画面のレイアウトが乱れる方へ
更新日  23/09/17
  




 久々の海外旅行を計画した2010年、我家では出国前に、ディズニーランドホテルの5月連休の予約をキャンセルしました。半年前に気合いを入れて予約したものの、パリから戻って翌月にTDRで遊ぶには、資金にも体力にも問題が発生しそうでしたし、予約しつつも、そろそろ5月のTDR は卒業しても良い頃かも....という話もではじめてたので、(海外旅行は)思いきるにはいい切っ掛けでした。

 ところが、5月下旬に主人の東京出張が決まった為に、TDR詣で計画が再浮上。一人分の交通費が節約出来る機会を利用しないのはもったいないというわけです。数週間前に思い立って、ディズニーランドホテルの週末の予約が出来たのは意外といえば意外でしたが、普通の週末は、直近でも空きがある場合
もあるということですね。
 シーのエンターティメント、ブラヴィッシーモの最終年の影響か、昨年同様にシーの混雑が目立ちましたが、イースター・ワンダーランド(TDL 5月)やクリスマス・ウィッシュ(TDS 11月)などのニューイベントを中心に、スローペースで楽しんできました。

                            10/01/22 

                             
 


          

JUNのTDRレポート2010

 一旦、行かないとした決断をあっさりと翻して訪れた5月下旬、ディズニー・シーのイベントは前年同様にスプリング・カーニバルでしたが、この時期のスペシャルグッズは開業※周年物以外は取り立てて..だったディズニーランドでは、新たなイベント、イースター・ワンダーランドが開催中でした。
 ディズニーランドホテルの客室内にも、卵形のカードが隠されていたり、パーク内では至る所に卵になったキャラクターが登場。その中から、ヒントをたよりに5個の卵を探し当てるエッグハントも開催されていました。マップ上に記された10カ所のポイントのうち、5カ所に正解卵があるのですが、不正解の5カ所もちゃんと見るべき卵はあるので、(正解の見当はついても)全箇所(パーク内をくまなく)をまわりたくなるという、大変健康的な企画でした。
 

 エッグハントのマップをもらった時には(ホテル宿泊者にはサービスで配布。後で有料と知りました。)いやぁ〜、卵探しよりも...と興味薄でしたが、1日、2日と卵モチーフに囲まれていると、マップに記されたポイントにある卵が気になりだすわけで...。最終日のチェックアウト時間までの間、我家も結局、地図を片手に卵探しの旅に出ました。日曜日でしたからね。前日までにパレードも見たし、(11月を待たずに)ブラヴィッシーモもデジカムに収めたし、アトラクションにも...まあ好きなものからいくつかは...というわけで、帰宅前の数時間を長蛇の列に並んで過ごす選択は、最初からありませんでした。
 それというのも、主人が1ヶ月程前に膝をひねって痛めていまして、歩くのに支障はなくなったものの、大事をとって杖は手放せない状態だったのです。早いもの勝ち競争に参戦出来ない事情を抱えての“寄り道”先では、無理は禁物。走らない、急がない、がんばらないの基本姿勢で臨んだTDRで、エッグハントは、最適な企画でした。場合によっては、最終日は混雑必至のパークには近寄らずに帰るつもりだったのですが、期間限定の卵探しは、案外楽しめました。

 アトラクションはファストパスではなく、主にゲストアシスタンスカードを利用しました。

 待ち時間の短縮ならファストパスが効果的なのですけど、時間短縮よりも、膝への負担軽減が優先です。ゲストアシスタンスカードは、当日でも発行してもらえますが、我家では主人のハンデを自己申告して、受取り日と場所(ランドかシー)を決めて事前に申込みました。アトラクションの利用の際にサポートを必要とするゲストの為に発行されるカードで、自分たち用に申請したのは、はじめてでした。

 杖を持ってはいても念のためと言う程度で、見るからに歩行困難という状態でもなく、しかも、カードを受け取るのは当人でなくてもいい(当人がその場にいなくてもいい)というので、ハンデを客観的に証明できる何か..通院の記録とか、医師の診断書とかが必要か思いきや、100%自己申告で(しかも事前電話)発行されました。性善説に基づくシステムとでもいいましょうか。ちょっと簡単すぎる気がするのは、余計な心配でしょうか?
 カードをアトラクション担当のキャストに提示すると、利用出来る時間を書き込んでくれます。指定された時間になると専用の入り口から案内してくれるのですが、その間は、別の場所ですわって待っていても構わないというのが、ありがたいんですよね。じゃ、例えば90分の待ち時間を、土産を買ったり、お茶を飲んだりと有効活用できるかといえば、そういう話ではありません。アシスタンスカードを利用しての待ち時間は、実際の待ち時間に準じてにケースバイケースで決められるようですが、実際のよりもかなり短かったです。概ね20分前後だったでしょうか。90分待ちなら90分後においで下さいと言われると考えていたので、正直驚きました。ただ、テキパキと動きにくい身にとって、それ以上にありがたいのが、他のゲストの影響を受けない専用のバリアフリーのアプローチでした。ぶつかったり押されたりの不安もなく、他のゲストのペースに付いて行けないプレッシャーも感じずにすみますしね。

 冬も、不足の事態に備えて杖は持参しましたが...まあね、7月にルスツでゴルフ三昧(3時間程、大半カート移動。金具入りのサポーター使用。)しておきながら、11月のTDRでアシスタンスカードに頼るのは、さすがに......ということで,負担が大きく、再発を招き易い階段だけは可能な限り避ける等、自らできる事を意識しました。
 タワー・オブ・テラーでは、ですから、自分たちは左側の部屋のグループになると分かった時点で、フラットアクセスの右側への案内を希望しました。
 事情を伝えるのには一言二言充分で、キャストの対応によどみはなく、わたしたちは一旦列から離れて横で待機、次の回の右側の部屋に最初に案内をうけるというわけで、アシスタンスカードの利用と同等のサポートを受けられましたが、ただ、急な階段を避けてバリアフリーのアプローチを選べるのは、タワー・オブ・テラーくらいで.....他のアトラクションでは階段の利用が困難なゲストのためには一般ルートとは別の箇所にエレベーターが用意されている(あるいは,別途バリアフリーで到達出来る出入り口が設置)が通常です。それゆえ、普通に並んで待っていて自分の番が来た時にエレベーターの利用を申し出るのは、左じゃなくて右に進みたいと要望するよりも、多分、ややこしい話になると感じます。ちゃんと別ルートがあるわけでね、ギリギリまでがんばるよりも、そこそこ甘えて最初から別ルートを利用する方がコトはスムーズに進むのでしょうね。
 乱用は論外ですが、アシスタンスカードのお陰で、利用が可能になるアトラクションが増える事実を考えれば、知っていてよかったサポートサービスだと思います。

 
 サービスといえば、客室利用が16時30分以降という条件付きのプリチェックインは,試験的対応の時期を経て、すっかり定着した様子です。また、ウェルカムセンターに限らず、各ディズニーホテルのフロントでも(当日13時までの制限付き)手続が出来るようになったので、マイカーやバスを利用して、ウェルカムセンターを経由すること無く直接ホテルに向うゲストにも、便利になりましたね。
 プリチェックインが定着したことで、15時(本来のチェックイン時間)頃のホテルの混雑がいくらかでも緩和されていることも,期待したいところです。
 いづれにしても、ホテルの予約から客室に入るまでの流れは随分改善されました。
 予約開始時間から延々と繋がらない電話と向き合い、長々と(毎度おなじみの)説明を聞かされ、チェックインで並び、客室への案内で順番を待ち....の以前を思えば、本当にスムーズに動けるようになりました。

 宿泊がディズニーランドホテルになると、ディズニーランドへの入園は専用ゲートを利用出来て便利ですが、シーの入園に際して特典はありません。
 それ故、我家は、朝一番はまずディズニーランドへ、シーへは開園後の騒動がひとしきり落ち着いた頃合いにむかいました。当然、出遅れていますから、あまりアトラクションには固執せず、ハーバで繰り広げられるショーを中心に、楽しみました。
 長時間、ヴェッキオ橋の中に居座っていた気がします。

 これまでは、ディズニーランドに入場制限がかかっても、シーは通常営業可能で,やっぱり落ち着く場所でしたが、昨年に続いてファイナルを迎えるエンターティメント(ブラヴィッシーモ)があるのに加えて、鑑賞エリアへの入場が抽選であたる期間限定のショー、クリスマス・ウィッシュが始まってたりの加減か、11月のシーはランドを上回る混雑でした。入場制限がかかる順番も逆転した感じです。
 実際、スペシャルイベントも、ランドよりもシーの方が多くなってましたしね。

 クリスマス・ウィッシュブラヴィッシーモと入れ替わりにはじまり増したが、幸か不幸か、我家はその切り替わりの両日に滞在していました。ハーバー回りの混雑は、推して知るべし....ですね。

 

                                          11/11/18 


リストに戻る