画面のレイアウトが乱れる方へ  
ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            

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 『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください

 


タワーの外壁リニューアルに伴い,トマムの景観が変りました。三角のコンセプトも変更。 09/03/05

 2001年10月6日の午後、西エリアから撮影したものです。
 針葉樹が多くて、1年中濃い緑色に包まれるトマムも、秋の色に染まりました。


 今年のトマム山の初冠雪は9月22日(...か、前日、下のイメージは22日の早朝。雪はまもなく消えました。)で、いつもより早い雪の訪れに、短い秋はどこへ消えちゃうのだろうと思いもしましたが、冷え込みの効果もあってか、昨年よりも秋の色は鮮やかな気がします。

 もう少し、赤い色があったらね、と感じるところですが、ヴィズの回りをはじめ、ところどころに楓かと思える赤い葉の苗木が植え付けられているのを見かけました。順調に育ってくれれば、トマムの秋色に新たなハイライトが加わることになりそうです。


 これからは、西エリアの宿泊施設は(おそらく)スキーシーズンまでクローズになります。唯一明かりがともるヴィズの営業時間外は人の姿も途絶える西エリアからのこの景観も、落葉後の木肌もあらわな灰色が目立ち始めるまではそんなに先のことではありません。

 雪が、その物悲しさを覆い尽くして、ウィンタースポーツを楽しむゲストで再び賑わうまで、トマムは静けさに包まれます。

 エリア内を走り回るバスも、この時期は無線対応です。
 ゲストからのお呼びがかからない限りはお休み....。
 無線対応と言えば、定刻運行よりも融通がきいて便利な場合もありますが、どちらにしてもバスの“お目覚め”は朝7時以降(遅い!)です。
 冬は2番リフトが真横にあって、ヴィズにも至近距離のスポルトですが、いわゆるオフ期にはレストランの営業が期待できません。夕食はもちろん、朝食もホテル、タワー方面へ出向いていかなくてはなりません。出発が早いツアーゲストに対応しているのか、6時台から朝食営業をしているレストランがあるにもかかわらず、バスは目覚めません!

 ゴルフのプレ−時間の関係で、7時を待っていては慌ただしいと感じたわたしたちは、結局スポルトからタワーまで歩きました。




 夏と違ってこの時期は芝が濡れていて、朝の散策路はコンディションが良くないので、遠回りですが舗装された道を選択しましたが、右のイメージはその途中で撮った、お休み中のバスたちです。奥に見えるのがトマム名物の大型低床バスですね。
 お天気が悪くはなかったので、余裕の撮影です。
 雨が降っていたら、「ゲストに歩かせて、寝てるな!」と悪態のひとつもついたでしょう。もっとも、その時はゴルフのスタート時間を遅らせる交渉をしたと思いますが...。





 右はタワーに隣接するレストラン三角の入り口です。
 昨年、格子戸と暖簾がお目見えして、ひと目で和食の店と分かるようになりました。
 10数年前のオ−プン当時のひととき、バーカウンターとして営業した後、長く休眠状態だったスペースも寿司コーナーとして生まれ変わってからは、好評の様子です。
 トマムの直営店の中では、もっとも営業率が高いレストランで(クローズしている時に遭遇したことがありません。)朝食、昼食の営業もしている、ありがたい店です。
 ホテルの和食処やま里と比べると、幾分、郷土色が強く、(鍋も魅力ですが)北海道らしい単品メニューが充実しています。




 右 イメージ
 落葉茸の玉子とじ。
 落葉茸というのは、北海道独特のものなのでしょうね。わたしは道外では見聞きした記憶がありません。
 なめ茸のように滑りのある食感ですが、舞茸に近い平らな形態のようです。全体像は掴めません。
 まろやかなだしと甘味のある卵と茸の歯応えのバランスがうれしい茸料理。単品メニューには通年あったように思いますが、茸シーズンの秋は、“旬”というエッセンスが噛みされているように感じるのは、気のせいでしょうか?
 見た目よりは、ボリュームのあるひと品です。



左、イメージ
 いかにも北海道という茶わん蒸しだったので、思わず撮影してしまいました。
 観光等で北海道に来て、茶わん蒸しを食べたら、甘くて驚いたという経験をお持ちの方が、おいでにならないでしょうか?
 道内の全てがそうなのかどうかは確認できていませんが、札幌、千歳近辺と道内の旅先で遭遇したものはどれも甘味の強いものでしたから、これが北海道の味と考えても支障はないと思います。味そのものが甘い上に栗の甘露煮が入っていることが多く、その密の甘味も加わるので、初めて食べた時はびっくりしました。
 トマムでは、大分前にやま里で食べた記憶がありますが、その時は北海道仕様ではなかったように思うのですが、(今はわかりません。)三角のものは、おおきな栗が! 
 わたしよりも先に食べた主人には、甘口だけど久しぶりに普通の茶わん蒸し、と思った中から栗の甘露煮があらわれたことで、かなりウケていました。郷土料理としての基本ははずしていないようです。他の具は鶏肉、かまぼこ、ぎんなん、ぎんなんを抱いたエビなど...。
 
 じゃがいものバター煮、ほっけのひらき、揚げ出し豆腐(秋は落葉茸付き)、活タコの刺身に、もちろん、イカソーメンもあります。てんぷらも酢の物も用意されていますから、自由選択が可能ならオリジナルのコースをつくってみるのもいいでしょうね。
 ただし、たいていの場合、お料理はゲストのペースと関係なく出て来ます。

                                     01/10/10 

補足
 2005年11月21日、当ページはバックナンバー入り。
 三角のメニューの変更に伴い、長い期間にわたって定番化していたおすすめ一品の,ジャガイモのバター煮、イカソーメン等がついになくなりました。



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