画面のレイアウトが乱れる方へ


                 

 10数年振りの再訪を切っ掛けに、2010年のグリーンシーズンもルスツでゴルフを楽しんで参りました。
 今はなき...というべき旧トマムのコンセプトに夢中になったわたしの価値感は変わらずですが、その旧トマムで何よりも評価してきた(オールドファンが言うところの)トマムスピリッツは、場所ではなく人によって受け継がれていくのだということを、昨年来のルスツリゾートで実感させられています。
 旧トマムに変わる地としての妥協点が見つかることを期待して訪れてから1年、トマムのような快適さの中で、今後は『ルスツらしさ』をも楽しめる時期が来たように思います。


 



     

施設とスタッフ&サービス

 


客室(ルスツタワー)
  
セーフティボックスについての修正コメント

 セーフティボックスは、階下のロッカー内に暗証番号対応のものが置かれてましたが...底のないボックスを床の上に置いて固定した造りで、しかも開閉は上ではなく前扉.....正直なところ、これが唯一、「ああぁ〜もう!」と眉をひそめたくなる仕様でした。
 床に座って、身体を横に傾けて、なお頭を下げて操作して、扉を開ければ床が見える....。

 コメントは2009年グリーンシーズンの客室レポート内のものですが、今回くだんのセーフティボックスはちゃんと底のあるものだと判りました。ボックス内に見えた床面は、床面と同系色の...質感も似通ったマットだったのです。
 昨年は見えた(気がする)固定用のボルトの頭が今回はマットの下に綺麗にかくれていたため、わずかに『浮き』感があって、「あれ〜?これ、床と違う。」という事実に気がつきました。
 使い勝手が変わったわけではありませんし、部屋も同じなので、底なしのボックスを底有りのモノに変えたとは考えにくいし、そもそもは底なしのセーフティボックスなんてモノがあるのかという疑いをもつべきだったのでしょうけど、なんだかね、無くても機能に問題が無い部分(底です)は節約の対象にされた.....との解釈が先にたっちゃったんですね。

 1年間、わたしは勘違いしていたということでしょうね。失礼しました。

 でも....マットを敷くなら、床面と明らかに違う色を選んだ方が良い気がするのは、勘違い者のあがきでしょうか?

                                         10/08/02 


 
客室 ジュニアスイート(ノースウィング)


 2010年スキーシーズンに利用したノースウィングの客室は、予想していたよりもゆったりとして意外に快適だったというレポートに嘘はありませんが、同ゴルフシーズンには、わたしたちはやはりタワー宿泊を選びました。

 ゴルフ場に近いというメリットはタワーコースに関してのみのことで、他のコースでも遊ぶ現在は、ノース&サウスを利用を避ける理由にはなりませんけど、やっぱりね、80u前後の広さは33uよりも魅力があるということです。たとえ、2層式で 出入り口が上にあって、客室内で階段の上り下りが避けられないとしても....です。スペースに十分な余裕があるというのは、肉体的な負担を二の次にしたくなるくらいにリラックス効果があるのですね。
 とはいえ、負担は負担、願わくば...とスタッフに尋ねたたところ、タワーの客室は2〜4人用、7人用等広さの違い(レイアウトもでしょうね)はあるものの、階段のない部屋はないという残念な事実を確認する結果となりました。

 そんな中で、わたしには、昨年来、ルスツのHPをちゃんと観るようになってからということですが、気になるゲストルームがありました。スタンダードルームの2倍の広さがあるジュニアスイートです。 公式HPでも上のイメージに類した室内の様子が紹介されています。66uなら充分な余裕ですね。
 しかも、階段が無いではありませんか。(多分)窓の形から推すに最上階で、天井の高さも充分です。(多分)山側とのことなので、景観も良い。(多分)スターダスト・アベニューも見応えがあるはずです。(多分)
 
 それでも、我家にとって重要なポイントを知る情報は不足していました。
 ジュニアスイートの客室は、ホテルのどの辺りに位置しているのか。
 バスルームはどうなっているのか。
 りビングルームにあるベッドの他にベッドはある(定員4名)として、全体のレイアウトはどうなっているのか...などです。
 勝手に階段が無いと判断したものの、4人用の部屋なのに二人分のベッドが1台しか写っていない以上、客室がメゾネットタイプではないという確証は持てませんしね...。

 百聞は一見にしかず....あれこれ尋ねるよりも.....ということで、実際にジュニアスイートの客室を見せていただきました。

位置は、ノースウィング7階、ロビー階のエレベータで直に行ける所(冬期は、要乗り換えでしたもんね。遠かった。)でした。
 見せていただいた部屋は三角窓に向って、リビングスペースが右側、ベッドが左側で、HPで紹介されている部屋とは逆のレイアウトでした。客室内に階段は、ありませんでした。(良かった)
 そして、出入り口からベッドつきリビングルームまでの間に、ご安心くださいと言わんばかりに独立したもう一部屋、ベッドルームがありました。(右上イメージ)
 この部屋に写っている以外のモノ、テレビとかテーブルとか鏡とか、クローゼットとか...があったかどうかは思いだせません。主人は小さいテレビがあったような気がするといってますが...一見しても,自分にとって興味の薄い部分は見えていないということでしょうね。肝心なのは、ジュニアスイートの客室には一人用のベッドもちゃんとあったということです。(同性同士で利用しても大丈夫な部屋でした。)
 そして、上のベッドルームに廊下を挟んで向い合う位置に、バスルーム、洗面台、トイレがそれぞれ独立してありました。
 バスタブは“とっても大きい”とはいえませんでしたが、バスルームは贅沢なスペースを確保されていました。高さも活かされたレイアウトで、バスタブと洗い場(ありました!)は通常よりも段差がつけられています。
 トイレは洗面台を挟んでバスルームと向かい合ってました。
 洗面台のシンクは一つ。
 タワーや(トマムの)ガレリア客室のダブルシンクに慣れてしまうと、惜しい..と感じる部分ですが、2名で利用するなら,これがストレスになることもないでしょうね。
 (ちなみに、同じ広さのファミリーデラックスルームは、洗面台を有した通常のバスルームと、別に洗面台がある仕様でした。)
 右下イメージは洗面台、アメニティグッズのアップです。
 写真撮影の許可を頂いたわたしがリビングルームにカメラを向けている間に、水回りを覗いた主人が「アメニティーがロクシタンだ。」と興味を示していましたが、スタンダードルームに用意されてるアメニティーに代わってではなく、ロクシタンのセットが余分にありました。なかなか太っ腹なラインナップではありませんか。ヨーロッパなら、簡易ブラシや歯ブラシ、ヘアバンドまでの用意はありませんから、コーナーはロクシタンだけでコーディネイトされているところですが...
トレイに盛られた袋物アメニティーは、不要とはいいませんが、並べない方がアピール効果は大きいかもしれませんね。


 見た限り、ジュニアスイートの客室は、タワーの客室では上にあるベッドルームがワンフロアーの中に収められた感じで、縦の移動が不要な分、使い勝手がよさそうです。
 タワー客室にはあるキッチンスペースがない分、10uほど狭くなったというところでしょうか。キッチンはあればあったで便利ですが (特にカウンンターテーブルは,かがむ必要がないのがいい。)本来、ホテルの客室には無い設備ですし、無いことがジュニアスイートのデメリットにはなりませんよね。
 正直なところ、我家ではタワー客室よりも魅力を感じています。
 
 でも、客室の外の快適さは.....好みはというべきかもしれませんが、程よくこじんまりとして落ちつけるという点で、我家の場合は、タワーなんですよね。
 どこに向うにもフロントデスク(ロビー)の前を通ることもあってか、スタッフとの距離感が近いのもタワーのいい雰囲気に繋がっていると思いますが、客室数も施設も多いホテルエリアは活気が騒がしさに転じる場合も否めません。
 居住環境と滞在環境、どこで折り合いをつけるか......まずはジュニアスイートに泊まってみてからの話ですね。

 ただ、ジュニアスイートは、旅行代理店等を通じての販売はなさそうです。
 交通手段とともに申込めるパック商品では利用が出来にくいのが残念ですが、ルスツの自社プランでは設定があるものも見受けられるので、興味のある方はチェックしてくださいね。公式HPの情報で想像できる以上に、良い部屋です。
 わたしは、次のスキーシーズンに利用を試みる予定です。
 
                                         10/09/08 
 

  

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