画面のレイアウトが乱れる方へ


                 


 2009年6月下旬、9月連休にルスツリゾートで遊んできました。
 数度の利用から10数年の時をあけての今、ルスツ再訪に踏み切ったのは、トマムの引力が弱まったからです。残念な事態ですが、ゴルフやスキーを楽しみながら快適に過ごせるエリアの探索が急務となりました。ルスツを選択したのは、過去の経緯で少なからずトマムとの関わりがあったからで、ルスツに多少なりとものトマムらしさを期待して...というのが正直なところです。
  レポートは、ですから、かつて、ルスツではなくトマムを選んできたわたしの価値観が大きく反映されています。参考資料として利用される際は、その旨ご理解の上、他者の見解や評価を併せてご覧になることをお勧めします。




 

施設とスタッフ&サービス

 プロローグコメントを併せてご覧ください。



 ルスツ温泉(大浴場)

 大浴場はタワーとノース&サウスウィングにそれぞれありますが、わたしが利用したのは、以前も今回もタワーの大浴場です。
 
 客室のお風呂が洗い場付ですから、宿泊していて大浴場の利便性を実感することはありませんでしたが、興味のままに利用した十数年前、意外に快適だったので、喜んだことを覚えています。

 明るい浴場はスッキリとして、不要な湿気が無かったのがうれしかったです。妙な表現ですが....ぬめりの類を感じさせる要因が無く清潔感に満ちていたと....。今思えば、タワー開業からさほど経っていなかった頃だったのでしょうね。
 

 
その大浴場は、知らないうちに『ルスツ温泉』にバージョンアップ(?)して、浴場入り口横にはちゃんと、泉質や効能も張り出されていました。
 これまでルスツ情報にはアンテナを向けていませんでしたから、いつから?という感じでしたが、どうやら最近だったようですね。2006年に拡張計画発表、2008年に着工とのことで、大浴場もアイテムやレイアウトは記憶にあるままなので昔のままなのでしょうけど、93年開業の故の自然劣化は、2008年リセットされているのかもしれませんね。2009年6月下旬のルスツ温泉も、とても綺麗でした。イメージはドルチェでのお茶帰りに立ち寄って撮影したもので、子の時点での利用者はいませんでした。一旦部屋にもどり、楽な服に着替えてから、一度くらいは利用しなくては...との意気込みで入浴した17時頃には、わたしたちの他に5〜7人程
、混雑時はまた違ったフンイキになるのかもしれませんが、ゆったり感がきもちよかったです。 

 浴場内は仕切りのある左手に洗い場、窓際に温泉湯船、右壁よりに水風呂、入り口右横にサウナ、中央に低温の泡風呂というラインナップです。
 
 客室備品の案内には(大浴場利用時には)客室のタオルを持参するようにとありましたが、タオル、バスタオルともに脱衣場に完備されていました。バスタオルは、客室のそれよりもちょっと小さめサイズですけど、なんの問題もありません。
 備え付けのタオルは、少なくはなさそうな日帰り客や、チェックアウト後に滑り、ひと遊びして、客室が使えないゲストの為に用意されているもので宿泊客は客室のタオルを...というところかもしれませんが、ただ、客室と大浴場の間には、タワーのメインエントランスとロビーが横たわっているのです。フロントデスクやラウンジがある、ロビーは、少し広めの通路というスペースで...う〜ん、バスタオルを抱えて行き交いたくはない、ホテルの正面なのです。
 もっともタオルの有無に関係なく“お風呂あがり”というのは傍目からもよく判るもので.....わたしたちは大浴場のある2階のどこかに客室棟に抜けるルートがあると期待して、風花やバンケットルームのある2階の回廊を客室のある方向をめざして進みましたが、行き止まりでした。スタッフオンリーの扉の前で回れ右、結局、洗い髪をまとめた風呂上がりの様相を晒しつつ、ホテルのエントランスに向かって階段を下りることになりました。
 “旅館”でなら違和感ゼロながら、“ホテル”では、行いたくもないし、見たくもない光景のただ中に身を置きつつ、いやぁ〜、どうして2階に抜け道がないかなぁと、諦めきれない気分でしたが、フロントデスク(ロビー)前を通ることが、館内に大浴場を抱えながらも。施設旅館化への歯止めになっているのかもしれませんね。さすがに大人の寝間着姿はみかけませんでした。(トマムで木林の湯がオープンしたあと、タワー館内で浴衣姿のゲストと何度もも遭遇して...そのまま循環バスに乗るゲストを見た時はショックでした。)
 
 でも、やっぱりスリッパ履きのゲストは多かったです。
 そりゃ、お風呂上がりに靴を履きたくないのは自然な感情なので、館内に大浴場がある以上「ご遠慮ください。」と言うのも無理だよね....と話していたら、ルスツではレストラン以外での館内のスリッパ履きは禁じてはいなかったようです。(“客室備品スリッパの館内使用ルール”にて後述予定)


 大浴場は、スキーロッカー(グリーンシズンはゴルファー用ロッカー)のすぐ側という位置にあって、遊んだ後で(客室にもどらず)ここで身繕いして帰る場合には、重宝する施設なので、無いよりはもちろんある方が歓迎される設備だと思いますが、ホテルにホテルらしからぬ雰囲気をもたらす事実も否めません。まして、温泉になっちゃいましたしね。早朝5時からの利用が可能とのことで、朝食に出向くと、スリッパに方にはタオル掛けのゲストの姿が目に付きました。
 制服姿のベルパーソンが待機するまわりを温泉利用のゲストがウロウロ...というのは、正直、いい感じではありませんけど、ここははゲストの利便性にホテルが歩み寄ったと解釈しましょうか。

 タワーは客室内のお風呂が充分に快適で、9月は、わたしたちは大浴場を利用せずに終わりましたけど、浴場があるから助かったねという時の為に、ホテルらしさへのこだわりはほどほどにしようと思います。
 

 実際、わたしたちは、大浴場があるからと、6月はレイトチェックアウトの予定を立てずににルスツ入りをしました。
 結局15時まで客室を使えるとのことで、その日は大浴場の恩恵をひしひしと感じる機会は逃しましたが...、ルスツの湯はメイクアップコーナーも美しく機能的に仕上げられて、ストレスなく利用できそうです。
ただ、スキーシーズンは、利用者が多くなるかもしれませんね。

 温泉旅館のような規模の大浴場ではないので、混雑時の様子はちょっと気になりますが、冷えた身体に温泉のぬくもり...混雑も何のその、ルスツの湯は、冬期にその魅力を倍増するのかもしれません。

                                          
09/11/16 

 

コインランドリーコーナー

 ホテル、特に連泊利用があたりまえのリゾートホテルでは、ちゃんと自社ランドリー部門があって、染み抜きやプレス等にも即時対応可能というのが理想ですが....“ブラック・タイ” のドレスコードがある店を連日利用するというような状況に在るならともかく、我家の場合は洗濯物の仕上がりが翌日になっったからといってものすごく困ることはありませんから、ランドリーが自社か外注かについては、わたしはあまりこだわっていません。

 その技術に定評があって、宿泊してなくてもタキシードを預けにくるゲストがいるというオークラのランドリーサービスの話を聞かされると、凄いとは思いますが、スキーやゴルフを主な目的に滞在するケースで、理想を追究してもね....。現実には預けるべきタキシードも持参していませんしね。
 実際問題、我家がランドリーサービスを利用するのは、気温の高い時期に汗にまみれたゴルフウェアをそのまま置きたくないという理由からで、冬期は利用しない時の方が多いくらいなのです。

 必ず利用するレストランなどと違って、わざわざ事前に確認することもなく、必要に迫られないと宿泊案内もチェックしない....それでも、まあ、翌日仕上がりならランドリーサービスは常時利用できると思い込んでいたのですが、ルスツでは、ちょっとした落とし穴にはまりました。

 読み間違いでなければ(解釈がまちがってなければ)、日曜日や祝日はサービスもお休みのようなのです。


 おりしも、9月のシルバーウィーク!チェックインからチェックアウトまで、連日お休みではありませんか。今回に限らず主人と宿泊する時期には、ランドリーサービス休業の可能性が高いということで、当初は予定していなかったコインランドリーコーナーを、チェックをかねて利用してみました。

 タワーは、客室棟の一階、エレベーターを下りてすぐ、エントランスと反対方向の奥まった一角にコインランドリーコーナーがありました。
 全自動洗濯機と乾燥機が対になってスッキリと一列に並ぶ手前に、洗剤の販売機も設置されていました。
 洗濯機に向かい合うかたちで、壁を背もたれに出来る位置に長椅子があり、待機環境も良好です。ロケーションとしては利用者以外が行き来する位置ではなく、一目に付きにくいコーナーですが、出入り口に扉がないので、密室にならないのが、使い易さに一役買っている気がしました。

 
 DSと本を手に、長椅子で1時間少々....わたしたちはその場で過ごしましたが、待機しないのが普通なのでしょうか。洗濯機も乾燥機も何台か動いていたものの、他のゲストと遭遇することはありませんでした。ショップも近くにありますし、同じフロアのアトリウムでお茶にするのも一案ですが、コインランドリーコーナーの一番近くにあるのは、マッサージコーナー!(通路を挟んでほぼ向かい)
 次の機会にはもう少し計画的に、洗濯中に隣でマッサージを受けるのがベストな過ごし方かもしれませんね。
 
 洗濯を始める段階で睡魔に襲われつつあったわたしたちは、乾燥は極短時間で切り上げて、あとは客室一階のクローゼットで(着替えはベッドルームのクローゼットに集約していたので一階は空いてました。)吊るして置いたところ、翌日には乾ききっていました。冬期は、乾燥対策にもなりますし、脱水までで充分な気もします。
 
 客室からのアクセス、設備や広さなど、意外にストレス無く利用できることが判りました。
 ただし、客室備品のランドリー袋は、半乾きの衣類を持ち運ぶにはてきしません。コインランドリーを利用する予定があれば、エコバッグなどを持参してれば便利ですね、

 また、ランドリーコーナーには、ズポンプレスが2台用意されています。
 なんとなく、ありがたみが増す備品でした。

                                          09/12/13 
 

 

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