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ユニヴァーサル・スタジオ・ジャパンで効率よく遊ぶために、特別付録

おことわり
  本ページの情報は2004年12月24日のUSJ現地レポートですが、比較のために、それ以前の数回のパークでの実体験も一部混在しています。2001年に展開した、ユニヴァーサル・スタジオ・ジャパンで効率よく遊ぶ為にの補足情報としてお役立てください。

 初めての方は、本編を会わせて、ご一読ください。

 
                            05/01/12 

 2004年12月24日、久々にUSJに行って参りました。

 わたしは、アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド(以下スパイダーマン)オープン直後の3月以来5回目、主人はというと、USJ開業年、2001年の5月以来ですから、3年数ヶ月振り、2回目の入園となります。

 地元になった(2002年以降)割には行ってないなあと言う自覚はありましたが、3年以上のブランクとは、さすがに驚きました。初めてのUSJでは、それなりに楽しんだはずなのですけどね、近くになると,イメージダウンにつながる話も耳に入りましたし、いつでも行けるという余裕が執着を薄れさせたのかもしれません。今回もお天気次第ということで、前日になってようやくネットで「開園時間」をチェック。下調べも、試験前の一夜漬けの類いでの出発となりました。

 開園時間は9時。前回(2001年5月)は、公表された開園時間よりも前に入園が開始されるアバウトさを体験しましたから、今回も開園30分前の到着を目指して、結果、50分前に到着しました。チケットは1900円の割引を受ける為に、当日チケットブースで購入。思い起こせば初めてのUSJではチケット購入の時間すら惜しんでJRで前売り券を買ったものですが....2004年12月24日の8時10分過ぎ、チケットブースに列はできていませんでした。

 当日券は右イメージのクリスマスバージョン。列車の切符と変わらない前売り券よりは、心がときめく1枚でした。
 
 ところで、わたしたちはこの日エクスプレス・パス・ブックレットを購入する予定で来ていました。

 平日、とはいえ学校は冬休み(ですよね?)、時はクリスマスイヴ、USJが日本一高いと豪語しているツリーも翌日で見納めと言う時期です。わたしたちは、混んでいないはずはないと考えました。
 当然、長い待ち時間も覚悟しなくてはなりません。 以前の来園で、たまたま手に入れた無料のエクスプレス・パスは、使い勝手も悪く、ありがたみの薄いものでしたが、いつの間にか、これとは別に有料のエクスプレス・パス・ブックレットなるものが登場してるんですね。スパイダーマンを含めた7つのアトラクションに使えるもの、スパイダーマン以外の3つは組み合わせの中から選択して、計4つのアトラクションに利用できるものなど、ブックレットにはいくつか種類があって、時期によって値段も変わります。混雑が予想される時は、ブックレットも高くなるというわけで....イヤですね〜。
 こうもあからさまにお商売をされちゃうと、もちろんこっちは不快感を抱くというわれで、3月は「そんなもの」には見向きもしませんでした。
 文字通りの平日で、入園が遅れた割には,ほとんど待ち時間は無いに等しい状態でしたしね。平日の恩恵に期待していたわたしは、USJのあくどい商売には乗らない!と強気だったのです。ところがシビアな現実の前には正義(?)の強気も崩れます。
 言い訳をすると、TDRファストパスがかなり使い易くて、ゴールデンウィーク中ですら、長時間のアトラクション待ちは不要...だったわけで、わたしたちはこの数年“あまり待たないこと”に慣れてしまっていました。久々のUSJで、例えば1時間待ちに挑戦できるかとなると、挑戦しなくて済む方法があるなら...と安易な結論に落ち着きました。(パスポートの割引もありましたしね。)
 ただ、ブックレットは販売冊数に制限があるという話で、ウカウカしてると買い損ねそう...。
 パーク開園前に余裕を持って到着したわたしたちの、最初の目標はこのブックレットの購入でした。これを手に入れれば、エクスプレス・パスを複数枚ゲットしたようなもので、しかも、無料のパスとは違って時間指定もありません。(ちなみに、無料で配布されていたエクスプレス・パスは廃止されている事が確認でできました。手渡し配布でしたしね...。)アトラクションは、自分たちのペースで楽しめます。
 前日にブックレットの販売箇所をチェック、入ってすぐのところで並んだ方がいいのか(ブックレットを買うのに並ぶと言う前提)、パークの奥の売り場に賭けた方が有利か...などと検討したものです。結果、下手に突き進むと、売り場を見失う危険もあるとして、入ってすぐの,分かり易いショップに狙いを定めました。...が、何のことはない、ブックレットはチケットブースでも販売されているのでした。混雑状況を見てと言うなら別ですが、最初から買うつもりだったわたしたちは、チケットブースで迷わず購入。でも、さすがにブックレット7はもったいない気がして、4にしました。ピーク時設定のこの日は1冊2800円。
 それが上のイメージのものです。
 表紙に日付が押されて(使用期限は当日のみ)4枚のパスには表紙と同じ番号が印字されています。パスの切り離しは無効で、表紙の日付と該当パスの有無をスタッフに見せてから専用レーンに進み、それから自分でパスを切り離して回収スタッフに渡します。4の場合は、スパイダーマンが1枚、それから、バックドラフトターミネータージュラシックパークジョーズETバッグ・トゥ・ザ・フューチャー(各アトラクション名は一部省略)の抱き合わせでどちらか一つを選択するようになっています。

 で、イメージはターミネーターバックドラフトのパスなのですが、どうしてこれが残ってるかというと、使うメリットを感じなかったんです。

 このふたつ、ご存知の方は「ははあ...」と思い当たるでしょうけど、時間を区切って、大人数単位で参加するアトラクションなんですね。ですから次の回が定員オーバーで、そのまた次の回まで待たされると言う場合波別ですが...次の回に参加できるなら、エクスプレス・パスを使っても使わなくても“同じ”なんですね。そして、この日はパスを購入した身としては残念な事に、ふたつとも“同じ”だったんです。
 ついでに言えば、他のアトラクションも、5分から15分待ちというわけで、わたしたちはパスを使うタイミングを計りつつ、例えばジュラシックパークに何回も何回も乗りました。あ〜、10分待ちじゃ、もったいない。普通に並んじゃおうか...というわけです。仕方なく、15分まで待ち時間がのびた時に手をうちましたけどね。それでも、予想外の空き具合でした。

 スパイダーマンは確かに混んではいました。
 ただ、それも、開園後(予定の9時キッカリになるまで待たされました。今回は入園までの待ち時間が一番長かった...。)パスを持ったわたしたちが余裕の足取りで、つまりは走らずにという事で早歩きはしてましたけど、到着した時、
スパイダーマンはまだ待ち時間の表示も出ていない状態でした。そこで早くもパスを使っているゲストもおいででしたけど...その状況ではもったいないので、皆さんはやめましょうね。エクスプレス・パス・ブックレットは、いはば保険のようなもの。必要に迫られないうちに急いで使う事はありません。“消費”はいつでもできるわけで、実際に、スパイダーマンは、わたしたちが(一般レーンで)ほとんど待つ事もなく乗って出て来たときには、60分待ちになっていました。その後は,パークを後にするまで、待ち時間は70分になったり80分になったり...パスはそれから使っても遅くはないでしょ?
 わたしたちのように、余して持ち帰ったら、これを次回に使う方法はあるかしら?(あたらにブックレットを買うでしょ...。その日付を見せてパスレーンに入って、パスを切り離して渡す時に、使い残したこれをハイ...と。そしたらその日は、バックドラフトターミネータ
の両方にパスを使える...かも? 目で見るだけのスタッフに通し番号の違いが伝わるとも思えないし...。)などと、悪巧みの余韻にひたるお楽しみもついて来ます。(実行をすすめてるわけではありませんよ。正しく生きましょう!)

 午後3時くらいに、80分待ちのスパイダーマンの前で、その日に販売分のブックレットの在庫状況をスタッフに聞いてもらっているゲストがいました。スパイダーマン入り口のスタッフが売り場のスタッフにコンタクトを取っているのかどうか...わたしたちがパスを使って2回目のスパイダーマンに入って行く時に「今調べてもらってますので、ちょっとお待ちください。」という声が聞こえました。
 どうやら(ブックレットの)販売数に限りがあるというのは,ウソではなさそうですね。


  こうなると、わたしたちのように買ったはいいけど、使わなくても済ませられるゲストと、売り切れてしまったパスが欲しいケストとの間で、密かな取引が行われたりする心配はないのでしょうか?
 お互いが納得の上なら第3者が心配する事じゃないのかな...?

 混み合ってくるとブックレットは便利、でも売り切れている確率も高くなります。早めに購入すれば、混雑の予想が外れて無駄な買い物をした気分になることも....。高いか安いかと言えば...なにぶんセットになってますからね〜、余分ななものまで一緒に買わされているという不本意な気分は残ります。USJの台所事情にゲストがリスクを負わされている感じです。
 
 例えば遠方から知人や友人がやって来て、こちらが案内する立場になったら、 便利アイテムとして利用するのもよさそうですが、自分たち用としては、購入しておいて言うのもなんですが、お値打ち感は低いかもしれませんね。もっとも、たいていの場合はと言う但し書き付き。

 クリスマスの飾り付けは、数カ所では大掛かりで、綺麗でした。
 残念ながらパーク内のどこを見てもクリスマスバーションというわけではなくて、通りの両側の建物などは...どうなのでしょう...。最初の年のクリスマスの方が、細部まで徹底していたような記憶があります。
 できれば、お店を模した建造物にもシーズンならではのこだわりが欲しかったです。(実際に入れる店には飾りがありました。)
 一つ一つのアトラクションは迫力もあって面白いのに、所々に手抜きが見えて、現実感が拭えないのが気になります。

 例えば、夜のショーが開催されるラグーンには、日中も3つステージがそのまま
浮かんでいますが、使用されないステージは、ラグーンの景観を損ねるし、しかも、ショー観賞中とは違って、いろんな角度からステージが目に入る為に、裏側まで見えてしまうんですね。
 これは、3月に見たハリウッドパレード(現在は新たなエンターティメントの準備中とかで、パレードはありません。)も同じでした。真横から見てるぶんにはともかく、目の前を通り過ぎた後のフロートを目で追うと、ベニヤの板そのままの裏側が見えてしまったんです。裏から横に縦にと打ち付けた角材も見えちゃった...。
  見て白けるなら、見なきゃいいと思われます? 見ようと思わないのに、見えちゃう事が問題なんですね。
 ゲストに見せたいもの、見せない方がいいものに対して、パーク側はもっとこだわって欲しいです。

 片道、300円未満で行けるパークなのに...結局年間パスポート購入には至らずに戻って来ました。

 以前はあったTシャツ(他、衣類)のXLサイズが全くないことも、我が家にとってはマイナスポイントになりました。
でも、ユニセックスの Lサイズじゃね...主人じゃなくても、小さくて...というゲストが多いんじゃないかと思うんですが...XLは3月も探したんですけど、本当になくなりましたね。
 スリムな今時の若者にターゲットを絞り込んだとは考えたくありませんけど、近未来には、「やっぱり、おばさんが楽しめるところじゃないからね..。」などど 悟ってしまう予感がなきにしもあらず...です。

 そうなる前に、 また頑張って遊んできます。

                                             05/01/12 

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