stフランス産の「パ−ト ド フリュイ」
いわゆるフルーツゼリー?
いえいえ、フルーツを煮詰めてペースト状にしたものを固めたお菓子(だそう)で、フルーツゼリーに似ているけれど、別のもの! うまく説明できないけど、と〜ってもおいしいのでとにかく食べてみて!...という内容の説明に、素直にしたがってオーダーしたのが、フランス直輸入のパート ド フリュイ....。仙台の、マリアージュの紅茶を飲ませてくれる店でのことでした。
ややこしい名前はともかく、この種のお菓子は日本でもよく見かけるようになりましたし、我が家でも、国内外産、あるいはレピシのみ輸入の国産ものとの縁は何度かあったものの、その中のどれかが強烈に印象に印象に残って...というほどの差異を感じることはありませんでした。それぞれにオリジナリティーはあったのでしょうけど、わたしにとっては代替えが聞く範囲の差異で、立ち寄った店に商品があって、おいしそうに感じた時についでに購入というパターンでしたから、仙台の店で、大層な紹介文を読んだ時には,それほどまでには珍しいものではないよね..などと思いつつ、注文したものです。
ところが、予想に反して、というのは失礼な話かもしれませんが、おいしかった!
しっかりと固まっているのですが、弾力の少ない食感にちょっと驚かされました。
チョコレートほど頻繁に食していませんし、そもそも『食べ比べ』の意識もなかったので、過去の記憶に不安を覚えたわたしは、この後、数店からパート ド フリュイを購入して、遅ればせながらの比較...。やはり、食感が違いました。
弾力、プヨプヨ感は,水分含有率比例する場合があるとして(配合の影響が大きいのでしょうけど)フランス直輸入(店名未確認)のこれは、目一杯煮詰めて、余分な水分を可能な限り覗いたジャムを型に入れて冷やしたら固まりましたという感じで、確かに、ゼリーとは似て非なる一品といえそうです。
それ故(でしょうね...)フレーバーよにって食感も違います。
最初に食べたブルーベリーや洋梨をスタンダードとすると、花梨は粘りが残っていますし、栗は密度が高く固めの仕上がりです。
上のイメージで、左端の大きめのが他店の商品。同じラズベリーフレーバーのはずですが、切り口の違いが伝わるでしょうか。他店のモノが滑らかな透明感を持っているのに対して、 粒も残るこちらはジャムの質感が残っている感じです。
そして、後ろのベージュ色のが、この種のお菓子としては珍しいと思える栗のフレーバ。
栗納豆と羊羹をたして微調整したような食感です。
10種類のフレーバーはどれも濃厚ですが、後を引くくどさはありません。
初めて、他店との違いを印象づけられたこちらのパート ド フリュイは、取扱店のオンラインショップでは入荷待ちの表示がでていますけど、木曜日に仙台から帰宅した主人は買ってきてくれましたから....店にストックはあるようです。興味のある方は問い合わせてみてくださいね。
プレゼント用のおしゃれなパッケージも用意されていました。
https://www.origanum.net/shop/index.cgi (オンラインショップ 2006年7月19日確認済み)
06/07/19 
緑寿庵清水の「金平糖」
過日の慶事報道でスポットライトを浴びた感のある金平糖。
幸か不幸か、曖昧ながらも金平糖を食した記憶があるわたしは、
大倉陶園からボンボニエールの案内を受けとった時にも、その美しい蓋物と金平糖がミスマッチのような気がして、興味を抱くまでには至りませんでした。
ボンボニエールに入れるなら金平糖よりドラジェの方が似合いそう...よね!などという話はしましたけどね。
ただ、縁というのはやはりあるもので、久しく耳にすることのなかった金平糖という単語をやたらと聞くようになったなあ...と思っていた頃に、リッツカールトン大阪でその現物を手にすることになりました。
食後の水菓子を頂くべく案内された別の部屋で、各テーブルに置かれていたのですが、ガラス器に盛られた金平糖を見て、正直、驚きました。
クリスタルのような艶と透明感...パステルカラーに彩られた小片は,自分の記憶のそれとはかなり違う...美しいものでした。
右イメージが、こちららの意を察して(ショップで購入可能かどうかと尋ねました。取り扱いはしてないそうです。)スタッフがくれたお土産小袋です。こんな貴重品、消費できないと思っていたら、その後時をおかずにデパートで販売されている金平糖を見つけました。実際には金平糖とは別に水晶糖と言う別名がつけられていたもので、リッツカールトンで出会ったものも、金平糖というべきものではなかったのかもしれません。
右イメージ、左よりの一番小さいものがデパートで購入の水晶糖、上部の、それより少し大きい物がリッツカールトンのおまけ、下のドロップははやりデパートで販売されていたもので、金平糖はこのドロップにイガイガがついたくらいの大きさでした.(大きさ比較の為,登場。)
と、なると、自分の食指が動いたのは,本来の金平糖ではなく水晶糖でしたと言う話になるのですが、水晶糖は、でも、切っ掛けだったのですね。
少し注意して見回すと、金平糖はあちらこちらで取り扱われていることが分かりました。コンビニにもあるんですから...今まで気づかなかっただけというより、やはり『旬』アイテムになってきてるのでしょうね。大きさも色合いもさまざまで、なかには、イメージとおりの素朴なお菓子風の物もありました。
でもね...メディアで紹介された話では、金平糖の専門店は今は日本で1件だけ...と言ってましたよね。まあ、専門店でなくても金平糖はできるのかもしれませんが、でも、ものすご〜く時間と手間がかかると言ったのよね。コンビニで売られていいものだろうか...?(いけないと言う根拠はありませんが...。)
で、結局専門店の商品を取り寄せました。
届いたのが、左上イメージ、小袋6個の詰め合わせです。ストック不足とのことで、詰め合わせのフレーバーはお店にお任せ。オーダーから受け取りまで、多少日にちもかかりましたが、待った甲斐がありました。
記憶にある金平糖とは似て非なる、愛らしく繊細な形。
香りが混ざり合うので、保管はあくまでも別々に...という今回の6種は、水色の天然サイダーの他は、苺や蜜柑等のフルーツフレーバーでした。
あるだけで、何となく嬉しくなるような魅力を持つ砂糖菓子は、風味を味わって舌の上で転がしていると、最後に食感の違う小さい粒が出てきます。核に使われているというイラ粉、なんですね。何日も、手間を書けて作り出された証でしょうか。

ちなみに水晶糖として販売されていた物に、核はありませんでした。いはばこちらは、密の固まり...。それでも心をときめかすには充分ですけど(リッツカールトンでときめいた。)『旬』の金平糖を話題にするなら、やっぱり、専門店の逸品をまずは味わいましょう。
緑寿庵清水では,代金引き換えでの地方発送をしてくれます。
定番のフレーバ(小袋)の他に、季節の限定ものを多種あります。オーダーは電話かファクスで。下記HPで商品を見ることができますが、価格には若干の差異があるようです。
http://www.konpeito.co.jp/ (2006年8月18日確認すみ。) 06/08/18
ジョトォの「マテリアーレ」
大丸の京都店で、新たな店との出会いがありました。
きっかけは目を引く華やかなケーキでしたが、近づいてみると、結構ボリュームがある上に、高さのある仕上がりで大阪までの持ち帰りには少々難があるように思えて、断念しました。アンジェリーナのパリ、オリジナルサイズを思わせる大きさで、10歳ほど若ければ、うれしかったかも...というところです。ハーフサイズなら食指が動いたに違いないケーキを横目に、発送可能な焼き菓子を数点オーダーして帰りました。
マテリアーレはその中のひとつです。
栗を素材にしたお菓子はこの季節、定番柄新商品まで多くの種類が販売されますが、マロングラッセと栗のパウンドケーキが合体したようなマテリアーレは、ありそうでなかった、印象に残る焼き菓子かと思います。
使われているのは、イタリア産のマロンだそうで、上の部分は、ギュッと型に入れて整形したマロングラッセそのものです。余分なつなぎが無い証とでも言いましょうか、一カ所に力が加わると、雪崩現象を起こすのが難。最初、ごく普通の焼き菓子のつもりで袋から出して、そのまま手でつまんで一口...ふた口めの前にマロングラッセ部分が落下しました。
右のイメージで、崩れ易さが伝わるでしょうか...。こちらはお皿の上に置いたものを上から撮影しています。
一方、栗ペーストが練り込まれた生地は、比較的しっとりとした仕上がりです。パウンドケーキと蒸しカステラの中間のような食感で、ブランデーシロップに漬け込まれた栗の効果か、お酒の香りも備考をくすぐる、大人向けの風味です。
店舗数は少なく、関西では大京都店のみ、公式HPもまだ展開されていませんが、ゲスト用にフリーダイヤルが設けられています。
京都店においては、マテリアーレは単品は無く、4個入り(持ち帰り不可。発送のみ)8個入りが販売されていました。
他にも、クロワゼ(チョコレートとマンゴー、コーヒーとバニラのしっとりケーキをそれぞれ重ね合わせた組み合わせ。サンク(ジョトォ版ダクワーズ。)など、よくあるカテゴリーのなかで、特色ある商品が揃っています。
0120-702147(ジョトォフリーダイヤル。ゲスト用)
06/10/04
SOCIOの「じゃが彩」
まず、パッケージに目をひかれ、続けて「関西地区スーパーでは、当店のみでの取り扱い」というアピールの前にパブロフの犬のごとく反応して、購入したのが左イメージのスナック菓子、じゃがい彩(いろ)です。
ホテトチップスのカテゴリーに入るのだと思いますが、この種のスナック菓子にはあまり詳しくないので、比較できるだけの、他の類似品の情報を、わたしはほとんど持っていません。ただ、明らかな違いはやはり、色合いですね。赤や紫、サツマイモならもう驚きませんが、ジャガイモも、ついにここまでカラフルになったかと、ひとしきり感心させられました。しかも、ブルーのパッケージのいもさざれは、珍しいキューブ形! (スーパーから)自宅に戻るまで待ちきれずに、車の中で封を切ってしまいました。見るだけではなく、もちろん口に運んで、主人と二人でかなり盛り上がりました。一瞬、引き返して、もう少し購入しようかと迷いましたが、車はすぐにユーターンできないので、後日出直してその時店頭にあったものを買い占めました。(一袋55グラム。あっという間です。)
いもさざれの食感は霜柱のようなサクサク感で、キューブ型の割に固さもなく、炊きたてパイに似た口当りに驚かされました。インカレッド(赤色)とインカパープル(紫色)は幾分固めで、霜柱が太い感じです。
スティック状のいもささめは、3種の食感と風味の違いがいもさざれ以上に際立っていますが、こちらは霜柱とはあまり共通点のないフレンチポテトの仕上がりでした。
販売者はソシオ工房。あいにく、わたしは初めて目にした名前ですが、製造者は、カルビーとなっています。商品に関しての相談窓口もカルビー担当のようですが、カルビーの公式HPにこの商品の紹介はなく、ソシオ工房のHPに素材へのこだわり等も含めた商品紹介が記載されています。ただし、オンラインショッピングの環境は整えられてはいません。
広い範囲で流通している商品ではなさそうで、スーパーで出会える確率も低いかもしれませんが...この時期のスナックコーナーは要チェックです。
一説によると、ナチュラルローソンでは取り扱われているとか...。
お近くにナチュラルローソンのある方は、恩恵を逃さないでくださいね。
06/10/26
じゃが彩、期間限定品
じゃが彩求めて京都のナチュラルローソン に出向いて参りました。
正しく言うと、京都に出たついでにナチュラルローソンに寄り道をしたという状況ですね。
公共交通機関を利用して到達できるという条件で言えば、最も行き易いナチュラルローソンが、京都...でした。
店内奥のスナックの棚に見覚えのあるブルーとピンクのパッケージを見つけて、喜んだのは言うまでもありませんが、何と、横に並んでいたのが、期間限定文字入りのじゃが彩! じゃが彩そのものが限定的な流通で入手に苦労しているというのに...期間限定品です!しかも、素材がインカのめざめ!!!
まさかそんなものが存在するなんて!という驚きと、出会えた幸運(期間間限定です。知らずに終わる可能性の方が大きい。)への感動を抱えながら、商品の前でしばし、呆然となりました。インカのめざめの隣には、やはり期間限定のホッカイコガネ使用のじゃが彩...。 4種のじゃが彩をふたつづつ買っても8袋です。3つづつなら12袋ですね。わたしの理性がこれは恥ずかしいと警鐘を鳴らすわけです。でも、インカのめざめのポテトチップスが次の機会にも手にはいると期待はできません。 欲求に負けて、結局恥を捨てました。 (しめて15袋。勇気ある買い物です!)
期間限定のパッケージは、ジッパー仕様ではなく、袋の色合いも格別に目を引くものではありません。
でも、中味は期待を超える見事な黄金色です。(左上イメージ。)
右下イメージの右側が、ホッカイコガネのチップスです。ホッカイコガネ自体もその名のとおり(北海黄金)黄色みの強い品種という事ですが、それと比較してのインカのめざめ、見た目だけでもその特殊さが分かるかと思います。
不定形の極薄スライスタイプのチップスは、素材の大きさを反映して(インカのめざめは特に)小さめの仕上がりです。
口に含むと、まず塩味、
それが薄れて、パリパリのチップスがしんなりし始めるにつれて、ジワ〜っと甘みがしみ出てきました。インカのめざめ独特の、優しくも主張の強い甘みです。
食感ではなく風味を楽しむ一品ですね。
口の中でゆっくと、愛しんでみましょうね。恥を捨てて欲求に資違った私の選択の正しさが明らかになるはずです。
06/12/08 
おさつ彩 期間限定品
左イメージは、2006年にツボにはまって買いあさったじゃが彩(有色ジャガイモはインカレッド、インカパープルからそれぞれノーザンルビー、キタムラサキに変更されました。)のさつまいもバージョンです。
実は、じゃが彩の期間限定品としてインカの目覚めと北海黄金のチップスが販売された後、さつま彩という名称の、やはり期間限定品が発売されました。年が明けて、インカの目覚めのチップスも手に入らなくなった頃から数ヶ月のことでした。
いもさざれと同じキューブ型に仕上げられたスナックで、青紫のパッケージは、 じゃが彩よりも一回り小さめで(後にじゃが彩のパッケージサイズがさつま彩サイズに統一)大層キュートでした。
前年に倣えば、そろそろ入荷している時期と思い、梅田の成城石井(最初にじゃが彩を発見したスーパーでは、昨年も限定品を見かけること無く終わり、京都のナチュラルローソンも閉店。成城石井が唯一アテにできる店なのでした。)に問い合わせたところ、さつま彩ならぬおさつ彩なら入荷しているという話だったので、ネーミングは自分の勘違いとして、その場で2箱を抑えました。
一箱に12袋入り....京都のナチュラルローソンで20袋買って阪急電車に乗って帰ったことを思えば、ケースで購入して発送してもらうのがスマートというものです。これまで何度かレジで笑いをこらえかねるスタッフと向き合いましたし....ね。(箱で買ってもレジ状況は同じですが...)
支払いと発送手続きのために店に出向くと昨年とは違うモノがキープされていました。 なんと、キューブ型ではなくスティック状の....いもささめのさつまいもバージョンではありませんか。パッケージも最初のじゃが彩サイスに...大きめに戻っていました。
あ、さつまいもバージョンも2種類出たのかとわたしは焦りましたが(知らない間に逃していたかと...。)店に入って来たのは、じゃが彩2種のほかはおさつ彩だけだと言うことでした。(ちなみにインカの目覚めは入荷せず。)
ソシオのHPを見ても、限定商品は記載がないので、他にもあるのに入荷が無いのか、入荷したのがすべてなのか....とりあえずは2008年の期間限定商品,おさつ彩を2箱購入(発送)して、ついでに、1ヶ月後にまた2ケースオーダーして参りました。日持ちは約3ヶ月です。販売期間が終わった後もできるだけ長く楽しむには,時期をずらして買っていかなくては!
キューブ型の方が形が揃っていて、器に移した時の見栄えもいいし、一口サイズもわたし好みですが、主人の分析によると、スティックタイプの方が体積に対しての表面積の割合が少ない分、振りかけられた塩味も控えめで、素材の風味が増すようです。
ほのかな塩味のあとに、じわりじわりと口に広がるさつまいもの甘みは,そういえば昨年のさつま彩を超えたかもしれません。有色芋の食感(紫が固め)の違いもハッキリして、さつま彩の改良しておさつ彩ができたと言われれば....なるほど納得!のスナックです。
08/02/08
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