利用頻度上昇傾向
  今季3度目 ふふ京都

 

 2022年8月下旬、ふふ京都に一泊してきました。
 前回利用の4月から4ヶ月目、今年3回目の利用を決めたのは6月中旬、利用頻度は上昇傾向に乗った感じです。

 プレミアムプラン(利用歴のあるゲストを対象にした特典プランのようなものとの理解) は利用できる客室カテゴリーが決められていて、ふふ京都ではコンフォートツインのみでした。
 2月に利用した客室と同じカテゴリーで、公式によれば、 4月の利用のプレシャスツインよりは10uほど狭い客室です。 ただ、4月宿泊のレポートでも言及しましたが、どこが広くなったのかといえば、一番目立ったのは入り口周りとトイレ...たしかにお風呂がゆったりしていたのは『良き広がり』でしたけど、使い勝手に関しては、一長一短で、やっぱりコンフォートよりもプレシャスだ!とは感じられなかった事実があります。
 一応、コンフォート初利用の主人には、お風呂は狭い(狭かった)ことと、窓の位置や回数の関係からか、室内が4月ほどには明るくない可能性を伝えての、予約完了でした。


 
 案内された客室が上下イメージ。
 窓側に洗面室とお風呂場を配置した造りで、お風呂は公式にも画像紹介がある丸型。お風呂のスペースは十分に広く、また開口部が大きいので、開放感もありました。

 下イメージの左から3枚目は、障子と窓を洗い場側によせて、網戸にしています。蛇腹の網戸は両側から引っ張ってくると磁石でビタッとくっつきます。網戸と障子の間にあるロールスクリーンはスイッチで操作、洗面所側の窓まで一枚のスクリーンのようでした。2月に利用したコンフォートツインのお風呂の窓にあった簾はありませんでした。階数の加減かもしれませんね。
 ソファはこれまでの2部屋と比べてみればコンパクトですが、小さいと言う話ではありません。座れば目の前はテレビのレイアウトは4月と同じながら、テレビ台と一体になったカウンターが(これまでで一番)使いやすかったです。(上イメージ左)
 とりあえずキャリーカートを置いている(スタッフがここに置いた)カウンターの引き出しの下にカートはスッキリとおさまるだけの奥行きがあります。IHが組み込まれた洗面所寄りのカウンターの下部にグラスやお茶セット、ポット、冷蔵庫、ダストボックスまでもがおさめられていますが、所々の空間がいい感じに収納スペースにもなる優れものでした。

 カテゴリーが同じ2月利用の室内とはだいぶ印象は違います。 2月はとにかくソファエリアがゆとりでしたが、開放感と使いやすさ起因の快適さは今回の方が... と言えるでしょうか。
 他の部屋の仕様も気になりますが、全ての客室の間取り図が表示され、客室を指定して予約ができるニューアワジ系とはちかって、ふふで選択可能なのはカテゴリーまで。
 『実態』は開けてみてのお楽しみ と、今はしましょうか。
 (いつか、我が家にとっての『ハズレ』客室にあたっちゃわないことを祈りたい。)

 一方、ハズレの懸念なしの、料理には、今回、少し感動レベルが上がりました。

 料理のラインナップや提供のシステムを知らずにいた時の(初利用時の)インパクトは続かないものです。利用を重ねれば、サプライズ起因の感動が薄れていくのは仕方がないですよね。その代わりに、他のプラス要因も生まれます。すこしづつ、場に馴染むことでのくつろぎとか、美味しいことは間違いなしの安心感に裏付けされたワクワク感とか..その形はかわっても心が動く刺激は常在!というわけで、下記が4ヶ月降りの夕食に『隠されていた』心配り。

 左が主人の前に置かれたもので、右がわたしの方の盛り付けをくずしたもの。
  盛り付けの中心部からかぼちゃが出てきたのはわたしのほうだけ。主人の皿にはさつまいもが隠れてました。 
  実は利用予定の1週間前に、予約センターから最終確認の連絡があったのですが、その際、食事について、アレルギー、または苦手な食材の有無を聞かれたので、主人はかぼちゃを好まないことを伝えた結果の『食材差し替え』でした。
 食事付きプランの食事はお任せが基本ですから、アレルギーなどはともかく、好き嫌いに関してはこちらから何かアクションを起こす予定はありませんでしたが、聞かれたので..苦手な食材は他にもありますが、かぼちゃは、かぼちゃのスープなど、主張の強い料理もありえる為、主人にとってはできれば避けて欲しい食材No1なんですよね。で、わたし自身の苦手ものも確認されたので、つい、貝類と伝えた結果が下のイメージ。 御椀の、モロヘイヤすり流し 玉蜀黍帆立真丈が、わたしの方だけ玉蜀黍海老真丈に変えられてました。

 メニュー選択ができるレストランや料亭ならともかく決められたメニューひとつで動いているところで、好き嫌い対応は、連泊対応で異なるメニューを想定した食材はあるだろうとはいえ、高感度アップに繋がりました。
 もちろん、聞いたからには対応は折り込みすみ、こちらも面倒かけたわと思いつつも、『想像もしなかった』といえば嘘になりますけど...本当に想像してなかったのが、それぞれの献立表の内容も書き換えられていたことでした。
   

 わたしの献立(表)に記載の鹿ヶ谷南瓜は主人の方ではさつまいも、主人の献立(表)の玉蜀黍帆立真丈が、わたしの方では玉蜀黍海老真丈に書き換えられていました。最初、話が噛み合わず、献立のどこを見てるのかと思いましたが、スタッフから料理の説明を聞いて、それぞれに差し替えられた食材と献立表の内容がちゃんと一致することに気づきました。手間は幾重にも...でした。ただ..わたし、帆立の貝柱と鮑以外の貝類はあまり好まない と言うのが正しい申告で、これを貝類と大雑把に言ってしまった結果の海老真丈...。
 勝手ながらも、『好き嫌いデータ』の有効期限が気になってはいます。
 この先ずっと、かぼちゃが差し替えられたら主人は嬉しい。 けど、わたしはデータのリセット、再入力のチャンスがほしい....。(ほたての貝柱は...好きなの。)

 
  上イメージは、炭と強肴。黒毛和牛の炭焼きはふふ京都の定番料理と思ってたら、変化球を投げられた感じで、今回は鱸が山椒の香をまとって焼かれてきました。お写真をど〜ぞ、が左側。スタッフが取り分けて個々の前に置かれたものが真ん中のイメージです。これが香ばしく、カリッと焼き上がった身に、餡がからんで、おいしかったです。本来焼かれる(と思っていた)和牛は鍋仕立てで... (一人鍋ではなく仕上げられた料理が器に盛り付けられての提供です。)肉は焼いたほうがと言う意見を一旦なかったことにしたい、かなり美味しい鍋仕立てでした。

 美味しいとわかっていただく料理がやっぱり美味しい。強みですね。

 開業から1年数ヶ月、接客の経験値は現在蓄積中...かな?の若いスタッフも多いなか、食の強みがサービスの質を押し上げている気がします。

 他のゲストの『感動』の度合いをわたしたちが正しく知ることはできませんが、『お写真をどうぞ』と、取り分け前の料理を見せに来るスタッフの振る舞いには、ゲストの満足度を実感できているゆえの誇らしさを感じます。ゲストと共有する時間が多い、レストランにて、ゲストの顔が綻ぶ事実に裏付けされた『推し』のサービスをうけて、ふふ推しのゲストが増えそう...なのは、多分間違いないでしょう。 

 部屋は快適、リネン交換やリクエストアイテムの受け取りシステムは機能的、加えてパターン化しやすい『宿の料理』までもが強みになっているふふ京都、再利用の欲求、確かに自覚しています。

 右イメージは葉月献立の食事。取り分け前、炊き上がりの状態で撮影タイムの提供があります。右端は朝食の福重膳。上二段が口取り(ひとおけつづ二人分)一番下に温もの二人分が納められた3段重ね...重ねた状態で、まずは置かれて撮影タイム。料理が全く見えない状態での写真に意味があるかどうかは、不問にしましょう。

 見せる演出には反応を返すのが礼儀というもの。スマホ、部屋におき忘れないようにしましょうね。

                            22/08/30 

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