グロスの「生チョコ」

初めての「生チョコ」は、スイスのステットラーのものでした。
友人からのお土産で、もう、10年近く前になります。
口に含んだ瞬間の溶けていくようななめらかさにビックリ!
昔、空港で買ってもらったチョコレートを開けてみたら白くて
(リンツ社のホワイトチョコレートだったようです。) 大騒ぎした時以来の、衝撃的なチョコレートとの出会いでした。
その衝撃の余韻を引きずっている頃、ステットラーの日本店が代官山(だったかな?)にオープンしたという情報を得た友人とわたしは
「スイスの味をもう一度!」とばかり、店を探しに行った事があります。ですが、おバカなわたしたちは、それきり2度と聞く事も見る事もなかった情報の切り抜きを忘れて行った為に店を見つけることができませんでした。ジュネーブの石畳と名付けられていたステットラーの生チョコとの再会は、未だに叶っていません。
生チョコとして売られているチョコレートは昨今珍しくはありません。
北海道でも多くのメーカーが、いろんな味の生チョコを作っています。千歳空港内の土産物店で生チョコを見つけるのに、時間はいりません。 でも、これらは、確かに通常のものと比べるとクリーミィで口どけも良いのですが、クリームチーズを思わせるなめらかさと爪楊枝でも容易に刺せる柔らかさを持つジュネーブの石畳とは別のグループです。(と、感じます。)
では、ジュネーブの石畳のような生チョコは...というと、シェ・シーマさんで銀座の石畳を買う事ができます。(銀座の松屋に入っていたハズですが、どうでしょう?)札幌ではステットラー直伝という道庁の石畳(時計台の石畳だったかも..)があったり、ミルクとビターの2種類の生チョコを置いているチョコレート専門店があります。おそらく、日本全国いろんなところで、知る人ぞ知る「とろけるような生チョコ」
が発売されているのだと思います。
それでも、とってもおいしい生チョコに遭遇するには、タイミングとツキが必要ですね。
羽田空港で、わたしはグロスの生チョコに出会いました。(上、イメージ)
マカロンを買うつもりで寄った店の商品と一緒にケースに並んでいたので、そこの商品と勘違いして
「ココのなら、おいしいにちがいないヮ。」と思って買ってきたものです。「あら、聞いた事ない店のだった...」と分かったのは家で箱をあけてからでした。
味はブラック以外に、オレンジ、ストロベリーなどのフルーツや、モカや紅茶 、合わせて10種類あります。東京駅の大丸では、単品で好きな味を買う事ができました。
世田ヶ谷区北沢のグロスでは、クール便で、地方への発送を受け付けてくれます。バニラを5コ、レモンを3コ...という注文が可能です。わたしは少し多めに買って、冷凍庫で保存していますが、10分程度の自然解凍で、楊枝がスッと通る柔らかさに戻ります。
主人はソフトクリームのようなホワイトバニラが1番のお気に入り!夏はオレンジがお勧めです。
00/09/27 
ヴェルデの「食べるスープ」
週末、少し離れた場所にあるスーパーで偶然見つけて感激したものです。2年ほど前までは、我が家に常備されていたものです。
関東では、イトーヨーカドーで買うことができました。ところが
現住所の近くでは取り扱っているところがなくて、(お客様相談口
で聞きましたが、一番近いところで札幌の郊外の店でした。)不便に感じていた商品です。
今年の4月頃、雪印から「あじわい北海道」というシリーズで、やはり、パンプキン、コーン、クラムチャウダーの3種類のスープが発売されました。ヴェルデに代わる我が家の常備食になるはずのこのシリーズはでも、唯一の取り扱い店でも入荷したりしなかったりで、買い占め作戦で対応してましたが、パッタリと見かけなくなりました。雪印の事情のあったかもしれません。
ヴェルデの「食べるスープ」シリーズは、パッケージがお色直しをしているようです。以前はパンプキンはなくて、コーンやハム、いんげん、マッシュルームなどがはいったコーンチャウダーがありました。新商品のパンプキンは、クリーミィなパンプキンスープの中にホクホクのカボチャがゴロゴロ!
カボチャ好きにはたまりません。コーン、クラムチャウダー共にボリュームたっぷり、生クリームの風味もちゃんと活きてます。
手許にあるものの賞味期限は来年の8月、カロリーはコーンが180、クラムチャウダーが187、パンプキンは少し低くて、165と表示されています。
200円前後で手に入る美味、お試しの価値があります。
00/10/31 
鎌倉山の「牛佃煮」
ローストビーフでお馴染みの鎌倉山の牛佃煮です。
5年ほど前に(当時の)自宅近くのスーパーで見つけて以来、我が家のお気に入りになりました。
都内のデパートまで出向かなければ手にはいらない三嶋亭ものと違って、すぐ買えるおいしさを喜んだものですが、スーパーというのは安心できませんね。ある日、気が着いた時には棚に商品はナシ、自宅に(商品の)手がかりもナシという事態に陥って、カックリしたものです。記憶に残る緑のラベルと、鎌倉山という店名を頼りに各店の佃煮コーナー巡りをしたこともありました。(その頃は“鎌倉山”のキーワード検索ではなにもヒットしませんでした。)2年ちょっとのブランクの後に、難波の高島屋で見つけたのは昨年のことだったと思うのですが....今年の春は“お取り寄せ”商品になってしまってました。
大好きな三島亭のものがソコにあるんだから、わざわざ取り寄せなくてもいいようなものですけど、ここの佃煮は、また独特の風味があります。商品と一緒に届いたパンフレットには“和牛を煮込んだ余分な脂肪分のない洋風佃煮”という説明が添えられていますが、調味料の水分もかなり少なめという印象です。
右のイメージでは分かりにくいかもしれませんが、一般的な牛肉の佃煮よりも、少しパサついた仕上がりで(イメージは牛と筍の佃煮)口に含んだ瞬間の味付けは、(佃煮としては)物足りないかもしれません。そのかわり、くどさがなく、量も食べられます。噛むほどに味わいが増す洋風佃煮は牛肉だけのもの、鮑、筍、エスカルゴ、それぞれと炊きあわせたものの4種類が販売されています。
牛肉だけのものは生姜風味、牛と筍は唐辛子風味ということで(後の二つは買っていないので、不明)洋風とはいえ、スパイス使いは純和風ですね。ただ、**風味というだけあって、通常なら隠し味的存在のスパイスはよく効いています。甘辛い牛の佃煮とは趣きの異なる、引き締まった味は、(特に)夏場に常備しておきたいひと品です。
ビン入り(60グラム)と箱入り(180グラム)がありますが、箱入りの方がお得、ということはありませんでした。日持ちはすると言っても、封を切れば早めの消費が原則ですから、小分けのビンの方が使い易いかもしれませんね。圧縮状態で袋に入っている箱入りの食感は、ほぐしてもビン入りの物とは(イメージを撮っても茶色い固まりにしか見えません。)違う気がします。個人的にはビン入りの方が好みです。
東京、大阪、名古屋、福岡等の大都市とその近郊都市にあるデパートで購入できますが、取り扱いエリアには片寄りがある感じがします。(なんと、札幌も京都もパスされてます。)パスされちゃったエリアの方は、オンラインショッピングが便利かもしれません。日持ちはする商品です。(先日購入したものの賞味期限は2003年3月でした。)
http://www.roastbeef-kamakurayama.co.jp(2002年8月10日 確認済み)
02/08/10 
補足
紹介の佃煮は,現在は取り扱われていません。
アヲハタの「キノコリゾットとチキンリゾット」
6週間程前に、月に2.3度、週末に利用する大型スーパで見つけたものが左のイメージです。
アヲハタ(販売者は中島薫商店)のキノコリゾットとチキンリゾット、店の棚には他にパンプキンリゾットがありましたが、こちらはあえて購入しませんでした。箱には早炊き加工米とリゾットの素が別々に入っていて、これを鍋で一緒に8〜9分煮ればでき上がりという、お手軽リゾットセットです。火にかけている間はかき混ぜ続けていなければ成らないのが、手間と言えば手間ですが、数分間の手間は100パーセント報われます。
我が家がアヲハタのリゾットを初めて食べたのは、指折り数えて(多分)12年前のことでした。ティラミスの大ブームは一段落する一方でイタリア料理店が増え始めた頃だったと思います。有名ホテルのメインダイニングがフレンチからイタリアンに変わったというニュースが流れるのはもう少し後のことでしたから、イタメシブームに火がつく前、ですね。
新しくできたスーパーで見つけた“ 珍しいもの”がアヲハタのキノコリゾット(と他2種)で、試し買いしたら“大当たり”! すぐに我が家の常備品になりました。さらさらの雑炊ととろりお粥の中間のような食感で、具がたっぷりのソースもコクがあるけど軽めの仕上がりなので、いつでもおいしく食べられます。遅く起きた休日に、朝ゴハンが終わったばかりなのにもうお昼!という状況で大活躍の優れものでした。
ところが引っ越した先ではどこのスーパーを探しても見つかりませんでした。それで、わたしは箱に記載されていた『お客様相談室』に電話をして商品をひとケース(20箱入り)送ってもらったことがあります。
もちろん、近隣のスーパー各店では、要望書に「アヲハタのリゾットを入れて下さい」と書いて投函もしました。要望書1枚ですぐに道が開けるとは思っていませんでしたけど、忘れた頃に1件のスーパーから返事が届きました。内容は、なんと、アヲハタのリゾットシリーズは生産終了のため要望にそうことができないというものでした。びっくりするやら焦るやら...在庫があるうちに取り寄せておかなくては、と再び相談室に電話をした時には、もう送ってもらえる商品も残ってはいなかったのです。
その後、しばらくの間は再びの“大当たり”を期待して、リゾットコーナーをチェックしたものでしたけど、超えるものはおろか、同じくらいおいしそうに見える製品も見つからず、アヲハタのリゾットの終了と共に、我が家の食卓からリゾットメニューは消えました。
最後にキノコリゾットを楽しんだのは...9年、もしかしたら10年前に遡るかもしれません。
ですから、6週間前にこのパッケージを目にしたときは思わず声が出てしまいました。寸分違わぬ外観に、かつての執着が蘇る...というわけで、その時に棚にあったキノコとチキンのリゾットはすべて(6箱と5箱)買って帰りました。あまりに久しぶりなので、ひと昔前と何かが変わったのか、全く同じなのか判別はつきませんが、期待通りの味に感動も一際でした。
ただ....その後、わたしは2度、売り場に立ち寄ったのですが、棚に出ているものの賞味期限が同じなんですね。おまけに先日は、キノコリゾットはひと箱だけしか残っていませんでした。ちょっと不安です。
どこかでこのパッケージを目にしたら、即座に買い物カゴへ入れることをお薦めします。
03/07/22 
サンドイッチラボ、神戸屋キッチンの「※※※※※」

忘れもしない2001年12月、TDRのイクスピアリにあるピエールエルメで、一切れ350円(だったと記憶.一般的な食パンの半分ほどのサイズで、厚みは薄く、半透明のパラフィン紙のようなものに包まれてました。)のサンドイッチを見て、ショックを受けたものですが、右のイメージはは最近目撃した、サンドイッチ用のパンです。
350円のサンドイッチの存在の記憶のせいで、判断、認識、その他もろもろ...麻痺していたのでしょうか....高いなあ,と思いつつ、なぜか驚愕にはつながらず、買ってきてしまいました。1本数千円のラインナップの中のひとつでした。
店は神戸屋、ただし、サンドイッチラボと言うサブタイトル付きで、他のショップとは全く異なる商品を扱っていました。
素材、製法にこだわれる限りこだわりましたと言わんばかりの解説が付いてましたが...記憶する前になくしてしまいました。パンの名称が伏せ字なのも、覚えてないからなんですね。ただ、バターはフランス産のエシレバターが使われていたと思います。「北海道の新鮮な牛乳から作られた良質のバター」だったら、普通のこだわりに思えたのですけど、エシレがでてきたので、妙に感心してしまいました!
パン生地はディニッシュと柔らかめのフランスパンの中間のような感じで、しっとりとした弾力を持ちながらも,究極のクロワッサンを連想させられるようなサクサクとした食感もありました。
バターを折り込んででいるということで、
表面にはパイのような層ができていて、ピエールエルメのサンドイッチの薄さに匹敵する厚みのスライスも容易で、サンドイッチのパンは薄めが好みのわたしとしては、扱いやすさもうれしかったです。
ただ,何も知らずに食べた主人のリアクションは、わたしの期待ほどではなくて....もちろん,おいしさは感じたのでしょうけど、もう,他のパンは食べられないほどの感動には襲われなかったようでした。
もっとも、そんな感動は不幸の始まり.....毎朝,こんなパンで始まっていたら、エンゲル係数が異常事態を示して、健全な食生活が営めませんもの。 そこそこの感動で、我が家は救われたのかもしれません。
ただし、このそこそこの感動、じわ〜っと、尾を引く感があります。
究極のこだわりを十分に受け止めきれなかった我が家では、
数千円出さなくてもおいしいパンはいっぱいあるしね〜と、良識的な結論に落ち着いたのですけど、いつものおいしいパンとひと味違うことは確かで、意外にも記憶の隅にこびりついてしまいました。
今は,もちろん理性で,決別していますが(それ故、名前の確認もできません。)時とともに,そこそこの感動が希有な感動に変容しないともかぎりません。
正しい判断ができるうちに、今一度確認の“味見”をすべきかどうか...迷いどころです。
サンドイッチラボ 神戸屋キッチンの贅沢三昧のラインナップは、神戸屋という母体があってこそ可能な試みだと感じますが、その試みが今後定着していくかどうかは、(よけいなお世話ながら)わたしには疑問です。
“味見”のチャンスは、長くはないかもしれません。
梅田、阪急百貨店にアクセス可能な方は、サンドイッチラボを思い起こして、1本数千円のパンをご確認のうえ、購入の是非をご検討くださいね。“お持ち帰り”の際には、右イメージのような箱入りパンになります。....リボン付きでした。
04/06/01 
補足
イメージのパンの名称はパン・スペシアル・ブールと判明しました。 04/06/06
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