画面のレイアウトが乱れる方へ
ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            

「トマムから見えるもの、見てみてトマム」のペ−ジ別の内容説明、リスト一覧へ

 『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。


 

 右のイメージは2000年10月24日の早朝、ガレリアの客室から窓ガラス越しに撮影したものです。
  ゴルフも今年は最後という日の朝、うっすらと雪化粧した山の中にスキーのコースが浮かび上がりました。

 左端に固まる西エリアの施設の前から伸びているのがエキシビジョンのA、木の帯を挟んだ右側がエキシビジョンB、です。ゆるやかな裾野が時に雪中行軍を招く幅広のコースは、斜度の割には恐怖感が少なく、誰もがひととき、レベルアップした自分を実感できます。
 AとBを分けている木々が成長すると、長くて、遅くて、寒いことが難点の2番リフトの風避けの役割を担ってくれるはずなのですが......真冬、雪の上に見ることのできるその先端は僅かな高さで、一部のゲストの暴走から身を守ることもできません。大きくなろうとしているのに、踏まれたり、折られたりしている枝を見ると憂鬱になりますけど、毎年確実に育っているようです。
 宿泊施設の上、白く見える三角形のてっぺんが、トマム駅、インフォメーションセンター前に乗り場がある1番リフトの終点です。こうして見ると、エキシビジョンAから繋がっているのがよく分かりますよね?
 エキシビジョンAの上部から1番リフトに抜けるコースは幅が狭く、左に飛び出せば林の中という状況なので、わたしはいつも直滑降(でしか降りられない...)専門ですが、2001年のシーズンには、その幅が少し広くなっていました。数メ−トルの緩やかな登りを許容できる方は、エキシビジョンAの中間地点から横に抜けるコースもあります。

 左のイメージはスポルトのゲストルームです。外壁がタワ−等と同じく茶色いレンガタイル貼りの建物の方で以前はロビーから右に折れるスポルト2に対して真直ぐに進む方をスポルト1と言ってましたが、最近は特に区別はしないようです。 便宜上、拙宅では1、2、という名称をそのまま使います。(スポルト2を「新館」と呼ぶスタッフもいますが...。)

 外壁を見ると分かるように、スポルト1は西エリアでは一足先に開業した宿泊施設です。
 スタッフの宿舎はもちろん、トマムの村の公共施設まで統一した(以前はタワーにコンセプトルームがあって、そこで、いろいろお話が聞けました。)というトマムカラーで建設された最後の施設です。西エリアではスポルト1だけがういてますけど、統一感を崩したのは、(どちらがいいかは別として)後からできた他の施設なんですね。
 スポルト1には、メゾネットタイプやコーナーツインなど、異なるタイプの客室があるはずですが、イメージはスタンダードのものです。入り口は手前、入ってすぐのデッドスペースに面してクローゼットがあります。
 ヨーロッパのホテル紹介などで、ドアを開けてすぐに室内が見えるか見えないかにこだわる解説を見かけますが(アプローチが確保されているかどうかということですね。)スポルト1は、見えない作りになってます。
 横に長いゲストルームは、片面はほとんど窓! 開放感がありますが、壁の部分が少ないということは不便も生じるわけで....室内に鏡とセットになった机がありません。テレビはイメージでいうと右手前のコーナーに設置されていて、湯呑みやポットもそこにありますが、メイクアップスペースはバスルームの中だけになります。連泊すると、ちょっとつらいかもしれません。
 
 白が基調の調度品は、スポルト2やアビチとは異なって、ガレリア寄りの系統です。
 外観は従来のままですが,室内はひろく、そして明るさにこだわった設えになっています。ホテルとは全く雰囲気がことなりますね。「これからのリゾートホテルは,明るくなくては!」と関氏(開業当時のアルファ・コーポレーション社長)の一声で、方向性が決まったとか言う噂を耳にしましたが、正しい判断だったと思います。
 レイアウトも印象的で(スクリーンは固定です。)荷物の少ない時には利用したい施設です。
 
 一方、縦に長いのがスポルト2のゲストルームです。
 地上3階、変則的な地下1階のスポルト2は客室数も多くはなく、最上階の窓が三角形になっていることを除けば。どこも同じ部屋です。
 入ってすぐ、バスルームとクローゼットが向かいあっている部分が一応アプローチで、ドアをあければ室内は見えますが、ベッド、ソファーが置かれているあたりは視角になります。

 小間物を広げた後なので、あまり見栄えはよくありませんが、下のイメ−ジのように引き出し付きの机があり、その前の壁には鏡が取り付けられています。机の上に見える黒い固まりはテレビで、実際には机の向こうにある別の台の上に置かれています。テレビ台の下の部分に冷蔵庫と、コップ、湯呑みが隠れています。
 窓は、スポルト1より大分小さく、奥行きがある分、室内の明るさは劣ります。ただイメージは撮影時間が違うので、これで比べないで下さいね。

 横長のスポルト1と縦長のスポルト2のゲルトルームでは、どちらが快適かと言えば、時と場合と好みということになるのですが、標準的な客室レイアウトの2よりは、1の方がインパントがあるかもしれませんね。
 ただ,動き易さ(使い易さ)でいえば、スポルト2でしょうか...。しゃれたスクリーンを避けて動く必要もありませんし、デスクとその前の鏡はやはり便利です。

 
 眺めで言えば、西エリアの中では一番高い位置に建っている上に階数もあるスポルト1は、眺望が期待できる部屋もあります。ただ、ロビ−からゲストルームまではスカイウォークを渡って行かなくてはならず、その客室からゲレンデ、ヴィズへの出入り口もスポルト2よりは距離を歩くことになります。

 右のイメージはスポルト2の最上階(3階)のゲストルーム。
 主人が肖像権を主張するので、顔の部分は消しました。三角窓の雰囲気だけ御覧下さい。


                       00/11/06

                   一部改稿日 04/08/21 

 
 スポルト2の3階の角部屋、3220号室のイメージです。
 同じ3階の上のイメージの部屋と比べて、正面の窓と天井の高さの違いが大きいこのタイプの部屋は、3階の角部分に4部屋しかありません。しかも、側面にも窓があるのは4部屋の内の2部屋だけ!
 
 以前、3階と1階、2階の客室の大きな違いを尋ねたところ、窓の形と天井の高さからくる開放感という説明を受けました。
 実際に利用してみた上の部屋では、確かに三角形の天井の高い部分は高いのですけど、ソファーの向こうのランプの辺りは、むしろ低い訳で、開放感という点では疑問が残る作りでしたが、3220号室(とおなじ作りの他の3部屋)は、納得の開放感でした。

 すべてが、同じスタンダードという位置付けには、?マークが点滅しそうですけど...。
 部屋割りはスタッフにお任せなので、このところ何度かこの部屋を利用できている我が家はラッキーというべきでしょう。ただ、冬期は少し大変かもしれませんね。部屋が、十分に暖まるまでには時間がかかりそうです。しかも窓が大きい分だけ外気の影響も受けるので、これからの季節、この部屋に案内されなくても、ハズれた、と残念がる必要はありません。

                                      01/10/10 
 

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