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ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            


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 『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。

 


アビチはほとんど閉鎖状態。タワーの外観リニューアルにより、景観は変りました。 09/03/05

 開業は1992年12月(と記憶)、同じ西エリアのスポルト、オスカーとともに、会員専用の宿泊施設として計画されたアビチの正式名称は、ヴィラマルシェ・ホテルアビチ。(右イメージ、中央)
 
 長期滞在に対応して、客室内にキッチン,ダイニングスペースを備えた施設です。
「ルームに滞在する」のではなく「美しい街に暮らす」と言うコピーで紹介されたヴィラマルシェは、アビチをはじまりとして、レストランやショップはもちろん、カットハウスや銀行までも併設した街として大きくなっていく予定でしたが...予定は未定。アビチは、そのシンボルマークの双葉のまま、成長を止めてしましました。
 成長どころか、98年以降はほとんど既存のアビチ自体もほとんど休眠状態でしたから、我が家は利用の機会を逃したまま、10年以上が経過...。
  本格的な再開業が決まった2004年のグリーンシーズンに、初めての利用してみました。

 残念ながら暮らすための環境は整っていません。でも「滞在ではなく生活」を想定して造られたアビチの客室は、さすがにゆったり仕様!平均43.9uという広さは単なる「滞在」利用でも、魅力です。部屋のキーは双葉マーク入りのカードキーで、ひとりに1枚渡されるのは、生活を意識した結果でしょうか。別行動する時には,便利ですね。

 左のイメージは室内から入り口を見たもの.(白い斑点のようなのは...どうも、レンズが汚れていたようです。室内のしみではありません。)

 
  入り口に向かって、左側にクローゼット、右にキッチンの名残があります。 (右イメージ)
 開業から数年間の内にアビチを利用した複数の知人の話では、それなりに使えたらしく、食材の販売はなくても調理器具のレンタルはできたので(食材を持参すれば)自炊のまねごとが楽しめた時期もあったそうですが,我が家では今回、ここが身繕いのスペースとなりました。シンクを蓋で覆うと、小間物置き場に丁度良かったですし、正面には鏡...で、横のコンセントでドライヤーも使えました。食器がはいるべき(?)棚の中には、化粧道具に薬一式、予備のゴルフボールなどいろんなものが納まりました。
 電子レンジが「使えません」の張り紙付きで、下の左端に仕舞われてましたけど、試しに使ってみたら使えた、という投稿が以前にあったのを思い出しました。(確認はしてません。)
 使えないのか使わないで欲しいのかはともかく、位置づけは粗大ゴミ....。 いっそ、ない方がスッキリしますね。

 ベッド、サイドテーブル(カフェテーブルとダイニングテーブル、椅子も)はスポルト2と同じシリーズです。
 ファブリックはシックで、ヨーロッパのホテルのように、枕もとにはお飾りクッションが鎮座してました。(イメージ、枕もとのグレーのクッション。枕はその下にあります.ベッドが決して広くはないので、このクッション、雰囲気は良いけど、邪魔な時もありました。)
 
 窓は四角い大きなのがひとつ(ダイニングスペース側)と、長方形に小さいのがひとつ。小さい方は,少しですが開閉できます。
 

 ソファーは、座面下に折り畳みのフレームとマットが収納されている、 ソファーベッドでした。
 
 正しい姿勢で飲食ができるダイニンクテーブルはよかったです。
 食事ともかく、お茶やおやつの時間には重宝しました。
 この高さのテーブルが、スポルトにも欲しいです!

 右イメージの手前、くぼみに収納されたチェストのトップはスライド式で、その上のテレビは前に、左右に位置調整が可能でした。
 このチェスト、キャビネット...なんでしょうか、だけが、他の調度品と異なるシリーズでした。最初からあったものか,新規参入品かは、わかりません。

 ただ、ウォシュレット(一般名称がでてきません。松下電工の製品でした。)は最近導入された様子です。
 ガレリア、スポルトも同時期に導入済みと聞きました。

 左イメージがアビチのバスルーム。
  洗面所とトイレは壁で仕切られていて、床も、仕切を堺に数センチ高くなっています。洗面所部分は室内と同じカーペット、1段高くなった先はタイル仕様です。室内側、片面が鏡張りのドアは、洗面所入り口部分にあって、その先、バス、トイレ部分との堺にドア、カーテンの類はありません。
 アビチ紹介の見取り図では、このドアの位置だけがちがっています。
 見取り図では,仕切のドアは洗面所とバス、トイレの堺にあるんですね。 蒸気、熱気が洗面所に流れてこないし、同時使用が可能なので,機能的だわと思ってたのですが.....。部屋から洗面所が丸見え...ということで,変更されたたのでしょうか。使い勝手としては、最初の計画のままの方がよかった気がします。

 アビチ利用の最大のデメリットと言われていたレストラン(いままではありませんでした。) に関しては、2004年7月にアビチ1階にオープンした【しゅん】が夕食、朝食ともに営業を始めましたから、大きなマイナスポイントがひとつなくなりましたね。
 ヴィズ、リゾートセンター、 (スキー場の)2番、3番リフトにも近いアビチは、ロケーションも悪くありません。
  スキーシーズンは、どこに行くにも圧雪された車道を横切らなくてはならなくて、移動の快適さはスポルトに譲る感がありますけど(エリア内循環バスもスポルトが始発ですしね。)グリーンシーズンには、この問題点もなく、アビチの位置は利点に感じました。
 ロビーは、一部が団体客の手荷物一時置き場に割かれてはいましたが(客室内の案内では、荷物の発送、受け取り場所と表示)スポルトよりもゆったりとしています。
 が、エントランスからフロントまわりはコンパクトなので、今後、団体客が多くなるとしいたら課題が残りそうです。

 貴重品はロビーの一角にセルフのセーフティボックスが設置されていました。ただ,ボックスはオープンスペースではなく、扉に閉ざされた空間にあるのが気にかかります。セルフの場合,人目が気になる場所にある方が、安心できます。
 誰でも出入りができる、隔離された空間というのは、利用者と不届き者の区別がつきにくいので、不用心な気がしてなりません。
 で、セーフティーボックスを利用することに抵抗があった我が家では、 フロントで預かってもらいましたが....他の施設と同じ預かり証用紙に記入したものの、預けるものはフロントのスタッフへ手渡しだったので、驚きました。スタッフがゲストの貴重品にてを触れるということは、トマムでも初めてのことだったんです。
 キーを渡されるでもなく、手荷物預かりの番号札と同じ者が渡されたので、 思わず、保管場所を聞いてしまいました。鍵のかかる金庫に入れてくれるということでした。
 アビチのフロントにセーフティボックスはないということですね。
 金庫に保管はありがたいのですけど、引き取った時に貴重品を入れた封筒の封は開いてました。もちろん、預けた物には何の問題もありませんでした。でも、不届き者でなくても、勘違いで「10万円足りない」なんて話にならないとは限らないわけで、スタッフとゲスト、お互いの為に、封印した状態での受け渡しの徹底が望まれます。
 気になる方は、封筒と糊の持参をおすすめします。

                                     04/08/24  

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