画面のレイアウトが乱れる方へ  
ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            

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 『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。

 


星野リゾート運営下で,ホテルアルファトマムは閉鎖。 09/03/05

 2001年7月20日の夕刻のイメージです。
 日が落ちたエリアに熱気球が浮かび上がりました。
 熱気球が楽しめるのは早朝と夕方、風のない日に限られます。朝は朝食時間に重なる確率が高くて、ガレリアのレストラン、ルミエールから窓越しに見たことが何度かありましたが、夕方に見たのは今回が初めてだったかもしれません。
 19時少し前のことで、やはりいつもなら夕食の為にレストランのある建物の中にいる時間帯なのですね。今回は我が家にとっては特殊なスケジュールで、この時間には食事を終えて、歩いて部屋に戻る途中でした。カメラを持参していたのもラッキーでした。
 回りも薄暗くなったこの時間では、気球に乗っているゲストには、どんな景観が見えているのでしょうね? ガレリアもタワーも、西エリアのスポルトも、ゲストルームの窓の灯りで、綺麗に見えるのかもしれません。
 イメージの手前の建物は、ゴルフ場のスタートハウスとレストラン、タータン・ジャンクションですが、既にこの日の営業は終わっていて、灯りの提供はありません。

 右のイメージは、エリアの中で最も早く開業したホテル・アルファ・リゾート・トマムのゲストルームです。
 久々に利用したホテルの客室は水の教会側に面している窓が下まであって、右端には網戸が取り付けられていました。窓が開くので、ここから外に出られるかもと思いましたが、網戸は動きませんでした。
 ただ、自然の風が楽しめます。
 もっとも、カーテンを開けていると、見晴しがいいかわりに、外からの視線も気になります。丁度、水の教会へ続く道を行き来する人と同じ視線になるもので....。
 ホテルの客室のほとんどは窓は腰の高さだったと思いますが、低層の建物ですし、その上辺りが散策できるようになっているので、他の宿泊施設と比べて少々外が気になるかもしれませんね。それではと、カーテンを閉めると、おそらくは多くの人が室内が暗すぎると感じるに違いありません。
 開業当時、ホテルのノウハウをオークラから学び、オークラーのグループに名前を列ねていたこのホテルは(札幌にあるホテル・アルファ・サッポロも同様ですが...。)間接照明と抑えた色調で、くつろぎの空間を演出しています。静かな落ち着きがホテルに求められていた時期ですよね。13年前にスキーパックで始めてこのホテルを利用した時も、暗さは大きなマイナスポイントにはなりませんでした。
 それよりも部屋の広さが嬉しくて快適に過ごしたのを思い出します。ただ、この後建設された施設は、滞在型のリゾートというコンセプトを反映して、どんどん明るくなっていったので.....今は、エリアの中では一際落ち着いた色調が目立ちますね。つい、もっと灯りを、と言いたくなります。 

 
  イメージは(多分)デラックスツインで若干広い方の部屋になると思います。スタンダードとデラックスはほぼ半々の割り合いであって、友人と行っ時に一度、スタンダードに案内されたことがありました。友人は、「ひろい〜。」と感激してましたが、それ以前にデラックスタイプに宿泊していたわたしは、「同じツアーなのに、せまい...。」と感じました。
 ただ、スタンダードはその時限りなので、バスルームの記憶がありません。







 広い方の部屋に関しては、右のイメージのように
バスルームの外に独立した洗面台があります。
 もちろん、バスル−ム内にもありますから、ひと部屋にふたつの洗面台、です。室内が暗い分、特にバスルームの外にある洗面スペースはメイクに不自由しないだけの、十分な明るさになっているようです。なんといっても、バスルームが使用中でも、洗顔、歯磨きができるというのは、ありがたいではありませんか。
 バスル−ム内は床も壁面もタイル仕様で、他の施設よりも手間をかけた仕上がりです。清潔な印象のバスルームは、もしかしたら改装の手が入ったのかと思わせられます。非常に手入れが行き届いていました。
 以前はどの施設でも常備されていたけれど、現在は置かれなくなったフェイスタオル(イメ−ジ、洗面台の上、小さいサイズのものです。)も、ホテルにはありました。また、品数は多くはありませんが、ルームサービスも利用できますし、部屋でのマッサージも頼めます。スウィートホテル、ガレリアでも省かれたサービスがここでは健在なのは、ホテルは最初から一般客を対象にしていたからでしょうか? もっとも、これは開業当初にはなかったサービスです。わたし、当時は要望事項として支配人様宛にお手紙を残してきたのを覚えてますもの。初めてのトマムで、また来るつもりであれこれリクエストしてたんですね。

 ところで、ホテルの部屋のイメージは、トマムの公式ホームページとちょっと違うやん、と思われるかもしれませんが、あちらはかなり前のイメージなんですね。大きく違うのは寝具の毛布が羽毛布団かわったことで、部屋の印象を左右するベッドカバーの色合いも明るめになりました。寝具の切り替えは2年前か、もしくはもっと前に完了していたはすです。せっかくなら新しい部屋のイメージを紹介すればいいのにと思いつつ、2年が過ぎてしまったので、わたしが撮ってまいりました。

 
  ...ですからね、宿泊施設はお任せのスキーパックなどで、「お客様のお泊まりは、ホテル・アルファ・リゾート・トマムとなります。」と言われても「エ〜! 一番古いとこだよ〜。」と悲観することはありません。
 タワーのように見晴らしは良くなくても、スポルトのように明るくはなくても、ホテルにはホテルの快適さがありますから.....。
 
 右はホテル6階の朝食会場、メイフェアの入り口近くで撮ったものです。
 ここの窓は開くので、ガラスがじゃまになりません。

                                    01/07/24  
 

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