
夏期、西エリアの施設クローズが定着。2008年からはヴィズも期間限定営業。 09/03/05
左はJRトマム駅とトマム・インフォメーションセンターを繋ぐチューブを外から撮ったものです。
新千歳空港、あるいは帯広空港に降りた道外のゲストが、空港からトマムに向かう場合、利用する主な移動手段はJRかバスということになりますが、各空港からのバスはツアーの一環として運行されているもので、列車のように誰でもが自由に利用できるものではありません。
最近ではJRかバスを選べるツアーも販売されている様子ですが、新千歳空港-トマム間の主流は、やはり列車利用のようですね。
わずか1時間あまり(スーパーおおぞらはほぼ1時間、途中で停車駅のあるとかちは15分ほど、余分に時間がかかります。)の速さが魅力ですが、所要時間は南千歳駅から特急列車に乗ってからのものなんですね。新千歳空港と南千歳の間は3分とはいえ、この3分間乗る列車(エアポート)が15分おきの運行なので、南千歳からの特急に合わせるにしても、どうしてもロスタイムが生じます。バスは時間がかかるといっても、ツアーで利用する場合は飛行機等に接続しているわけですから....乗車してからの所要時間程には実際の時間差はないかもしれません。
ただ、それ以前に飛行機の座席で身体が固まってますから、バスに揺られて数時間よりも、列車でスルっと1時間の方が快適に思えますよね。
実際に、わたしも空港からはJRしか利用したことはないのですけど、(札幌市内からトマム行きバスに乗ったことはあります。)JRにも“落とし穴”があります。
階段と長いチューブ(陸橋)ですね。
JRの駅を降りたら、そこはもうトマムには違いないんですけど、駅の横を通るのは道道...トマム名物大型バスが走ることができない公道です。バス1台でゲストを運べるようなオフ期には、たまに、駅のそばまで普通バスが迎えに来てくれていることもありますけど、スキーシーズンにはこの種の例外は期待できません。
トマム駅に降りたゲストはホームの階段をのぼって、バスが待っているインフォメーションセンターまで歩かなくてはならないんですね。右上のイメージがチューブの中です。手前がインフォメーションセンター、奥にホームに下りる階段があります。ちょっと距離がありますね。
チューブはインフォメーションセンターの2階部分に繋がっていますから(左イメージ参照)、階段を上って、歩いた後は、下りなくてはなりません。
到着時はそれなりに気分が高まっていますから、バスへの“道のり”もまた楽し、と言いたいところですが、現実問題としては、大きな荷物を持っていると苦行です。
慌てなくてもバスは待っていてくれますが、JR利用の快適さを活かすには、可能な限り身軽な装備が原則です。荷物は発送することをお勧めします。
到着後、数分の事、スキーヤーが板を運べなくてどうすると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、荷物がおよぼす影響は、列車の中にも及びます。
おおぞらもとかちも、スキーヤーの利用が多くても、在来特急です。
板や大きく膨らんだスキー用のキャリーバッグ等のスペースが考慮された車内ではありません。荷物と一緒にデッキに立つなら話は別ですが、座れる席があるのに、自分の荷物に足を引っ張られるという事態は避けたいものですよね。
季節は違いますけど、右のイメージの小屋の向こう、クリーム色に見える壁の建物がアビチです。
タワー、ホテルとはちょっと離れた西エリアの宿泊施設のひとつで、すぐそばには2番リフトへのベストアクセスを誇るスポルトとヴィス・スパハウス、反対側には3番リフト発着所(イメージ中の小屋)とリゾートセンター(イメージ中、看板の奥に見える三角屋根)があります。
建物の回りはゲレンデというロケーションですが、アビチは道路に囲まれている為、どっちに向かうにしても道を渡る(滑ってはいけませんよ)というひと手間は必要になります。
左はスポルトの角部屋から撮影したものですが、右端にタワー、中央部分、山の間にガレリア、そのガレリアの下方、木々の下に見えるのはリゾートセンターです。
アビチのエントランスは2番リフトの上辺りに、半分見える三角の屋根の部分になります。
エントランスから道をこちらに向かって歩いてくれば、左手にヴィズ、右手にリスト2番リフト乗り場 、スポルトの地下1階出入り口までは“すぐ”なのがお分かりになるかと思います。
ちなみにスポルトの地下1階出入り口を入ったところが、レストランアプリコです。
朝食は和洋ビュッフェ、夕食は蟹の食べ放題とイタリアン、及び月変わりの鉄板焼コーナー併設のビュッフェです。
自炊もできる滞在型宿泊施設として計画されたアビチは、館内にレストランはありません。現時点で、自炊ができる環境も整ってはいないので、食事の不便さが指摘されますが、アプリコはちょっと走って行ける距離、リゾートーセンター内には日中営業のカウベルやラーメンコーナーも併設されています。
夕食の予約、混雑状況の把握などで、自衛できる不便さですから、アビチのメリット、広いゲストルームを楽しんでみたいものですね。(実は、クローズの時が多くて、我が家はまだ利用したことがないのです。)
03/01/15
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