、どこへやったか曖昧なスタジオ・パスを大慌てで探しだして、スタッフに提示。
 スタッフはパスの裏にジョーズ、12:15という判を押して、予約券(EXPRESS Passという名称)と一緒に返してくれました。予約の時間は、希望を告げる間もありませんでした。それはいいとして、ショックだったのは、さあ、ジュラシック・パークへと歩み出したわたしたちの背中越しに聞こえたスタッフのアドヴァイスです。「こちらは、ジョーズの予約になりま〜す。アトラクションの予約はお一人さま、1回に一度になりま〜す。
 これから、残り4つのアトラクションの予約に向かおうとしていたわたしたちは、思わず足を止めました。
 どういうこと? とスタジオ・パスをひっくり返しても、予約に関しての説明はありません。実はFXPRESS Passについては入場時に「一部ずつおとり下さい。」といわれた内のひとつ、SHOW SCHEDULEの裏を見なければいけなかったのですね。そこには、どのアトラクションで予約ができるのか、予約に必要なものは何か(スタジオ・パスですよ。)というようなことと一緒に、次のように書かれています。
 UNIVARSAL EXPRESSパスは1回に付き1つのショ−及びライドの予約しかできません。また、そのパスを使い終わるまでは次の予約はできません。(オレンジ部分引用)
 つまり、わたしたちは12時15分からのジョーズを終わってからでないと、他のアトラクションの予約はできないというわけです。それが分かっていたら、ジョーズには引っ掛からなかった、と騒いでも後の祭り!
 お昼を過ぎて、余っている予約券があるかも、なんてこと、だれが期待できるでしょう。
 結局、わたしたちは、自分たちにとっては優先順位の低かったアトラクションの予約を早々と済ませて、どうしてもはずしたくないアトラクションに、ただひたすら並んだのでした。...行動を起こす前に、ガイドを熟読しなさいという教訓でしょうか。ゲストの立場から言えば、チケットの購入時にこの種の情報は欲しいものですね。うらめしい気分で付け加えれば、テレビの特集番組は、思い返してみても『勘違い』しそうな説明でした。
 裏技、だから、簡単にしか報道できなかったのでしょうか?

 ついでに言えば、この日のジョーズはシステムトラブルの為にお昼前から1時休止でした。
 この話は、「アトラクション詳細」で、あらためて。

                                    01/06/13  


園内で...(お土産の話)

 USJの地元にあって、天気が良さそうだから明日行こうか、と言える方はともかく...汽車や飛行機に乗って来たからには、お土産も買わなくてはなりません。これが結構な手間なのですね。
 自分用のものだけなら、時間切れで買い損ねても、その分遊んだんだからと納得して、落ち着いてから、後悔すれば済むことですが、ここに義理土産が絡んでくると、落ち着く間もなくパニックに陥ります。御近所、か友達へのお土産ひとつ買う間がなかったなんて言い訳は、自分の楽しみを最優先したと言うことで.....本当はそれで良いはずなのに、不当な後ろめたさが付きまとうものです。日本的なおつき合いの週間で、義理土産に奔走する方は多いですよね。
 例にもれず、わたしたちも御近所に一声かけて出て来ましたし、主人も連休谷間、1日、2日、は休みを取っての帰省でしたから、お土産は必須事項でした。でも、遊園地で遊ぶ時には手回り品を最小限に、が原則です。
 第一、TDLもそうですが、ボールペン1本、キ−ホルダ−ひとつにも惜しげもなくつけてくれる袋は、オリジナルの模様がプリントされて、サイズもいろいろ揃ってはいますが、作りや強度はいたってちゃちなものです。抱えて持てばクチャクチャになるし、握って持てば、そのうち底が抜けそうな....。どちらにしても、これでは不便、ということで、多くのゲストが有料の手提げ袋を買うことになるのですが、この手提げは1番小さいサイズでもアトラクションの乗り降り(乗っている最中も)の際には、めいっぱいジャマになる大きさなんですね。
(右イメージ、有料の手提げ袋と色によって大きさが違う紙袋)

  だからこそ、だれもが帰る直前にお買い物をするわけで、閉園前のショッピングエリアは大変なことになります。
 TDLで遊んでいた数年間は、いわゆる地元だったわたしたちは、人様にあげるお土産を買った記憶はあまりありませんが、毎回、この人ごみには係わりたくない、と思って園を後にしたのは覚えています。
 同様の混雑が予想されるUSJで、当初、わたしたちは、配るお土産は大坂土産でもいいかな、という気持ちでした。 少し早めに切り上げれば、自分たちのTシャツくらいは買えるだろうと....。
 ところが、最初のアトラクションに、ジュラシック・パーク・ザ・ライド を選んだために、お土産よりも面倒な記念写真を手にすることになってしましました。例の、TV等でよく紹介されている、水しぶきを上げて落下するシーンの記念写真です。全体のものと申し込み者のUP部分との2枚が台紙に張られて渡されます。(TDLスプラッシュ・マウンテンと同じですね。)今もらっても困るので、預かっといてもらえませんか?と尋ねていたおばさまがおいででしたが、(スタッフの返事は聞こえませんでした。)本当にね、困ってしまいました。
 主人のリュックだと間違いなく曲がってしまうし、わたしが便宜上下げていた袋にはカメラや当日もらったパンフレット、水滴がついた200円の合羽などがグチャグチャに放り込まれているわけですから...。

 仕方なく、わたしたちはコインロッカーを利用することにしました。
 時間はまだ、9時前(だったはず)でしたが、既に気温も上がり始めていて、家を出る時には必需品だった上着も、脱ぎたくなっていましたし、リュックの中の傘も不要だろうということで.....。
 コインロッカーはパークの中には1箇所しかありません。ゲートを出てすぐの場所に2箇所ありますが、利用しやすいのはもちろん、パーク内のものですね。ゲートを通ってすぐ右手、ハリウッド・エリアの土産物店が連なる手前にあります。
一旦、パークの中に進んでしまうと、ここまで戻るのは時間の無駄には違いありませんが、ジョーズの予約時間までは3時間強、その間に反対側に回って他のアトラクションに並ぶよりも、10時15分が1回目になるウォーターワールドのショーを選択すれば、(ジュラシック・パーク・ザ・ライドウォーターワールドは隣接していて、開演まで1時間以上あるこの時点では、ウォーターワールドに並んでいる人はそこそこで、先にロッカーを確保しに戻っても、大丈夫だと見当をつけました。)1時間あまりの時間が浮いてしまうので、いっそ、買い物も済ませて、ロッカーに入れてしまおうと言うことになりました。
 幸い、ロッカーの空きには余裕がありましたが、ゲートをくぐるゲストの中には、入場直後にロッカーを利用する人もいますから、当てにして買い物をしたのに、その間に全部塞がっちゃっていた、というのではシャレになりません。
スマートなのは、一旦ロッカーを確保しておいて、必要に応じて、開け閉めすればいいのでしょうけど、無駄に300円を使うこともないかな、と考えたわたしたちは、主人が「ここを使います」とばかりに、上着や記念写真を入れたロッカーの前で番をする一方で、わたしが、ほとんど人のいないショップで土産を買っってくるというかいこい(?)方法を実行しました。
 最後に持って帰るだけと思えば、多少重たくても、場所を取っても、数には余裕を持ってお買い物、というわけで、上と右のイメージは我が家に残った、グッズの一部です。
 お菓子類はすべて缶入り(大坂のデパートで買う以上においしいものなんて期待できませんから、要は器、ですものね。)キャラクターものではなくUSJのロゴマ−ク入りのものも忘れずに買いました。
 

 閉園まで1時間と少しという21時前、最初の予定時間も過ぎた上に(この日の閉園時間は20時と発表されていました。)上着が欲しい気温になってきたので、わたしたちはそろそろ帰路に着こうかという話になりました。主人のリュックには、アトラクションの近くのショップで買ったTシャツがいくつか入っていましたが、最初にロッカーに収めたもの以外は、買い物もしないで遊んだ1日でした。
 ロッカールームに向かう途中、各ショップの外に並んでいる列が、レジ待ちだと知った時、朝の1時間の無駄使いが、(少なくとも、この日は)最良の選択だったのだと確信しました。

 今回は、記念写真故にやむなく...でしたが、経験と結果から、次の機会にもやはり早い段階でロッカーを確保する行動をとると思います。

                                    01/07/09 


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