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我が家の日常に紅茶をもたらしてくれたマリアージュ。そのサービス精神には常に感心させられるレピシエ。長く現在までおつき合いさせてもらっているこのふたつのティーブランド以外にも、最近気になる店や、嘗て夢中になった店なども合わせて紹介させていただこうと思います。 それぞれの特色がうまく伝わって、おつき合いの扉を開く参考になれば良いのですが...。近くにお店がないという方も、御覧下さいね。 紅茶関連の全リストは右の専用ボタンからどうぞ。 01/05/16 ![]() |
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レピシエ(L’EPICIER) 2005/09/01よりルピシアに改名![]() 店名はフランス語の“食料品店”を意味すると言いますから、お茶の専門店というよりも、フォションやエディアールのようなスタイルが(レピシエの)目指すところなのかもしれません。 ただ、お茶の輸入、卸販売のエキスパートだったというスタッフが中心になって始めた小売業というだけあって、主流アイテムはやはりお茶、といえますね。 レピシエショップの第1号になる千駄ヶ谷店(レストランを併設)の開店に先立って、通信販売がスタートしたのが7月だったかと記憶しています。オープンの案内とティーリストは“レピシエ便り.7月号”となっていますから、もしかしたら6月だったかもしれません。 店ができる前に通販の環境が整ったことや、オープン案内のダイレクトメールを送付する顧客の情報があったことなどについては、「マリアージュ・フレールとレピシエの不思議な関係」をご覧いただければ、頷けることもあるかと思いますが、小売業としてのレピシエは、最初から全国に散らばるゲストを相手にしていたように感じます。 オープン直後から1年あまりは、千駄ヶ谷、青山、熊本、福岡、そして岡山の5店鋪だったものが、その後は毎月のように新店舗、ショップがオープン、現在は全国に50店鋪(ショップ)を展開しているのですから、まさに、うまく風に乗ったというところでしょうか。(もっとも、知らない内に閉店している店もあるようですが...。) でも、ひょっとしたら、その風をおこしたのは、レピシエなのかもしれないと、わたしは考えています。 直輸入の茶葉、オリジナルのブレンドやフレーバードティー、豊富な種類、量り売り販売などは、もちろんレシピエ特有のものではありません。お茶の入れ方、楽しみ方なども、“レシピエ(ティエ)流”“レシピエならでは..”という表現にあうと、そこにオリジナリティーを見る事ができないわたしは、あまりいい感情を持てないのですが、それでも、レピシエのオープン当時(あくまでも、オープン当時)のスタッフがいなければ、多くの人が、既存の紅茶イメージにとらわれたまま、今に至る一歩を踏み出さずにいたに違いないと信じています。 既存のイメ−ジを批判するつもりはありません。 ただ、フォートナムメイソンやトワイニングには強い興味を持たなかった人がフォションの前で立ち止まったように、それまでは紅茶への関心が薄かった人が関心を示し、紅茶を楽しむようになる、そのきっかけがレピシエだったという事は、決して少なくないと思うのです。 紅茶は、お茶というカテゴリーで括れば、緑茶や中国茶と同じもの。風味の違いは製法の違い、とはいってもわたしたちの文化の中では、これは別のもの。 コクのある甘いミルクティーがイギリスの日常ならば、わたしたちの日常にあるのは緑茶であって、紅茶は異国の香りをまとった嗜好品だったはずです。カフェ・オレが日常のフランスでは、紅茶も緑茶も中国茶も同じステージで取り扱われているようですが、レピシエは、このフランス流に日本流のこだわりを加味することで、お茶に馴染んだわたしたちの日常に紅茶を案内してきたような気がします。 品種、産地だけでなく、農園、摘み取り時期による細かな風味の違いを飲み比べたり、その年の新茶の出来具合いを語ったり、季節を感じながら、フレーバードティーを選んだり.....その為のアイテム(数百種の紅茶)は既に出回ってはいましたけど、アイテムと向かい合い、生活の中で活かす為の情報や術は、レピシエの誕生によって、急速に広められたものだと思います。 もっとも、いくら情報が氾濫しても、興味をひかれなくてはただの雑音でしかありませんね。 レピシエはでも、(期間、数量)限定と季節感という、日本人好みのキーワード使いに長けているので、わたしなどは、5年以上続けば目新しい情報は少ないレピシエ便りに少々飽きて....といいながら、季節の新作の発表をみて、おお〜と思ったり、春摘み入荷と聞いては、うわあ〜と感激したりの繰り返しです。日本人の遺伝子には逆らえません。 ただ、だからといって、レピシエが好きかというと、ちょっと違うような気もします。 間違いなく、利用頻度も購入価格も高いブランドなのですが、それは、好みの茶葉が他よりは安く、通販も便利で利用しやすいからという理由からで、正直なところ、今年7周年を迎えようとするレピシエに、7年前のような特別な感情は持てなくなってしまいました。 レピシエがおこした、と>わたしが感じていた風は、心地よさにふと立ち止まりたくなる春風だったのに、今はなんだか、大きな団扇で扇いで、無理に風をおこしているような気がします。それもまた、日本流の営業努力なのかもしれませんが.....。 サンプルパックの度重なるデザインの変更はともかく、紙のラベルを張り替えるだけの“限定缶”などを見る度に、10年愛用されるものよりも物珍しさを優先しているようで、残念です。缶の値段が値段ですから、使い捨てでいいのかもしれませんし、実際に劣化するのも早いです。缶より中味、と言われそうですが、その中味はオリジナルのブレンドやフレーバードティ−以外は、他でも手に入るわけで....そうなると、レピシエでなくちゃ、というものが希薄なんですね。 そろそろ、レピシエと言えば、コレ!というようなオリジナルの茶葉とともに、質のいい顔が欲しいと思うのが、正直なとろこです。らくだのロゴが刻印された缶を眺めて、やっぱりレピシエはセンスがいいよね、と言える日がきたら、執着もまたでてくるのかもしれません。 02/02/15 ![]() 補足 2005年9月1日より、レピシエはルピシアと改名、リニューアルオープンしました。 |
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