京丹後市産の「新芳露メロン」
阪急キッチンエール(契約している食材、食品宅配会社)のオーダー期間7月8日〜21日カタログに、今週のみの取り扱いの但し書きとともに掲載されていた京丹後市酸の新芳露メロン。
水はけがよく昼夜の気温差がある砂丘畑で40年以上前から栽培されている...けど、流通が難しい幻のメロンと言われているとの紹介でした。確かに、京都府民でいたこともあるし、いま現在も買い物や展覧会などで京都に出かけることは少なくはない環境にあるのに、目にしたことの無いメロンでした。
専門店の店頭で視界に入っていた可能性は無きにしもあらず...とはいえ、収穫後2〜3日で食べごろになってしまう『短期決戦』の特質が流通の難になっているらしいので、京都市内であっても簡単には出会えていない品種都と思って問題はなさそうです。そんな幻のメロンが宅配カタログで取り扱われると言うのは幻加減に疑問が生じないでもありませんでしたが、折角の機会だからと注文しました。カタログには静岡産クラウンマスクメロンクラウン(等級不明、直径11cm程の小ぶりサイス)が定番商品として、2000円前後のリーズナブルな価格で取り扱われていますが、新芳露メロンはマスクメロンよりも高く、未知のモノに財布の口を開けるか否か、主婦としてはちょっと考えましたけど、まあ...あけちゃったんですね。
オーダーの翌日に届けられたメロンは既に黄色みを帯びている果皮のところどころ、ネットに土を連想させる黒ずみもあって、幻のメロンは、化粧仕上げの時も惜しんで出荷されているように見えました。出るところに出る時にはもっと綺麗に磨きをかけられるのかもしれませんが、マスクメロンの上を行く価格にしては、ちょっと素朴な印象をうけましたっけ。
それで、写真は取らずにカットしちゃいました。
早くも食べごろでしたから...。(右下イメージの果皮は半分に切った後)そしたら、開けてビックリ...じゃなくて、切ってビックリの淡いクリーム色の果肉! 果皮は極薄く、果汁はたっぷり、果肉の繊維質は少なく口当りは滑らか、芳香にはクセがなく、甘みは強く、濃厚なのに、後味は爽やかという...大当たりメロンだったのでした。
食指が動いた初めてアイテムは、まず週初めと終わりの配達日にオーダーを入れて、好みにあえばそのまま、リピートするほどでも...となれば週末のオーダーから削除するのが常でしたが、よりによってこの週はタイミングが悪く、週末近くなっての受取りしかできなかったため、リピートしたくてもできない...。翌週のカタログでは予告通りに取り扱いから消えてますしね。
そこで、新芳露メロンのキーワードで検索したところ、発送対応もしている取り扱い店があることは分かりました。
送料込みで6千円越えで、(京野菜 かね松での価格は不明。)高級メロンの形容詞にフットした価格になってるじゃありませんか。朝食の果物として使うには、悩まし過ぎる価格...。ですが、悩むまでもなく、販売終了(受付終了)になっていましたから、コトは来シーズンの話ですね。
シーズンに備えてみていれば、生産者直販サイトなど、もう少し比較出来る情報もありそうです。
我家としては、まずは、キッチンエールカスタマーセンターに『よかった!』の意思表示と、来シースンの取り扱いへの期待を伝え、来季シーズン前には、リクエストをあげて待つ...のが、お手頃価格で幻のメロンと再会する最善策と言えましょうか...。
17/07/27 
北海道、夕張の「夕張メロン」
仮住まいとはいえ、北海道在住の身としては紹介をせずに夏を越すわけにはいかない夕張メロンの登場です。
毎年6月上旬、初出荷の夕張メロンが数十万ので競り落とされるニュースを目にすることもあるかと思いますが、これはもちろん、御祝儀相場!
大きさや等級(幻の特秀をトップに、秀、優、良と区分されます。)によって差はありますが、2000円から4000円で購入できる、赤肉メロンの王様です。
嘗て炭坑の町として賑わったらしい(らしい、ですよ。わたしはその時代を知りません。念のため。)夕張の特産品ですね。北海道内はもちろん、今では本州産の赤肉メロンも出回るようになって、赤肉という珍しさはもうないかもしれませんが、目をつぶっていても分かるような、独特の芳香は今だに他の品種の追随を許す気配もありません。
一般に、甘味の強い赤肉メロンは、香りはそこそこ、というものが多い気がしますが、夕張メロンだけは別。
右のイメージのように、収穫時は緑色だったものが、追熟を経て食べごろになると表面の色が黄色味をおびてくるのですけど、
この頃になると後味のいい甘さ連想させる爽やかなかおりで、存在をアピールしてきます。
夕張、夕張と言うけれど、他の赤肉メロンとさほど変わらないという意見も中にはあるようですが、(聞いた時は、え〜?っと思いました。)わたし流に言い換えると、夕張メロンと同じくらいおいしいものや、それ以上に甘いものもたくさんあるけど、変わりになり得るものはないので、機会を作って一度はめしあがれ、というところでしょうか。
香りと共にもうひとつ、特筆すべきは果肉の滑らかさです。繊維質が少ないのか、短いのでしょうか。例えば、(ナイフとフォークではなく)端からスプーンを入れた場合でもほとんど抵抗を感じさせないような、滑らかさ...ですね。
夕張メロンの種は、夕張市の農協が完全管理する門外不出のものだそうで、しかも、1代限りの性質故、食べたメロンの種からは、もうメロンはできないそうです。
ひところ、夕張☆☆とか☆☆夕張という名前のメロンが出回った時期がありましたけど、夕張を名乗っていいのは、今は夕張でできた夕張メロンだけということになっているようです。
種を一人占めしないで、御近所にも分けてあげれば、出荷数も増えて、もう少し身近なお値段になるかもしれないのに...と考えるのは消費者の立場。
このメロンの誕生までには、生産者の方たちは15年間(と聞いた記憶が...。)に及ぶ試行錯誤を繰り返したそうです。
思い返すと、わたしが子供の頃には、夕張メロンは全国にその名前を誇っていましたから....それよりもはるかに前の15年、御苦労の想像もつきません。簡単には分けられない虎の子ですよね。
それゆえ、値崩れは期待できません。でも食べごろの色に変わってしまっては、発送もできず商品価値も下がってきます。我が家が買ってくるのは、今が食べどき、の札の下にある値引きされた夕張メロンなんですね。
メロンの時期に北海道旅行をする方は、帰りの機内持ち込み荷物を少なめにして、食べごろの夕張メロンをひとつ、持ち帰るスペースを空けておいたほうがいいかもしれませんね。ラッキーならば、値引きメロンに出会えるかも...。
01/07/13 
沖縄、石垣島の「完熟パイナップル」
我が家に今年初登場した、沖縄、石垣島のパイナップルです。
少し前に、義父母がどなたかからいただいたものがたいそうおいしかったので、(諸事情があって、義母はその時試食をし損ねたそうで...。)産地に注文したものです。義母は、忘れずに我が家の住所も書いてくれたので、6個のパイナップルが届きました。
完熟パインという表示のある商品は、流通事情が改善された最近では、スーパーでも見かけることができます。また、ドールからはスーパースィートパインという、甘さをウリにしたものも登場していますよね。スーパースィートバナナ(スィーティオ)は、確かに甘くてバナナはいまいちの主人もスィーティオなら食べますから、さすがにスーパー、だと思ったものでした。)の同類と解釈すれば、甘いのかもしれないなと思いつつも松かさ状の表面が苦手で、ついカットされたものに手が伸びていましたけど、 今回はまるごとパイン6個と、格闘しました。
上のとさか部分が切り取られてから箱詰めされた果実は、ひとつが1.7から1.8キロの立派な体格(?)でした。
イメージは到着直後にカットしたもので、蜜の多さと皮の薄さが伝わればよいのですが...。なんといってもパイナップルですから、繊維はあるのですけど、その繊維がみんな蜜に変身したような口当たりで、パイナップルなのに、とろける感じが味わえます。酸味はほとんどなく、わたしの母の言葉を借りれば、缶詰めのシロップつけパイナップルよりも甘い!ということになります。
甘さの質は違うので、比べるものではないような気もしますが、驚異の甘さを伝えるにはいい表現かと思います。(ただ、フレッシュフルーツの甘さというのは、どんなに甘くてもくどくはならないんですね。)
バナナやパイナップル、マンゴーもそうですが、南の国から輸入されたものと付き合ってきたわたしたちにとって、国産トロピカルフルーツは、いわゆる新参者! しかも、価格ははるばる海を超えてやってくるものより高いのですから、わざわざ、国産物にこだわらなくても、という意見に反対はしません。ただ、国産フルーツのお値段は、(例えば衣料品のように)人件費の高さが加味されてのことではなくて、輸入ものとは異なる風味を生み出す為の必要経費です、と言われても、食べたら納得してしまうに違いありません。
自分で買ったものではないので、この商品のお値段は分かりません。
完熟パイナップルで検索すると、1.3キロくらいのものが750円、あるいは5キロ箱が3500円という商品に出会いました。参考までに...。
01/07/16 
沖縄産の「ピーチパイン」
2012年1月下旬、行きつけのスーパーで、果皮の赤いパイナップルを見つけました。いわゆる、季節ハズレの国産パイナップルです。
桃のような甘さと香りが特徴という説明つきで、ピーチパインと書かれた帯もピンク色! 見るのも聞くのも初めてでしたが、色合いにインパクトを受けて、買ってきました。
果肉の色を想像して帰宅するなり包丁をiいれたところ、何と果肉は普通色、いえ、普通のパイナップルよりも薄いクリーム色で、.....我が身のテンションの落差が忘れられない果物です。レアな果肉色を期待してたら熟していないパイナップル色だった(おいしそうじゃなかった。)というわけです。
「あ〜、全然赤くない!」とショックもあらわだったわたしに、主人は言いましたね。
「桃のようなんだったらなんだから、赤いはずないじゃん。」
......そう、桃の果肉は赤くはない。真っ赤なリンゴも赤いのは皮だけです。桃いちごの果肉は白いです!言われてみればその通りでして、赤い皮の内側に赤い果肉が詰まっているというのは、わたしの想像力が暴走して作り出した幻だったんですね。スーパーで見かけてから真実を見るまで、わずか数十分....儚い幻でした。
右のイメージが、一瞬、購入を後悔させられた色づき良くない果肉です。
ただ、後になってピーチパインで検索してみたところ、桃のように白っぽい果肉も特徴とのことで(やっぱり...。)熟してなさそうというのは、特徴を知らなかった故の誤解でした。生産者サイトでは、果肉は乳白色との表現もあるくらいなので、本来はもっと白いのかもしれませんね。我家の初ピーチパインは、逆に黄色が強すぎたと言う事になるでしょうか。
で、名前の由来の桃テイストですが、香りは残念ながら存分には実感出来ず、味は、強すぎない甘みが、桃に通じるのかなあ?と...。しっかりと甘みはのっているのですが、すっごく甘いと言うのとはちがう感じです。果汁も多く、後味はサッパリ系。繊維質の少ない果肉は、口当りもよく、主人は食感に一番の特色を感じた様子でした。新品種で、流通量、販売期間も限定的で、目に付くチャンスはまだ少ないかもしれませんが、通販での購入が可能です。
12/02/02 
北海道の「いももちとかぼちゃもち」
北海道の観光地や、そこに向かう休憩所などでは揚げいもとともによく売られている、いももち。
小ぶりのじゃがいもをホットケーキミックスのような甘味のある衣をつけて揚げた揚げいものホクホク感に対して、つぶしたじゃがいもにつなぎを加えて焼くいももち(カボチャベースのものはかぼちゃもち、こがねもち、という言い方も...。)は弾力のある食感が楽しめます。
道内在住の知人の中には、いももちを自宅でつくる人もいて、そのレシピは、つぶしたじゃがいもに小麦粉を混ぜて形を整えたら、油かバターをしいて焼くというだけのもの。お味はじゃがいもにお任せという感じですが、これはでも、家庭用のお手軽レシピかもしれません。小麦粉よりも片栗粉のほうがいいんだけど...といいながら、小麦粉でも同じ(?)だから、と教わりました。
イメージのものは冷凍で販売されているものですけど、6個パックの裏面、原材料の欄には、ばれいしょ、ばれいしょ澱粉、の他に塩や砂糖、卵も記載されています。ちゃんと、味が整えられているということですね。
かなり前のことですが、洞爺湖の、あるホテルの売店でオリジナル商品として販売されているのを見つけて買った冷凍いももちが、期待以上においしくて、当たり前ですがプロのものはちがうわ、と感心したものです。
大、中、小、と、大きさも3種類揃っていたそこの物は、小さいタイプだとスープの具にも使えたりして重宝したので、しばらくたってから電話で注文を試みたのですが、もう販売はしていないという返事でした。
その後、摩周のいもっこ、だんごっこ、といういももちの粉(分量の水か牛乳で練るだけというもの。)をなぜか夕張を通る国道に面した売店で見つけました。期限切れ間近で半額になっていましたが、作って冷凍すれば問題な〜し!というスタッフに薦められて購入したのに、それを買う為に次に立ち寄った時には、早くも取り扱いをやめていました。その同じ店で、いももちなら、こっちの方が便利!と見せられたのが、今もよく買ってくる冷凍いももちです。
出会いを提供してくれたそこの店では、それきり見かけることはありませんでしたが、いももちの粉で学習をしていましたから、製造者の電話番号を控えて問い合わせることを忘れませんでした。
いわゆる、これは観光客を対象にしたお土産ものの類で、近くのスーパーに並んでいることが期待できないんですね。
で、どこで出会えるかというと、一番確かなのが千歳空港なのですね。
道内にいると、自宅用に北海道の土産品を物色することがあまりないので、気がつきませんでしたが、冷凍いももちは数社の製品を見つけることができます。
5個入り、6個入り、値段も微妙に違います。もともとがシンプルなものですから、どこのものでも大ハズレはないと思いますが、じゃがいもの質と材料の配合で味と食感はそれぞれことなるはずです。
イメージは日高産業という店のもので、甘味のあるたれが付いてきます。
凍ったまま焼いて、たれをかければ、みたらしだんごとお餅の食感とじゃがいもの風味を楽しめます。
01/08/08 
ニセコ おおみち農園の「いももち」
2012年グリーンシーズンに、ルスツ滞在中に連れて行ってもらった先で、とてもおいしいいももちを発見しました。
最初の出会いは6月。
立ち寄った道の駅らしきところの農産物産直ショップのようなところ(まったく判ってませんでした。)で、冷蔵庫の中にい円筒状の長いいももちといもだんごがあるのを見つけて、しばし、悩みました。保冷...だもんね。同じ棚にあったチーズケーキやスイートポテトのようにルスツに戻って部屋で食べるわけにはいかないいももちは、購入すれば、....保冷状態で大阪まで持ち帰ることになります。ただ、幸いにもと言いましょうか、私は(我家は)昨シーズンから、ゴルフプレイ中のドリンクとおやつ入れに使った後、ルスツのパンを良好なコンディションで持ち帰る為に結構大きい保冷バッグを(ルスツに)持参してまして、いももち数本のスペースはなんとかなると判断し(実際はこれ以外にも保冷ものが増えて、パンは全面的にキャリカートに収めることになりましたが...。)購入にふみきりました。
自宅に持ち帰った後、棒状のものを好みの厚みに切ってソテーしたものが右上のイメージです。
タレはついていなかったので、白醤油にグラニュー糖
とバターを溶かしてつくりましたが、この他に塩味で仕上げたり、揚げたり、汁物(スープ)の具にしたりと、使い勝手の良さにも感心しつつ、瞬く間に食べ尽くして....、気がつけば、再購入の手がかりとなるものがなにも...ない何も...無い。棒状態の製品を包んでいたラップ(のような透明シート)に原材料が記載されたシールがはられてはいたんですが、うっかりしていて、はがしたラップを保存し底値、シールにの記載ついても記憶にあるのはその原材料、じゃがいも(ニセコ産)と澱粉とのふたつだけ...。片栗粉でもなくコーンスターチでもなく、もちろん小麦粉でもなく、澱粉となれば、その素材はじゃがいもを連想するじゃありませんか。つまりはつなぎも合わせて100%じゃがいものいももちなんじゃない?と言うのが、食指を動かすきっかけだったわけで、それ以外はラベルに記載されていたであろう賞味期限も、生産者名も全く覚えが無かった私は、『ニセコ』と『道の駅』と『いももち』のキーワードで検索を試みました。

おおみち農園というのは、その結果検討をつけた店(農園)でしたが、私が持ち帰った棒状のいももちそのものを見つけることができず、確証を得られないままに、7月に“先月行ったところ(ニセコ 道の駅ビュープラザでした)”に連れて行ってもらいました。 約1ヶ月振りに再会できたのが、左イメージのいももちです。実際には一本の棒状 で.....それなりに柔らかく、長いまま持ち歩くには型くずれはさけられませんが、が、成形もしやすいので、保冷状態が保てるのなら、多少の距離もなんのその! 持ち帰る価値は大いにある商品だと、私は思います。
調理法にもよりますが、 つきたて餅のように柔らかな弾力と濃いじゃがいもの味!まさにいももちの名称にふさわしい特色が際立っています。たとえ、道内にあまたあるいももちを飽きる程食べた後であっても、おおみち農園のいももちで、北海道名物のおいしさを再発見するにちがいはなく、感激必至の名品かと思います。
保冷状態での日持ちは数日だったでしょうか。クール便での摂り要せも可能な気がしますが、発送対応品かどうかは未確認です。
ニセコ近辺に立ち寄る予定が組める時には、しっかりとした保冷バッグ持参がお勧めです。
12/08/31 
岡山産の「瀬戸ジャイアンツ」
9月の半ば、2週間に1度の割合で寄って見るスーパーで、我が家に取っての初物と出会いました。
マスカット・オブ・アレキサンドリアと並んで、ひと箱だけ合ったぶどうの名前は瀬戸ジャイアンツ。
いち早く見つけて主人が「瀬戸ジャアンツがある!」と言って来たので(わたしは、野菜売り場でトマトを物色してました。)急いで売り場を移動、現物を見るために果物コーナーに向かいました。
実はその数日前にテレビのクイズ番組の商品で瀬戸ジャイアンツなるぶどうが登場して(千疋屋からの提供でした。)覚えたばかりの名称だったんです。その時、めちゃくちゃおいしいブドウだと力説する司会者と、ほんまや〜!とびっくりする出演者のリアクションが印象に残ったぶどうでした。大粒の種無しで,皮付きのまま食べられるぶどうの食感は梨.....という話で、いつのまにか妙なぶどうがでてきてるんだなあと、よそ事のように見ていた現物が、いきなりスーパーの棚に!
事前情報は、テレビ番組の中のトークだけです。
時期的に値段がこなれて来たマスカットを上を行く価格が、基準値なのかお買い得なのか...あるいはぼったくりなのかも判断できない状況でしたが,勢いで購入。(お買い得だったことを後で理解しました。)
独特の粒の形にははち切れんばかりの瑞々しさを連想させられて、いやでも食指が動いてしまう感じです。
梨の食感を実感したとは言えませんけど、口の中で薄い皮から果肉がはじけ出る瞬間は,確かにマスカットやピオーネとは異なるものでした。甘みは強く、でも濃厚な感じはなくて....う〜ん、そういえば...ぶどうのコクより梨の爽やかさに通じるものがあるかもなどと、納得。
種もないし、後味もいいし、朝食の果物としてはマスカットよりも向いている気がしました。
が..店頭で瀬戸ジャイアンツ を見たのは,この時1度限りでした。主人が出張先から帰りに仕入れて来た情報によると、瀬戸ジャイアンツは昨年テレビで紹介された新品種らしいですね。(ブレイク中...なんですか?)
昨年来需要は急上昇ながら、生産量はまだ少ない様子です。オンラインショップでも実際の収穫以前に(予約)注文が予定出荷量に達しているところが多く、時期がきてからでは入手はなかなか困難なアイテムのようですね。

幸い、追加注文受付中の農園があったので10月半ばに届けてもらうことができましたが、この農園では瀬戸ジャイアンツではなく桃太郎ぶどうの名称で販売されていました。同じものだそうです。
ただ、店で買ったものに比べて房が密ではなく、粒も小さめ。
粒が落ち易く、完熟になると褐色班が出る特色が あると言う説明が添えられていて、その通りに見栄えの良くないぶどうを手にしたわたしは、少々テンションが下がりました。褐色班は完熟の証、とのことでしたが、綺麗な緑色のもの(右イメージ)と風味の違いを感じることができなかったので、斑点が出る前に欲しいと感じました。
店頭販売がもう少し増えればいいのですけどね。(来シーズンは、早めにデパートをチェックしてみましょうか?)
04/11/09 
前へ 戻る 次へ

|