
ロゴプールが浴場施設となったことで、ヴィズの環境が変わりました。アイスドームの解錠が移転、雰囲気、コンセプトが変わりました。09/03/05
滞在中のあれこれ
ヴィズスパハウス
雪と戯れるのに疲れたら、あるいは、冷たい雪が苦手な人は、そして、雪が無い季節も、トマムには水の楽園、ヴィズがあります。ということで、ヴィズがオープンしたのはバブルが最後の踏ん張りを見せているころです。当初の入場料は大人5000円でした。バスローブとタオルのレンタルが無料でしたし、都内のホテルのちっちゃなプールでも3000円という時代でしたから、さほど無茶なお値段とは思わずに利用していました。宿泊客割り引きやクーポン割り引きなどで、実際には割り引き価格が実質の入場料のようになってましたけどね。
それでも、スキーのついでに利用するにはちょっと...と思う方も多かったようです。
いつだったか、エリア内循環バスの中で、ごきげんなおじさんが、お仲間にトマムガイドを始めたことがありました。
「え〜、みなさん。あちらが、双児のタワーでございます〜。」
「こちらが、水の教会です〜。」(実はリゾートセンター)
「え〜、そして、ここはおっきなプールで〜す。入るのに5000円かかります〜。おっきくても、プールに5000円は高いので、今回は入らないことにしました〜。」
もう、バスの運転手さんも困ってしまいますね。
ヴィズは確かに80×30メートルの大きなプールが中心になります。(造波プールで、30分毎に波がおこります。)それ以外にサウナコテージ、ジェットスパコテージ、アウトドアロゴプールなど、
泳げない人でも楽しめる暖かな空間です。サウナコテージ全体は寝転んで本を読むこともできる程度の中温サウナで、それとは別にミストサウナと高温サウナが併設されています。青いハマナスのロゴが浮かび上がるアウトドアプールは、立ち上る湯気と冷えた空気が楽しみましょう。
ただ残念なことに、というより、ある意味では当然ながら、無駄を省くという工夫がヴィズには反映されているようです。ジェットスパコテージには550のジェットノズルと30のアイテムがあるはずなのですが、最近はお休みのアイテムがあります。全てを稼動させなくても、ゲストには満足してもらえるという判断に思えてなりません。(確かに、インパクトの強さは変わらないんですが、わたしが好きなエステジェットがず〜とお休み状態で...。)営業時間も、今年のスキーシーズンはなんと、
12時から19時30分までのようです。(年末年始は10時から)冬期、ヴィズが賑わうのはリフトの日中営業が終わる16時ころからでしたから、仕方ないですね。本音をいえば、その分もう少し遅くまで開けて欲しいところですが...。
この数年、ヴィズは極上の休息を満喫するよりも楽しく遊ぶのに適した空間に変化している気がします。
お値段も少し安くなって、大人は3800円です。ただし、タオルなどのレンタルは別料金が必要で、
自前のタオルや客室からの持ち出しタオルが増えました。無駄を省く姿勢はわたしたちも同じということですね。お特な2DAYS、3DAYS用のフリーパスポートもありますから、「今回は入らないことにしました〜。」などといわずに、雪のあとは水にまみれてみてはいかがでしょう。
余談ながら、プールの波が出る前にスタッフから「ただいまより波が出てまいります。...略...十分お気を付けください。」というアナウンスがあります。
気を付けろたって、プールでね〜などと言いながら、波打ち際を歩いて反対側へ渡ろうとしていたわたしは、いきなり波に足を取られて転びました。「キャー!」と言う間もなく次々押し寄せる波に襲撃されて、おぼれるかと思いました。本当に、気をつけてくださいね。
00/11/29
アイスドームヴィレッジ
1994年12月から翌年3月にかけてのスキーシーズンにトマムは「WHITE X'MAS VALLEY
TOMAMU」というキャンペーンを展開して、広いエリアはクリスマスのイメージで飾られました。
雪原に光りを放つツリーのイルミネーションや、巨大なスノーマン、そして、96年の12月に「光りと雪の森」が登場しました。水の教会から続く散策路に雪や氷のオブジェが配置され、光りで飾られた多くのツリーが雪の森を幻想的に彩ったのが、この時です。
この企画は好評だったのでしょうね。気を良くした?トマムは翌97年から98年にかかるシーズンに「光りと雪の森」を拡張して「アイスドームヴィレッジ」が誕生し、500円の入場料が必要になりました。フィールド内には巨大なドームがいくつも点在し、最近では犬ぞり体験や熱気球ナイトフライト、アイスドームクルージングなどのアイテムが用意されています。(入場料以外に別料金が必要ですが...)犬ぞり体験で氷のような風を顔に受けたあとは、「和のドーム」のコタツで暖まりながらおでんをつまんで、一息ついたら、グラス工房で氷のグラスの製作に勤しみ、オリジナルのグラスを持ってカクテルバーへ....。記念の乾杯をして、暖かな部屋に戻りましょう。
と、お勧めしたいところですが、夜のトマムはマイナスふた桁は当たり前の寒さです。お座ぶとんがあるとはいえ、椅子もテーブルも氷の世界です。晩ゴハンの帰りにちょっと覗いてみようか、という気構えでは、写真を撮るのが精一杯になってしまいます。コートなどではなく、スキーウェアにスキーグローブのいでたちが良いかもしれません。
フィールドへの入り口には無料のレンタルコートも用意されています。スタッフに勧められたわたしは、自前のダウンコートの上に借り物の赤いコートをはおってダルマ状態で入場しましたが、手袋のレンタルはありません。自分の作ったグラスでカクテルを、と思う方は、スキーグローブは必需品です。マフラーに帽子、耳あて、おなかにカイロを抱えていれば、なおいいかもしれません。
ところで、500円の入場料と引き換えにわたされるのが、紙製のメガネで、これが通行証になります。最初のものは、はめ込まれたカスタムレンズ(名称は、掲示板におこしのTomokoさんからの情報)を通して強い光りを見ると、光りがハートに見えるというものでした。ラジオの番組で「おもしろグッズ」として話題になったということを聞いた時は「わたし、もう知ってるもんね。」と、落ち着いたものでしたが、初めて、そのメガネでツリーの飾りを見た時には騒ぎました。
ホテルのロビーなどで、そのメガネをかざしてキョロキョロしている意味が漸く理解できました。
メガネには種類があるというので、翌年は違う種類を期待したわたしは、初年度のメガネで1年ぶりのハートを見ながら、アイスドームヴィレッジの受け付けに行きました。主人とふたりというのに請求は500円! 通行証があれば、出入りは自由だというのです。「知らなかった。ラッキー!」と思ったのも束の間で、横から主人が「これ、去年のですよ。」と言ったので請求金額は1000円に変わりましたが...。その後、通行証には日付けだけではなく、年度も書かれるようになりました。
今年も、滞在記間中はフリーパスになるようなので、できれば、トマム最後のお楽しみと言わず、到着した日に入場だけはしておいた方がいいと思います。
00/12/07
アクティビティークーポン
スキーツアーなどでトマムを訪れると、料金の中にリフト代が含まれていたり、あるいは割り引きのクーポンがサービスに付いたりすることもあると思いますが、そうしたものが何も無い場合は、アクティビティークーポンについて検討しましょう。ということになります。
一冊、10ポイント、5000円で販売されているクーポンは、あらかじめ決められたポイントと引き換えにトマムエリア内のいろいろな冬のアイテムを楽しむことができます。
通常、大人の1日リフト券は4600円ですが、クーポンと引き換える際に必要なポイントは8ポイントです。1ポイント500円(消費税は無視して考えましょう。お徳感は同じです。)ですから4600円のリフト券が4000円で買えるということになります。余った2ポイント(1000円分)を捨ててしまっては意味がないのですが、1ポイント使ってアイスドームに入場すれば、残る1ポイントを捨てても正規料金よりは100円は安くつく計算になります。ファミリーやカップルならお互いの端数のポイントをまとめて、ヴィズの入場券一枚(6ポイント)と換えたり、犬ぞりクルージング1回分(4ポイント)に使ったりと、うまく組み合わせることで、バカにならない差額が生じます。
トマムで、滑る以外に何をしたいか、決まっている方には、うれしいクーポンです。
でも、どうしても余ってしまった1ポイントを、他人に売ろうとするのはやめましょうね。
以前、一日リフト券を買ったものの、足が痛くなったとかでもう止めるという人から、3000円で買わないかと持ちかけられたことがあります。お昼前だったので、4時間券よりお徳だからと...。
わたしは、割り引き券があって、それより安く購入が可能なのでお断りしましたが、「差し上げますよ。」と言って欲しかったな、と思いました。そのほうが、スマートでしょ?
もちろん、トマムとしては、どちらにしろ「やめて」と言いたい行為ですからお勧めはしません。
00/12/19
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80×30メートルのウェイブプール。
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