我が家の紅茶事情
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03/02/03(一部改稿)
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スプリングサイド(マリアージュ・フレール T108 SPRINGSIDE,
FTGFOP1)
かの名園、キャッスルトンに隣接している茶園ということで、毎年安心感を抱きながら購入している春摘みです。味と香りも遜色のない逸品というのは、マリアージュの説明です。マリアージュのキャッスルトンはパリで購入した100グラムを飲んだきりなので、比べるだけのデータがありませんが、お値段的にはとてもお得なお茶ではないでしょうか。年によっては、少し物足りない感じもありましたが、控えめな香りのわりにはスッキリとした渋みがなかなか印象的なお茶です。
グラム2500円は何と2001年度のレピシエのスプリングサイド(004、FTGFOP1 01-1)の2400円と、ほとんど変わりません。...が、このお茶、マリアージュ・ジャポンではあくまでもファーストフラッシュとして販売されているだけで、例年「新茶」として入荷はしないようです。つまり、在庫切れを起こさない程度に、随時本国から補充しているということで、それが、昨年のものか今年のものかという区別は明記しないということですね。それ故、**年度の春摘みとして店頭に並ぶのは通常2〜3種類(この、2〜3種類も今年はまだ入荷未定です)。直輸入をアピールするレピシエには数歩及びませんが、
マリアージュにとっては春摘みダージリンも450種類のお茶の中のひと区分、期間限定というこだわりはあまり余り無い様子です。5月10日現在、日本国内のマリアージュ買えるスプリングサイドは(...と言うより、春摘みのダージリンは)2001年度の新茶ではないというわけですね。もちろん、パリ本店では例年通り仕入れているのでしょうけど、さて、日本の店の缶の中味が2001年のものになるのはいつ頃でしょう?
他店で春摘みが品薄になる、6月以降が狙いめかもしれません。
パリでの価格は55F。また、マリナ・ド・ブルボンでは、同グレードのスプリングサイド、2001年度の新茶はグラム2000円でした。
10.00ユーロ(リスト.2002より)
100g 3465円(2008年9月価格改定)
01/05/10
ボンボン(レピシエ 860 BONBON ルピシア 5517)
レピシエ便り、2001年3月号のおまけとして付いてきた、レピシエオリジナルのフレーバードティーです。
でも、ボンボンが新作として登場したのは、丁度1年前になる2000年の3月号でした。サンプルは、掲示板で話題になったサクラ・ヴェールがきっかけで、昨年の4月号のおまけは何だったかと(サクラ、でした。)チェックしていた時にたまたま見つけたものです。
実は、この時期、来るべき春摘みのシーズンに備えて、わたしは茶葉を買い控えているので....レピシエ便りも記憶に残るほどしっかりと見ていないんです。今、目の前に出しているのは2000年の3月号。ドライフルーツがザクザク入ったというボンボンは、キャンディーをちりばめたようにかわいらしい印象を受けます。コロコロとした固まりのドライフル−ツの中でも、ザクロの主張が強いようで、割と酸味を感じました。キャンディーのように甘いというお茶ではないようです。
適度な酸味が味を引き締めるという点では、オアシス(890)に通じるものがありますが、ボンボンの方がバランスが取れているように感じます。個人的には主張の強いオアシスの方が好みですが、お茶会などでもてる(?)のはボンボンかもしれませんね。...見た目が。
ただ、6グラムのサンプルティーの中にはドライフルーツは3個とカケラしか入っていませんでした。齧って確認できたのは、マンゴーとザクロ。レピシエ便りに紹介されたイメージでは、これ以外に緑色のぶどうか何かが入っているようです。この緑色が欠けているだけで、大分見た目が違っていました。味は、違わないのかと、ちょっと気になるところです。
01/04/25
ジュンパナ(マリアージュ・フレール T1008 JUNGPANA,
SFTGFOP1)
春摘みのダージリンです。ここ数年、新茶として、ブル−ムフィ−ルドとともに木箱に入った状態で店頭におかれていますが、5程前まではマリアージュでジュンパナと言えば夏摘みのことでした。
その、夏摘みは名園キャッスルトンの偉大なライバルで、カルカッタのオークションでもたびたび過去の記録を更新しているとか...。お値段の方もキャッスルトンに匹敵するので、わたしはまだ飲んだことがありません。
春摘みのジュンパナを薦めてくれたのは、パリのマリアージュのスタッフでした。ブルームフィールドやグラン・ボワ・シェリなど、常に欲しいお茶を確保して、日本では高くて手を出せないキャッスルトンの春摘みも夏摘みも注文してから、最後に「今年の春摘みダージリンのお薦めはなあに?」と訪ねたところ、美形のスタッフがふたを開けて目の前に並べてくれた内のひとつがジュンパナでした。
結局、パリ価格の恩恵を受けない手はないということで、スタッフ推薦の3〜4種類の茶葉は全部買ってきたのですが、そのなかで、ジュンパナだけが日本価格の壁にも負けず、我が家のお馴染みさんになりました。ブルームフィールド同様、毎年必ず、購入するお茶です。
深みのある緑色が美しい茶葉で、ブルームフィールドのようなハリは感じられないかわりに、穏やかな日差しの中で、顔に受ける春風の爽やかさをイメージさせられます。春摘みの中では、バランスがとれていると言ったらいいのでしょうか...。まろやかな、飲み易い味だと思います。
100グラムのお値段は5700円。悲しい...。実は春摘みのジュンパナはその時手許にあったティーリストにはなくて、買いに行った店頭で初めて日本の価格を知りました。パリでは140フランでした。
ついでに言えば、このお茶はレピシエで毎年取り扱われています。品番102、ただし、グレードはFTGFOP1で、グラム3200円です。左端のSがひとつとれただけで、2500円も安くなる...と感心していてはいけません。パリのマリアージュではスペシャルのSがついた茶葉がもっと安く売られているんですもの。同じ、直輸入という土俵にたっているなら、レピシエにはもう少しお値段を下げていただかなくては....。
2002年以降の価格は21.50ユーロです。
100g 6720円(2008年9月価格改定)
01/04/13
捕足
2001年度の春摘みのジュンパナ、レピシエは品番105、第2便で入荷していますがお値段はグラム3800円です。マリアージュは入荷未定。
01/05/09
オアシス(レピシエ 890 OASIS ルピシア 5525)
96年の夏、季刊限定で誕生したフレーバードティーですが、現在は定番アイテムになって、いつでも購入することができます。
グアバやパパイヤなどの熱帯の果実の甘い香りをローズヒップの酸味が引き立てる夏向きのお茶はアイスティーの特集で紹介されました。南の国の果物で香り付けをしたお茶は、この他にもトロピカル(845)やグレナダ(836)などがありますが、わたしは、このオアシスが一番好きです。
汗ばむ夏にも、背筋を延ばしたくなるようなメリハリのある味で、フルーティな香りも熟した果実の芳香というよりも、早朝の澄んだ空気の中でで摘み取られたばかりのフレシュフルーツを連想させられます。隠し味的なローズヒップの効果でしょうか...。もちろん、ホットでもおいしいお茶です。
我が家では、夏場に大活躍のお茶ですが、ミルクティーの頻度が高くなる真冬以外は常備しているお茶で、日中の気分転換によく利用します。
グラム1000円。 レピシエのオリジナルフレーバードティーの名作だと思います。
01/04/08
サクラ・ヴェール(レピシエ 910 SAKURA
VERT ルピシア 8811)
季節限定のお茶です。レピシエ便り4月号のおまけとして付いてきました。
レピシエには別に桜餅の香りがするらしいサクラ(907)というお茶もあって、こちらはセイロン茶のブレンドに香り付けをしたものだとか...。気になって過去のレピシエ便りを見てみると、98年、99年に続いて昨年の4月にもサクラがおまけに付いてきていました。昨年などは、和のお茶ということで、特集が組まれていましたが、わたしはそのサンプルを飲まなかったようです。(おまけのお茶入れ箱の中に残っていると思います。)
サクラ・ヴェールは、最近の東洋のお茶の流行りを意識して登場してきたのか、緑茶ベースのハーブティーで、桜湯のようなやさしい香りが生きた、さっぱりとした飲み口と紹介されています。桜餅と桜湯の香りの違いについては、なんとも言えませんが、茶葉も、水色も、見た目は緑茶そのもののサクラ・ヴェールの香りは、やさしいけれど控えめではないような気がします。花の桜の潔さよりも塩漬けにされた桜の葉を連想してしまうのはわたしだけでしょうか?
味は桜湯と昆布茶と緑茶を足して割ったような感じ...。その緑茶も、出雲地方でポピュラーな抹茶を加えた甘味のあるお茶をイメージしてしまいました。個人的には単独で飲んだ方がおいしいお茶が合体してしまったかなという印象です。
おそらく、好みが分かれるお茶でしょうね。
グラム1500円、カテゴリーは同じハーブティーながらセイロン茶ベースのサクラも1500円。
01/04/07
プリンス・イゴール(マリアージュ・フレール T940 PRINCE
IGOR)
マリアージュのお茶を通販で買うようになって、1年くらい経ってから購入したお茶です。毎月「マリア−ジュフレール・ジュルナル」という紅茶のの情報紙がお茶のサンプルと一緒に送られてきていた時分のことで、パーティーコレクションというお買得セットの選択できるお茶のリストからたまたま選んだものです。たくさんの種類を購入した方が、よりお得という戦略にはまったのでした。
日本の緑茶とセイロンの紅茶に珍しい柑橘類で香り付けをしたお茶ということですが、お母さんと一緒に来ていて、ウチでこのお茶を飲んだその当時のお隣のチビちゃんは「プリンのお茶」と命名してくれました。確かに、そう思えなくもない甘い香りは、お菓子を作っている時のいい匂いを連想させられます。マルコポーロのような衝撃はないものの、まろやかな香りはふんわりと包み込まれるような心地よさをもたらしてくれます。
茶葉を彩るクリーム色のものが、珍しい柑橘類かと思ってかじってみましたが、どうみてもそれはなにかの花びらで、それだけでは特に味も香りもしませんでした。珍しい柑橘類の正体は不明です。
くせのない味は飲みやすく、軽めに仕上がっているような気がします。
グラム1700円、36F。パリでの価格は、マルコポーロと比べてちょっと高いかなという印象です。
5.50ユーロ(リスト2002より)
100g 1995円(2008年9月価格改定)
01/03/30
モ−リシャス島、ナチュラルティー(レピシエ 501 ILE
MAURICE NATUREL, BOP)
6年程前、レピシエのオープンが秒読み段階に入っていた頃、マリアージュのお茶が在庫切れになった時期があります。マリアージュの通販ダイヤルに電話をしたら、レピシエオープンの案内を受けた頃のことで、後になって聞いた話から判断すると、マリアージュの日本代理店としての契約終了に合わせてレピシエ誕生の準備は整えられていたようです。
ダージリンやアップルティーなら、他のメーカーでも手に入るものの、フォションやエディアールで、グラン・ボワ・シェリが見つかるとも思えません。そこで、わたしは以前にマリアージュのお茶を購入していたティールームに期待をかけました。引っ越しに伴って、訪ねることがかなわなくなった店ですが、商品を発送してもらうことはできるはずです。
でも、嘗て、グラン・ボワ・シェリを薦めてくれた店のスタッフから聞かされたのは、もうマリアージュのお茶は扱っていないというショッキングな事実でした。かわりに、マリアージュブランドではないものの、茶葉は全く同じもの、ということで紹介されたのが、モ−リシャス島、ナチュラルティーでした。全く同じかどうかはそれぞれの判断にお任せするとして(マリアージュのスタッフは「飲み比べて下さい。」と、自信を見せていますが...。)産地はもちろん、茶葉の形態、香りなど、特色はグラン・ボワ・シェリと酷似しています。敢えて言えば、若干、淡白かなという印象でしたが、収穫の年や場所、保存状態で変化する範囲の違いのようにも思えました。
後日、オープンの案内と共に送られてきたレピシエのティーリストで、モーリシャス島、ナチュラルティーがレピシエのものだったことが分かりました。
グラム1000円。グラン・ボワ・シェリのパリ価格(30F)を考えると、1000円は安くはありませんが、日本価格よりはかなり求め易いお値段設定です。袋入り50グラムから購入が可能なので、初めてでも、取り付き易い茶葉ですね。
我が家では、常備というわけではありませんが、切らしていたら、次のオーダーの時についでに購入する茶葉です。
01/03/21
捕足
2001年11月のティーリストから、モーリシャス島ナチュラルティーは消えました。同茶葉にバニラをブ レンドしたモーリシャス島バニラティーは継続して販売されるようです。
01/11/08
グラン・ボワ・シェリ(マリア−ジュ・フレ−ル T606 GRAND
BOIS CHERI, BOP)
産地はアフリカ、モ−リシャス島...。 と言われても、全くイメージはできませんでしたが、旧フランス領だそうです。
ちょっと、砕き過ぎてませんか? と思えるくらいの細かい茶葉は、粉末にちかい状態です。 バニラに似た甘い香りは茶葉自体のもので、特に香り付けをしていないと聞いた時は感動しました。
最初に薦めてくれたのは、マリアージュのお茶をメインメニューにしていたティールームのスタッフです。お気軽ティ−バッグ主義がしみついた母に、マリアージュという新ブランドを紹介しようとして、「あまりクセがなく、かつマリアージュならではというお茶で、フレーバードティーではないもの」というわたしのリクエストに応えて、スタッフが迷うことなく缶の蓋をあけて見せてくれたのが グラン・ボワ・シェリでした。そうそう、手頃なお値段で、という条件も付けましたっけ...。
短い抽出時間で、赤味がかかった濃い水色になりますが、見た目よりも味はまろやかです。うっかり放置して、お茶が濃くなっても、渋みは少ないのがありがたい.....。
しっかりとした味と香りを楽しみながら、我が家ではブラックで飲むことが多いお茶ですが、もちろんミルクティーにも最適です。1年通じて、常備しているお茶です。
グラム1600円、30F。5.20ユーロ(リスト2002より)
100g 1995円(2008年9月価格改定)
01/03/16
ア−ルグレイ・インペリアル(マリアージュ・フレール T8002 EARL
GREY IMPERIAL)
お馴染みのアールグレイです。
専門店ではなくても、メニューにアールグレイの紅茶がある喫茶店は少なくないというポピュラーなフレーバードティーですよね。なあるほど、フレーバードティーだったのね、とわたしが理解したのはマリアージュの本でお茶の説明を読んでからのことです。お馴染みの香りはベルガモットの香り...。ベルガモットって...?と聞かないで下さいね。わたしは、おそらく現物を見たことがありません。シソ科とかミカン科とか(同じこと?)説明もまちまちで、抽出されたオイルが香り付けには使われるようです。
マリアージュではアールグレイを名乗るお茶は10種類以上ありますが、アールグレイ・インペリアルはダージリンのきれいな葉にベルガモットを加えたアールグレイの最高級品ということです。
わたしの好みとしては、香りが味に優り過ぎ、と言う感じで、ブラックで飲むよりもシフォンケーキやプディングの材料としての利用の方が多かったお茶です。過去形になっているのは、最近ケーキを焼いていないから...。マリアージュでは、このアールグレイ・インペリアルを使ったティージャムやサブレ、チョコレートも購入することができますが、ジャムやサブレは大好きなわたしは、チョコレートの香りには、クラクラしそうで苦手です。
セイロン茶をベースにしたグラン・ア−ルグレイ(1500円、33F)ブレックファスト・ア−ルグレイ(1400円、29F)などの方が飲み物としてのバランスがいいかもしれません。
グラム2000円。42F 6.80ユーロ(リスト2002より)
100g 2730円(2008年9月価格改定)
01/03/15
プリンストン
(マリアージュ・フレール T129 PRINCETON, TGFOP)
春摘みダージリンのブレンドです。
新茶の香りと味を、気楽に楽しむのに欠かせない茶葉です。ブルームフィールドのような自己主張がないので、物足りない部分もありますが、透明感のある水色と緑茶を思わせる茶葉はまさに、ファーストフラシュ! 農園別の春摘みを十分に購入できなかった年に、お世話になるありがたい茶葉です。
贈り物には、夏摘みダージリンのブレンド、クィ−ンビクトリアと合わせると、それぞれの特色が際立ちます。
グラム2200円。パリ価格は、感涙ものの42F。2002年以降は6.50ユーロ。
100g 2310円(2008年9月価格改定)
01/03/10
ブルームフィールド(マリアージュ・フレール T1000 BLOOMFIELD,
SFTGFOP1)
春摘みのダージリンです。
通常、ダ−ジリン地方の各農園では、春摘み、夏摘み、ところによっては、中間摘みや秋摘みというように、シ−ズン毎にお茶を出荷しているようですが、ブルームフィールドは、マリアージュでも春摘みのみの取扱いです。
この農園が送ってくるこの時期の紅茶は、神秘的ともいえる美しさです。春摘みダージリンの性格を完璧に兼ね備えています。とカタログには記載されています。
淡い緑色の茶葉からの香気は、マスカットを思いおこす、若い春の香り...。言うのは簡単ですが、伝えるのは難しい。そもそも、わたしはダージリンを飲みながら、マスカットを連想したこともないし..。
マスカット、という言葉に束縛されずに話すとしたら、ブルームフィールドがわたしにイメージさせるものは、春の森です。静寂の中に拡がっていく、新緑の迫力とでも言ったらいいでしょうか。春の新鮮さと同時に、力強さを持った香りです。他の農園のものと比べて、味にハリがあるように感じるのは、香りの迫力のせいかもしれません。
マリア−ジュと出会って1年後、(転勤の為)通販を利用するようになった春、電話の向こうのスタッフの強い勧めを信じて購入したのが、最初でした。残念ながら、お値段とウチの経済との折り合いが悪くて....新茶が出てすぐに200グラム、その後、品切れになるまでに2〜3回の購入が限度ですが、レピシエのオープンに伴ってマリアージュとの連絡が途絶えた2年間を除けば、毎年春から秋までの我が家の常備茶です。
グラム4800円。120F。2002年以降は18.50ユーロ。
100g 6720円(2008年9月価格改定)
01/03/10
捕足 2001年度の入荷は未定。 01/05/09
ボレロ(マリアージュ・フレール T904 BOLERO)
9年前、「最後の紅茶がとってもおいしかったの。」と言って、知人が教えてくれたフランス 料理店で飲んだこのお茶が、初めてのマリアージュでした。正直なところ、折角の情報を聞いただけにしていては義理を欠くから、と言う程度の気持ちで尋ねた店での衝撃的な出会いでした。
アールグレイはフレーバードティーだという認識も持っていなかった当時、香り付けされた紅茶と言って思い出すのは、アップルティーに代表されるような、覚えのあるフルーツの香りでしたから...。わたしの初マリアージュは、初ミックス・フレーバー、だったのです。
いい匂い〜、と思ったものです。そこで出されたボレロは味も水色も薄く、紅茶というよりハーブティーのイメージでした。 茶葉を購入したのは、しばらくしてからですが、地中海産果物各種のボレロ。気分転換に最適なお茶です。という説明ながら、印象的なのは茶葉にブレンドされた矢車草の鮮やかな青い花びらでした。
今、缶の底に少しだけ残っているのは、一昨年に購入したもの。忘れかけた頃に、昼間、一人で飲んでいるので、あまり減りません。いい匂い、イコール飲み易い匂いとは言えませんものね。毎日は欲しくない...。
わたしは、まだ、ボレロをプレゼントに使ったことがありません。
グラム1700円。30F。 5ユーロ(リスト2002より)
100g 1995円(2008年9月価格改定)
01/03/10
マルコポーロ(マリアージュ・フレール T918 MARCO
POLO)
中国とチベットの花や果物が醸し出す、甘い香りのお茶です。
研究し尽くされたミックス・フレーバーの傑作、というだけあって、マリアージュの自信作なのでしょう。マルコポーロ・フレーバーのチョコレートやティージャム、ティーサブレなども製品化されています。熟した果物のような濃い香りは、お湯と合体すると角がとれるとでも言ったらいいんでしょうか...。インパクトはそのままに、しつこさが緩和される気がします。
レストランでボレロを味わった後、マリアージュの茶葉を販売もしているというティールームで、薦められて飲んだのがマルコポーロでした。ある意味クセのあるボレロと違って、香りで味にも甘味を感じさせるようなマルコポーロは、使い易いお茶ですね。我が家でも常備しています。
玄関先ではなんだから、中でお茶でもどうぞ、という間柄の御近所さんや知り合いに対して、わたしが多用するお茶です。紅茶に興味がある人も、そうでない人も、今のところ100パーセントの確率でびっくりしてくれますし、「どこのお茶?」というような話になったときでも、勧め易いというメリットがあります。例えば、いくらおいしいとはいっても、100グラムのお茶が5千円と聞けば、感動も興醒めしてしまうでしょ。相手の感動が醒めるだけならまだしも、下手をすれば、一方的にこちらの金銭感覚を疑われかねません
マルコポーロは1600円。初めてでも、許容できる価格ですね 。
しかも、ティーバックが販売されているので、重宝です。
30F。5.50ユーロ(リスト2002より)
100g 2310円(2008年9月価格改定)
01/03/10
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