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 コースに単品、鍋もの各種に加えて寿司コーナーも加わった三角は、品数の豊富さと、北海道テイストが魅力のトマム直営の和食レストランです。
 直営店の中では、“以前”と“最近”の 価格差がもっとも大きい店で、鉄板焼き、天ぷら、寿司コーナーを有するやま里と比べると、(利用しやすい価格故に)カジュアルな雰囲気が加速しました。安さはもちろん、うれしいポイントですけれど、「良き時代」の感動が欲しくなって、今回はコースをリクエストしてみました。
 とっておき北海道ティストをご覧ください。
                    04/09/30 


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マークの付いたページの情報は2005年10月末まで有効期限とした、『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。



星野リゾート単独運営後、三角は「郷土料理」の冠を外し、メニューもスタイルも大きく変化しました。09/03/05

 ジャガイモのバター煮揚げ出し豆腐三角Vol.1参照)ほっけの開きもいいけれど、ルミエール桃里でのような感動が和食でも、欲しい..。
 
 ところが2004年のグリーンシースンはやま里がクローズで、鉄板焼きも天ぷらも選択の外に出てしまいました。 かつては4500円が最低レベルだった三角のコースは、気がつけばずいぶんリーズナブルになっていて、夕食券に対応した3000円前後がスタンダードになってます。これでお腹が膨れるのですから、安易に7000円コース(例えば、秋のガレリアプランの夕食券は7000円相当のコース)はオーダーできかねますね。質のみならず量もUPしていそうです。...というより、量のUP率が高いかもしれません。
 
 そこで、今回は久々にお任せコースをリクエストしました。
 お任せに際しての、こちらからの要望は、7000円〜8000円程度の予算で量は少なめに、お寿司も捨てがたいので、ご飯の変わりに最後はボタンエビとホタテとウニ..か何かの小さめの握り寿司を少しだけいただきたいということでした。
 
 先付け、前菜に続いて出された刺身が上とのイメージです。ボタンエビとホッキ貝、ヒラメのウニ巻き(右イメージ)の3点盛りで、ボタンエビの頭は別に塩焼きとして登場(イメージ奥)しました。

 トマムは山の中ですが、海の幸への期待が つきまとうのは、北海道の宿命というもの。
 ウニやエビの甘みは期待に応えてあまりあるものでした。

 三角には単品のお刺身メニューが いくつかありますけど、種類によってはそれなりのお値段が付いてます。(イカソーメンなどは,お手頃ですけどね)
 
 参考までに、左のイメージが単品、ボタンエビの刺身
 2004年8月には2000円でした。すだちでサンドされたエビの食感と風味には喜びを感じましたけど、コースの3点盛り、プラスエビ頭の塩焼きを体験してしまうと....あれ? 単品は高いかな...?と今後の対策を考えてしまいますね。
 板さんのサービス精神に感謝すべきでしょうか。
 
  具たくさんの舞茸の土瓶蒸しを次の料理の為にと、誘惑に打ち勝って半分ほど残した結果、堪能できたのがタラバ蟹の焼き物でした。

  
  お任せでは何が出るかのお楽しみがあります。(必要なら、事前に内容の確認もできます。)
  タラバの焼き物は全くの想定外で、スタッフが器の蓋をあけてくれた瞬間は,文字通り目を見張りました。土瓶蒸しを、そのまま置いておいてもらったら、後でまた飲めるかも...などという密かな未練も吹っ飛ぶ、見事な蟹の脚の太さ!

  焼かれて甘みを増したジュージーな蟹肉はボリューム満点で、大満足とともに、お腹は限界近くに達しました。
 
 この後に出て来た,高級魚、キンキの煮付けは...バチあたりなことに、苦戦気味で...味わう余裕には欠けました。

 同行していた両親は、この時点でギブアップ、感動の余韻を楽しむべく、締めくくりのお寿司は持ち帰りとなりました。
 ギブアップ寸前のわたしたちは、もうひとふんばり(?)して、その場でいただきました。リクエスト通りに小さめサイスで、トロとホタテとエビの3つ。(軍艦巻きは不可能なサイスでした。)
 ふんばった甲斐のあるおいしさでした! (あまりのかわいらしさに、食指が動いて、イメージを取り損ねたことが悔やまれます。)

 水菓子は、柿、梨、メロン(赤肉)巨峰の中からの選択でした。
 

  右のイメージは,8月にオーダーした単品,野菜のてんぷらです。
 やま里がクローズ中は、てんぷらの盛り合わせもやむなしですが、三角も野菜素材に関しては、 薄いころもがカラリとまとわりついた上々の仕上がりでした。


             04/09/30