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ホモジナイズドミルク |
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![]() ![]() 紅茶の話が盛んだった2000年、初めて知ることになったノンホモジナズドミルク(ディリーミルク、ノンホモ)....。おいしいミルクティーの為に、当時はしばらくの間、エネルギーを費やして探したものでした。 しばらく...というのは、それから徐々に、ノンホモミルクの取扱店が増えたからです。店だけではなく、種類(メーカー)も増えました。一カ所で数種のノンホモが取り扱われるなど、紅茶ブームとの関連はともかく、かつては入手困難だったノンホモミルクを、特別な場所では無いところで、つまりはご近所のスーパーなどで見かける確率が右上に向かって上昇していたのを実感した方は多いと考えます。ただ,それも5年ほどの間、だったでしょうか。 マイナーながらもすっかり定着したかに思えたノンホモミルクが、わたしの近辺では、2、3年前から再びレアアイテムに逆戻り....。自宅から南にに2店舗、北に1店舗、多い時には6〜7種類の選択肢があった“ひととき”が,嘘のような状態です。 価格と,日持ちの短さがネックになって,安定した需要にはつながらなかった....らしい。 賞味期限がさしせまったノンホモミルクが棚に並んでいるのを見て感じたイヤな予感は、見事なまでに的中してしまったのでした。安定的なノンホモ確保を目的の一つに、我が家は昨年からはついに,デパートの宅配サービスと契約! もはや,(日常利用の)スーパーでノンホモを見ることは期待できない状況となっていたのです。そんな時に、リニューアルした最寄りのスーパーで取り扱われていたのが、上記イメージの『厚子』だったんですね〜。今まで見かけたことのない商品でしたし、なんと言っても黄色い文字が目立ちます。ミルクのパッケージに“ホモ”の文字があれば、それはノンホモ....と思うではありませんか、ねえ。 ![]() 気がついて...なお不思議な物を発見した気分でした。 パッケージの側面には、ホモジナイズの説明がちゃんと記載されていました。 脂肪球を細かく均質化すること....主に飲み易くするための処理...だそうです。 ノンホモに目覚めた8年前なら「何をおっしゃる,『厚子』さん。」とばかりに、こき下ろしたかもしれないところですが....ま...ね。カップにそそいだ液体の中にたまに浮いている固まり(脂肪球)は見た目はいいものじゃないし、それを避けるべく使用中の紙パック入りノンホモを勢いよく振ってこぼしたことが何度も....となると、飲み易いかどうかは別として、ホモジナイズの、振らなくてもいいメリットは認めなくちゃと.....標準を特別なことのようにアピールするパッケージに対して、主人もわたしも苦笑程度のリアクションで、その場を収めたわけです。 最も『厚子』さんは,低温殺菌でしてね。ノンホモ無ければ低温殺菌のお世話になっている我が家としては,爆笑は...できませんって。 ところが後日、同じ場所で『厚子』さんのノンホモジナイズが,くだんのホモジナイスと上下になって並んでいるのに遭遇しました。 な〜んと『厚子』さんにはちゃんとノンホモジナイズの仲間もいたのです。 油断(?)すると,こちらが普通の牛乳のに見えてしまいそうな、控えめな色合いのアピールが惜しい気がしてなりませんが、まぎれも無くアルファベットは、NONNHOMOGINIZEでした。 ノンホモジナイズ厚子さんの存在を知って、ホモジナイズ厚子さんの立場を理解できた気がしました。 ホモジナイズはセールズアピールというよりも,親切なインフォメーションだったのでしょうね。 こきおろさなくて...よかった。 08/05/16
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