画面のレイアウトが乱れる方へ
ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            

「トマムから見えるもの、見てみてトマム」のペ−ジ別の内容説明、リスト一覧へ

『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。


 


 初めて、タワーに宿泊したのは、2度目の訪問の時、できたてタワ−2の低層階利用でした。 

 当時は北海道スキーツアーの競争率も高く、発売日にさきだち8月から旅行会社に申し込みをしていた『トマム、ホテル宿泊,3泊4日』は,キャンセル待ち。(旅行会社のスタッフの,キーボード操作能力を疑ってしまいましたっけ。)連絡を受けたわたしは、緊急事態を仕事中の主人に伝え、職場近くの代理店で主人が確保してきたのが、ホテルではなくタワー利用のプランでした。
 ホテルがパブリック、タワーは会員制と思っていたわたしたちは、タワー利用のプランの存在を知らなかったので(なにしろパンフレットも見ないで申し込んで、早い者勝ち気分で安心していたのですから...。)ツアーに申し込めた時には、部屋がどの位置であれ、テンションが上がりっ放しだったものです。
 
 開業直後ということもあり、ホテルよりも明るい部屋、低層階でもホテルよりも視線の高い部屋、同時に開業したフォレスタモールへの利便性等を喜んだものでしたが、2.3度の利用を経て、ガレリア、スポルトの開業、昨今ではホテルのリニューアル(寝具)という状況下で、10数年来タワーとの縁は途切れていました。

 2006年グリーンシーズン、唯一稼働の宿泊施設がタワー。
 選択の余地なく、久方振りに、タワーのエレベータに乗り込むことになりました。

  
 タワ−2では、一部寝具の交換がはじまっています。
 イメージは,きりかえが終わったゲストルームです。ベッドカバーと一体型の羽毛寝具とアッパーシーツの組み合わせは、ホテルと同じパターンです。(ガレリア、スポルト、アビチは、白無地コンフォーターカバーの羽毛布団と、キルトのベッドカバーの組み合わせ。)
 クロスの張り替えは...終わっているのでしょうね。経年による劣化で、著しく気になる部分はありませんでした。
 1フロア12室(かな)のタワーのゲストルームは、3種のレイアウトがあります。イメージは、出入り口を挟んで、リビングとベッドスペースが分かれるレイアウト。広々とした感じは...あるとはいえませんが(何にろ、エリア内でいちばん狭い!)2人での利用ならば、スペースに余裕はあります。


 
  ただし、ライティングデスクの類いがありません。かわりにコンパクトなメイクコーナーが設けられています。(上イメージ、右端,コロ付きのスツールが案外使い勝手がいい。)幅の狭いカウンターは、メイクアップポーチが縦に置ける程度。ドライヤーは、落っこちます。あと、5センチ幅があれば....今度はその出っ張りで身体をぶつけるのかもしれませんね。コンセントは2006年6月末の時点では有効です。かなり前から、スポルトのライティングデスク(鏡がある前)回りのコンセントは封印されて使用できなくなっていて、不自由を感じていたので、この点ではタワーに1ポイント。

 タワーの部屋が、他宿泊施設の各部屋との実寸の差程には狭く感じないのは、ライティングデスクがないことの他に、クローゼットとバスルームのスペースを割いたからともいえそうです。

 クローゼットは、スライド式ではなく、手前に観音開きのドア方式です。幅が狭いので、全面オープンしなければ使いにくいという配慮かと考えます。(下イメージ。右奥の入り口に向かって右側にバスルーム。左側、扉が薄く開いている部分がクローゼットです。クローゼットの幅と奥行き、オレンジのサムソナイトからご推察くださいね。)



  先にも触れましたが、イメージの客室では、開業年数を考えるとメンテナンスが行き届いていると判断していいとわたしは思いますが、付帯設備のサイズが...古さを連想させるのは、仕方がないことですね。
 最初の利用時に、それで不自由を感じたことを覚えてはいませんから、比較するモノを得てきたうえでの、タワーのデメリットのひとつ、という程度の捉え方がいいのかもしれません。
(逆にベッドサイスは、ガレリア以降の施設の方が小さいですしね...。)
 BSが映らないこと、排水の音が大きいことは、我慢しましょうね。
 

 また、冬季最大の問題、静電気ですが...ドアノブが木製になっていました。未確認ですが、これはおそらく切り替えが行われたものと考えます。


 
  中、高層階からの眺望は、スタンダードルームではタワーのみに期待できる大きな『おまけ』です。
 
 イメージのゲストルームの場合、ベッド側からはホテルと水の教会,その先の西エリアの一群が、リビング側からは、ガレリアのある景観が楽しめました。各宿泊施設が稼働していない為、夜の眺めは寂しいことになっていますが、水の教会の白樺ライトアップは存続していました。

 双子タワーは視界に安定感をもたらすとわたしは思っていますが、(ガレリアにしても、1本よりは2本がいいでしょ?)タワーの客室全体のおよそ4分の1室は、お向かいの窓を眺めることになります。5階でも30階でもお向かいと目線があってしまうのは、落ち着かないないかもしれませんね。
 隔離性とスペースメリット がもたらすレアな景観に対して、向かいの視線が気になる部屋というのは、『ハズレくじ』をひいたようなものかもしれませんが...現時点で、タワーの階数、景観による明確な室料の差は公表されていません。特に設定はなく、会員と非会員、旅行代理店の営業努力等が、影響すると考えるべきでしょうか?
 
 久々にトマムの景観を眺めながら、各施設に灯りがともり、森の中にツリーのイルミネーションが点在していたWHITE X'MAS VALLEY TOMAMUの頃に、タワーを利用しておくべきだったかなと、感じました。今風にいえば、大自然と高い美意識のもとで生み出された人造物の『コラボーレーション』!
  自然任せではない景観が、トマムの持ち味だったと感じるのは、わたしだけではないでしょうね?

 
  余談ながら、イメージのゲストルームに落ち着く少し前、反対側に位置するゲストルームから、ひととき外を見る機会を得ました。
 眼下に広がるのは、おそらく(夜だったので、ほとんど暗闇)ゴルフ場。
 そして、右手の視線上の方に、ありました。まばゆい程に連なる2列の灯り!
 
 このページをはじめる切っ掛けとなったkaoちゃんからの情報。上トマムの街(?)の、道の灯りは、本当に滑走路を想像させるほど、のあでやかさでした。

          06/06/28 
 

 

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