画面のレイアウトが乱れる方へ  
ザ・タワーの上層階、ゲレンデとは反対側の客室の窓から、夜になると見える綺麗な灯りは?というお問い合わせに対して、 わたしは、正面方向のものはトマムスタッフの「宿舎」、左手遠くのものはペンションが集まる「トマム共和国」では..と答えました。
 タワーのほぼ正面、ゴルフ場の向こうに建ち並ぶトマムカラー(茶色いレンガ色)の5、6階建ての建物は、やはり
スタッフの「宿舎」のようですが、タワーの上層階からは、「トマム共和国」よりも遥か左手に位置する「上トマムの町」が見えることが確認できました。
 わたし自身は、ラ・ルミエールで朝食時に見た為、夜の町の状態は分かりませんが、スタッフの話によると、長く連なる街灯の灯りのせいで滑走路かと思う人もいるそうです。 小学校と中学校が一緒にあるという上トマムの町灯りが、それほどに人目を引くものだとは思っていませんでした。
 日常と隔離されたと思えるトマムの広大な敷地の中にいて、見える「日常」が美しい灯りで、なによりでした。
 
 この、お問い合わせを機会に、トマムの景観とトマム自体の様子をイメージで紹介するページを作りました。グリーンシーズンのトマム情報、及び、トマム最新情報も合わせて御覧下さい。    
                            

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 『在りし日のトマム』の記録としてご覧ください。


 


ホテルアルファトマム閉鎖。 氷の巨大オブジェや雪だるまは冬期定番ではなくなりました。09/03/05



 イメージは2005年2月11日に,水の教会内部からガラス越しに撮影したものです。

 星野リゾートがトマムの運営に参入してから迎える初めての冬、星野リゾート担当エリアからはイルミネーションの多くが消えました。“WHITE X'MAS VALLEY TOMAMU”のキャッチコピーと共に、クリスマスイメージに彩られたトマムに見とれたのは、もう一昔も前の話...。その後も冬のクリスマスの飾り付けは続けられましたけど、いつのまにか“WHITE X'MAS VALLEY TOMAMU”のフレーズが使われることもなくなってました。

 それでも、 例えば夕食時のエリア内循環バスの中では,闇の中に点在するツリーの輝きに感嘆の声が上がったものですが、2005年は残念ながら...外は暗闇状態....窓の向こうには自分の顔...というわけで、トマムの夜は少々寂しい方向に向かっています。もちろん,すべてが闇に閉ざされたわけではありません。リゾートですものね“魅せる”サービスもなくては、せっかくの自然が逆に泣いてしましますものね。

 水の教会そのものではなく、白樺がライトアップされたのをわたしが目にしたののは、昨年の10月のことでした。

(左イメージ。ホテル6階、窓を開けての撮影)プロモーションビデオ撮影中の、文字通りの演出の景観でしたけど、演出されることで際立つ美しさには、言葉を忘れました。(情けないことに「綺麗」で単語しかでてきませんでした。)

 偶然の恵みを喜びつつも、ひとときの景観美を惜しんだものでしたけど....なんと、演出は冬も継続されていました。(クルーはいませんでしたけどね。)

  鏡のような水面も銀の雪で覆われた極寒の地で、白銀の枝の先まで映し出された白樺の...静謐な美しさ....。心踊る華やかなイルミネーションとは、また別の....トマムならではの景観ですね。
  教会内部にはいることができる時間は限られているので、タイミングを逸した方は、ホテル6階,メイフェアの前へ足を運びましょう。夜の6階もまた静寂のだと思いますが、窓からは上のアングルでの眺めが楽しめます。 
 右はアイスドームビレッジを取り囲む白樺。

 こちらは、色づけされていました。直接間近で見ることができるので、なかなかの迫力でした。2005年はアイスドームビレッジでも、光のオブジェ(赤、青、緑の電飾ツリーや光る鹿の親子など...6ページ目を参照)が撤去されて、昨年までとは少し雰囲気が違ってきたようです。
 まあ、イルミネーションはどこででも見られるといえば見られますが、トマムで見る光り物はやっぱり“ステキ”だったので、残念ですね。一方、キラキラと目をひくものが少なくなったからこそ、白い木の枝がこんなにも美しく感じられたのかもしれません。これもまた,トマムならではの景観ですね。

 大きな氷のオブジェと巨大なツリーのイルミネーションは、アイスドーム入り口のシンボルでしたけど、2005年は、同じ位置ながら、ヴィレッジの入り口がずっと先になった為に、無料の撮影ポイントになってました。以前は大小のイルミネーションが点在していた遊歩道エリアも、ヴィレッジへのアプローチとなって、フリーエリアになっています。
  ドーム自体は有料エリアの中ですが、氷の中でともる灯りに照らし出されたアプローチも風情がありました。ほんの数分でも戸外に出て、天空の星星と、地上を覆った雪の結晶と、オブジェと、そして肌をさす冷気を楽しむことができる、フリーエリアの拡大は、ゲストにはうれしいサービスですね。


  
 
  右は、西エリアの朝の風景。

 過去にはインフォメーションセンター前にいたり、リゾートセンター前にいたりしていた大きな雪だるまは、2005年はヴィズの横に登場しました。2体の間には雪のベンチも作られていました。
 
 イメージの真ん中に群生してるのは....白樺なんでしょうね。冬季は雪化粧した針葉樹ばかりに目がいってましたけど、トマムには白樺が多かったんですね。
 この辺りも、ライトアップしてくれたら...美しいでしょうね。いつか魅せて欲しいです。


 
  ベンチから雪だるまの大きさを推察してくださいね。
 
 この他にも、各リフト乗り場横にも、雪像が登場しています。トマムのシルキースノーでの雪像作りは、雪を固めるところから...で、1月下旬は単なる塊だったものが、少しづつ“正体”を表します。

 時に、ドラえもんの予告がアンパンマンに仕上がってたりと、苦労を感じさせられるエピソードも...。
 トマムの雪像は難産のたまものです。見逃してはいけませんよ!

                                      05/02/24  

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